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66試合目 キャバリアーズ戦【コービーvsレブロン、ラストマッチ!】 [試合感想]

クリーブランド戦の感想です。

この試合はコービーが出場しました。ルーは欠場しましたが、次のニックス戦から復帰のようです。


試合の内容は簡単に書かせていただきます。ですが、もしこの試合を見れる環境がある方は、絶対に見たほうがよろしいかと思います。というのも、文字を読んだだけでは伝わらないものがこの試合にはあります。試合を見ることでしか味わえない雰囲気や、熱気が今日はあったので、ぜひとも試合を見ていただきたいです。
どうしても見れない方は、ハイライト動画を見るのが良いと思います。この記事の下にも貼っておきます。


1Qから試合は盛り上がります。レイカーズはコービーが確率良くシュートを決めますが、クリーブランドはフライのアウトサイドシュートが大当たりだったのと、レブロン、アービング、トンプソンにインサイドで得点され、中盤に10点リードを許してしまいます。
ところが、クリーブランドはシュートが決まらなくなり、その間にウェルタスを中心としたオフェンスで点を取り、同点に追いつくことに成功します。直後にレブロンにFTを決められ、1Qを2点ビハインドで終えます。


2Qは序盤にデラベドーバ、アービングに3ポイントを決められ、リードを許しますが、レイカーズはウェルタス→バスのアリウープや、ウェルタスのジャンパー、さらにランドルの連続得点で42対41と逆転に成功します。
ですが、JR・スミスのジャンパーや今日絶好調のフライに3ポイントを決められ、またリードを許します。

この後はほぼ交互にスコアし合います。中でもすごく盛り上がったのが、コービーとレブロンのやり合いで、JR・スミスがバックボードにあてて跳ね返ってきたパスをレブロンが左手でダンクで押し込むというプレーを見せると、コービーがレブロン越しにフェイダウェイを決め、反対にレブロンが3ポイントを決めると、コービーがまたフェイダウェイを決め、また反対にレブロンがドライブインから豪快なダンクを決めると、コービーがレブロン越しに3ポイントを決め返すという、すごいやり合いが見られました。
前半を9点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は55.8%とかなり高い数字でした。クリーブランドも54.8%と高かったです。TOもお互い4個ずつと、それほどFG%、TO、リバウンド数も差はなかったのですが、決定的に違ったのは3ポイントの決定数で、レイカーズ3本に対し、クリーブランドは10本でした。この分、点差がついてしまったという感じです。


3Qはいきなりアービングに連続でシュートを決められますが、コービーが3ポイントとフェイダウェイを連続で決めます。レブロンにダンク、フライに3ポイントを決められてしまい、レイカーズはコービーがレブロンの上からジャンパーを決めるものの、JR・スミスに3ポイントを許してしまい、13点ビハインドになってしまいます。

その後、ラッセルが連続で3ポイント(両方アシストはコービー)を決めるものの、トランジションでJRに3ポイントを決められたり、フライのジャンパー、さらにデラベドーバの3ポイントなど、連続得点を許し、14点ビハインドに逆戻りしてしまいます。
なかなか追いつくことができず、95対82の13点ビハインドで3Qを終えます。


4Qに入り、レイカーズは追いつきたいところですが、アービングに次々とシュートを決められ、さらにジェイムス・ジョーンズに3ポイントを決められてしまい、逆に点差が広がってしまいます。
その後、ラッセルのトランジションでのレイアップや、コービーの3ポイントで得点しますが、クリーブランドも着実に得点を重ね、安全圏を保たれ、レイカーズは連勝が止まってしまいました。


レイカーズのFG%は52.5%、クリーブランドは52.9%でした。リバウンド数、TOの数もそこまで大差ないです。
やはり差がついてしまった大きな要因は、ハーフタイムの時点で問題だった3ポイントの成功数の差です。これが一番大きかったです。


3ポイントを決められすぎたことに関連しますが、今日の敗因は間違いなくディフェンスです。
まず、今日は1Qからフライに決められすぎました。フライは長身ながらアウトサイドシュート主体という最近流行のプレースタイル(フライは昔からこうなのですが)の選手です。マッチアップしていたのはヒバートですが、ヒバートでは絶対に3ポイントの外まで付くことができないので、結果、フライをオープンにさせてしまいました。ランドルが付いている時間帯もあったのですが、どういうわけかランドルもフライをオープンにしていました。フライがどんな選手か知らなかったのでしょうか?

フライ以外にもですが、クリーブランドのフロアを広く使ったパス回しに、レイカーズディフェンスは完全に後手後手になってしまい、フリーを作られ、3ポイントを決められてしまいました。
それに、トランジションでも、ディフェンスのコミュニケーションミスからJR・スミスをフリーにしてしまうというミスがあり、3ポイントを決められていました。今日はディフェンスの悪さが出た試合だったと思います。


オフェンスについてですが、これだけシュートが決まれば、特に問題はないです。ハーフコートオフェンスでは新しいセットオフェンスも含めながら、いろいろとやろうとしているのが分かります。


次は個人についてです。
ラッセルですが、今日も良くやりました。シュートに関しては、ここ最近の好調ぶりから考えると、そこまでシュートタッチが良かったとは言えないですが、これだけやれれば十分でしょう。ラッセルに関して今日良かったと思ったことは、ハーフコートオフェンスを組み立てる際、セットばかりにこだわるのではなく、コービーがすごく好調だったので、コービーにボールを集めるなど、臨機応変な判断をしていたことです。これは良かったと思います。


ランドルですが、今日もゴール付近での得点が多かったです。1Qには豪快なダンクもあったし、ウェルタスのパスを受けてのダンク、リバウンドを取ってから、コーストトゥコーストのレイアップを決めるなど、持ち味が出ました。

ランドルについて今後の課題をあげるなら、やはり“判断力”だと思います。後半に、ランドルがゴール下に切り込み、シュートを打とうとしたところでヘルプに来たレブロンにブロックされるシーンがありました。レブロンはコービーにマッチアップしていて、コービーはトップ付近の3ポイントラインの外にいました。そのコービーを放っておいて、レブロンはゴール下にまでヘルプに来ました。おそらく、レブロンはランドルがボールを持ったらパスはせず、シュートに行くしかないということが分かっていたから、コービーを放っておいてでもヘルプに来たのだと思います。

他にも4Qにはトランジションでゴールに突っ込むあまりに、チャージングを取られてしまうシーンがありました。この2つのプレーからも分かるように、ランドルはボールを持ったらゴールしか見えていないところがあります。
今後、判断力を身につけ、ディフェンダーの動きをよく見てプレーすることができたら、素晴しい選手になれることは間違いないです。そこは今後の課題だと思います。


続いてクラークソンですが、前の2試合とはうってかわってシュートが不調でした。アウトサイドシュートも入らないし、ドライブもほとんどなかったです。34分も出ているのに、存在感がほとんどありませんでした。

気になったのが、タイムアウトの際にベンチに戻るとき、脚を引きづるようなしぐさを見せていたことです。もしかしたら、足に痛みがあったのかもしれないです。もしそうなら少し心配ですが。


ウェルタスですが、今日も良くやっていたと思います。これまでのキャリアハイは10点でしたが、2Qの序盤には11点に達していたので、あっさりとキャリアハイを更新していました。後半はなかなか得点できませんでしたが。

ゲームメイクに関しても良くやっていると思います。得点には繋がらなくても、ファストブレイクの際に走ってくる選手をよく見ていて、良いパスを出しているし、ハーフコートオフェンスでもいいゲームメイクをしています。特にバスとのピック&ロールは素晴しく、その恩恵を受けたバスが最近調子が良いです。これもウェルタスの効果だと思います。

次のニックス戦からルーが復帰予定なのですが、ウェルタスがよくやっていることを考えると、バイロンはガードの選手をどんなローテーションで回すのでしょうか。私はそこに注目しています。


最後にコービーに関してです。今日は素晴しいの一言です。

明らかに今シーズンのベストシューティングパフォーマンスでした。それも、キャッチ&シュートではなく、レブロン相手の1オン1からの得点が多いことを考えると驚異的です。

レブロン相手の1オン1では、レブロン相手にポストアップして押しこみ、いろんなフェイントを入れながらシュートを打って決めています。下に貼ってあるハイライト動画を見てもらえば分かると思いますが、レブロンはコービーに対して明らかにシュートチェックが遅れており、フェイントに対応することができていません。完全にフェイントに引っかかっている時もあります。コービーはレブロンクラスの選手でも、未だに守ることが困難なのだと思います。

また、コービーはディフェンスにおいても、ボール運びの時点からレブロンやアービングにピッタリと貼りつき、プレッシャーをかけてディフェンスをしていました。今日は本当に素晴しかったです。

今日のコービーのハイライトです。レブロンも一緒になっているものです。MUST WATCH!!



これでコービーvsレブロンは見納めとなります。この2人の対戦というのは、単なる1試合以上の意味と価値があったと思います。
2013年まではお互い優勝候補という中で、ピリピリしたムードの中での試合が多かったですが、昨季くらいから、レイカーズが優勝を目指せるチームでなくなったので、和やかなムードでの対戦が見られました。時折、笑顔を交えながらプレーする2人はNBAのどの選手よりも価値があると思っていました。


実は、私はレブロンを高く評価していて(ファンという意味ではないです。プレーヤーとして)、コービーと共にNBAを引っ張ったのは間違いないと思います。その2人の対戦なので、見る側としてかなり意識をせざるを得なかったです。

コービーとレブロンが“ライバル”だとは感じませんが、この2人が競い合うのはスペシャルなことだったと思います。もう見れないのは残念です。

今日の試合においても、レブロンがマッチアップだったからコービーが燃えた、という面はあると思います。逆に、レブロンもコービーが相手だから奮起した、という試合も今までにあったのではないでしょうか?
友人同士でもあり、お互いがお互いを高め合う、偉大なプレーヤー同士の競争が見ることができて良かったです。

今日は以上です。

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65試合目 マジック戦【若手が活躍し、2連勝】 [試合感想]


オーランド戦の感想です。
今日の試合はコービーが右肩の痛みのために欠場、ルーも欠場しました。ルーは次のクリーブランド戦も欠場の予定で、ニックス戦から復帰の予定だそうです。


試合内容については省かせていただきます。勝ちましたが、試合内容はさほど重要でもないです。シーズンもいよいよ佳境で、現時点でのレイカーズの立場を考えれば、勝ち負けもさほど重要ではないです。もちろん、勝つのは嬉しいですが。なので、今後は試合内容については書かない試合の方が多くなると思います。


チームオフェンスについてですが、ここ数試合に引き続き、よかったと思います。ボールも良く回っていました。
新しいセットオフェンスについてですが、そこまで頻度は多くないですが、随所にその動きを取り入れたオフェンスをしています。以前にこの新しいセットオフェンスばかりしていた試合があったのですが、ここ最近はそのセットばかり使うのではなく、バランス良く、部分で組み込みながらオフェンスができていたと思います。


ディフェンスについてですが、前のゴールデンステイト戦ほどのエネルギッシュなディフェンスではなかったです。ですが、随所で良いプレッシャー、いいディフェンスを見せ、相手のTOを誘ったり、シュートミスを誘っていました。これはよかったです。

前半はオーランドのオラディーポやフォーニエにやられましたが、後半は抑えることができていたと思います。オーランドは昨日GSWと試合をしていて、接戦だったので、今日は明らかに疲れがあったようで、後半失速していったのもレイカーズにとってはよかったです。オーランドは後半全く脚がなかったです。


続いて個人ですが、今日よかったのはランドルです。今日はランドルはインサイドでよく頑張りました。接触してファウルをもらいながらシュートを決めることが多かったです。マッチアップ相手はゴードンでしたが、ゴードンは身体能力はすさまじいですが、どうやらそこまでフィジカルには強くないようで、ゴール下でランドルを守りきることが全くできていませんでした。リバウンドもランドルの方が圧倒的でした。

ランドルの活躍の追い風になっているのが、チームオフェンス、特にスペーシングの向上です。
以前まではレイカーズのスペーシングは最悪と言っていいほどで、フロアバランスがよくなかったです。特に、ランドルがボールを持った際には、明らかにスペースを空けて1オン1をさせるくらいしかランドルの使い道はありませんでした。
ところが、最近はスペーシングがよくなったことで、ランドルをシュートが打たせやすい位置でボールを渡せるようになりました。以前は大抵ハイポストの位置でボールを渡していましたが、最近はゴールからかなり近い位置でボールを渡すことができています。これにより、ランドルもボールをもらってすぐにシュートが打てています。

現時点では、ランドルはボールを持ったらゴールに向かっていくというのが多く、パスの意識は少ないです。なので、ハイポストの位置でボールを渡し、あからさまに1オン1をさせるよりも、ゴールに近い位置でボールを渡し、アイソレーションばかりでなく、オフェンスの流れの中でシュートを決める方がよっぽど良いです。最近はそれができているので、ランドルが良い数字を残せるようになってきているのではと思います。


続いてラッセルですが、今日も良くやったと思います。今日はアウトサイドシュートよりも、ゴールに近いところからの得点が多かったです。フローターのタッチが素晴しいです。

ラッセルは若手によくありがちな、トップスピードでプレーすることはほとんどなく、相手ディフェンダーの状況をよく見ながらプレーできています。こういうところは、ベテラン並みの落ち着きです。
ここ最近はアシストの数が少ないですが、ウェルタスとプレーしている時間はウェルタスの方が長くボールを持っているので、ラッセルはSGでプレーしているので仕方がないです。それに、ボールをあまり長く持ち過ぎるのも良くないので、今はこれでいいと思います。

私はラッセルについてはSGでもプレーできると感じており、ラッセルの将来のことを踏まえて記事を書こうかと思っているのですが、これはオフシーズンになってから書こうかな、と思います。今年もオフシーズンは長いので(苦笑)


クラークソンですが、3ポイントがよく入りました。安定したスコアラーになりつつあります。
余談ですが、ここ最近、シュートは3ポイントorレイアップという選手が増えたような気がするのですが、気のせいでしょうか?コービーのように、ミドルレンジを主戦場にする選手って、本当に少なくなりましたよね。時代の流れを感じます。


ウェルタスについてですが、明らかに最近、対戦する相手チームが手こずっています。おそらく、ウェルタスは最近プレータイムをもらい始めたばかりなので、相手チームにデータがないのでしょう。さらに、ウェルタスがトリッキーなパスを出すので、動きが読めていないのも一因かと思います。

最近のオフェンスの良さはウェルタスが作っているといっても過言ではないです。ハーフコートオフェンスでは良いパスを出してオフェンスを作っているし、最近はシュートも良く入ります。本当にナッシュのように見えるときもあります。今シーズン前半戦は試合に出てもあまり良いところがなかったのに、後半戦になって、いきなり出たらよくプレーし始めたのはなぜでしょうか?何が起こるか分からないものです(笑)


ナンスJrですが、今日はオフェンスリバウンドが素晴しかったです。良いところで取って、味方のセカンドチャンスに繋げていました。
ナンスJrは得点力がそこまであるわけではないのですが、ディフェンスやリバウンドで頑張るし、オフェンスでは豪快なダンクでチームを盛り上げるなど、最上級のロールプレーヤーになれる素質があると思います。波はありますが、1年目でこれだけできれば十分でしょう。


若手はよかったですが、逆にベテラン2人の存在感はあまりありませんでした。

ヒバートはまぁ、いつも通りと言った感じでした。ヤングですが、今日はお休みのコービーに代わってスタートで出場でしたが、どうにもスタートは合わないのかもしれません。今日打ったシュートはすべて外していることに加え、打った本数も少ないです。私の記憶では、後半はほとんどシュートを打っていません。
打ったシュートすべてを外すというのは庇いきれないですが、スタートは多くの時間帯で若手3人(ラッセル、クラークソン、ランドル)がボールを持っているので、ヤングがボールを持っている時間が少ないのが事実です。ヤングのプレースタイルを考えると、スタートでプレーすると活躍できないのはしょうがないかもしれないです。

さらに、若手とのプレーというのはベテランにとっては難しいものです。コービーでさえ、若手とプレーしている時は譲っている場面も多いし、プレーしにくそうにしている時があります。ヤングにとっては、もっと難しいでしょう。1人くらいならまだしも、1、2年目の選手が3人もスタートにいれば、ベテランがプレーしにくいのもしょうがないのかな、という感じです。ただ、今のチーム状況、ロスターを見るとそうなってしまうのも無理はないです。


これで連勝ですが、今月はフェニックスと2試合、デンバーとも試合があるので、もう少し勝ち星を増やすことができると思います。ひょっとしたらサクラメントやユタ相手にも勝てるかもしれないです。

今日は以上です。

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64試合目 ウォリアーズ戦【チーム全体の頑張りで大金星!】 [試合感想]


ゴールデンステイト戦の感想です。

この試合では肩を痛めていたコービー、膝をケガしていたクラークソンが揃って出場しました。ルーは欠場でした。


この試合は今のところ今季ベストゲームだったと言っていいと思いますが、試合の内容については簡単に書きます。今日に限って言えば、“どんなプレーがあったか”ではなく、“どのようにプレーしたか”の方がずっと重要でした。


1Qはほとんど互角でした。序盤から中盤はゴールデンステイトがやや先手を取りますが、中盤以降、レイカーズはオフェンスリバウンドを頑張り、セカンドチャンスでクラークソンが3ポイントを決めたり、バスがセカンドチャンスでダンクを決めるなど、逆転に成功します。

ゴールデンステイトは序盤は良いパス回しからインサイドでレイアップを決めるなど、得点していましたが、外からのシュートが全くと言っていいほど入りませんでした。ゴールデンステイトは1Qだけで3ポイントを10本放ちましたが、決めたのはティップオフ直後にカリーが決めた1本だけで、それ以降は1本も入りませんでした。
レイカーズは1点リードで1Qを終えます。


2Qはレイカーズのオフェンスが爆発します。ウェルタス→バスのコンビでバスがインサイドでシュートを決めたり、コービーがフェイダウェイ、さらにラッセルが3本連続で3ポイントを決め、徐々にリードを広げます。

ゴールデンステイトもリビングストンを中心に得点しますが、レイカーズのオフェンスはその後も止まりません。
トランジションでラッセル→ウェルタス→バスと素晴しいパス回しがあり、バスがダンクを決めると、コービーがターンアラウンドジャンパー、さらにドライブしてファウルをもらい、FTを2本とも決めます。
さらにゴール下にカットインしたクラークソンにランドルがいいパスを出し、クラークソンが得点すると、極めつけはクラークソンの3ポイントプレー、ランドルのレイアップ、ラッセルとランドルのピック&ロールで、ボールを受けたランドルがレイアップ、さらにゴールデンステイトのTOからラッセルが余裕でレイアップを決め、この時点で12点リードとします。

その後、コービーのFTやクラークソンのスティールからのダンクで得点し、前半を11点リードで終えます。

レイカーズの前半のFG%は42.6%とそこまで良くなかったのですが、TOをわずか1個しかしませんでした。さらにゴールデンステイトは前半だけでTOを11個していて、レイカーズはそこから16点を奪いました。これは大きかったです。


3Qもクラークソンがショットクロックギリギリで3ポイントを決めたり、コービーが空いたスペースにカットインし、パスを受けてレイアップを決めるなど、いい流れで得点します。

ですが、クレイのジャンパーと3ポイント、ボーガットのフックシュートで少し差を詰められると、バイロンがすかさずタイムアウトを取ります。良いタイムアウトのタイミングだったと思います。

その後はお互い交互に得点する時間が続きます。レイカーズはクラークソンの3ポイントや、トランジションでコービーがランドルに素晴しいパスを出し、ランドルがダンクでフィニッシュするなど、良い感じでした。3Qの後半はヤングが3ポイントアテンプトのファウルを得てFTをすべて決めたり、ジャンパーを決めるなど、活躍します。

ゴールデンステイトも得点はしますが、ほとんどがゴール下でのシュートやダンクでの得点でした。なので、レイカーズは3ポイントを決めていた分、差を広げることに成功していました。終盤にバーンズの連続得点とバルボーサのブザービーターで差を縮められますが、レイカーズ11点のリードで3Qを終えます。


4Qは序盤にヤングが連続で3ポイントを決めて、16点リードとすると、ウェルタスもシュートを決めて18点リードとします。その間ゴールデンステイトはバレジャオのジャンパーのみの得点でした。

その後、ゴールデンステイトはベンチで4Qの初めから休んでいたカリーやクレイが出てきて、その2人が連続でレイアップを決めて追い上げようとしますが、レイカーズもウェルタスのレイアップや、バスのジャンパーで得点すると、極めつけにトランジションでウェルタスからナンスJrのアリウープダンクまで飛び出します。
さらにドリブルを終えたクラークソンがパスの出しどころがなく、相手ディフェンスに囲まれて、どうしようもなくなったときに、クラークソンはボールをこぼし(故意に落とした?)そのボールを取ってドライブをすると、ゴールデンステイトの選手たちはクラークソンがダブルドリブルをしたと思い込み、足が止まり、誰もディフェンスに来ていなかったので、そのままダンクを決めます。

ダブルドリブルのコールがなかったことに腹を立てたゴールデンステイトのスティーブ・カーHCは、レフェリーに猛抗議しますが、逆にテクニカルファウルを取られてしまいます。それで得たFTをウェルタスがしっかり決めると、その後、ゴールデンステイトはカリーやクレイをベンチに下げ、事実上の白旗宣言を出します。
その後もレイカーズはしっかり得点を重ね、昨季王者で、今季まだ5敗しかしていないゴールデンステイト相手に17点差で勝つという大アップセットを成し遂げました。


今日はオフェンスもディフェンスも良くやりましたが、まず素晴しかったのはディフェンスです。
いつものソフトなディフェンスはどこへやら、今日は試合開始直後から試合が終わるまで、相手にプレッシャーをかけ、フリーにさせずに良いディフェンスを貫きました。

まず、ボールマンにかけるプレッシャーが激しかったので、相手がパスしようとしたところでボールをはじき、スティールするなどのシーンが見られました。
印象的だったのが、2Q終盤のカリーに対してのコービーのディフェンスで、カリーにピッタリ張り付き、抜かれないようにしていて、カリーがシュートを打つ最後の最後までプレッシャーをかけ続けました。結果的にそのプレーはファウルになってしまったのですが、37歳のコービーがカリー相手にプレッシャーを与え続ける様子は、今日のレイカーズのディフェンスの姿勢を象徴しているかのようでした(下に張り付けたハイライト動画の2:44頃~)

さらに、ゴールデンステイトはスクリーンを1重2重にかけて、シューターであるカリーやトンプソンをフリーにしてシュートを打たせようとしますが、クラークソンやラッセル、ウェルタスができるだけスクリーンに引っかからないようにしていたし、さらにスクリーンに引っかかった場合はオールスイッチでマークマンを交代し、カリーやクレイを少しもフリーにしないディフェンスを見せていました。これは本当に素晴らしかったです。

いつものレイカーズのディフェンスなら、スイッチするかどうかを悩んだり、コミュニケーションミスで相手をフリーにしてしまうシーンがよく見られましたし、前の試合のアトランタ戦でも見られました。
ところが、今日はしっかりマークマンをスイッチすることができていて、ミスが見当たりませんでした。1試合でこの進歩は何が起こったのでしょうか?(笑)

さらにトランジションディフェンスも素晴しく、4Q終盤に大差がついているにもかかわらず、ゴールデンステイトのファストブレイクに3人が急いで戻り、相手のパスをカットするというシーンがありました。素晴しいです。


ゴールデンステイトは今日20個のTOをしていますが、これはレイカーズの意外にもアグレッシブなディフェンスに面食らったのと、少なからず油断があったのではないでしょうか。勝率NBA1位のチームと、下から2番目のチームの対戦なので、そういう試合は自分では思ってなくとも、無意識のうちに油断をしてしまうものだそうです。以前@MayLAL24さんが仰っていました。
私はバスケットボールというスポーツは比較的実力差がそのまま試合に反映されやすいスポーツだと思っていますが、下位チームが上位チームにアップセットを起こすことがたまにあるのは、やはり無意識に油断してしまうことがあるからだと思います。レイカーズも昔強かった時に、当時弱小だったシャーロット・ボブキャッツ(現在のホーネッツ)によく負けていました。
こういう無意識の油断、気の緩みがTOという形になって現れたのではないでしょうか。さらにカリーとクレイのシュートが信じられないほど絶不調だったのもレイカーズからすると幸運でした。


続いてオフェンス面ですが、ここ最近取り入れた新しいオフェンスセットを今日はあまり使っていなかったと思います。それでも、基本的にボール回し、スペーシングがよかったです。

新しいオフェンスセットを使わなかったのは、コービーが今日プレーしていて、コービーがいるときは別のセットを主に使うという方針なのかもしれません。最近ほとんど見られなかった“エルボー”のセットも今日は見られました。
さらに、試合後のインタビューでラッセルが言っていましたが、今日はゲームのテンポをあげてプレーしていたようで、比較的スローなモーションウィークは今日は適していなかったのかもしれません。いずれにせよ、モーションウィークを使わなくてもスペーシングも選手の動きも良かったので、特に影響は感じられませんでした。


個人のことも少し織り交ぜて書きますが、今日はウェルタスのおかげで勝ったと言っていいほど、いいプレーをしていました。トランジションでは周りをよく見ていて、後ろから走ってくる選手にもパスを出せるし、ナンスJrにアリウープパスを出すなど、本当に視野が広いです。

また、ハーフコートオフェンスで、ウェルタスとバスのピック&ロールは単純なプレーなのですが、ウェルタスのパスを出すタイミング、場所が素晴しいので、バスが1番持ち味を発揮できるゴール下での得点に何度も繋げていました。単純ですが、すごく効果的でした。
さらに、ウェルタスはローポストでポジションを取ったコービーに対して良いエントリーパスを入れ、ボールをもらったコービーがゴールの近くからターンしてシュートを打って決めるというプレーがありました(下に張り付けたハイライト動画の2:15頃~)。私は思わず、『そうそう、コービーをそういう風に使って欲しかったんだよ!』と感心しました。ハーフコートのオフェンスもウェルタスはうまく組み立てていました。


故障明けのクラークソンですが、良くプレーしました。3ポイントが確率良く決まったのと、ゴール下にカットインして、パスをもらっての得点、ディフェンスで頑張り、スティールからの得点など、良かったです。

ラッセルですが、2Qの3連続3ポイントなど、前半だけで17点と頑張りました。後半トーンダウンした形ですが、チームのオフェンスの流れも良かったし、無理に自分で攻めず、チーム全体のことを考えてプレーしていたと思います。

ランドルですが、今日はラッセルからのパスを受けてゴール下でレイアップを決めたり、コービーのパスを受けてダンクを決めるなど、1オン1ではなく、オフェンスの流れの中でボールをもらってシュートを決める機会が多かったです。前回のアトランタ戦はやや1オン1に頼りがちで、上手くシュートが打てなくてミスもありましたが、今日はそんなこともなく、賢くプレーできていたと思います。

ヤングについてですが、前回のアトランタ戦の感想で、私は『準備ができていない』と批判気味に書きましたが、今日はそんなことなく、いい場面で得点しました。特に4Q序盤の連続3ポイントはレイカーズを一気に有利な立場に持っていった重要なシュートでした。ヤングに謝りたいです。m(__)m

ウェルタスについてもう少しですが、明らかに今日の試合のMVPです。
ハーフコートオフェンスはスティーブナッシュ、トランジションオフェンスはジェイソン・キッドに見えるほどでした。今日に限れば言い過ぎではないです。


最後にコービーについてです。
久しぶりのホームの試合に出場しました。シュートは4/14と一見悪いですが、オフェンスが崩れ、ショットクロックギリギリで仕方なくハーフコートより遠いところから打ったもの、Q終了間際にいきなりボールを渡されて無理やりシュートを打ったもの、さらにドライブからのシュートで明らかにファウルなのにコールされないものが含まれているので、数字ほど悪くはない印象です。それを抜いても3ポイントは入りませんでしたが。

ただ、2ポイントは確率が良いです。上記したウェルタスからのパスを受けてのシュートや、ポストアップからのフェイダウェイなど、コービーのタイミングで打ったシュートは入ります。なので、今後は出来るだけゴールの近くからシュートを打たせてあげたいです。
肩は痛いけど、残り試合に出来るだけプレーをするとのことです。

ラッセルが試合後にコービーについて下のようなことを言っています。






これを見ると、プレーだけでなく、コービーがチームにあらゆる面で貢献していることが分かります。ランドルも似たようなことを言っていました。
このようなコービーの教えは今の若手にとって必ず財産になると思います。

今日のコービーのハイライトです。カリーと一緒になっていますが、上記した通りコービーのカリーに対してのディフェンスのシーンも映っているので、それも見ていただきたいところです。



今日の試合は数字をみるとクラークソンとラッセルがオフェンスを引っ張ったように見えますが、決してそんなことはなく(もちろんその2人の活躍は良かったです)、7人が2ケタ得点、さらに全員でディフェンスを頑張ったことを考えると、チームみんなで勝ちとった勝利です。まさに今季最高の勝利だったと思います。

今日は以上です。

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63試合目 ホークス戦【スコアラー3人欠場で点が取れず】 [試合感想]


アトランタ戦の感想です。

この試合はコービーが右肩の痛み、クラークソンが膝蓋腱のケガ、ルーがハムストリングのケガのために欠場しました。
この3人はレイカーズのトップスコアラー上位3人です。その3人が欠場なので、試合前からオフェンスで苦労することは目に見えていました。


私はいつも現地で試合をしている時に、リアルタイムでパソコンで試合を見ているのですが、今日はリアルタイムで試合が見れず、後に見ました。
あらかじめ試合のスタッツや、ツイッターの情報を確認していたので、悪い内容のゲームだったと分かっていたので記事を書くかどうか迷いましたが、一応試合を見たということで記事を書きます。

ですが、試合の内容に関しては書くほどのことでもなかったので、今日は省かせていただきます。ご了承ください。
その分、チームのオフェンスや個人について書きたいと思います。


まず、チームのオフェンスですが、前半は新しいセットオフェンス(モーションウィーク)をかなりの頻度で使っていました。あれだけ使っているなら、セットではなく、システムとして使っていると言っても良いのでは?と感じるほどの使用頻度でした。

ですが、このオフェンスにはかなりのオプションがあるようで、同じ人が同じ場所でボールをもらってシュートを打つばかりではなく、シュートを打つ人が変わったり、シュートを打つ場所がいろいろ変わるなど、オフェンスのバリエーションがかなり豊かになったと感じました。
さらにスペーシングもボール―ムーブも以前よりも良くなったと感じます。

オールスター前まではあれだけ1オン1ばかりのオフェンスだったものが、最近は1オン1も減り、パスを受けてシュートを打つという回数がかなり増えました。それはアシストの数字にも表れていて、今日も決めた29本のバスケットのうち19本にアシストがついています。大体決めたシュートの2/3にアシストがついている計算になるので、以前に比べるとボールムーブが良くなったことがうかがえます。


今日の後半は前半に比べるとモーションウィークの使用頻度は減りましたが、それでもチームオフェンスを心がけてプレーしているというのは分かりました。選手がオフボール時にかなり動いているところが良かったと感じました。


オールスター前、コービーがコートにいるときはかなり“エルボー”というセットオフェンス(ボールを運んだ選手がハイポストの選手にボールを渡し、ボールを運んできた選手はボールサイド側のコーナーにいる選手にスクリーンをかける→コーナーにいた選手はスクリーンを利用して45度のところまで上がってきて、ボールをもらい、シュートを打つor1オン1)を使っていて、コービーがボールをもらってシュートを打ったり、攻撃の起点になるという場面がありましたが、この“エルボー”は最近滅多に見られなくなりました。

これはコービーの欠場が多いということも理由の一つだと思いますし、“エルボー”はボールサイド側だけでプレーが完結してしまうことが多く、ボールムーブが良くなかったので、今後ボールムーブの向上を目指すバイロンがあまり使わないようにと指示しているのかもしれません。ただ、コービーがいるときはコービーの能力を生かすためにも、今のモーションウィークと共に織り交ぜて使うといいと思います。その方がオフェンスの幅も広がります。


気になるのがファストブレイクポイントの少なさです。今日の試合はなんと2対27です。レイカーズの2点は1Qにランドルがスティールしてダンクを決めたその得点のみです。これはいくらなんでも少なすぎです。

レイカーズは現在若い選手が多いので、速い攻撃が好きなはずだし、いくらでも走れると思います。にもかかわらず、ファストブレイクポイントが少ないのは、ディフェンスで相手にプレッシャーをかけれていないので、TOを誘発することができず、速攻を出すことができないからです。

良いディフェンスは良いオフェンスを生みます。レイカーズは良いディフェンスがなかなかできないので、良いオフェンス、ファストブレイクを作るのが難しいです。たまに良いディフェンスからトランジションでシュートを決めることもあるので、そういうシーンがこれから増えてくると良いと思います。


続いては個人についてですが、ランドルが今日は良かったと思います。1Qからミドルレンジからのシュート、スティールからダンク、さらには3ポイントを決めてチームを引っ張りました。
欲を言うと、今日はコービー、クラークソン、ルーが欠場だったので、もっとシュートを打ったり、オフェンスでアグレッシブにプレーしても良かったのではと感じました。今日打ったシュートは14本ですが、20本くらい打ってほしかったです。どういうわけか今日はランドルのプレータイムが30分もなかったので、厳しかったかもしれませんが。


ラッセルですが、今日はシュートに苦しみました。ラッセルの調子が悪かったというより、アトランタのディフェンスがかなり良かったです。
特にべイズモアはラッセルに良いディフェンスをしていました。前の2試合、ブルックリンやデンバーのラッセルに対してのディフェンスとは訳が違いました。べイズモアは3ポイントラインの外でボールを持っているラッセルに対して距離を詰め、プルアップジャンパーを打たれないように守っていたし、ラッセルがドライブした際にはアトランタのホーフォード、ミルサップが素早くヘルプディフェンスに来ていました。チーム全体としてうまく守られてしまったという感じでした。


続いてヤングに関してですが、厳しいことを言いますと、今日の出来ではプレーする準備ができていないと思われても仕方がないです。今日はケガ人続出なので久しぶりのスタートでの出場でしたが、チャンスを生かせませんでした。

ほとんど誰も気にしていないと思いますが、ヤングは今季のFG%が34.3%と、今季あれだけシュートが入らないと騒がれていたコービーよりも悪い数字です。

ヤングのプレーを見ていると、明らかにジャンパーに頼りすぎです。これは昨季からですが。レイカーズに来た1年目は現在よりもっとドライブをしていました。
シュートが当たり始めたら止まらないのがヤングの持ち味ではあるのですが、入らない日はとことん入らないことがあります。起用法、コンスタントにミニッツがもらえないなど、ヤングにも同情の余地はあるのですが、アウトサイドからのジャンパーばかりに頼らず、もう少しドライブからの得点が欲しいと思います。ドライブできないわけではないと思うのですが。


今日は以上です。

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62試合目 デンバー戦【ちょっとケガ人が増えてきた】 [試合感想]


デンバー戦の感想です。

今日で今シーズン62試合目ですが、正直なところ『まだ62試合目かよ!』という感じです。気分はもう77試合目くらいです。今シーズンはもう残り5試合くらいでお腹いっぱいです(笑)


愚痴は置いておいて、今日の試合内容から。


1Qは出だしからデンバーに確率良くシュートを決められ、早くも2ケタ得点差をつけられますが、レイカーズはランドルの連続得点、コービーの3ポイントとFT2本、コービー→ゴール下のブラック→トップ位置のクラークソンとボールが渡り、クラークソンが3ポイント、さらにバスの3ポイントプレーやクラークソンの連続得点など、19対4のランを展開し、一気に逆転に成功します。1Qを2点リードで終えます。


2Qはお互い点差が離れず、接戦になります。
レイカーズはルーの欠場によりプレータイムを得たウェルタスが連続でシュートを決めたり、ブラックのアリウープダンクをアシストするなど、いい働きを見せます。ウェルタスはさらに3ポイントも決めます。
2Qの中盤以降はラッセルが点を取ります。対するデンバーはコートに出ている選手がバランスよく得点を決めている印象でした。

前半を3点リードで終えます。

レイカーズの前半のFG%は46.7%と上々でした。ラッセルが前半で17点と引っ張りました。デンバーのFG%はちょうど50%でした。


3Qは中盤までは互角の展開でしたが、3Qの中盤過ぎからデンバーのヨキッチやムディエイの得点、さらにサンプソンやアーサーの3ポイントなどで8点のリードを奪われます。
ですが、終盤はデンバーの得点がピタリと止まり、逆にレイカーズはブラックのダンクやFT、ヤングのジャンパーなどで1点差にまで詰めて3Qを終えます。


4Qはブラウンとヤングが3ポイント(両方アシストはウェルタス)を決めて一時リードするのですが、ここからデンバーに連続得点を許してしまいます。
まずオーガスティンに3ポイントを決められると、レイカーズはデンバーのオフェンスを防ぎ、ファストブレイクに向かうのですが、ブラウンが悪い判断をしてしまい、オーガスティンにパスをスティールされると、前にいたハリスにイージーバスケットを決められてしまいます。さらにオーガスティンにレイアップ、トランジションで3ポイントを決められ、7点差がついてしまうと、オーガスティンにはまた3ポイントを決められてしまいます。

この後、レイカーズが得点すればデンバーも得点するという流れになり、点差が縮まりません。逆にムディエイのフローター、さらにオーガスティンにファウルを受けつつシュートを決められたり、FTを決められるなど、安全圏を保たれ、レイカーズは敗戦となりました。


まず、オフェンスについてですが、引き続き新しいオフェンスセットを使っているのが分かりました。今日は昨日の試合に比べると、かなりの頻度で使っていたのではないでしょうか。
そのおかげか、スペーシングが良くなっていて、いいボールムーブからシュートを打てているシーンがありました。

ただ、そのセットを意識しすぎなのか、ショットクロックが残り少ないにも関わらずシュートが打てなくて、24秒バイオレーションになったシーンが2回ほどありました。これはガードの選手がちゃんとショットクロックを見て調整しないといけないです。


続いては個人についてですが、ラッセルは今日も良くやったと思います。前半で17点取っていて、後半に少しトーンダウンした形になりますが、昨日の試合の疲れが出たのかもしれません。前半は自らシュートに行く機会が多かったですが、後半はチームのバランスを見ながらプレーしていたと思います。


ランドルですが、17点取っているので、十分なのですが、後半が特に存在感がなかったように思えます。ボールに触る機会が少なかったような・・・気のせいでしょうか?今日はラッセルとウェルタスがかなりボールを長い時間持っていたので、その影響でボールに触る機会が少なかったように思えました。もう少しシュートを打たせてあげたいのですが。

リバウンドもランドルの基準にしては少ない方です。これはデンバーのフロントコート陣がランドルを上手くボックスアウトしていて、オフェンスリバウンドを取らせないようにしたのだと思います。
ただ、マッチアップしていたデンバーのファリードを3Qの序盤にファウルトラブルに追い込むなど、いいところもありました。


少し心配なのがクラークソンです。プレーに関して言えば、1Qからシュートをよく決め、点をよく取っていたのですが、3Qの序盤に、左足の膝蓋腱を痛め、ロッカールームに下がり、その後はゲームに戻りませんでした。
本人は試合後のインタビューで大丈夫と言っていますが、ゲーム前から膝が痛かったそうです。明日検査を受ける予定です。
ルーも1週間ほど離脱するので、クラークソンまで抜けてしまうとガード陣が手薄になってしまいます。軽症だと良いのですが。


ブラックについてですが、最近プレータイムが与えられ始めて、その中で良くやっていると思います。得点はダンクが多く、自分で1オン1をすることも滅多にないですが、ディフェンス面では良くやっています。リバウンドも頑張っているし、フィジカルに優れているので、相手選手がブラック相手にシュートを打とうとしても、逆にバランスを崩してしまい、シュートを外しているシーンが何度もあります。そういうのはスタッツには現れませんが、良いディフェンスをしています。
バスと一緒にコートに出ている時は2人とも身長はないですが、フィジカルに優れているうえに走れるので、面白いです。


最後にコービーについてですが、コービーについては別記事にて詳しく書いたので、そちらをご覧いただければ嬉しいです。下のリンク先からご覧ください。

【臨時記事『コービーの肩と残りシーズンの出場に対しての考え方』】


今日は以上です。

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臨時記事『コービーの肩と残りシーズンの出場に対しての考え方』 [コービー関係]


今日のデンバー戦後のコービーのインタビューに関する記事です。

コービーは今日のデンバー戦にスタートで出場しましたが、1Qに10分50秒プレーした後、右肩の痛みのためにその後プレーしませんでした。
成績はFGが1/2、FTが2/3というものでした。


試合後に肩の具合について答えていることと、今シーズンの残り試合の出場について答えています。
ツイートしても良かったのですが、ツイートだと長くなるので、記事として投稿しました。


なお、この記事はツイッターで得た情報をつなぎ合わせて訳して書いています。
インタビュー動画を見て訳したわけではないので、内容として抜けている部分があると思います。私の英語力ではリスニングは厳しいので、ツイッターで得た情報をもとに訳すのが限界でした。ご了承ください。



記者:肩の調子はどうか?

コービー:とても、とてもズキズキと痛む。


記者:何週間か休む(欠場する)可能性についてどうか?

コービー:私はそれ(休むこと)ができるよ。20試合残っているし。出来る限りコートに出て、プレーしたい。そうするつもりだよ。ステイプルズセンターでの試合(ホームゲーム)では、もう少し出場してプレーしないといけないね。これで終わりなのだから。 それと同時に、シーズンが終わりに向かっていくにつれて、肩がまた外れたり、また手術台に上らないといけなかったり、それらの状況にはなりたくないんだ。それらは起こってほしくない。だから私たちは賢くならないといけない。でも、私はまだ時間が残されていることに感謝しているよ。



以上がインタビューの内容です。

この内容に加えて、コービーはもし今日がデンバーでのラストゲームでなかったなら、今日はプレーしなかっただろうとも言っています。今日も無理してプレーしたのでしょう。


私はこのインタビューの内容に少しショックを受けました。肩のケガ(痛み)は想像以上に重症なことに加え、残り20試合すべてをプレーすることはできないのだと実感することになったからです。
そこまで体はボロボロの状態だったのでしょう。おそらく、今季の試合の中で良いコンディションで望んだ試合なんて無いのではないでしょうか。


これは私の予想ですが、次の試合からコービーはしばらく休むことになると思います。とてもプレーできる状態ではないと思います。
幸運なのはスケジュール的に、今後ホームゲームが8試合連続であるということです。

コービーはホームゲームに出場はしたいけれども、最終戦をしっかりとプレーして終えたいというような趣旨の発言をしています。
その観点で考えると、今は休んで肩の状態を少しでも良くして、シーズンの最終盤をプレーして引退する、という形になるのではないでしょうか。とても残り20試合すべてに出れるとは思えないです。
幸い、今後8試合連続でホームでの試合なので、さよならツアーのためにコービーが無理して試合に出る必要もないです。

そう考えると次の試合からしばらく休むのではと考えられます。

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61試合目 ブルックリン戦【ラッセルの爆発で久々の勝利】 [試合感想]

ブルックリン戦の感想です。



今日の試合後に急用が入ってしまい、記事を書くのが遅くなってしまいました。
明日も試合があるし、詳しく書いていたら大変なので、今日は試合の内容は省かせていただいて、チームオフェンスについてや、個人についてのみにさせていただきます。申し訳ありません。
試合の内容について詳しく知りたい方はプレイバイプレイへのリンク先を貼っておくので、そちらでご確認ください。

〈プレイバイプレイはこちら〉

今日の試合もコービーが右肩の痛みのために欠場しました。


チームオフェンスについてですが、レイカーズは最近新しいオフェンスセットを取り入れたと話題になっていました。
今日の試合の中でも部分でそれらしきもの(モーションウィークというオフェンスだそうです)を取り入れているのが分かりました。

新しいオフェンスセットの効果もあったのか、今日は試合を通して選手の動き、ボールムーブ、スペーシングなどが良かったと思います。オフェンスが片方サイドばかり寄ることもなかったし、空いたスペースにガードのラッセルやクラークソンがカットインしてボールをもらい、ゴール下で楽なレイアップを決めるなど、いいプレーが見られました。今日は“チームオフェンス”としてかなり機能していたと思います。


オフェンスでいいスパイスになっていたのは意外にもウェルタスでした。今日、前半にルーが左足のふくらはぎを痛めてしまい、出場できなくなったので、後半から急遽プレータイムを得ました。

試合に出た直後はボールの球離れが悪く、オフェンス停滞の原因となってしまい、10点以上あったリードを縮められてしまう原因にもなったのですが、試合が進むにつれて良くなっていきました。特に4Qは素晴しい活躍だったと思います。

ウェルタスはトランジションには一日の長があり、判断が素晴しいです。トランジションでフリーになっているラッセルの3ポイントをアシストしたり、最たるものはノールックパスで、ナンスJrのダンクをアシストするなど、イージーバスケットを演出しました。他にもゴール下にカットインしてきたラッセルのレイアップをアシストするなど、ウェルタスのいいところが存分に出ました。これは大きかったと思います。
15分の出場で5アシスト、さらにウェルタスがゲームに出た直後はオフェンスが良くなかったことを考えると、大体10分くらいで5アシストしていることになるでしょうか。良い活躍でした。


個人で言うと、今日はなんと言ってもラッセルだと思います。ラッセルはカットインからのレイアップ、トランジションでの得点などもありますが、今日はとにかく3ポイントが大当たりでした。
ラッセルの39得点はレイカーズのルーキーとしては1959年のエルジン・ベイラ―氏以来の記録だそうです。さらに今シーズンのすべてのルーキーの中で1試合の最多得点でもあるそうです。
試合の終盤で得点したのも良かったです。


クラークソンも地味に良い活躍だったと思います。3Qの終盤にブルックリンに点差を詰められた時も、ブザービーターの3ポイントを決めて突き放したのもクラークソンでしたし、4Qに終盤に1点差に詰められたところでゴール下に切り込んでシュートを決めて突き放したのもクラークソンでした。
クラークソンは試合の終盤になるほど存在感が薄くなってしまう傾向があったのですが、今日はそんなことなく、終盤でも活躍を見せました。
さらには7リバウンド、7アシストとオールラウンドに活躍しました。1Qだけで4リバウンド4アシストしていました。


ランドルですが、こちらも地味に良い活躍でした。ランドルは最近ミドルシュートを打つ本数が減り、ゴール下にドライブしてシュートを決める機会が増えたように感じます。
もちろんミドルレンジからのジャンパーを上達させることでオフェンスの幅が広がり、プレーしやすくなるのは間違いないですが、現時点ではこれでも良いと思います。今日はチーム全体としてオフェンスのスペーシングが良かったため、ランドルがインサイドにドライブするスペースも十分にあり、持ち味を生かせた形だったと思います。
リバウンドも相変わらず良く取っています。


今日はヒバートも良い活躍でした。ヒバートは前半のFGが5/5(私の記憶違いだったら申し訳ないです)で、リバウンドも前半で5本取っていました。
得点はポストからのシュートもあれば、ミドルレンジからのシュートもあり、さらにオフェンスリバウンドティップインが2本あるなど、“こんなヒバートの活躍が見たかった!”というような内容でした。ヒバートもオフェンスのスペーシングやボールムーブが良かったためにプレーしやすかったのかもしれません。
マッチアップしていたブルック・ロペスは前半リバウンドが0本だったので、ヒバートがボックスアウトなどをしっかりしていたのだと思います。


ブルックリンは昨日も試合をしていましたが、レイカーズは3日空いていたので、元気良くプレーできました。ですが、明日は逆の立場で、連戦なうえに高地デンバーでの試合です。
デンバーでの試合は本当に体力的にきついそうで、なんでも試合開始直後は肺が焼けるように感じるのだとか。さらに高地だと気圧が低い影響でボールが飛びやすくなるのでシューティングにも影響があるそうです。
2009年のプレーオフ、カンファレンスファイナルの第3戦の試合終了直後にコービーがインタビューをされていたのですが、膝に手をつきながら、ゼイゼイとかなり荒い息をしていて、しんどそうにインタビューを受けていたのが忘れられないです。

そのコービーにとってはデンバーでの最後のゲームになるので、出場するのかどうかも気になるところです。

今日は以上です。

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60試合目 メンフィス戦【見に来たお客が気の毒】 [試合感想]


メンフィス戦の感想です。
この試合ではコービーが右肩の痛みのために欠場となりました。代わりにブラウンがスタートしました。


この試合の内容は簡単です。
1Qは7点ビハインドとまだマシでしたが、随所にレイカーズの悪いディフェンスが出ます。せっかく得点しても、レイカーズのディフェンスへの切り替えが遅く、直後に前を入っていたへアストンにパスを通されて、あっという間にダンクを決められたり、Q終了間際にディフェンスのコミュニケーションミスから、ザック・ランドルフをどフリーにしてしまい、ブザービーターを決められるなど、お粗末なところが出ます。

2Qはメンフィスのカーターに爆発されます。カーターは2Qだけで打った4本の3ポイントをすべて決めます。1Qにカーターは1本3ポイントを決めていたので、前半のFGが5/5(すべて3ポイント)でした。レイカーズもルーやランドルの活躍でそれなりに点数は取るのですが、それ以上にメンフィスにやられました。前半を50対67の17点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は46.2%でした。メンフィスは58.7%とすごい確率でした。


3Qの出だしからメンフィスに連続得点を許し、あっという間に28点ビハインドと、見るに堪えない状況になります。その後、ラッセルの頑張りや、ルーのFTで少し差を詰めますが、追いつくには程遠く、19点ビハインドで4Qに向かいます。

4Qは初めからもう諦めているようなものでしたが、序盤からさらに追い打ちをかけられるかのように、メンフィスに連続得点を許します。メンフィスの“バードマン”ことクリス・アンダーセンにシュートをブロックされ、前を走っていたスティーブンソンにワンパスでボールを渡され、レイアップを決められたと思えば、直後にレイカーズの外したシュートのリバウンドを取られ、またワンパスで前を走っていたスティーブンソンにボールが渡り、レイアップを決められるという、小学生のバスケットボールの試合かと思うようなプレーをされてしまいます。情けない・・・

4Qの最初からガーベッジタイムのようなものでしたが、中盤にウェルタス、ケリー、サクレが出てきて正式なガーベッジタイムとなり、無残な試合が終わりを迎えました。


ディフェンスについては、“悪い”の一言で説明がつきます。

オフェンスについてですが、昨日の練習から、新しいことに取り組んでいるという情報があります。具体的にはこうだそうです。





これについてはいいことだと思います。レイカーズは片側サイドだけでプレーして、シュートまで行ってプレーが完結してしまうことが多く、反対側サイド(ウィークサイド)を上手く使えていないことが多いです。それをオフェンスのシステムとして、反対側サイドの動きを取り入れ、コート全体のオフェンスの動きを活性化させることでプレーしやすくなるかもしれません。
それに、これまではボールサイドに人が集まりすぎて、スペースがなくて1オン1がしにくい状況がありましたが、ボールサイド側にスペースができやすく、1オン1もしやすくなるという利点も考えられます。

ただ、試合後のインタビューでもラッセルが言っていますが、この新しいオフェンスを取り入れるのが遅すぎです。シーズンはもう1/4しかありません。せめて半分くらいの時に取り入れてほしかったというのが本音です。


続いて個人のプレーに関してです。
ラッセルですが、得点面は良かったと思います。シュートも確率が良かったし、今日はFTも12本もらっています。ラッセルはアスレチックなプレーヤーではないのは明らかですが、その分緩急やスペースを上手く利用していて、緩急をつけたドライブで相手を抜いてシュートを決めたり、スクリーンを利用してハイポスト付近まで入っていき、一旦動きを止めて、ディフェンダーが寄ってきたところで、接触してファウルをもらうようにシュートを打つなど、相手ディフェンダーの状況をよく見ながら攻めていると思います。非常に落ち着いていて、賢くプレーしている印象です。
アスレティックなプレーヤーだと、トップスピードに乗ってガンガンドライブしてシュートに持っていくなど、そちらの方が見ていてエキサイティングに感じるかもしれませんが、ラッセルにはラッセルなりのプレーの魅力があると思います。
アシストに関してはさほど多くなかったですが、いいパスも随所に見られました。


クラークソンですが、クラークソンにしては珍しく悪かったです。2月に50%を優に越えているはずの3ポイントも、今日は0/7でした。
ただ単に調子が悪かったのか、それともコービーがいないからプレーしにくかったのか、新しいオフェンスシステムに戸惑っているのか、理由はこの試合を見ただけでは判断できませんが、今日に限ればいい活躍ではなかったです。


ランドルですが、オフェンスは良かったです。得点はゴール下でのものが多く、ハイポストからドライブしてシュートを決めたり、ゴール下でオフェンスリバウンドを取ってシュートを決めるなど、ランドルらしさが出ていました。


久々にプレーしたブラウンですが、あまり存在感がありませんでした。前半はシュートを1本も打てませんでした。後半に良いスティールからボールを奪っても、フリーのレイアップを外してしまうシーンも見られました。
ですが、これはブラウンの責任でなく(レイアップは決めてほしいですが)、ブラウンがプレーしたのは久々で、欠場のコービーに代わっていきなりスタートです。“良くプレーしろ”と言う方が無理があります。コンスタントにミニッツをもらっていないのに、いきなりスタートだなんて、逆に気の毒です。プレーで戸惑うのも無理もありません。
正直、ブラウンは来期以降の活躍を期待した方が良いと思います。


最後にご紹介しておきたいものがあります。
これはツイッターアカウント@lallal24さんが先日作られたまとめ記事で、
【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】という内容です。

オーナーであり、バスケットボール部門の最高責任者であるジム・バスの今後のビジョン、ジムが人事の責任者になってからの今までの動き、ジムの人事に対しての考え方などが分かりやすくまとめてあります。
もう読まれた方もおられるかもしれませんが、リンクを張っておきますので、まだ読まれていない方はぜひ読まれてください。

【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】


実のところ、私はこういうオーナーシップの動きや、人事についてなど、いわゆる“フロントの動き”についてはあまり詳しくないです。
ただ単に試合を見て、感想を書くことや、コービーについてなど、ちょっとした英語の記事やツイッターの文を訳すことくらいしかできないのが事実です。
なかなか日本にいて試合を見るだけでは、そのようなフロントの情報も入ってこないですよね。

レイカーズのフロントについて書いた記事も探せば見つかるかもしれませんが、ああいうのは結構難しいことが書いてあるし、私の英語のレベルでは訳すのが大変です(苦笑)
ですが、今夏は大きな決断・変化を迫られる時期になるのは間違いなく、フロントの動きや、考え方についても無視できないというのが本音です。

そんな中で@lallal24さんがこんなまとめを作ってくださり、フロントのことについて知れる良い機会だと思い、ご紹介させていただきました。
@lallal24さん、ありがとうございます。


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60試合目 メンフィス戦【見に来たお客が気の毒】 [試合感想]


メンフィス戦の感想です。
この試合ではコービーが右肩の痛みのために欠場となりました。代わりにブラウンがスタートしました。


この試合の内容は簡単です。
1Qは7点ビハインドとまだマシでしたが、随所にレイカーズの悪いディフェンスが出ます。せっかく得点しても、レイカーズのディフェンスへの切り替えが遅く、直後に前を入っていたへアストンにパスを通されて、あっという間にダンクを決められたり、Q終了間際にディフェンスのコミュニケーションミスから、ザック・ランドルフをどフリーにしてしまい、ブザービーターを決められるなど、お粗末なところが出ます。

2Qはメンフィスのカーターに爆発されます。カーターは2Qだけで打った4本の3ポイントをすべて決めます。1Qにカーターは1本3ポイントを決めていたので、前半のFGが5/5(すべて3ポイント)でした。レイカーズもルーやランドルの活躍でそれなりに点数は取るのですが、それ以上にメンフィスにやられました。前半を50対67の17点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は46.2%でした。メンフィスは58.7%とすごい確率でした。


3Qの出だしからメンフィスに連続得点を許し、あっという間に28点ビハインドと、見るに堪えない状況になります。その後、ラッセルの頑張りや、ルーのFTで少し差を詰めますが、追いつくには程遠く、19点ビハインドで4Qに向かいます。

4Qは初めからもう諦めているようなものでしたが、序盤からさらに追い打ちをかけられるかのように、メンフィスに連続得点を許します。メンフィスの“バードマン”ことクリス・アンダーセンにシュートをブロックされ、前を走っていたスティーブンソンにワンパスでボールを渡され、レイアップを決められたと思えば、直後にレイカーズの外したシュートのリバウンドを取られ、またワンパスで前を走っていたスティーブンソンにボールが渡り、レイアップを決められるという、小学生のバスケットボールの試合かと思うようなプレーをされてしまいます。情けない・・・

4Qの最初からガーベッジタイムのようなものでしたが、中盤にウェルタス、ケリー、サクレが出てきて正式なガーベッジタイムとなり、無残な試合が終わりを迎えました。


ディフェンスについては、“悪い”の一言で説明がつきます。

オフェンスについてですが、昨日の練習から、新しいことに取り組んでいるという情報があります。具体的にはこうだそうです。







これについてはいいことだと思います。レイカーズは片側サイドだけでプレーして、シュートまで行ってプレーが完結してしまうことが多く、反対側サイド(ウィークサイド)を上手く使えていないことが多いです。それをオフェンスのシステムとして、反対側サイドの動きを取り入れ、コート全体のオフェンスの動きを活性化させることでプレーしやすくなるかもしれません。
それに、これまではボールサイドに人が集まりすぎて、スペースがなくて1オン1がしにくい状況がありましたが、ボールサイド側にスペースができやすく、1オン1もしやすくなるという利点も考えられます。

ただ、試合後のインタビューでもラッセルが言っていますが、この新しいオフェンスを取り入れるのが遅すぎです。シーズンはもう1/4しかありません。せめて半分くらいの時に取り入れてほしかったというのが本音です。


続いて個人のプレーに関してです。
ラッセルですが、得点面は良かったと思います。シュートも確率が良かったし、今日はFTも12本もらっています。ラッセルはアスレチックなプレーヤーではないのは明らかですが、その分緩急やスペースを上手く利用していて、緩急をつけたドライブで相手を抜いてシュートを決めたり、スクリーンを利用してハイポスト付近まで入っていき、一旦動きを止めて、ディフェンダーが寄ってきたところで、接触してファウルをもらうようにシュートを打つなど、相手ディフェンダーの状況をよく見ながら攻めていると思います。非常に落ち着いていて、賢くプレーしている印象です。
アスレティックなプレーヤーだと、トップスピードに乗ってガンガンドライブしてシュートに持っていくなど、そちらの方が見ていてエキサイティングに感じるかもしれませんが、ラッセルにはラッセルなりのプレーの魅力があると思います。
アシストに関してはさほど多くなかったですが、いいパスも随所に見られました。


クラークソンですが、クラークソンにしては珍しく悪かったです。2月に50%を優に越えているはずの3ポイントも、今日は0/7でした。
ただ単に調子が悪かったのか、それともコービーがいないからプレーしにくかったのか、新しいオフェンスシステムに戸惑っているのか、理由はこの試合を見ただけでは判断できませんが、今日に限ればいい活躍ではなかったです。


ランドルですが、オフェンスは良かったです。得点はゴール下でのものが多く、ハイポストからドライブしてシュートを決めたり、ゴール下でオフェンスリバウンドを取ってシュートを決めるなど、ランドルらしさが出ていました。


久々にプレーしたブラウンですが、あまり存在感がありませんでした。前半はシュートを1本も打てませんでした。後半に良いスティールからボールを奪っても、フリーのレイアップを外してしまうシーンも見られました。
ですが、これはブラウンの責任でなく(レイアップは決めてほしいですが)、ブラウンがプレーしたのは久々で、欠場のコービーに代わっていきなりスタートです。“良くプレーしろ”と言う方が無理があります。コンスタントにミニッツをもらっていないのに、いきなりスタートだなんて、逆に気の毒です。プレーで戸惑うのも無理もありません。
正直、ブラウンは来期以降の活躍を期待した方が良いと思います。


最後にご紹介しておきたいものがあります。
これはツイッターアカウント@lallal24さんが先日作られたまとめ記事で、
【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】という内容です。

オーナーであり、バスケットボール部門の最高責任者であるジム・バスの今後のビジョン、ジムが人事の責任者になってからの今までの動き、ジムの人事に対しての考え方などが分かりやすくまとめてあります。
もう読まれた方もおられるかもしれませんが、リンクを張っておきますので、まだ読まれていない方はぜひ読まれてください。

【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】


実のところ、私はこういうオーナーシップの動きや、人事についてなど、いわゆる“フロントの動き”についてはあまり詳しくないです。
ただ単に試合を見て、感想を書くことや、コービーについてなど、ちょっとした英語の記事やツイッターの文を訳すことくらいしかできないのが事実です。
なかなか日本にいて試合を見るだけでは、そのようなフロントの情報も入ってこないですよね。

レイカーズのフロントについて書いた記事も探せば見つかるかもしれませんが、ああいうのは結構難しいことが書いてあるし、私の英語のレベルでは訳すのが大変です(苦笑)
ですが、今夏は大きな決断・変化を迫られる時期になるのは間違いなく、フロントの動きや、考え方についても無視できないというのが本音です。

そんな中で@lallal24さんがこんなまとめを作ってくださり、フロントのことについて知れる良い機会だと思い、ご紹介させていただきました。
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59試合目 グリズリーズ戦【若手の頑張りと酷いディフェンス】 [試合感想]

メンフィス戦の感想です。

まずは試合内容を。

1Qからやられます。開始してすぐにメンフィスに連続得点を許し、4対18というスコアになります。
その後はお互い同じくらい得点します。レイカーズはコービーの連続ジャンパーや、ヤングの2連続3ポイント、さらにFTなどの得点で得点します。
ですがメンフィスもかなりの高確率でシュートを決めていて、1Qを26対36の10点ビハインドで終えます。


2Qも序盤は互角でしたが、中盤にラッセルの連続得点とバスの得点で差を縮めると、ランドルのゴール下のシュート、ルーの3ポイントで2点差にまで詰めます。
その後はお互い互角の勝負だったのですが、2Qの終わりが悪く、ランドルフのジャンパー、コンリーの連続得点で差を少し広げられ、9点ビハインドで前半を終えます。

レイカーズの前半のFG%は45.2%でした。メンフィスは58.1%と高確率で、さらにペイント内での得点が28点ありました。


3Qは序盤にメンフィスのコンリーの3ポイント、へアストンにFTと3ポイントで得点され、あっという間に15点差となってしまいます。
その後もメンフィスに2ケタ以上の点差をキープされつつ、さらに3Q中盤から終盤にかけて、へアストンの3ポイント、ランドルフのジャンパー、チャーマースのレイアップ、コンリーの3ポイントで17点差がついてしまいます。
レイカーズは3Qの終盤にルーの3ポイント、ナンスJrの豪快なプットバックダンク、さらにFT1本を決めて少しだけ点差を詰め、13点ビハインドで3Qを終えます。


4Qはレイカーズが得点すれば、メンフィスも得点するという流れで、レイカーズはなかなか追いつくことができません。4Qの中盤に、メンフィスにランを許してしまって、19点差にまで広がってしまい、この時点で追いつくのはほぼ絶望的でした。

レイカーズはラッセルとコービーが連続で3ポイントを決めて少し差を詰めますが、その後もメンフィスに得点を許してしまい、2ケタ得点差以上の安全圏をキープされて、試合は終了となりました。



レイカーズは119点も取っているので、オフェンスは問題ないです。最低なのはディフェンスです。メンフィスの128点は今季最高得点だそうです。メンフィスは主力のガソルがいないにもかかわらず、これだけ点数を取っているので、いかにレイカーズのディフェンスが悪いかということです。

レイカーズはここ3試合連続で3Q終了時までに90点以上の得点を相手チームに許してしまっています。こんなのはほとんど記憶にないです。レイカーズのディフェンスはどう説明したらいいかわからないほど悪いです。それに、毎試合毎試合同じことの繰り返しになるので、ディフェンス面に関してはもう書きたくないくらいです。


オフェンスですが、ラッセルとクラークソンの頑張りが光りました。ラッセルはスタートになってからの過去2試合は1Q12分通してプレーして、2Qの中盤からまた出てくるという感じでしたが、今日は1Qの中盤に下がり、2Qの頭から最後までまるまるプレーするというローテーションでした。クラークソンと逆になりました。

ラッセルにとっては、今日の方がプレーしやすかったかもしれないです。その方が相手のベンチメンバーとマッチップする機会が多いので、実力的な面でもやりやすいだろうし、さらにラッセル自身もそっちの方がシュートを積極的に打ちやすかったと思います。今日は19本シュートを打っていますし、アシストも8個あります。アシストはキャリアハイだそうです。

クラークソンですが、効果的に得点を取りました。最近、“ミドルシュートは得点効率が悪い”ので、あまり打たないのが流行のようですが(個人的にはミドルシュートは効率が悪いとはあまり思いませんが)、クラークソンはまさにそれを表していて、シュートは3ポイントを打つか、ドライブしてレイアップを打つというのが多かったです。そしてそれらのシュートを確率良く決めました。3ポイントを6本決めたのはキャリアハイだそうです。

クラークソンは2月の成績がFG%、3ポイント%共に50%を超えています。FG%もですが、3ポイントの確率が50%を超えるのは驚異的です。ラッセルがスタートでない時はゲームメイクもしていましたが、ラッセルがスタートになったことでその必要がなくなり、SGのポジションに専念できるので、のびのびシュートを打っている印象です。


オフェンス面で気になることがあるとすれば、ガード陣がボールを持ちすぎなことです。特にセカンドユニット時ですが、ガード陣がボールを持ち過ぎで、ボールムーブがないです。それにより、ボール運びからシュートまでの一連の流れが、ガードの選手たちだけで終わってしまうオフェンスがあります。

この影響を受けたのがランドルです。ランドルは成績こそ11点、14リバウンドを記録していますが、得点に関して、というか、オフェンスでボールを持った回数が少なく、シュートもそれほど打っていません。パスが回ってランドルがいい形でシュートを打つというものもほとんどなく、ランドルの得点のほとんどはアイソレーションでの1オン1か、オフェンスリバウンドを取ってからの得点です。

もう少しランドルにもボールを渡してオフェンスに絡ませることと、チーム全体としてボールムーブを良くすることがオフェンスでの課題だと思います。若手の選手たちは残した成績は良かったと思いますが、個人のプレーでなく、“チームオフェンスの中で点を取る”という点も将来のために学んでほしいと思います。この点は、チームとしてのオフェンスシステムがないので、難しいところですが。


若手個人の活躍は上記した通りなので、最後にコービーについてだけ。

・コービー

後半はシュートをあまり打っていないです。シュートの確率的には大体今季の平均と言ったところでしょうか。

もう少しコービーには楽にシュートを打たせてあげたいところですが、残念ながらそれは叶いそうにないというのが本音です。今のオフェンスではそれぞれがやりたいことをやっているだけなので、ボールムーブがないし、コービーに楽にシュートを打たせるようにオフェンスをセットすることもできないです。このままシーズンが終わることを考えると残念ですが。
ミッドポストあたりからのシュートは確率が結構良いので、そのあたりからのシュートを多めに打たせてあげたいのですが。

今日のコービーのハイライトです。



正直、今日はあまり書くことがないというのが本音です。ちょっと記事の内容が薄いなと、反省しています。もう少し何か書けるといいのですが。

今日は以上です。

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