アイゼア・トーマスが初めてコービーをガードした日 [コービー関係]
レイカーズは今日、宿敵ボストン・セルティックスと対戦し、107対113で敗れました。
今期絶好調で、スコアラーとして確実にステップアップしたボストンの
アイゼア・トーマスに38点を取られ、止めれなかったことが敗戦の理由の一つであることに間違いはありません。
そのトーマスは、レイカーファンとして育ち、お気に入りのプレーヤーはコービーだったそうです。
今シーズンが始まってすぐ、2016年11月の記事ですが、コービーとのあるエピソードをトーマス自身が明かし、記事になっていたのを思い出しました。
もしかしたらすでにご存じの方も多いかもしれませんが、そのエピソードに関して記事にしてみました。
このエピソードはトーマスのルーキーイヤー、2011~12シーズンの開幕戦でのことで、
トーマスが初めてコービーのガードについた際のものです。
このシーズンのサクラメントの開幕戦の相手はレイカーズでした(ちなみにレイカーズはシーズン2試合目で開幕戦の相手はシカゴだった)。
→和訳の参考にした元記事はこちらより
-アイゼア・トーマス
それはシーズン開幕戦、サクラメント・キングスvsロサンゼルス・レイカーズ戦のことだった。
トレーニングキャンプ中にはあるルールがあった。選手たちは僕に対して(ポストで)バックダウンを仕掛けてくるけど、
彼らはいつもターンオーバーをしていた。だからキングスのコーチ、ポール・ウエストファルは 『アイゼアに対してバックダウンするな』って感じだった。
(解説:アイゼアは身長が低いので、相手プレーヤーはバックダウンしてくるけど、 バックダウンに対してのディフェンスに自信を持っていたということですね。)
(レイカーズ戦で)僕が交代でゲームに出場した時、みんなこんな感じだった。
『誰がコービーにマッチアップするんだ?』
ポール・ウエストファルは 『アイゼアがコービーにマッチアップするんだ。思い出せ。誰も君相手にバックダウンできないんだ』と言った。
僕は『マジかよ!僕のお気に入りのプレーヤーだぞ!』という感じだった。
コービーがゲームに出てくると、彼は僕に対してアイソレーションでバックダウンを3回連続で仕掛けてきた。 笑うしかなかったよ。彼は3回も僕相手にスコアし、僕は笑いながら走って戻るしかなかった。 誰かが僕相手にスコアをしたのに、笑みが浮かんだことなんて初めてのことだった。
でも、相手はコービー・ブライアントだ。史上最もお気に入りのプレーヤーだ。 夢のような感じで、現実だと感じられなかった。だから彼が僕相手にスコアしてくれてうれしかった。
けど、ポール・ウエストファルが『誰も君相手にはバックダウンできないぞ』と言った時、僕は言ったよ。 『ねぇ、茶化さないでよ。相手はコービーだ。彼は誰相手でもバックダウンしてくるんだ!』 クールなちょっとした“welcome to the NBA story”だね。
また、これはLAタイムスの記事ですが、トーマスはこう発言しています。
→元記事はこちら
『コービーはゲームを変えた。コート上だけでなく、コート外でも。彼にはすごく意味がある。 彼が僕のお気に入りのプレーヤー』
『彼とコート上で共有できたことと、彼と競争することができたことは本当に多くの意味がある』
アイゼア・トーマスがレイカーファンとして育ったことは上述しましたが、
トーマスは、FAになった際、本気でレイカーズ入りを考えていたそうです。
ですが、それは実現しませんでした。
その理由が、今日レイカーズがボストンに負けたことによって、再び掘り起こされているようです。
「アイゼア・トーマスがFAの時にレイカーになりたいと頼んだのに、レイカーズのマネージメントは彼を無視した。今になってもムカつく。」 https://t.co/Zf4wPu9k3V
— May (@MayLAL24) 2017年2月4日
もし、トーマスがレイカーズ入りしていたらどうなっていたかと想像するとまた面白いですよね。
少なくとも、トーマスはレイカーファンから愛される選手になっていたのではないでしょうか。
彼のプレーからは身長なんか関係ないとばかりの反骨心と、ただ勝ちたいという情熱を持ち、全力でプレーしている様子が伝わってきます。
彼の憧れであるコービーと同じように。
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