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70試合目 グリズリーズ戦【接戦に勝利し、連敗ストップ!】 [試合感想]

メンフィス戦の感想です。

この試合はコービーが3月13日のニックス戦以来、久しぶりに出場しました。


試合の内容はごく簡単に。

前半は接戦でした。2Qの中盤にレイカーズはランを展開しますが、後半にメンフィスに追いつかれてしまい、1点リードで前半を終えます。
前半のレイカーズのFG%は50%と良かったです。ただ、TOが多く、前半だけで14個もありました。ヒバート以外の出場した選手が最低1個はTOをしていて、ミスが多かったです。

3Qはコービーが当たり始め、次々とシュートを決めます。さらにクラークソンも調子を上げてきました。コービーは3Qだけで12点、クラークソンも3Qで11点でした。

コービー、クラークソンの活躍もあり、レイカーズは3Qの終盤に10点リードしますが、メンフィスのランス・スティーブンソンにFTを4本決められると、エンドラインからブラックがボールを転がして入れ、ルーがそのスローインをなかなかキャッチしなかったので、ランスが走ってきてボールを奪い、ゴール下でシュートを決められ、ファウルも受けて3ポイントプレーにされてしまうというボーンヘッドがありました。
点差を縮められ、レイカーズ3点リードで4Qに入ります。

4Qに入ってすぐにメタがファウルのコールがなかったことに腹を立て、立て続けにテクニカルファウルを2つもらって退場になります。4Q残り10分以上残っているのにコービーがフロアに戻る羽目になりました。コービーは3ポイントラインを少し踏んでしまったところからジャンパー、さらに3ポイントアテンプトのファウルを得て、FTをすべて決めます。さらにクラークソンがレイアップで続き、7点差とします。
その後、メンフィスに得点され、2点差になりますが、バスやランドルの得点で突き放します。
その後はメンフィスが得点しても、レイカーズが得点を返す、という形で、メンフィスを振り切り、勝利となりました。


オフェンスについてですが、全体的には良かったと思います。セットオフェンスを多く使っているようには見えませんでしたが、スペーシングも良かったように感じました。
コービーがいると、セットオフェンスに頼らなくても、1オン1でフィニッシュまで持っていくことができるので、セットオフェンスは多くは使わないのかもしれません。
割と個々それぞれが自由にやっているような感じでしたが、今日はそれが機能していたように思えます。


今日は試合の最終盤、コービーがプレーしていませんでしたが、ウェルタスやクラークソンがドライブして、インサイドのバスやランドルにパスをうまく出し、ゴールに近いところで得点をすることができていました。
メンフィスは終盤、バーンズがPF、ランドルフがCとしてプレーしており、フロントコート陣は高さがなく、その部分を上手く突くことができていたと思います。


ただ、TOが多すぎます。それも不用意なパスミスなどが多いです。シーズンのこの段階になって不用意なパスミスが多いのはいただけません。
レイカーズはトランジションディフェンスが悪いので、TOは命取りになる可能性があるので注意しないといけないです。今日は助かりましたが。


ディフェンスについてですが、メンフィス戦はいつもコンリーにドライブでかき回されるのですが、今日はコンリーが欠場で、メンフィスはドライブをする人がいませんでした。
レイカーズにとって相手のドライブに対してのディフェンスというのは課題の一つですが、今日はメンフィスのドライブが少なかったので、助かりました。

ペイントのディフェンスでは、点はそこそこ取られていますが、ランドルフのポストプレーに対してダブルチームに行くなど、積極的なディフェンスも見られました。


続いて個人を。

まずコービーから。
3月13日のニックス戦以来の出場になりました。驚いたことに、休んでいた間はシュート練習もしていなかったそうです。そのせいか、前半はFGが1/7と良くありませんでした。

ところが、後半、特に3Qは素晴しい活躍でした。3QはFGが5/8の12点でした。4Qにも5点追加し、試合トータル20点でした。後半は体の錆つきが取れて、良い活躍でした。

やはりコービーがいるといないでは大違いです。特に1オン1でフィニッシュに持っていけるというところが大きいです。チームオフェンスばかりでは上手くいかない部分もあるし、1オン1をする人は必ず必要です。特にコービーのような1オン1に絶大な実力がある人の存在は大きいです。

さらにコービーが1オン1を始めると、相手ディフェンスが収縮します。1Qにコービーがポストプレーを仕掛けた際にはトリプルチームでディフェンスされていました。その際にはパスをさばいて、味方のオフェンスを楽にしていました。ディフェンスでダブルチームに来ないときは自分でシュートを打てばいいし、臨機応変な対応ができます。チームオフェンスのバリエーションが増えるので、影響は絶大です。

今日は肩にまったく痛みを感じなかったそうで、明日のサンズ戦も“絶対に出場する”とのことです。

今日のコービーのハイライトです。トニー・アレンと一緒になったものですが。コービーだけのものが見つかれば、あとで追加します。



クラークソンですが、良い時のクラークソンが戻ってきました。今日はドライブが多く、インサイドでレイアップを良く決めました。シュートの確率も良かったです。

ここ何試合か悪い試合が続いていましたが、クラークソンは2年目の選手ですが、シーズンをフルでプレーするのは初めてです。昨シーズンはコービーがケガをしてからプレータイムをもらい始めたので、大体半分ちょっとくらいしかプレーしていないです(昨シーズンはプレーしたのが59試合、スタートで出たのが38試合)。なので、少し疲れがあったのかもしれないです。

レイカーズはこの試合まで6日間で1試合しかないという楽なスケジュールだったので、疲れが取れ、今日はフレッシュな状態でプレーでき、それが良い効果を生んだのかもしれません。さらに、コービーがプレーしたという影響も大きかったのではないでしょうか。

注文をつけるなら、ドライブのレーンがまずいことでしょうか。クラークソンはわざわざディフェンダーが密集しているところに飛び込んでいき、TOにしてしまうシーンがあります。前半にもあったし、4Qの終盤にドライブしてボールを奪われてしまうシーンがありました。その時は相手のミスにより事無きを得ましたが、4Q終盤のミスは命取りになる場合があります。
ディフェンダーのいないところを見つけてドライブしたり、ディフェンダーが寄ってきたら早めにパスをさばくなど、対応が必要です。


ランドルですが、インサイドで良く頑張り、確率良くシュートを決めました。最近はミドルシュートを打つ頻度が減り、ほとんどがゴール下での得点やレイアップ、もしくはダンクが多いように思えます。
リバウンドは相変わらず素晴しいし、今日はアシストを5本していることも評価できます。自分がボールを持ったらシュートを打つことばかり考えるのではなく、周りも見ることが徐々にできるようになってきているということです。少しずつそういった部分も成長が感じられます。


ラッセルですが、前半はシュートを確率良く決めていました。ジャンパーが良かったです。

ですが、2Qの中盤にアクシデントで、相手選手と左膝の下付近をぶつけてしまい、倒れこむというシーンがありました。その後プレーを続けましたが、3Qの途中にベンチに下がった後にロッカールームへ下がり、それ以降はプレーしませんでした。左脛の打撲らしいです。
深刻なケガではないようですが、明日のサンズ戦は欠場するかもしれないとのことです。

私がラッセルの気に入っているところはオフボールの動きです。前半にゴール下にカットインして、ウェルタスからのパスを受けてシュートを決めたシーンがあったし、3Qにコービーのシュートが当たり始め、コービーが1オン1を始めると、他の選手3人が動かずに見ているだけになっていたのに、ラッセルはゴール下にカットインしました。そのプレーでコービーはラッセルにパスを出し、ラッセルはゴール下でシュートを打っていました(外しましたが)。
このように、オフボールの動きに素晴しいものがあり、ディフェンダーにとっては少しも気が抜けないプレーヤーなのではないでしょうか。


ウェルタスですが、相変わらず良いパスを出しています。ゴール下にカットインしたラッセルに良いアシストをしたり、終盤にバスにアリウープパスを出すなど、視野の広さが目立ちます。
私はウェルタスとラッセルが一緒にプレーするのも面白いと感じていて、ウェルタスがゲームメイクをすることで、ラッセルの得点力をより生かすことができるのではと思っています。


バスも良く頑張りました。最近バスの活躍が目立ちますが、以前よりもチームとしてバスを上手く使えている印象です。以前はバスにポストでボールを渡して1オン1をさせるようなシーンが多かったですが、もともとバスはそんなプレースタイルの選手ではないです。どちらかというとチームオフェンスの中でフリーでボールをもらってジャンパーを打ったり、ゴール下でダンクするといった、オフボールタイプのプレーヤーです。
ウェルタスが良いゲームメイクをしている恩恵を受けて、フリーになってゴール下付近でボールをもらう機会が増え、活躍が目立つようになりました。良い感じです。


メタですが、やらかしてしまいました(笑)
確かに、今日のレフェリーはコールすべきところでファウルをコールをせず、いらないところでコールをするような、おかしな部分がありました。
ですが、メタが怒ったプレーは正直『そこまで怒らなくても』というようなプレーでした。相変わらずキレたらなかなか収まらないです(笑)まぁ、1シーズンに1回くらいはこういうシーンがあるのも面白いですけどね。
メタが退場した後、メンフィスの選手も笑っていたそうです。


今日は以上です。

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