80試合目 ヒューストン戦【ディフェンス崩壊で64敗目】 [試合感想]
ヒューストン戦の感想です。
試合の内容は簡単に。
試合開始から両チームとも、TOが多かったです。
そんな中、レイカーズはコービーがレイアップや、フェイダウェイ、3ポイント、FTと、さまざまな方法で得点します。コービーは1Qだけで15点でした。ヒューストンはハ―デンがよく得点を取っていました。
1Qを2点ビハインドで終えます。
2Qは序盤にウェルタスやメタ、クラークソンの得点でレイカーズがリードを奪います。ですが、ヒューストンはハ―デンが戻ってきてから連続で得点し、リードを奪い返されます。
終盤まで7点リードされていたのですが、ランドルのFT、さらにQ終了直前にランドルがファウルをもらいながらダンクを決め、3ポイントプレーにします。
前半を53対55の2点ビハインドで終えます。
レイカーズの前半のFGは52.6%と、レイカーズにしてはかなり高かったです。いつもは30%台です。ただし、TOが前半で12個と、ミスが多かったです。ヒューストンのFG%は45.1%でした。
3Qは序盤からレイカーズのTOから得点されるなど、ヒューストンに高確率で得点されてしまいます。、ヒューストンに3Qの中盤までに11対22のランを許し、64対76と、差が大きくなってしまいます。
ところが、ここからコービーがレイアップ、3ポイント、リバースレイアップ、ジャンパーと立て続けに決め、一人で連続9得点します。これで点差を一気に詰めます。
その後も、ヒューストンに得点されても、ブラックのダンク、コービーのフックシュート、さらにQ終了間際にコービーが遠い位置から3ポイントを決め、8点ビハインドで3Qを終えます。コービーはこのQだけでも14点取りました。
4Qは開始直後にクラークソンとメタが3ポイントを決め、一気に点差を2点に詰めます。ところが、ここからハーデンに大爆発を許してしまいます。
ハーデンはレイアップやダンク、さらに連続で3ポイントを決めるなど、手をつけられなくなります。レイカーズもクラークソンやウェルタスの3ポイントで得点しますが、ディフェンスでヒューストンを止めれないので、点差はどんどん広がり、10点差となります。
中盤からは得点の入れ合いになりますが、終盤にアリーザのダンクやベバリーの連続得点、ハーデンにとどめの3ポイントを決められ、大差がつき、レイカーズは敗戦となりました。
この試合の問題は明らかにディフェンスでした。前半から良くなかったですが、後半は、ハーデンにやられたうえに、アリーザやベバリー、テリーなど、3ポイントをかなり決められました。ハーデンは前半はFGが5/14くらいだっったので、そこまでシュートの調子は良くなかったですが、後半にかなり高確率でシュートを決められました。今のレイカーズにハーデンを守る術はないので、やられるのはしょうがないですが、他の選手にまでやられたのは余計でした。アウトサイドへのシュートに対してのチェックが甘かったです。さらに、ドライブに対しても簡単に抜き去られているなど、総じてディフェンスが悪かったです。
あと、この試合はTOが多かったです。TOから得点を許す場面も目立ちましたし、自分で自分の首を絞めているようなものです。
今日はディフェンスとTOがレイカーズの問題でした。
オフェンスについては文句はないです。2ケタ得点以上は3人だけですが、そのほかのメンバーもかなりバランス良く得点していました。ウェルタスがフロアにいる時間帯が、ウェルタスを中心にボールがよく回っていて、良いオフェンスをできている印象でした。
続いては個人です。
まずはコービーから。
1Qまるまる出場、2Qはまるまるプレーせず、3Qまるまるプレー、4Qは3分と少しほどのプレーと、プレー時間としてはそんなに長くはありませんでした。
ですが、その中で35点と、今季5回目の30点オーバーでした。なかでも1Qと3Qの24分間で29点取るなど、素晴しい活躍でした。
シュートタッチがよかったことに加え、脚があったので、ドライブも何本もあり、ドライブからレイアップを決めたり、ファウルをもらうことができていました。ドライブからリバースレイアップを決めたシーンがありましたが、もしかしたらリバースダンクに持っていけるのではというくらいのジャンプの高さがありました。これが今日の活躍を生んだ要因だと思います。コービー自身も、『体の調子はかなりいい』と試合後に言っていました。
この調子なら、残り2試合も良い活躍が見られるのではないかと期待しています。
今日のコービーのハイライトです。
続いてランドルですが、後半は存在感がなかったですが、前半は積極的にプレーしていたと思います。2Q終盤に点差を詰めることができたのはランドルの活躍が大きかったです。
ただ、ドリブルをし始めてから、何をしたいのかが分からず、TOになってしまうシーンが多かったです。ハイポスト付近でかなりスペースを広く空けてもらってボールを得て、1オン1をしようとしますが、ランドル以外のプレーヤーはランドルがシュートまで行くと思い込んでいますが、ランドルが味方にパスをしようとして、ミスになってしまうシーンが多々あります。ランドルの判断も良くないことに加え、チームメイトも、ランドルが何をしたいのかが分かっていないのだと思います。
この点は、一緒に長くプレーして、呼吸を合わせることが必要だと思います。
クラークソンですが、オフェンスは良かったです。3Qまではアウトサイドのシュートがあまり入りませんでしたが、ドライブからのレイアップで得点し、4Qになってからはアウトサイドのシュートも入るようになりました。
ただ、ディフェンス面ではハーデンを抑えることはできず、滅多打ちにされました。これはある程度はしょうがないですが、4Qはもう少し頑張ってほしかったのが本音です。
ラッセルですが、得点面よりもパスがよかったです。トランジションで素晴しいノールックパスを何本か出していて、イージーバスケットを演出していました。ラッセルがトランジションで良いパスを何本も出すのを見たのは久しぶりな気がします。レイカーズはファストブレイクが多いチームではないので、ラッセルのパスが生きないのもしょうがないですが。
ただ、ラッセルも今日TOが多かったです。コミュニケーションミスからのパスミスが多く、そこからヒューストンの得点に繋げられました。ラッセルもランドル同様、チームメイトとの呼吸があっていない場面が多かったので、来シーズン以降に改善を期待したいです。
今日はベンチメンバーの活躍もかなり見られました。
ウェルタスはオフェンスを上手く組み立てていて、良いアシストを何本も決めていました。ウェルタスがフロアにいる時間は、レイカーズのオフェンスがかなり良かったです。ボールがよく回っているし、ウェルタスがよくフロア全体を見渡してパスを出していました。得点に関してもスクリーンを利用してペイント内に入り、上手いフローターを決めるなど、よくやっていたと思います。
ナンスJrも、フロアをアグレッシブに動き回り、ゴールに近い位置でボールをもらい、確率良くシュートを決めていました。今日も豪快なプットバックダンクを決めていますが、ナンスは味方がシュートを打った後に基本通りにオフェンスリバウンドを取りに行っているので、このようにオフェンスリバウンドを取って得点に繋げるシーンも多いです。こういう基本通りにプレーできる点がナンスJrの魅力です。
ブラックも、味方にスクリーンをかけてからゴール下にロールして、パスをもらってダンクを決めるシーンが最近よく見られます。さらに今日はドワイト・ハワード相手に1オン1を仕掛け、シュートを決めるなどの積極性もありました、これは良かったです。
メタも、良いところで3ポイントを決めるなど、効果的な活躍が見られました。メタも来年いない可能性が高いので、シュートを決めるシーンは貴重かと思います。
ところで、アメリカではコービーのラストゲームのユタ戦を、ESPNで全国放送をする予定でしたが、ゴールデンステイトの73勝がかかっているので、そちらをESPNの全国放送で放送し、コービーのラストゲームはESPN2で放送することになったようです。
私も詳しくは分からないのですが、ESPNとESPN2は契約が別のようで、ESPN2に契約していないと見れないそうです。おそらく、日本で言うとスカパーのようなものでしょうか。そのチャンネルを契約していないと見れないという。まぁ、日本で試合を見る方は、あまり気にならないかもしれないですが、アメリカでは見れる人、見れない人が出てくるようです。
レイカーファンはコービーのラストゲームが見たいでしょうが、全米的に見ると、ゴールデンステイトの73勝の方が注目だからしょうがないかもしれないですね。以上、小ネタでした(笑)
コービーの残り試合はわずかに2試合です。コービーのプレーを目に焼き付けて、楽しみましょう。
今日は以上です。
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