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75試合目 ヒート戦【接戦に競り勝つ!!】 [試合感想]

マイアミ戦の感想です。

この試合では胃腸炎の症状のために休んでいたヤングがアクティブリストに入り、プレーできる状態になりました(プレーするかどうかは別として)。


1Qの出だしから、コービー、クラークソン、ランドルが連続でシュートを決め、いいスタートを切ったかに思います。
しかし、そこからレイカーズはシュートが入らなくなり、マイアミに連続してシュートを決められ、25対10と大差がつきます。

ですが、ベンチメンバーが出てきてから一転し、1Q終了まで15対2のランを展開し、2点ビハインドまで点差を縮めて2Qに向かいます。


2Qは序盤にマイアミに連続得点を許し、差が開いてしまうのですが、レイカーズはズルズルといかず、なんとかついていきます。
前半を7点ビハインドで終えます。

レイカーズはシュートの決定率に苦しみ、前半のFG%が31.4%でした。対するマイアミはFG%が53.8%と高確率でした。それなのにこの点差で済んでラッキーでした。
レイカーズはオフェンスリバウンドがマイアミより多く、TOが少なかったので、この点差で済んでいました。


3Qは序盤にラッセルやランドル、ヒバートの得点でマイアミとの差を詰めます。中盤にはヒバートの連続ブロックが出て、マイアミの得点を防ぐと、クラークソンの3ポイントでついに逆転に成功します。
その後は接戦となり、3Qは67対67の同点で終えます。
マイアミは3Qはシュートが入らなかったり、TOなどのミスが多かったです。


4Qは序盤に先手を取り、終盤までリードを保っていたのですが、ここからマイアミのウェイドがクラッチぶりを発揮します。
ウェイドは終盤に連続してシュートを決め、マイアミがリードをします。マイアミ2点リードの残り19.8秒でクラークソンがFTを得て、2本とも決めて同点にします。
最後のマイアミのオフェンスで、ウェイドがトップの位置からジャンパーを打ちますが、これが外れ、レイカーズは今季2度目のオーバータイムに入ります。


オーバータイムでは、最初はレイカーズがラッセルの得点などで先手をとりますが、マイアミも離されずについてきます。
途中にマイアミがリードし、レイカーズが追いかける側になるのですが、レイカーズは離されずについていきます。

マイアミの攻撃を防ぎ、ランドルがFTを得て2本とも決め、100対98とリードします。
その後、マイアミのオフェンスを防ぎ、レイカーズのオフェンスになるのですが、ラッセルがTOをしてしまい、トランジションでウェイドにレイアップを決められてしまいます。この時点で残り22.5秒でした。

レイカーズはランドルがボールを持ち、広くスペースを取らせると、ドライブからスピンターンをし、ペイント内に入ってシュートを打ち、これを決めます。残り1.9秒で2点リードとします。

最後のマイアミのオフェンスではスローインでボールをもらったジョー・ジョンソンが3ポイントを打ちますが、これが外れ、レイカーズは今季16勝目を挙げました。


この試合は1Qの中盤までの内容が悪かったので、どうなるかと思いましたが、その後なんとか競るレベルまで戻ってこれたし、よく勝ったと思います。

試合の終盤は1つ1つのプレーが大事になるほどの接戦でしたが、集中力を切らさず、よく得点を重ね、ついていくことができたと思います。若手中心のチームにとって、接戦のなかでプレーし、勝利するという経験は大きいです。


オフェンスについて言うと、シュート自体はなかなか入りませんでした。オーバータイムは良くやったと思いますが、それまではシュートの確率も散々でした。

若手にとっては、オフェンスのセットや、システム内でプレーしている時よりも、割と自由にプレーしている方がいい形でシュートを打てていたように思えます。オフェンスセットを使っている時は、セットを意識するあまりか、ボールムーブも良くなかったし、ショットクロックがギリギリになってしまい、無理にでも打たないといけないようなシュートになってしまう場面が何度かあったように思います。若手にはある程度自由にやらせた方が良いです。

ディフェンスについてですが、これは今日は良かったのではないでしょうか。オーバータイムに入っているのに、100点に抑えているというのは、いい方だと思います。
レイカーズはハーフコートオフェンスでは脚がよく動き、プレッシャーをかけていて、相手のTOを誘っていました。さらに3Qの中盤にヒバートが相手のシュートを連続でブロックするなど、良い場面もありました。

ただ、トランジションディフェンスは相変わらずです。1Qは序盤からマイアミにやられたし、試合を通しても、相手のトランジションに対する戻りは遅いし、得点を止めることができないです。これは改善の見込みがないです。


シュート確率を見ると、マイアミの方が上ですが、レイカーズがオフェンスリバウンドを頑張ったことと、ディフェンスでマイアミのTOを多く誘ったこと、あとはマイアミがFTをたくさん外してくれたことが幸いし、接戦になったと思います。
それがなければ、10点差以上つけられて負けていました。


続いては個人です。

まずはランドルから。今日のヒーローとなりました。
前半があまり良くなかったので、大丈夫かと思ったのですが、試合が進むにつれて良くなりました。中でも、今日はドライブの判断がよく、ドライブからダンクを決めたのが2本ありました。
さらに終盤できちんとFTを決めることができたのも良かったです。これを外していたら、試合の行方は分からなかったです。
ランドルにとって、決勝シュートを決めるような経験ができたのは良かったと思います。


クラークソンも良くやりました。チームトップの26点です。
クラークソンも試合の終盤になるにつれ、存在感が増していったように思いました。私は以前に“クラークソンは接戦になると、終盤に存在感がなくなってしまう”と書いたことがありますが、今日は逆で、終盤も積極的にシュートを放ち、決めました。

クラークソンもランドルと同様に4Q終盤やオーバータイムでFTをきちんと2本とも決めていた点が評価できます。クラークソンの課題としては、やはりディフェンスかな、と思います。今日も終盤ウェイドにやられてしまっていたので、そこは上達が必要です。


ラッセルですが、まともにプレーできるのか、心配していました。理由に関しては、もうご存知の方も多いかもしれません。試合前のインタビューの時には、『お腹の調子が悪く、体調がよくない』と言っていました。

シュートの確率を見ても分かる通り、プレー自体は良くなかったです。ですが、3Qの序盤の追い上げの場面や、OTに入って2本ショートを決めるなど、いいところでシュートを決めていました。なのでプレーの印象はさほど悪くはないです。

ただ、OTの終盤、レイカーズ2点リードの場面でTOをしてしまい、ウェイドのレイアップにつながるミスをしてしまったのは頂けないです。ランドルが決勝シュートを決めて勝ったから良かったですが、試合終盤の大事な場面でTOはいただけません。注意しないといけないです。


ラッセルに関しては、次の試合までに3日空くので、ヤングとの件をまとめた記事を書こうかなと思っています。


ヒバートに関してですが、ここ最近では1番良くプレーしたのではないでしょうか。何より、4Qにヒバートが長くプレーしているのを見るのは久しぶりでした。マイアミのホワイトサイド対策で出番が多かったのだと思います。

特に3Qの連続ブロックはさすがという感じです。ヒバートは、例えば相手ガードのドライブや、ピック&ロールのプレーなど、スペースを広く使った動きのあるオフェンスをされて、カバーが少しでも遅れてしまうとファウルになってしまう場面が多かったです。
ですが、今日のようにゴール下ですでにポジションを取って待ち構えていて、相手がゴール下に入ってきてシュートを打つという場面では、リムプロテクション能力を最大限に発揮することができていました。正直言うと、ヒバートは相手ガードの動きや、最近流行りの『動けるセンター』についていけるほどのフットワークはないので、ゴール下に待ち構えているのが正解だと思います。ただ、そうするためには、ヒバートがあまり外までヘルプに出なくていいように、ガード陣やフォワード陣が簡単に抜き去られないようにディフェンスを頑張る必要があります。今季はチーム全体としてディフェンスが良くないので、ヒバートが外までカバーに出ないといけないシーンが多く、ヒバートのリムプロテクション能力を活かす場面が少なかったです。


最後にコービーに関してです。

今日は見ていて、全く脚がなかったですし、動きが悪いのが分かりました。フットワークがないので、ポストでも相手ディフェンダーを押しきれないし、ターンからのシュート時のバランスも悪かったです。だからシュートは打ってもすぐに外れると分かるようなものが多かったです。

相当コンディションが悪いのだろうと思っていたのですが、案の定、1Q、8分33秒だけの出場となり、それ以降は全くプレーしませんでした。

1Qと2Qに、『コーチ、今日は全然動けない』とバイロンに言っていたみたいですし、試合後のインタビューにも、『ヒートパックを当てて、体をなんとかプレーできる状態にしようとしたけど、今日はプレーできる状態に戻る見込みはなかった』と言っていました。『肩、膝、足首、すべてが痛い』と言っていました。もうボロボロのようです。

コービーは残りの試合すべてに出場したいようですが、それは難しいように思います。特に4月に入ると、11日間で7試合です。ボロボロのコービーがすべてにプレーするには難しいです。プレーしたとしても、今日のように1Qだけプレーして、それ以降はプレーできないというような状況になってしまう可能性だったあります。

コンディションがいきなり良くなることは考えにくいのですが、最後は活躍をするコービーの姿を見たいと思います。もうあと7試合しか見れないです。


ところで、今日の試合には元レイカーのラマー・オドムが観に来ていました。どうやらコービーがオドムを招待したそうです。

コービーは試合後の記者会見で、オドムとは試合前や試合後にいろんなことを話したと言っていました。オドムは10月のべガスでの一件で、一時は命の危機にまで至ったので、こうやって試合を見に来れるような、元気な様子が見れるのは素晴しいことだと思います。コービーが『ミラクル』と言っていました。

PS:65試合目、マジック戦の記事にコメントしてくださったFish24さんしんげんさん、大変遅くなりましたが、下さったコメントに返事をさせていただきました。返事が遅くなってしまい、本当に申し訳ないです。すっかりと見落としていました。
まだこのブログを見てくださっているかは分かりませんが、もし見ておられたら返事をご確認ください。

今日は以上です。

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