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ジェラルド・ヘンダーソンにコービーが言った『1/4インチ』 [コービー関係]


久しぶりの記事になります。

2015~16シーズンが終了してから、レイカーズにはいろいろな動きがありました。

ルーク・ウォルトンのHC就任、ドラフト、さらに今現在はFAの真っただ中です。
そういえば、ケビン・デュラントがGSWに移籍しますね。驚いた人もいらっしゃるのではないでしょうか?


FAに関して、ツイッターを見ていると、『~が欲しい!獲得したい!』というようなツイートをされている方がたくさんいて、勉強になります。
そういうのを考えるのも楽しみの一つですよね。


そんな中、ポートランドからFAになっている、ジェラルド・ヘンダーソンが良い!というツイートを見かけました。
私もその意見に同意で、SG/SFのバックアップとしてはかなり良いのではと思っています。


それでヘンダーソンについて情報を調べていると、とある記事を見つけました。

その記事とは、コービーが引退を発表後、ヘンダーソンがコービーとのエピソードをプレーヤートリビューンというサイトに投稿したものです。

見てみると、面白いな、と感じたので和訳してみました。

元記事はこちらになります。

【The First Time I Guarded Kobe】

この記事は今年の1月21日に投稿されたものなので、新しい話題でもなければ旬ネタでもないです(笑)

さらに、私はこの和訳をヘンダーソンがまだFAの状態のままで、どのチームとも契約していない
日本時間7/4の深夜に和訳しています。さらに追加で7/5の昼にこの記事を書いているので、FAの動向をまだチェックできていません。
もうヘンダーソンがどこかのチームと契約していたら、ちょっと残念ですが。


いつものごとく、少し和訳が間違っているところもあるかもしれませんし、
少し分かりやすいように意訳している部分もあります。ご了承ください。


それでは、ここからが和訳になります。


【僕が初めてコービーをガードした時】 ジェラルド・ヘンダーソン



『何かリムがおかしい』

それがコービーが僕に初めて言った言葉だった。

人々は、コービーが完璧主義者だと言う。少し、そう思う。

彼と初めて会った時のことを紹介しよう。


それは僕のルーキーイヤー、2009年にレイカーズがビジターとして来ていて、試合前のシュートアラウンドの時だった。
コービーは一人でコートに出てきて、プルアップジャンパーを打っていた。

フィリー、ローワーメリオン(コービーの出身高校)の近くで育った子供だった私にとって、それは大きな出来事だった。
彼は国のレジェンドだけでなく、ホームタウン・レジェンドでもある。僕が9歳くらいの時、お父さんに連れられて高校の試合を見に行ったんだ。

コービーは50得点した。しかも、4Qはベンチで座っていたのに。僕はコービーがハーフコートに1歩入ったところからシュートを打つのを見た。
そして、それを決めた。そしてディフェンスに戻る際に、まるで自分自身がどれほどいいプレーヤーかわかっているかのように、格好つけて歩いていた。
彼はやった。ローワーメリオンは立ち見席だけの、小さな体育館だ。みんな彼を見るために来ていた。



その時のことについての話はもう終わりで、2009年、コービーと僕は2人ともNBAプレーヤーだった。でも、彼の方が僕よりもちょっとだけいいプレーヤーだった。ほんのちょっとね。

僕の人生の半分以上の期間で、コービーは僕のアイドルであり続けている。僕は彼がやったことを、すべてやろうとした。だから、実際の彼を見ることは、僕にとってとてもクールな出来事だった。

だから僕は、試合開始の45分前にシュートアラウンドを行なった。コービーはコートの反対側にいて、シューティングを行っている。僕は彼をざっと見渡した。僕はルーキー、コービーがどんなふうにウォームアップに取り組んでいるのかを見たかった。おそらく、僕はいくつか彼から学んだ。ムーブもいくつか盗んだ。


でも不思議だった。コービーは僕がシュートを決めた以上に、シュートを外していた。実際、彼は多くのシュートをミスしていた。

すると突然、僕が彼を見ると、コービーはシューティングをやめていた。彼はボールを腰のあたりと、片腕で挟んで保持して、他の人と一緒にサイドラインへと移動していった。


それから、様々な騒動が始まった。

メンテナンス・クルーの人たちがどこからともなく現れた。まるでアイスホッケーのコートに変更するかのように。作業員が急いでコートにやってきた。
コービーは彼らに何か言っていたのと、ジェスチャーをしていた。でも、僕の立っているところからは、何を言っているのかは確認できなかった。


突然、彼らはバスケットの下に梯子をかけ始めた。コービーは上を向いてリムを見て、作業員は梯子に上った。メジャーテープと一緒に。

何が起きているの?コービーは何かを企んでいた。

僕はその様子をコートの真ん中に立って最後まで見ていた。そしてコービーが僕のところに向かってきた。


コービー:リムが少しおかしかったんだ。

ヘンダーソン:本当?


僕たちは梯子に上って修理をする人たちを見ていた。


コービー:ちょっと低い。リムが1/4インチ(約0,6センチメートル)低かったんだ。

ヘンダーソン:え?

僕はつぶやいた。この試合の前まで、リムのメンテナンスの問題なんて聞いたことがなかった。


ヘンダーソン:どういう意味?

コービー:私がミスしないようなシュートをミスする。間違いなく低い。1/4インチだ。


その時はそれで終わりだった。それだけだった。私たちの初めての会話。彼はシューティング・ルーティーンに戻った。


2つのことが僕の頭に思い浮かんだ。

1.彼のような男と会話をすることができたなんて信じられない・・・

2.ねぇ、コービー、リムじゃないよ。たぶん君はただ・・・シュートをミスしたんだよ



ボブキャッツのその時のコーチはラリー・ブラウンだった。僕は彼をとても尊敬していた。
でも、彼は僕にきつく当たった。すべてのルーキーに対しても。僕がルーキーの時、出場時間をもらうのにもがいた。僕は5分、10分は出場時間を得たいと願った。それすらなかった。


でも、コーチングスタッフは、僕がチームのベストディフェンダーの1人だと知っていた。
だから、僕はアシスタントコーチの一人のジェフ・カぺルに言ったんだ。

『ケイプ(おそらくカぺルの愛称)、今夜僕はプレーしたい。コービーをガードしたいんだ!』

ケイプの反応はこうだった。『君にチャンスをあげるつもりだよ』


僕はコーチングスタッフから聞いたことを言いたいと思った。でも、可能性としては、僕が今夜プレーするのはラリーが僕をテストするためだという方が高いと思った。
彼は僕にとってコービーがアイドルだということを知っていたし、彼は僕がチャレンジに向かうのを見たかった。


いくつかの選手が早くファウルをとられて、ラリーはベンチを見渡した。僕はベンチの端に座っていた。


『ジェラルド、彼をガードしろ』


僕はベンチから飛び上がった。“チャンス”の準備をした。ゲームにまだ出てもないのに、僕は手汗をかき、心臓の鼓動がとても早く打っていたことを覚えている。


NBAで神話を打破するようなデビューをしたかった。あなたたちは、人生の中で、AAUからカレッジ行き、そしてNBAでプレーした選手は緊張しないと思うだろう。
それは忘れてください。NBAプレーヤーも緊張するんだよ。


僕はルーキーで、試合に入った。コービーをガードして、ぞっとした。
今までで一番緊張した。


内緒話:緊張を解く方法は、ゲームに身を沈めることだ。ただ、プレーを作らないといけない。
いろいろなプレー;ディフェンスで相手をストップさせる、リバウンドをとる、ボールにダイブする、ゲームの流れにおいて、さまざまなことをしないといけない。


最初のポゼッションが始まった。コービーはウイングの位置に来た。僕は彼にマッチアップする。さぁ、いくぞ。

コービーのプレーを見て成長してきた。コービーの試合のビデオテープをたくさん見てきた。
正直、彼のゲームを知っているのはもちろん、彼ら(レイカーズ)のプレーも、見れば分かると思っていた。
彼の気持ちも分かると思っていた。今でもそうだけど。


彼は僕がルーキーだということを知っていた。だから、彼は僕相手に早い段階から上手くやっていた。

初めのプレーで、彼は右にドライブした。ドリブルをやめて、エルボーの位置でシュートフェイクをした。
僕はそのプレーを予期していた。コービー独特のプレーだった。僕はステイ・ダウンしていた(フェイクに引っかからなかった)。

彼はシュートフェイクをまた、さらにまた行なった。僕はステイ・ダウンしていた。僕はフェイントには引っかからなかった。


いくつかのプレーの後、コービーはまた僕に向かってきた。彼はドライブした。スペースを空けて、僕はきっと彼が1回目でシュートを打つと思った。それは間違いだった。
彼はフェイクをして、僕はジャンプをしてしまった。

くそっ、やられた。

でも、ジャンプした僕からファウルを得る代わりに、彼はたくさんのトリックを行なった。


僕が空中にいる間、コービーはリバースピボットをして、僕の足元にステップを入れた。トップ・オブ・ザ・キーの位置から、
バックボードにボールを投げた。僕はまだ空中にいた。ヘルプはなかった。見ていることしかできなかった。

※ジェラルドが言っているプレーは、おそらくこのプレーだと思われます。




僕は自分にこう言ったことを覚えている。“馬鹿。フェイクに引っかかったらダメじゃないか”


このムーブが印象的だったのはいくつも理由がある。
コービーはバックボードにボールを当てて、完璧に自分へのパスにできる技術を持っているということ、
空中でボールを取って、フープへ入れたこと。しかも、彼がやったムーブは、おそらく、する必要がなかった。
彼は簡単に僕をトップの位置で陥れて、2つの簡単なフリースローを打てただろう。
でも、彼はほとんどの選手がやろうとも思わないような、創造性豊かなムーブをした。なぜか?
ファンのため?ハイライトのため?彼がレジェンドだから?
理由は誰にもわからない。彼はスペシャルだ。


コービーは30点取ってゲームを終えた。コーチ・ブラウンは僕にうなずいて、よくプレーしたと言ってくれた。
彼は本気で言っていたと思う。コービーが30点取ったにもかかわらず。

僕は自分のゲームプランにこだわった。
偉大なスコアリング・ガードにとってもそれは当てはまる。タフにマークマンを守り、コンテストされた2ポイントシュートを打たせる。バランスが崩れたジャンパーなら、なおさら良い。


問題は、バランスが崩れた、コンテストされたジャンパーが、コービーの最大級のオフェンスムーブだということ。
彼はドライブでディフェンダーを抜き去り、自分のスポットを見つけ、ヘルプディフェンダーが来てもアシストをせず、飛び上がり、ディフェンダーが手を伸ばしても届かないような、高い位置へのジャンプからボールをリリースし、よりアーチを高くしてシュートを放つよね。
もしあなたがディフェンダーなら、あなたが打たせたグレイトなシュートだ(ディフェンダーがよく守っているということ)
どんなコーチも笑顔になるだろう。


でも、コービーはそれらのシュートを決めてくる。一貫して。そしてそれに対してあなたができることは何もない・・・


コービーのスコアリングの芸術性は完璧だった。もしそれらのシュートが決まるのならば。
彼は相手が計算することも、計算のうちだ。彼は得点を取るためのムーブでいっぱいのツールボックスを持っている。
毎夜、彼は新しいツールがあり、新しいシナリオがある。良いディフェンスがコービーをスローダウンさせるのは稀だ。
クレイジーなことに、良いディフェンスがコービーをさらに良くする。彼はただ、新しいムーブを披露して、試せるような時を待っているんだ。


彼の本領は、コービーがただジャンプシュートしか持っているわけではないということだ。
彼は試合ですべてに渡って上手くやる。彼は長期間、オールディフェンシブチームのメンバーだった。
彼は毎夜、他のチームのベストペリメータープレーヤーをチェックして、封じ込めた。
キャリアを通して、彼は過小評価されたパサーだった。なぜなら、彼は難しいシュートを打って、決めるからだ。
彼は多方面にわたって活躍してきたんだ。


今シーズン、彼の20年の最後、コービーはいつもの彼自身ではなかった。明らかにケガが彼を取り上げ、過去のような活躍ができていなかった。
たくさんの人が彼を批判し、ほとんど、彼がゲームでしてきたことを忘れているかのようだった。
NBAで彼がしてきたことが忘れられていた。僕のように、彼を見て育ってきたような子供たちに対してしてきたことが忘れられていた。
コービーがなぜバスケットボールプレーヤー史上、最も偉大なプレーヤーの一人なのかを僕が分析する必要はない。コービーのさよならツアーの今年中、コメンテーターがそれ(分析)をするだろう。そしてこの先何年も。


バスケットボールというスポーツ、また、他のスポーツについて言えば、勝つためにプレーしないといけない。
だから、コービー・ブライアントに関しては、チャンピオンとしての彼を全力で、最も称賛し、尊敬する。5回にも渡って。それは誰も絶対に忘れられない。



ブザーが鳴り響いた後、僕はコートから出ようとして、そしてあるメンテナンスクルーのうちの一人、ウォームアップの最中に梯子をコートに持ってきた作業員を見つけた。

僕は訊ねた。

ヘンダーソン:ねぇ、試合前にリムがどうかしたの?

作業員:ああ、誰かがリムが通常よりもちょっと低いと私たちに知らせてくれたんだ


さらに彼は言った。

作業員:気にしないで。ちゃんと10フィート(元の高さ)に調節したから


そして彼はどのくらいずれていたのかを僕に伝えた。


その答えは言えるけど、でも、彼が言った数字は、すでにあなたは知っていると思う。




以上が和訳になります。


ヘンダーソンについては、昨季のポートランド戦で、印象的なことがありました。

レイカーズ戦でのことですが、ヘンダーソンがまるでコービーのようにポストアップして、バックダウンでディフェンダー(マッチアップしていたのはコービーではないです)を押しこみ、コービーのようなターンアラウンド・ジャンパーを打って決めたシーンがありました。

それを見て、私はヘンダーソンってこんなプレーをする選手だったかな?と違和感を覚えたのですが、今考えれば、コービーを見て育った選手だからこそ、コービーがいる前で、コービーから学んだムーブを披露したのかもしれないですね。


さらに試合後、コービーはコートを去る前に相手選手たちとハグをしていましたが、ヘンダーソンとは仲よさそうに、他の選手よりも少し長めに会話をしていました。

コービーは相手選手の実力に関係なく、自分に対してハードにディフェンスするなど、立ち向かってくる選手を気に入る傾向がありました。自分と同じようなハードワーカーが好きなんだと思います。

コービーも何年にもわたるヘンダーソンとのマッチアップを経て、ヘンダーソンのハードワーカーな部分を見抜き、気に入っていたのかもしれません。


ところで、まだヘンダーソンはFAのままで、どことも契約をしていないのでしょうか?
上でも言いましたが、ヘンダーソンはなかなかいい補強になると思うのですが。
これからツイッターを見て、FA達の動向をチェックしたいと思います。

今日は以上です。

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コービーが語るスプラッシュ・ブラザーズ [その他]


日本時間の今日からNBAファイナルが始まりましたね。ゴールデンステイトとクリーブランド、組み合わせは昨季と同じですが、今年はどのような結果になるのでしょうか。


今季、73勝9敗と、レギュラーシーズンの勝率のNBA記録を更新し、WCFでOKC相手に苦戦はしましたが、見事に勝ちぬき、ファイナルまで進出したGSWですが、チームの中心人物である“スプラッシュ・ブラザーズ”のステフ・カリーとクレイ・トンプソンの2人について、コービーが語っています。


コービーは現地6月1日、カリフォルニアで行われたビデオゲーム“NBA2K16”のイベントに参加しました。コービーは今秋に発売となる、“NBA2K17 レジェンドエディション”のカバーになることが決定しています。
通常版のカバーになることが発表されたインディアナ・ペイサーズのポール・ジョージも一緒にイベントに参加していました。さらにこのイベントでは元レイカーのリック・フォックスが進行役として、コービーやジョージにマイクを向けていました。


そのイベントに参加した際、コービーはESPNのインタビューに答えており、スプラッシュ・ブラザーズの2人について語りました。今回はその内容を和訳してみました。


実は、この和訳をしていた時に少し面白いことがありました。お昼過ぎくらいにこの内容の記事を見つけ、和訳にとりかかったのですが、
和訳が終わり、さぁ、ツイートしようと思っていたところ、先に全く同じ記事を日本語和訳されてツイートされている方を見かけました。

ツイッターアカウント@MayLAL24、Mayさんです。

まったく一緒の記事、内容を和訳していたので、思わず笑ってしまいました。実は、以前にも似たようなことがあって、昨年11月下旬、コービーが引退を発表した直後、
OKCのケビン・デュラントがコービーに関して語った内容を和訳したことがありました。

ブログに記事をアップして、ツイッターでいつもの通り、ブログに記事をアップしたことをツイートしたのですが、なんと私がツイートしたわずか3分前、Mayさんも全く同じ内容の記事を和訳され、ブログにアップされていたんです。
それが面白くて、ツイッター上でMayさんと、『偶然にも同じ記事を和訳していますね』と話していたのですが、まさか今回も同じことが起こりました(笑)偶然は重なるものです。今回も私の方が40分遅かったです。


同じ内容をツイートするのもアレなので、私はMayさんのツイートをRTさせていただき、せっかく和訳したし、自分のブログに記事にすることにしました。
内容が一緒ですが、Mayさんのパクリではないです(苦笑)ご理解ください。

同じチームのファンで、フォローしている人も似ていれば、同じ記事が目につくので、こういうことが起こるものなのかなと感じました。面白いですよね。


というわけなので、Mayさんのツイートを見られた方は、内容がまったく一緒なので、私のこの記事は2番煎じになってしまうと思いますがご了承ください。



それでは、ここからが和訳となります。


記者:“Kobe instinct(コービーのような殺戮本能)を持っているのは?”


コービー:私がGSWのプレーを見ていてとても楽しいと感じるのは、彼らがとても謙虚にプレーしているからだ。
クレイとステフはとても落ち着いているナイスガイだ。彼らは“冷酷な殺人者”だよ。

彼らは人々が彼らについて考えることを気にしない。彼らはゲームウィニングショットを決めようが、外そうが気にしないんだ。
彼らはコートに出て自分のやるべき仕事をするし“killer instinct(殺人者の本能)”の強い感覚を持っているよ。


以上が和訳になります。短いですが(笑)


それにしても、引退を発表して以来、コービーは他の選手のことをすごく褒めるようになったと思いませんか?
見ているこちらが、『そんなに褒めなくても』と思うくらい、いろいろな選手を褒めています。3年ほど前までの、『俺より上の選手はいない』と言わんばかりのギラギラした一面はどこへ行ったのでしょうか?(笑)


ちなみにそのコービーの近況ですが、引退して以降、朝にワークアウトをし、その後に自分の会社に行って仕事をしているようです。
仕事というのは、自身の引退を発表した時の詩でもある“Dear Basketball”に基づいたショートフィルムの作成など、いわゆる作家業、プロデュースなどです。


これに関しても面白い情報があって、以前私が簡単に内容をまとめてツイートしたのですが、コービーはフィルム作成のアドバイスを、なんとスティーブン・スピルバークや、J.J.エイブラムスジェリー・ブラッカイマーといった、まさにハリウッド映画界の重鎮と言える方たちからアドバイスをもらいつつ、フィルム作成にとりかかっているようです。

すごい人脈だなぁと驚くばかりです。このことについてコービーは『すごいアドバンテージだ。細かいことを隅から隅までチェックしてくれるので、ありがたい』と語っていました。

コービーは引退後も止まることなく、自分のやりたいこと、仕事に向かっているようです。まるで現役時代のように。



ここからは私個人の話で、完全な余談になります。Mayさんの名前が出たので、少し書かせていただきますが、もともと私はMayさんのブログのいち読者でした。試合の記事を書かれると、ブログにコメントをしに行っていました。


私がブログをやり始めたのは、Mayさんの影響が大きいです。以前は毎試合記事を書かれていたので、私もやってみようと思い、今シーズン全試合に関しての記事を書いたわけですが(実は昨シーズンもコービーがケガをするまでは書いていた)、まぁ大変なこと大変なこと(笑)
こんなに大変なことを何シーズンもやられていたのかと思うと、ただただ尊敬するばかりです。それに内容が細かいのも素晴しかったです。

今シーズン記事を書いてみて、Mayさんには内容も質も遠く及ばないな、と実感しました。

今後はもっと質の高い記事を書けるように努力していきます。
ですが、来シーズンも毎試合記事を書くかどうかは・・・未定です(笑)情報は記事にしていくつもりですけどね。試合に関しては未定です。


以上が今回の記事になります。
いい加減、書く書くと言っていた今シーズンの振り返りについても、近日中に書くようにします。


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ゴードン・ヘイワードが語る、コービーのラストゲーム。 [コービー関係]


久しぶりの記事になります。シーズンが終了してから、バイロンの解雇、ルーク・ウォルトンの新HC就任など、レイカーズには動きがありましたが、その時期に忙しかったので、記事にできませんでした。
ツイッターでは少しだけ書きましたが。

それに、シーズンの振り返りについてもまだ書けていません(苦笑)少し時間ができそうなので、近日中に書けばいいのですが。


今回の記事は、それらとは全く関係なく、コービーに関しての記事です。

レイカーズの今シーズン最後の試合の相手で、コービーのキャリア最後の試合の相手となった、ユタ・ジャズのゴードン・ヘイワードが自身のブログで、コービーのラストゲームについて振り返っています。

あの試合は世界中のレイカーファン、コービーファン、バスケットボールファンにとって、衝撃的かつ感動的なエンディングを迎えましたが、対戦相手から見てどうだったのか、という点では、非常に興味深いので、今回はヘイワードの振り返りを和訳してみました。


ちなみに、今回和訳したのは、ヘイワードのブログのこちらの記事“THE LAST GAME”という部分からです。
いつも通り、意訳している部分があったり、間違って訳している部分もあるかもしれないので、そこはご勘弁を(笑)

それでは、ここからが和訳になります。



THE LAST GAME

私たちはみんな、シーズン最終戦がロサンゼルス、レイカーズ相手で、クレイジーなことになると知っていた。コービー・ブライアントは、今までバスケットボールをプレーしてきた中でも最も偉大な選手の一人で、国中のファンから愛されている。今シーズン、彼がロードゲームでプレーしたときは、いつだってクレイジーだった。 私たちはユタでそれを見た。だけど、この試合は違う。これはコービーのキャリアのラストゲームで、ホームでの試合だ。たくさんの人々やファンが本当に、本当に会場に来ていた。


私たちが試合に向かうバスに乗った時、ロケッツはすでに30点リードだった。だから、おそらく私たちはプレーオフに行けない。そして、このロサンゼルスでの試合は、私たち全員にとって経験になる。率直に言って、それら(ロケッツがリードしていること)は、もう過去のことだった。この試合は私たちにとって忘れられないことになる。そして、こんな試合の一部になれることなんて、これから先、もう2度とないだろう。


私は、この試合の前まで、コービーと会話をするチャンスがほとんどなかった。私たちは少し会話をした。大したことじゃないよ。少なくとも、50台のカメラが彼を取り囲んでいた。試合が始まると、会場の空気は今までに経験したことがない、違ったものになった。

会場のみんな、コービーがボールに触るたびに興奮していた。コービーがボールに触るたびに、ファンはコービーにシュートを打ってほしかった。そして、私たちが彼をディフェンスすると、ファンは私たちにブーをした。


私たちは試合に勝とうとした。そして、私たちはしばらくの間そうだった。だけど、試合が終わりに近づくにつれ、私たちにとってショックなことが起こった。


正直言って、私たちは後半のほとんどの時間で2ケタ以上の点数差をつけていた。そして、残り3分の時点で私たちは10点リードしていた。そして、コービーがシュートを決め始めて、試合は終わりへと始まった。私たちはみんなショックだった。


まるでショーケースのようだった。それか、ビデオゲームか。あんなの、普通じゃないよ。その男は50本シュートを打って、60得点した。彼のアグレッシブさとは違った何かがあった。彼がボールを持ったすべての時間で、彼はシュートに行くか、スコアしようとするか、スコアするために何かをしようとした。

彼はいつもアグレッシブなプレーヤーだ。だけど、その夜、彼はウルトラ-アグレッシブで、すべてのポゼッションでスコアしようとした。


絶えずスクリーンをかけられた時、あなたが思っている以上に、相手を防ぐのは難しい。彼がボールを持つと、ボールマンスクリーンが来る。彼がボールを持っていないと、彼にボールを持たせるために別のスクリーンがやってきて、身動きが取れなくなる。大半の時間で、すごくタフなディフェンスをしていたと私は思う。

多くのポゼッションで、私達は彼にタフなシュートを打たせた。だけど、彼はコービー・ブライアントだ。


彼がシュートを決め始め、観客が盛り上がってくると、彼をできるだけストップさせようと、トライしないといけない。彼がゾーンに入った時点で、ほとんどできることは何もない。コービーがゾーンに入った時点で、試合の終わりだった。彼はすべてのシュートを決め、観客は大騒ぎになっていた。


1人の選手にシュートを打たせるために、相手チームの選手全員が動くようなシチュエーションで、もう2度とディフェンスしたくないよ。コービーにとって、本当におとぎ話のようなエンディングになって、スポーツの世界でも永遠に語り継がれるもののひとつだろう。 みんな、“コービーの夜”になることを望んでいた。私たちを除いてね。でも、そんなものだよね。


コービーと対戦したことは忘れられないよ。ルーキーイヤーの時、彼のプレーを見て本当に感動した。でも、コートに出て彼相手に競争するとき、彼は対戦しないといけない相手であり、倒さないといけない相手だ。そして、持っているものすべてを出し尽くさないといけない。彼は究極の競争者で、私はいつも、彼と対戦したことを憶えているよ。


私の子供に、こうするつもりだよ。私がコービーからスティールして、ダンクを決めたシーンや、彼と対戦したハイライトのビデオを絶対に自分の子供に見せるよ。最も偉大な選手である彼(コービー)について話すんだ。 彼と競争することができて、本当に光栄だった。


以上が訳になります。


対戦相手がどう感じていたのか、という部分も分かってくると面白いものです。どんな気持ちでプレーしていたのかが分かりますし。


日本のテレビ局でも、何度もコービーのラストゲームの再放送があり、そのたびに見ているのですが、何回見ても飽きないですし、本当に映画を見ているような感覚になります。

特に4Q残り3分からは、言葉では表すことができないくらい素晴しいです。
まるで、キャリアのすべてを全力でプレーし、バスケットボールに身を捧げてきたコービーに対して、バスケットボールの神様がくれたプレゼントだったのかな、と思います。


今日は以上です。

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82試合目 ジャズ戦【Kobe Bryant】 [試合感想]


ユタ戦の感想です。いよいよ今シーズンの最終戦、そしてコービーのキャリアのラストゲームとなりました。

今日の試合は特別でした。まず、試合の前にコービーのキャリアを称えるセレモニーがあり、マジック・ジョンソン氏がスピーチを行いました。こちらがそのセレモニーの動画です。


その後に試合開始となりました。

1Qの出だしは、お互いプレーが固かったです。レイカーズの選手はコービーにボールを渡しまくりで、コービーが積極的にシュートを打ちますが、最初はなかなか入りませんでした。

ですが、中盤になるとコービーに火が付き始めます。コービーはディフェンスでブロックショットを決め、その後のトランジションで難しいシュートを決めると、そこからジャンパー、ファウルを得ながらのリバースレイアップなど、5本連続でシュートを決めます。

ユタもイングルの3ポイントや、ネトの連続レイアップなどで得点します。
1Qを2点ビハインドで終えます。
レイカーズは1Qの最初の4得点がヒバートで、その後の得点はすべてコービーでした。コービーは1Qだけで15点でした。


2Qは中盤まではほとんどお互い交互に得点していましたが、中盤過ぎにユタに連続得点を許してしまい、点差が2ケタ以上となってしまいます。

レイカーズは2Q序盤はウェルタスを中心としたオフェンスで、中盤以降はコービーを中心に攻め、得点していました。
前半を15点ビハインドで終えます。

前半のレイカーズのFG%は39%でした。コービーは前半で22点を取っていました。ユタのFG%は51.1%と高かったです。


3Qは序盤からコービーの連続6得点、トランジションでクラークソンの360度ダンク、さらにここからもコービーの連続得点、ラッセルの3ポイントプレーで点差を5点差にまで詰めます。
終盤にユタにまた少し点差を離されてしまい、レイカーズ9点ビハインドで4Qへ向かいます。


4Qも頭からコービーは出ずっぱりです。
序盤からコービーの連続3ポイント、ファストブレイクでクラークソンのダンク、さらにユタのフッドがダンクに来たところをブラックが素晴しいブロックショットをお見舞いし、トランジションでクラークソンのパスから、ナンスJrのアリウープダンクに繋がります。これはビッグプレーでした。
ブラックは後にこの場面を振り返り、『上からダンクをぶちかまされる可能性もあったけど、コービーをちゃんと送り出したかったし、すべてはコービーのため』と思い、ブロックに行ったらしいです。泣かせてくれます。

さらにクラークソンのレイアップ、コービーのジャンパーで5点差とします。


ところが、ここからユタに連続得点を許してしまいます。コービーがゴール下でシュートを決めますが、ユタのジョンソンにシュートを決められ、4Q残り2分36秒で10点ビハインドと、苦しい状況になります。


ですが、ここからまるで、コービーが魔法をかけたようなパフォーマンスを見せます。

まず、コービーはFTをもらって2本とも決めると、ユタのオフェンスを防ぎ、トランジションでレイアップを決めます。
次のユタの攻撃はTOとなり、次のレイカーズのオフェンスでコービーがジャンパーを決め、4点差とします。


ユタのオフェンスで、ヘイワードが3ポイントを外し、レイカーズがリバウンドを取ると、コービーがボールを運び、そのまま左45度の位置まで行き、3ポイントを打ち、これも決めます!レイカーズは残り1分で、わずか1点ビハインドとなります。

ユタのオフェンスで、マックが3ポイントを打ちますが、これも外れ、レイカーズがリバウンドを取ると、コービーにボールが渡ります。
コービーはランドルのスクリーンを利用し、トップの位置と右45度のちょうど中間点の、3ポイントラインから1歩内に入ったところからジャンパーを打ち、これを決め、ついにレイカーズは逆転に成功します!残り31.6秒、1点リードです。


ユタのオフェンスでライルズがドライブからレイアップを打ちますが、ランドルが良いヘルプをして防ぎ、リバウンドを取ってレイカーズがボールをキープします。
この後、ユタはファウルゲームにかかり、コービーがファウルをされ、FTとなり、コービーはFTを落ち着いて2本とも決めます。これで3点リードとなります。残り14.8秒です。


ユタはヘイワードがレイアップを打ちますが、これも外れ、コービーにボールが渡ると、コービーは前を走っていたクラークソンにタッチダウンパスを投げ、クラークソンがボールをキャッチすると、豪快にダンクを決め、5点リードとなります。これで勝負ありでした。


残り4.1秒でコービーがベンチに下がり、ステープルズセンターの満員の観客に手を振ると、スタンディングオべレーションとコービーチャントが起こり、コービーはベンチに下がりました。
レイカーズは今シーズン最終戦、そしてコービーのキャリアのラストゲームで、見事勝利を収めました。

試合後に、コービーのスピーチがありました。これがその動画です。



試合の空気感、ゲーム展開、コービーのパフォーマンス、すべてが信じられないような試合でした。このような特別な試合はもう2度と見れないかもしれません。それくらい価値のある試合でした。


残り2分半、10点ビハインドの場面から、よく勝利に持ってこれたと思います。

オフェンスを引っ張ったのはもちろんコービーで、コービーについては後述しますが、チームみんなでディフェンスも頑張りました。残り2分36秒にユタにスコアされて以降はユタに得点を1点も許しませんでした。

出ていたメンバーはコービー以外は、ラッセル、クラークソン、ナンス、ランドルといった若手でした。みんな脚を動かしていて、必死にディフェンスをしていました。上述したブラックの言葉にもあるように、『コービーのため、コービーを良い形で送り出すため』といった想いがチームのみんなが持っていたみたいで、その気持ちがディフェンスに表れていました。素晴しかったです。


今日は個人についての感想はコービー以外は書きません。コービー以外の選手については、シーズンの振り返りとして後に記事を書く予定です。


今日の主役で、ヒーローであるコービーについてです。なんと60点というパフォーマンスでした。

キャリアのラストゲームで、素晴しいパフォーマンスを見せてくれました。本当に素晴しかったです。高得点を取ってほしいとは思っていたのですが、まさに想像をはるかに超えたパフォーマンスでした。高得点どころか、逆転のシュートも決めてくれました。これ以上の終わり方なんてあるのでしょうか?


50本シュートを打っていますが、シーズン最終戦、キャリア最後のゲームとはいえ、1試合で50本シュートを打てるだけの力が残っていた時点で、すでに宇宙人です(笑)普通、37歳のプレーヤーが50本なんて絶対に打てないです。まず、その時点で異次元です。


さらに、チームを勝利に導いたという点でも素晴しいです。コービーは残り3分5秒以降に放ったシュートをすべて決めています。FGは5/5だし、FTも4/4です。チームを勝利に導くために、完全にゾーンに入りました。コービーの“勝ちたい気持ち”が奇跡を起こしました。


序盤からドライブも多かったし、残すものがないように、自分の持っているものをすべて出し尽くそうとしているのがよく分かりました。シーズン中にもこんなに多くドライブすることはほぼ見られませんでしたが、コンディションがよくなかったことに加え、おそらく、ケガをせずに最終戦まで出場して引退するために、シーズン中は自分でプレーを制限していた部分があると思います。シーズン半ばからドライブを連発していたら、体が持たなかったと思います。


本当に、素晴しいものを見せてくれました。ラストゲームを終えて、1日たってからこの記事を書いていますが、昨日の試合のことを考えると、昨日の試合がすごかったことに加えて、コービーへの想いがたくさん出てきて、上手く文章にできないです。
日がたって落ち着いてから、コービーに関しての今シーズンや、キャリアの振り返りについての記事も書こうかな、と思っています。


ちなみに、昨日の試合でコービーが残した記録もこれだけあるみたいです。



コービーの昨日のゲームのハイライトです。でも、もう皆さんリアルタイムで見たり、試合をチェック済みの方が多いのではないでしょうか?一応貼っておきます。


さらにこちらの動画は、少々長いですが、試合前のセレモニーから試合のハイライト、試合後のスピーチまで、すべてが1つになっている動画です。さらにTWCの実況なので、ESPN2の放送とはまた違った雰囲気が楽しめると思います。こちらも良ければどうぞ。



コービーのラストゲームを勝利を飾ることができ、最高の形でコービーを送り出してあげることができ、本当に良かったと思います。


レイカーズの2015~16シーズンもこれで終わりを迎えました。

まずは皆様、お疲れ様でした。そして、ブログを見てくださってありがとうございます。

シーズンは終わりましたが、上述したようにシーズンの振り返りやコービーについて、さらにはドラフトやFAなどの情報も追って、記事を書いていこうと思っていますので、今後もよろしくお願いします。
シーズンの振り返りについては、近日中に書く予定でいます。


今日は以上です。

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孤独を好むコービーと、ルーティーン [コービー関係]

いよいよ、コービーのキャリアも、明日のユタ戦で終わりを迎えます。

コービーが今まで成し遂げてきたこと、達成した記録、積み重ねてきたものは、本当に偉大で、多くあります。


積み重ねてきた、と言えば、コービーは猛烈な練習熱心さで知られ、これまでの多くの時間を練習に費やし、積み重ねてきました。


選手には、それぞれ決まった練習のルーティーンを持っている人が多いです。有名なところでは、ゴールデンステイトのステフ・カリーでしょうか。両手にボールを持ってドリブルをしたり、選手がコートに出てくる通路からシュートを打って決めてから練習を引き上げる、と言ったルーティーンをしているようですね。

中には変わった人もいて、コービーと仲良しで、現在サクラメントにいるカロン・バトラーは練習ではないですが、試合中に、マクドナルドのストローを口の中に折り曲げて入れ、噛みながらプレーしたり、試合前にカフェイン入りの炭酸ジュースを3本ほど飲み干してからプレーするなど、奇行で知られていました(笑)


そんな中、コービーの練習でのルーティーンの詳細をESPNのライターのBaxter Holmes氏が紹介してくれています。今回はこの記事を和訳してみました。

なお、私の英語力は高くないので、間違っている部分もあるかもしれないです。さらに、噛み砕いて訳している部分もあるので、逆に分かり辛いかもしれません。ご了承ください。
なお、元記事はこちらのリンクになります。

【Kobe Bryant's shooting is part perspiration, all preparation】


〈ここからが記事の和訳〉

コービーは長年にわたり、すべてのアリーナで、試合開始の約4時間前にルーティーンを開始してきた。

『アリーナについたら、まず初めにこのルーティーンをするんだ。』ブライアントは言った。

警備員や、ゲームの準備をする人を除けば、客席は空っぽ。しかし、主にコートはコービーのためにあり、コービーはコートに立ちます。
主にスタジアムは観客の場所ですが、NBAの有名な一匹狼は、一人でその場所にいます。


『これは、試合の前の静けさ』

ロサンゼルス・レイカーズの象徴は言います。

『すごく平和で、すごく静かだ。そして、自分の場所と、要素、ボールの弾む音や、ネットやリムの音を聞く機会を得ることができる。』


この時点で、ブライアントは歴史的な20年のキャリアの中で、残り2試合を残すのみとなりました(この記事は、OKC戦の前に書かれたもの)。シューティングに始まり、努力を開始し、秩序的で、効果的なセッションが、NBA中に一定の神秘性をもたらします。


『プレーヤーが通常の時間にコートにシューティングに行ったなら、絶対にコービーは見かけないよ。』

元NBAプレーヤーで、フェニックス・サンズの臨時ヘッドコーチ、アールワトソンは言います。


『だから、いくつかのゲームや、たくさんのゲームで、彼は決してミスをしない。それでプレーヤーはこんな風に混乱する。“コービーは試合に出ているだけなのに、好調だ”』(コービーが練習しているところを見ていないので、練習をせず、試合にだけプレーに来ていると思い込んでいる)

『でも、彼らはコービーがおそらく午後1時くらいにアリーナに来て、シューティングをしていることを知らないんだ。だから彼は唯一無二で、味方のお膳立てや、プレーの組み立てだって素晴しい。すべてを彼はやる。彼は遂行するんだ。』


ブライアントは決まって、リムの下からシューティングをはじめ、左右それぞれの手で、ゆったりとシュートを15~20本決めます。そしてリズムと、ボールがネットを通り過ぎる感覚をつかみます。

そして彼はミッドレンジに移動し、15フィートほどの位置から、左右のベースライン、左右のウイング、FTラインのエリアからシュートを打ち、それぞれの位置で、15~20本シュートを決めます。

そして、FTをいくつか決めます。けれども、これには制限はありません。


『彼が良い感触を得るまでと、彼が次に移りたいと感じるようになるまでだよ』


レイカーズのビデオコーディネーター且つ、プレイヤー育成担当のコーチ、J・Jアウトローは言います。
彼は5年前にチームに加わって以来、ホームとロードで、コービーのそれらのセッション時にリバウンドを取ります。


そして、ブライアントは3ポイントラインの外に移動し、3ポイントを左右のコーナー、左右のウイング、トップの位置から打ち、それぞれの位置から10本~20本決めます。


その後、ブライアントは再び3ポイントラインよりも内側に入り、もっとFTを打ちます。そして、バスケットに近い位置からシューティングを始めます。


『いつもインサイド、アウトサイド、そしてまたインサイドに戻る、だよ』

アウトローはブライアントのルーティーンについて言います。


これらを見ると、ブライアントは幅広くシューティングを行います。


『試合の中で、これと同じ動きをコービーがするのを見るよ。彼が正確な、同じ動きを何回練習しているか、教えれないほどさ。パンプフェイク、ジャブステップ、パンプフェイク、ジャブステップ、クロスオーバー、1ドリブルプルアップ、この5年間で、何千回もしているよ。』


アウトローは付け加えます。

『彼が行うすべてのことは、ゲームの流れに沿って行われます。彼がボールを持ったとき、ワークアウト時と同じ動きが見られます。そして彼の細かい部分へのこだわりです。シュートフェイク、ジャブステップ、ドリブル、脚の広げ方、ディフェンダーの前でのボールの守り方、ボールを持っての移動、試合に出た時にそれらができるように、彼はすべてに重点を置く。まさに第2の天性だよ(第2の天性とは、持って生まれた能力ではなく、あとから身につけた能力、技術のこと)


彼らは1つのボールを使いますが、もし、ブライアントがワークアウトのペースを上げたいときは、2つボールを使うこともあります。大体、ブライアントの試合前のルーティーンは20~30分で終わります。コートから離れるまでの間に、ブライアントは250本ほどシュートを決め、ひと汗かきます。いつものように、ブライアントはひとりきりを好みます。


『彼がシューティングに来るとき、彼はコートでいつもたった一人だ。』アウトローは言います。

『彼はバスケットボールに邪魔が何もない、十分早い時間にコートにやってきます。その時間はメディアの対応も、何もありません。』


その間、アウトローは声を出して、ブライアントが決めた本数を数えません。その代わり、アウトローはブライアントが特定の場所で、シュートを決める本数が2本足りなかったら、“8本”“18本”と言って伝えますが、それ以上は何も言いません。

『その時間に会話はない。』アウトローは言います。

『彼はその方法で集中するんだ。本当に素晴らしいよ。』


ブライアントはオフの日にも、同じルーティーンを続けます。ただ、多くそれを行います。

例えば、ブライアントはそれぞれのスポットから10本から20本シュートを決める代わりに、50本もの数のシュートを決めます。オフシーズンでは、ブライアントは500本から1000本もの数のシュートを決めます。


これらの試合前のセッションにもかかわらず、ブライアントは若い時、その様子を見せようとしなかったのは、ブライアントが心理戦で対抗したかったからだといいました。


『これ(練習の量)は、それほど選手で競争することでもないし、これらは他の要素だよ』

ブライアントは言います。

『なぜなら、私は若い時に見い出したんだ。もし私が他の選手に、私のやっていることを見せたとしても、彼らはそれをしないだろう。だってすごく退屈だし、長い時間同じことの繰り返しだし。』


ワトソンはポートランド・トレイルブレイザーズで迎えた13年目のキャリアで、プレーヤー兼コーチの役割を担っていて、すべてのアリーナに、チームの若手と一緒に早めに到着していました。

彼らはステイプルズセンターに早く到着し、3オン3をする予定でした。そして、アリーナに入った時、コートで1つのボールが弾む音が聞こえました。

『分かったよ』ワトソンは言いました。『あれはコービーだったんだ』


ブライアントにとって、『空っぽのアリーナの平穏さの実際は、美しい』

『自分がここにいて、観客は誰もいなくて、ただ警備員だけがいるなんて、これはとても穏やかな体験だよ』

ブライアントは言います。

『これは美しい、美しいことだ。』


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81試合目 サンダー戦【コービーのアウェイでのラストゲーム】 [試合感想]

OKC戦の感想です。


試合内容はごく簡単に。

1Qはコービーが今日も活躍します。コービーは3ポイント3本にフェイダウェイ、FTで得点し、1Qだけで13点取ります。しかし、他の選手はシュートがなかなか入りません。
OKCはウェストブルックを中心としたオフェンスで、バランス良く得点していました。
1Qを6点ビハインドで終えます。


2Qは序盤はまずまず競っていたのですが、中盤にデュラントの連続3ポイントや、モローの3ポイントで、点差が2ケタに広がってしまいます。
その後はお互い交互に得点するという感じでした。OKCはほとんどの得点にウェストブルックが絡んでいました。
前半を48対58の10点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は32.6%と悪かったです。OKCは46.5%でした。OKCはデュラントが前半で18点、ウェストブルックに至っては、前半18分に至らない出場時間で、トリプルダブルを達成されてしまっていました。なんとも恥ずかしい話です。


3Qは悪夢のような時間でした。3Q開始からの約5分半で、4対22とランを決められ、あっという間に52対80と、試合は手の届かない点差になってしまいます。その時間帯、レイカーズはディフェンスで相手を止められませんでした。デュラントにやられたのと、アダムスにゴール下で連続得点を許してしまいました。オフェンスではシュートも入らないし、TOも多かったです。
その後は点差が縮まる気配もなく、逆にまた点差が広がり、28点ビハインドで3Qを終えます。


4Qは最初からガーベッジタイムのようなものでした。レイカーズはオフェンスは上手くいかず、OKCに連続得点を許し、一時点差は42点差にまで広がってしまいました。
終盤に少し点差を詰めて、33点差での敗戦となりました。


今季、何回今日のようにブローアウト負けを喫したのか分からないくらいです。今日も酷い試合でした。

今日はウェストブルックのドライブに対応できませんでした。マークについていたクラークソンが簡単に抜かれてしまい、レイアップを決められるシーンもあれば、ヘルプに出たところをパスをさばかれ、アウトサイドシュートを決められるといったシーンが何度もありました。

上記した通り、ウェストブルックは前半のみでトリプルダブルです。つまり、ウェストブルックにやりたい放題やられていたということです。得点とアシストはまだしも、レイカーズのシュートが全然入らないので、リバウンドも前半で2ケタです。ウェストブルックの出場時間17分35秒でのトリプルダブル達成は、史上2番目に少ない時間での達成記録だそうです。こんなことをされるなんて、本当に恥ずかしいです。いかにレイカーズのディフェンスが悪いか、やられているかです。

さらにデュラントにもかなりやられました。現在のレイカーズには、デュラントを止める術はないです。シュートが外れるのを祈るしかありません。


バックトゥバックの疲れのせいか、レイカーズの選手たちはエナジーがこれぽっちも見られませんでした。ディフェンスでボロボロだったことに加え、オフェンスでも動きが悪かったし、覇気が見られませんでした。
3Qに大差がついて、もう諦めてしまったという感じでした。試合開始時からエナジーレベルがレイカーズとOKCでは違うので、こんな試合展開になったのは当然とも言えます。それにしても酷いですが。


今日は個人についてはコービーのみについて書くことにします。コービーはいつも通りと言う感じでしたが、他の選手はみんな良くなかったです。シュートが入らないことに加え、上記した通り、エナジーがなく、怠慢な動きに見えました。それが顕著だったのが、スタートの若手3人でした。


コービーについてですが、今日は出場時間がかなり短かったです。1Qフルに12分プレー、2Qはフルでお休み、3Qは大差がついた中盤にベンチに下がり、その後は全くプレーせず、たった18分強の出場です。

13得点していますが、得点はすべて1Qであげたものです。打ったシュートは3ポイントが多かったです。昨日も出場しているので、あまり脚がなかったのかもしれません。
また、マッチアップしていたケビン・デュラントが長身なので、なかなかポストに行けなかったと思います。身長のないウェイターズがマッチアップした時はポストに行き、フェイダウェイを決めていました。今シーズン通して見ると、OKC戦はマッチアップしていたデュラントとの身長差がありすぎて、コービーにとっては、かなりやりにくかったのでは、と思います。コービーをSFで使う、1つのデメリットだったと思います。

3Qは2本しかシュートを打っていません。もう少し、コービーに早めにボールを渡して、シュートを多く打たせた方がゲームが壊れずに済んだかもしれないです。試合途中にツイッターアカウント@LakersNation『コービーにボールを渡して、あとはどいてろ!』とツイートしていました(笑)

今日のコービーのハイライトです。


コービーの最後のロードでの試合が終わり、いよいよ、最後のホームでの試合、ラストゲームを残すのみとなりました。

バイロンによると、ラストゲームは、今シーズンの通常よりもコービーを長く出すつもりだそうです。なので、コービーのプレーを多く見られる可能性が高いです。


コービーのラストゲームは、コービーへの応援、声援で埋め尽くされ、注目もほとんどコービーに向けられると思いますが、対戦相手のユタは現在、ウエスタンカンファレンスの8位で、9位のヒューストンとの差がわずかなうえに、まだプレーオフ出場が決まっていません。レイカーズ戦に勝たないと、プレーオフ進出が決まらないそうです。
なので、ユタは本気で勝ちに来ます。なので、コービーのラストゲームといえども、序盤から締まった試合展開になると思われます。


日本の某有料放送局でも夜中に録画放送があるようですが、私はリーグパスで、リアルタイムで見ます。
あと、いつもはブログの記事を書くために、メモを取りながら、せわしなく試合を見ているのですが、この試合に限り、コービーの一挙一動に集中したいので、メモは取らずに試合に集中して見ます。何が起きているのか、ツイートはするつもりではいます。

なので、試合の感想の記事は、試合の内容に関しては薄くなってしまうかもしれません。再放送で見て、試合の内容を書こうかなとも思いましたが、『正直、コービーのラストゲームなのに試合の内容を気にする人なんているだろうか?』と思ったので、内容については書かず、あくまで最後の試合についての記事は、コービーについてを中心に書く予定でいます。ご了承ください。感情的になりすぎて、ちゃんと書けるか不安ですが。シーズンの振り返りについては、また後日に記事にする予定でいます。


もうすでにコービーのラストゲームだということを考えただけで、いろんな感情や思い出が頭に浮かび、平常心ではいられないです(苦笑)本当に最後だなんて、まだ心の準備ができていません。今からそわそわしています(笑)

素晴しいキャリアの最後を見届けて、私たちが愛したコービーの姿を目に焼き付けましょう!

今日は以上です。

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80試合目 ヒューストン戦【ディフェンス崩壊で64敗目】 [試合感想]


ヒューストン戦の感想です。

試合の内容は簡単に。

試合開始から両チームとも、TOが多かったです。
そんな中、レイカーズはコービーがレイアップや、フェイダウェイ、3ポイント、FTと、さまざまな方法で得点します。コービーは1Qだけで15点でした。ヒューストンはハ―デンがよく得点を取っていました。
1Qを2点ビハインドで終えます。


2Qは序盤にウェルタスやメタ、クラークソンの得点でレイカーズがリードを奪います。ですが、ヒューストンはハ―デンが戻ってきてから連続で得点し、リードを奪い返されます。
終盤まで7点リードされていたのですが、ランドルのFT、さらにQ終了直前にランドルがファウルをもらいながらダンクを決め、3ポイントプレーにします。
前半を53対55の2点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFGは52.6%と、レイカーズにしてはかなり高かったです。いつもは30%台です。ただし、TOが前半で12個と、ミスが多かったです。ヒューストンのFG%は45.1%でした。


3Qは序盤からレイカーズのTOから得点されるなど、ヒューストンに高確率で得点されてしまいます。、ヒューストンに3Qの中盤までに11対22のランを許し、64対76と、差が大きくなってしまいます。

ところが、ここからコービーがレイアップ、3ポイント、リバースレイアップ、ジャンパーと立て続けに決め、一人で連続9得点します。これで点差を一気に詰めます。
その後も、ヒューストンに得点されても、ブラックのダンク、コービーのフックシュート、さらにQ終了間際にコービーが遠い位置から3ポイントを決め、8点ビハインドで3Qを終えます。コービーはこのQだけでも14点取りました。


4Qは開始直後にクラークソンとメタが3ポイントを決め、一気に点差を2点に詰めます。ところが、ここからハーデンに大爆発を許してしまいます。
ハーデンはレイアップやダンク、さらに連続で3ポイントを決めるなど、手をつけられなくなります。レイカーズもクラークソンやウェルタスの3ポイントで得点しますが、ディフェンスでヒューストンを止めれないので、点差はどんどん広がり、10点差となります。

中盤からは得点の入れ合いになりますが、終盤にアリーザのダンクやベバリーの連続得点、ハーデンにとどめの3ポイントを決められ、大差がつき、レイカーズは敗戦となりました。


この試合の問題は明らかにディフェンスでした。前半から良くなかったですが、後半は、ハーデンにやられたうえに、アリーザやベバリー、テリーなど、3ポイントをかなり決められました。ハーデンは前半はFGが5/14くらいだっったので、そこまでシュートの調子は良くなかったですが、後半にかなり高確率でシュートを決められました。今のレイカーズにハーデンを守る術はないので、やられるのはしょうがないですが、他の選手にまでやられたのは余計でした。アウトサイドへのシュートに対してのチェックが甘かったです。さらに、ドライブに対しても簡単に抜き去られているなど、総じてディフェンスが悪かったです。


あと、この試合はTOが多かったです。TOから得点を許す場面も目立ちましたし、自分で自分の首を絞めているようなものです。
今日はディフェンスとTOがレイカーズの問題でした。


オフェンスについては文句はないです。2ケタ得点以上は3人だけですが、そのほかのメンバーもかなりバランス良く得点していました。ウェルタスがフロアにいる時間帯が、ウェルタスを中心にボールがよく回っていて、良いオフェンスをできている印象でした。


続いては個人です。

まずはコービーから。
1Qまるまる出場、2Qはまるまるプレーせず、3Qまるまるプレー、4Qは3分と少しほどのプレーと、プレー時間としてはそんなに長くはありませんでした。
ですが、その中で35点と、今季5回目の30点オーバーでした。なかでも1Qと3Qの24分間で29点取るなど、素晴しい活躍でした。

シュートタッチがよかったことに加え、脚があったので、ドライブも何本もあり、ドライブからレイアップを決めたり、ファウルをもらうことができていました。ドライブからリバースレイアップを決めたシーンがありましたが、もしかしたらリバースダンクに持っていけるのではというくらいのジャンプの高さがありました。これが今日の活躍を生んだ要因だと思います。コービー自身も、『体の調子はかなりいい』と試合後に言っていました。
この調子なら、残り2試合も良い活躍が見られるのではないかと期待しています。

今日のコービーのハイライトです。



続いてランドルですが、後半は存在感がなかったですが、前半は積極的にプレーしていたと思います。2Q終盤に点差を詰めることができたのはランドルの活躍が大きかったです。

ただ、ドリブルをし始めてから、何をしたいのかが分からず、TOになってしまうシーンが多かったです。ハイポスト付近でかなりスペースを広く空けてもらってボールを得て、1オン1をしようとしますが、ランドル以外のプレーヤーはランドルがシュートまで行くと思い込んでいますが、ランドルが味方にパスをしようとして、ミスになってしまうシーンが多々あります。ランドルの判断も良くないことに加え、チームメイトも、ランドルが何をしたいのかが分かっていないのだと思います。
この点は、一緒に長くプレーして、呼吸を合わせることが必要だと思います。


クラークソンですが、オフェンスは良かったです。3Qまではアウトサイドのシュートがあまり入りませんでしたが、ドライブからのレイアップで得点し、4Qになってからはアウトサイドのシュートも入るようになりました。
ただ、ディフェンス面ではハーデンを抑えることはできず、滅多打ちにされました。これはある程度はしょうがないですが、4Qはもう少し頑張ってほしかったのが本音です。


ラッセルですが、得点面よりもパスがよかったです。トランジションで素晴しいノールックパスを何本か出していて、イージーバスケットを演出していました。ラッセルがトランジションで良いパスを何本も出すのを見たのは久しぶりな気がします。レイカーズはファストブレイクが多いチームではないので、ラッセルのパスが生きないのもしょうがないですが。

ただ、ラッセルも今日TOが多かったです。コミュニケーションミスからのパスミスが多く、そこからヒューストンの得点に繋げられました。ラッセルもランドル同様、チームメイトとの呼吸があっていない場面が多かったので、来シーズン以降に改善を期待したいです。


今日はベンチメンバーの活躍もかなり見られました。
ウェルタスはオフェンスを上手く組み立てていて、良いアシストを何本も決めていました。ウェルタスがフロアにいる時間は、レイカーズのオフェンスがかなり良かったです。ボールがよく回っているし、ウェルタスがよくフロア全体を見渡してパスを出していました。得点に関してもスクリーンを利用してペイント内に入り、上手いフローターを決めるなど、よくやっていたと思います。

ナンスJrも、フロアをアグレッシブに動き回り、ゴールに近い位置でボールをもらい、確率良くシュートを決めていました。今日も豪快なプットバックダンクを決めていますが、ナンスは味方がシュートを打った後に基本通りにオフェンスリバウンドを取りに行っているので、このようにオフェンスリバウンドを取って得点に繋げるシーンも多いです。こういう基本通りにプレーできる点がナンスJrの魅力です。

ブラックも、味方にスクリーンをかけてからゴール下にロールして、パスをもらってダンクを決めるシーンが最近よく見られます。さらに今日はドワイト・ハワード相手に1オン1を仕掛け、シュートを決めるなどの積極性もありました、これは良かったです。
メタも、良いところで3ポイントを決めるなど、効果的な活躍が見られました。メタも来年いない可能性が高いので、シュートを決めるシーンは貴重かと思います。


ところで、アメリカではコービーのラストゲームのユタ戦を、ESPNで全国放送をする予定でしたが、ゴールデンステイトの73勝がかかっているので、そちらをESPNの全国放送で放送し、コービーのラストゲームはESPN2で放送することになったようです。

私も詳しくは分からないのですが、ESPNとESPN2は契約が別のようで、ESPN2に契約していないと見れないそうです。おそらく、日本で言うとスカパーのようなものでしょうか。そのチャンネルを契約していないと見れないという。まぁ、日本で試合を見る方は、あまり気にならないかもしれないですが、アメリカでは見れる人、見れない人が出てくるようです。

レイカーファンはコービーのラストゲームが見たいでしょうが、全米的に見ると、ゴールデンステイトの73勝の方が注目だからしょうがないかもしれないですね。以上、小ネタでした(笑)


コービーの残り試合はわずかに2試合です。コービーのプレーを目に焼き付けて、楽しみましょう。
今日は以上です。

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79試合目 ペリカンズ戦【コーチは仕事をしているの?】 [試合感想]

ニューオリンズ戦の感想です。

試合内容は簡単に。

1Qはコービーが爆発します。コービーは1Qだけで14点を取りました。ニューオリンズはアジンシャがかなり点を取っていました。
1Qをレイカーズ3点リードで終えます。


2Qはレイカーズはラッセルが得点を取ります。シュートを数本決めたのに加え、FTを多くもらい、得点していました。
中盤まで接戦だったのですが、終盤にニューオリンズに連続得点を許します。この時間帯は、コービーもラッセルもプレーしていなかった時間帯で、レイカーズはディフェンスの悪さに加え、オフェンスでも苦しみました。11点ビハインドで前半を終えます。

レイカーズの前半のFG%は31.7%といつも通りの低調ぶりで、アシストはわずか7本しかありませんでした。うち3本はコービーのものです。
ニューオリンズのFG%は51.4%で、アシストは16もありました。
レイカーズはコービーが2Qまるまる休み、1Qだけで14得点、ラッセルは前半の13点をすべて2Qだけ取るなど、活躍をしていました。


3Qは序盤から中盤にかけ、ほとんどのポゼッションでニューオリンズにシュートを決められ、あっという間に25点差に開いてしまいます。レイカーズはその時間帯ディフェンスで相手を止めれなかったことに加え、オフェンスにも悩み、シュートがなかなか入りませんでした。
終盤にほんの少しだけ差を縮め、20点ビハインドで3Qを終えます。


4Qは中盤になってもレイカーズは全然点差を縮めることができません。終盤になり、クラークソンやラッセルの3ポイント中心のオフェンスが成功し、点差を縮めますが、3Q終了時の20点差はあまりにも大きく、ニューオリンズを焦らすこともできませんでした。
結局、今日の試合も敗戦となってしまいました。


負けたのに輪をかけて残念だったことは、プレーの内容でした。
今日のニューオリンズは、エースのアンソニーデイビス、タイリーク・エバンス、エリック・ゴードン、ジュルー・ホリディ、ライアン・アンダーソンなど、主力が軒並み欠場していました。
ニューオリンズで今日プレーしていたのは、ロールプレーヤーや、顔を見ても名前が思い浮かばないような人ばかりでした。今季が始まる前に発売された選手名鑑にも名前が載っていないような人たちです。シーズン中に契約したのでしょうか?

そんな飛車角抜き、加えて香車も桂馬もないようなニューオリンズ相手にこの様です。恥ずかしいです。

選手たちのプレーももちろん悪いのですが、私はコーチ陣の試合に対しての準備が本当にできているのかが疑問でならないです。

今日の試合は、選手たちの実力から考えて、とても25点も差が開くような実力差ではないです。レイカーズは今日の試合で、102点取っていることを考えると、オフェンスにも悪い部分は多少ありますが、直接の敗因ではないです。敗因はディフェンスです。

今日の敗因はディフェンスで、相手のプレーヤー達がどんな風に攻めてくるのかが、全く分かっていないように見えました。アジンシャはスペースを空けて守っているから、ミドルシュートをどんどん打たれて決められるし、他の選手たちに対しても、対応が後手後手でした。
このような酷いディフェンスを見ると、コーチ陣が事前に相手のプレーのビデオを見て対応を考えるなど、相手に対してのスカウトがしっかりできているのか疑問です。相手がどんなプレーをしてくるかなどの傾向も見つけることができず、ディフェンスの指示ができていないのではないでしょうか。仕事をしっかりしているのか疑ってしまうような酷い内容でした。こんな様子なら、来季もコーチでいてもらっては困ります。


オフェンスに関しては、シュートが入らない、TOをしてしまうという部分はありますが、これと言って気になるところはないです。細かいことはもう言いません(笑)


続いて個人を。


ランドルですが、リバウンドを取って、そのままコーストトゥコーストでレイアップを決めるなど、ランドルらしい良いところが見られました。

ただ、以前ほど存在感がないような気がします。ボールを持って1オン1を仕掛けるシーンどころか、普通にシュートを打つシーンすら少ないです。31分プレーしていますが、20分くらいしかプレーしていないように感じます。一体どうしたのでしょうか?もう少しガツガツ攻めても良いと思うのですが。
リバウンドも、ランドルにしては少なかったです。相手のアシクとアジンシャ以外は、サイズがない人が多いので、もっと取れると思っていたのですが。


ラッセルですが、良くプレーしました。ここ最近はアウトサイドのシュートが入りませんでしたが、今日はシュートタッチがよかったです。
さらに、FTも多くもらうことができました。今日はニューオリンズのPGのダグラス、フレージャーがサイズがないので、ラッセルは積極的にポストへ行きました。そこからファウルを得て、FTを多くもらえました。FTを13本も打っています。この部分は良かったと思います。


クラークソンですが、クラークソンもオフェンスで良くプレーしました。クラークソンもラッセル同様にシュートタッチがよく、3ポイントをよく決めました。得点を取ることに関しては今日は良かったです。

ただ、ラッセルとクラークソンは、ガードなのにアシストが少ないです。アシストが少ないのは、チームとしてボールムーブがないこと、システムがないことなど、理由はたくさんありますが、それでも少ないです。今日に関しては、コービーとランドル2人足して10アシストで、ラッセルとクラークソンは2人足してもわずかに2つ、というか、クラークソンはアシストがないです。
チームのオフェンスシステムにもよりますが、この2人には、“得点をクリエイトする”という点でも成長を期待したいです。


ナンスJrですが、特にディフェンスで良くやっていると思います。短い時間の中で、スティール2つ、ブロックも2つと、自分の役割をしっかり理解していて、全力でプレーします。素晴しいと思います。


最後にコービーです。
1Qまるまるプレーし、2Q全く出ず、3Qは中盤までプレーして、4Qに少しだけ出て、合計22分ちょっとと、あまり長くはプレーしませんでした。

今日は14点ですが、すべて1Qだけの得点です。1Qはシュートはまずまずでしたが、その後はシュートが入りませんでした。2Qまるまるプレーしなくて、冷えてしまったのかもしれないです。3Q以降は打ったシュート本数も少なかったです。

今日のコービーのハイライトです。もう少し良いハイライトが見つかれば、また差し替えます。動画を追加しました。



今季のコービーはポストに行く場面が少ないです。これはコービーの問題と言うより、チームとして、“コービーをポストに行かせる”オフェンスセットがないので、組み立てることができないのだと思います。

コービーをポストに行かせないなんて、レブロンにドライブさせないようなもの、ステフ・カリーに3ポイントを打たせてあげることができないようなものです。1番の武器を有効活用することができていないということです。コーチ陣の罪は重いです。


今シーズンは残り試合は3試合だし、あっという間に終わりを迎えます。悔いが残らないようにコービーのプレーを見るのをお勧めします。もう、あとわずかです。

今日は以上です。

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78試合目 クリッパーズ戦【コービーが示した、レイカーズに欠けているもの】 [試合感想]


クリッパーズとの連戦の感想です。今日はレイカーズのホームコートとしての試合でした。


試合の内容は簡単に。

1Qは序盤からコービーが積極的にシュートを打ち、決めてリードします。1Q終盤にクリッパーズに逆転を許しますが、レイカーズも離されずについていきます。
昨日の試合では、なんと2対20という最低なスタートで始まった1Qでしたが、今日はまだ良いスタートを切ることができました。
1Qを4点ビハインドで終えます。コービーは1Qだけで10得点していました。


2Qも中盤まで競り、40対40の同点だったのですが、中盤から終盤にかけ、クリッパーズに連続得点を許してしまい、点差が2ケタに開いてしまいます。レイカーズはシュートがなかなか決まりませんでした。
終了間際にレディックに3ポイントを決められ、12点ビハインドで前半を終えます。
レイカーズの前半のFG%は37%でした。クリッパーズは47.7%でした。


3Qは序盤はコービー、後半はブラックが活躍します。ですが、レイカーズが得点しても、クリッパーズに得点を決められてしまうので、差は全然縮まりません。
3Qも前半終了時と変わらず、12点ビハインドで終えます。


4Qは序盤からクリッパーズに得点され、一時17点差にまで開いてしまいます。
その後、レイカーズはナンスのレイアップやラッセルの得点で少し差を詰めるのですが、クリッパーズに追加点を許し、今日も敗戦となってしまいました。


オフェンスに関しては、シュートがなかなか決まりませんでした。フリーで打ったシュートも決まらなかったです。連戦の疲れの影響があったかもしれません。スタートでは、誰もFG%が40%以上の人はいませんでした。

ディフェンスに関しては、グリフィン→ジョーダンのハイ・ローポストの連携や、ジョーダンを絡めたピック&ロールのプレーに対応できず、ジョーダンにたくさんダンクでフィニッシュされました。
ディフェンスの悪さは相変わらずですが、もうこの時期なので、何も言うことはないです(笑)


続いて個人を。

まずランドルですが、キャリアハイの20リバウンドです。26分台の出場時間で20リバウンドと言うのは素晴しいです。1Qの開始からチームの8リバウンドをすべて一人で取っていました。

オフェンスに関しては打ったシュートの多くがミドルレンジからのジャンパーで、ドライブや、ゴール下でのプレーが少なかったように感じます。そのせいもあり、シュートの確率が悪かったです。


続いてラッセルですが、4Qに今日1本目の3ポイントを決め、今シーズンに決めた3ポイント数が124本となり、ニック・バン・エクセルを抜いて、レイカーズのルーキー史上、最も多くの3ポイントを決めた選手となりました。(今日2本決めたので、現在は125本成功)
3ポイントがこれだけ決まっているということは、アウトサイドのシュート力が現時点でかなりあるということなので、来シーズン以降も期待ができます。

ただ、これはランドルにも言えることなのですが、プレーにどこか覇気が感じられないです。“ただプレーしているだけ”と言う風に見えるし、目標も目的もないように感じます。
ランドルはリバウンドは良く取っていましたが、オフェンスではジャンパーをただ打つことが多かったし、ゴール下でゴリゴリ行くようなシーンもほとんど見られませんでした。

点差も2桁以上つき、試合の行方もほぼ決まりかけた4Qにラッセルは得点を取って最終的には13点ですが、競っていた3QまではFG2/8の4得点しか取っていませんでした。もう少し競った時間帯でハードにプレーしてほしいのが本音です。シーズンのこんな時期、チームもこんな状況だと、やる気を出してプレーするのは難しいのでしょうか?ラッセルに関しては、ヤングとの問題もありますし・・・


クラークソンですが、昨日の試合中に右足腓骨を打撲してしまい、その後はプレーしませんでしたが、今日は元気に出場しました。

ハードにプレーしているのは見ていて分かります。ですが、シュートが入りませんでした。フリーで打った3ポイントもアーチがフラットで、打ってすぐ外れると分かりました。短いものばかりだったので、脚の打撲の影響もあっただろうし、連戦の疲れもあったかもしれないです。

さらにディフェンスではレディックにマッチアップしていましたが、レディックのボールをもらうための動きについていけず、レディックをオープンにしてしまい、シュートを決められてしまっていました。
クラークソンはスクリーンに引っかかってしまうことがよくあるので、そこは注意しないといけないです。SGなので、レディックのようなプレーヤーにマッチアップする機会がこれから先のキャリアでも多いはずです。


今日良くやっていたと感じたのはブラックでした。オフェンスリバウンドに良く絡んでいたし、ポストからフックシュートを決める場面もありました。この調子なら、バックアップセンター、もしくはバックアップPFとしてやっていけるかもしれません。

今日の3Qに、トランジションでクリッパーズのディアンドレ・ジョーダンとひと悶着ある場面がありました。その際のリプレーを見ると、トランジションの際にジョーダンに手で押しのけられたブラックが、カチンと来たのか、ジョーダンに向き合って立ち向かうというシーンでした。

ですが、ブラックはジョーダンと向き合い、顔を見ているだけで、何も言ってはいなかったし、もちろん手も出していないです。
仮にですが、ブラックがジョーダンの胸を押したりなどして、乱闘気味になれば、ジョーダンはそのひと悶着以前のプレーでにテクニカルファウルをもらっていたので、2つ目となり、退場に押しやることもできたかもしれないです。ヒバートだったらそういうことをしたかもしれませんが、ブラックにはそういう“いやらしさ”がないです。

ヒバートという“いやらしさ”満載の良い見本が近くにいるので(笑)できればそういうところも身につけてほしいところです。ブラックは首までタトゥーまみれなのに、優しすぎる面がありますからね。


サクレですが、もしかしたら、今シーズン残りは出番がないかもしれないので(笑)せっかく今日出場したので、書いておきます。

ガーベッジタイムでなく、2Qの途中から出場しました。意外と良くやっているように見えました。オフェンスリバウンドを取り、そこからシュートを決めるなど、感心しました(笑)
サクレが来シーズン以降もNBAでのキャリアを積めることを願っています。所属はレイカーズではないかもしれないですが。ただ、“サクレダンス”は忘れません(笑)


最後にコービーについてです。

1Qから積極的にシュートを打ち、10得点、FGは4/8でした。その後はシュートがあまり入りませんでしたが、1オン1でベースラインから相手のブロックをかわすハイアーチシュートを打って決めるなど、コービーらしいプレーが見られました。

今日のコービーのハイライトです。



オフェンス面に限らず、“これがコービーなんだな”と思わせてくれるプレーが終盤、しかもディフェンス面で見られました。

4Qの終盤、点差は2ケタ以上ついていて、クリッパーズはスタートは誰もプレーしていませんでした。ですが、コービーは相手PGのパブロ・プリジオーニに対して、プリジオーニがボール運びをする段階から、フルコートでディフェンスし、プレッシャーをかけ始めたのでした。
プリジオーニはコービーに激しくディフェンスされながらも、ゴール下にドライブし、最終的にコービーのマークをかいくぐり、レイアップを決めたのですが、コービーが激しくディフェンスについたシーンこそが、コービーの闘争心を表す場面だったと思います。


クリッパーズの選手達も、そのシーンに感銘を受けたようで、試合後に言及していた選手が多かったそうです。中でもクリス・ポールは『(点差が2ケタ以上付いている終盤で)あんなことをする人は誰もいない。おそらく自分の仕事を理解している、ごく一部の人しかしない。20シーズンプレーして、コービーはパブロのドリブルをショットクロクロック切れにすることができたかもしれない。でも、あれがコービーがどれほど競争を愛しているかということなんだ。』とコービーを称賛していました。


ある種、レイカーズに欠けているのは、コービーの持っているような“闘争心”かもしれません。確かにコービーはNBA中の多くの人が認める、猛烈な闘争心の持ち主で、それと同じような闘争心を持てとは言いませんが、レイカーズの選手たちの多くには、根本的に闘争心がないような気がします。
上述したように、ラッセルやランドルはどこか覇気が見られないし、若いのに、落ち着きすぎている印象もあります。

若手が闘争心がないのは、ある種、しょうがないかもしれません。なぜなら、プレーオフを経験していないからです。プレーオフでは闘争心を持ってプレーしないと、すぐに負けて終わりです。レギュラーシーズンとは違った戦いがあります。
そのような“本当の戦いの場”を経験していないので、闘争心がないのはしょうがない面もありますが、それを差し引いてもレイカーズの若い選手たちは、闘争心がないような気がします。

もっと、【死に物狂いでプレーする】シーンが見られたらいいな、と思います。もう来シーズン以降になると思いますが。
闘争心を持つことこそが、勝てるチーム、優勝を目指すチームになるために必要なことで、レイカーズに欠けている部分の一つだと、今日のコービーのディフェンスを見て感じました。


今日は以上です。

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77試合目 クリッパーズ戦【クリッパーズって大っ嫌い!!】 [試合感想]


大嫌いなクリッパーズ戦の感想です。

この試合は膝への負担を考慮し、バックトゥバックのどちらか片方の試合を休むことになっているナンスJrがこの試合を欠場となりました。明日は出場予定です。
代わりにヤングがアクティブロスターに入りました。(先に結論を言うと、今日もプレーしませんでしたが)


試合の内容は簡潔に。正直、今日なんて書かなくていいくらいです。

1Qはいきなりクリッパーズにトランジションで得点されまくり、レイカーズはシュートが入りません。いきなり2対20と頭を抱えたくなる状態になります。

その後、コービーとランドルのFTや、メタの得点などで、少々盛り返し、1Qを11点ビハインドで終えます。

レイカーズの1Qの状態は酷いもので、FGを決めたのはラッセル、ケリー、メタの3人だけです。その3人でFG6/10、その他の選手はシュートが0/12という最悪の数字でした。
ラッセルはまだしも、ケリーとメタがFGを決めて、他の選手がFGがないなんてカオスでした。もうこの時点で今日は嫌な予感がしました。


2Q序盤は意外にも、メタとケリーが活躍をします。特にメタはクリッパーズのブレイク・グリフィンからスティールをし、今季初のダンクを見せるというオマケつきでした。まだダンクができたようです。

2Qの中盤以降、スタートのメンバーが多く戻ってきてからは、クリッパーズとお互い交互に得点するような形で、試合が進みます。
前半を8点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は32.6%と良くなかったです。1Qシュートが決まらなかったのが響きました。クリッパーズのFG%は48.8%でした。


2Qの出来を見て、“これは3Qの内容次第では、勝つチャンスはあるぞ”と考えていたのですが、私の希望は5分もたたずに、崩れ去りました。

3Qは1Qに増して最悪でした。3Q開始からクリッパーズにどんどん得点され、3Q残り5分15秒にジョーダンにアリウープダンクを決められ、なんと47対71と大差がついてしまいます。
レイカーズは3Q開始から、残り4分31秒にウェルタスがFTで得点するまでの間に、なんとクラークソンの3ポイントだけの3点しか取ることができませんでした。その間、シュートは全く入らない、何個もTOをするという具合で、最低でした。

その後は今日は好調のケリーやメタが得点しますが、クリッパーズも得点するので差は変わりません。
結局24点ビハインドのまま3Qを終えます。もう試合は決まったようなものでした。


4Qは最初からガーベッジタイムのようなもので、途中からサクレも出てきて、クリッパーズもメンバーを変え、本格的なガーベッジタイムとなり、そのまま試合は終了となりました。


コービーのプレーする試合も残りわずかだというのに、今日のような散々な試合内容になってしまって残念です。競らないとコービーが出ないので、プレーが長く見られないです。

改善点は多々ありますが、この試合から学ぶべきことは何もないです。


シーズンも終わる直前の、こんな時期に踏み込んだ話をしてもしょうがないかもしれないですが、今日はオフェンスについて少し思ったことがあるので、書いてみたいと思います。

今日もですが、レイカーズは“スタートでプレーしている時間帯のオフェンスが悪い”という場面が何度も見られます。今シーズン、スタートはコービーが休養のために欠場したり、ケガ人がちらほら出て、欠場した時があったという点を除けば、大きく変わったのは2回しかないです。その2回というのは、ラッセルとランドルがベンチスタートになった時と、オールスター明けにスタートに戻ってきたという時です。

ですが、“スタートのプレーが悪い”という点はメンバーが変わっても改善はあまり見られませんでした。良くプレーした時もあるけど、全然ダメな日もやはり出る、といった具合がずっと続きました。

ちなみに、私の言う“スタートのプレーが悪い”というのは、“シュートが入らない”ということではないです。得点というのはもちろんシュートが入らないことにはできませんが、シュートが入る、入らないというのはプレーヤーの実力も関係するし、日によっても調子が違うものです。ゴールデンステイトでさえも、シュートが入らない日だってあるし、歴代最高のシューターと名高いカリーでさえ、シュートが入らない日があるはずです。

私が“レイカーズのスタートのオフェンスが悪い”というのは、【シュートに至るまでのボールムーブ、プレーヤーの動きがない】という点です。


ボールムーブがない、プレーヤーの動きがなぜないのか、ということを考えると、思い当たる理由は多々あります。多くありすぎて、今日のこの記事内ではとても書ききれないくらいです(苦笑)
なので、思い当たる中で今日はある1つの理由に絞って考えてみます。
その理由とは、【ヒバート】です。

先に言っておきますが、ヒバートに責任をなすりつけるのではないです。ヒバートを取り巻くオフェンスの環境という点で考えてみるということです。
なのでヒバートが好きな方は、ヒバートを決して批判しているような内容ではないので、安心してお読みください(笑)


今日のクリッパーズ戦のオフェンスを見て、思ったことは“ヒバートが出ている時よりも、ブラックが出ている時の方がオフェンスに動きがある”ということでした。

まず、機動力という面で考えると、ベテランの域に達しつつあり、218センチ、123キロの巨漢のヒバートより、206センチ、113キロで、若く運動能力に優れるブラックの方が動けるのは当然です。
ブラックはその機動力を生かし、ガードの選手にスクリーンを頻回にかけに行き、ピック&ロールから味方がシュートを打つ機会を作り、いい形でオフェンスを終えれていることが多かったです。

ですが、ヒバートが出ている時間を見ると、ヒバートをオフェンスに絡めなさすぎだと思います。要は、“ヒバートをオフェンスで有効活用させれるプレーがレイカーズはできていない”ということです。

現在のヒバートがシュートを打つタイミングは、オフェンスが崩れた場面でボールが回ってきて、仕方がなくミドルシュートを打つ、なんとかローポストでボールをもらいフックシュートを打つ、というのがほとんどで、しかも1試合10本以上シュートを打つことはほぼないです。それどころかオフェンスにボールタッチをする機会すら少ないです。
とてもヒバートをオフェンスで有効活用できているようには思えません。言い方は悪いですが、ヒバートを【ペイント付近をウロウロする置き物】とさせています。もったいないです。


今でも覚えているのが、今季開幕前のプレシーズンの序盤に、コービーとヒバートがピック&ロールをし、コービーがスクリーンを掛けてからゴール下にロールしたヒバートに素晴しいパスを出し、ヒバートが豪快にダンクを決めたというシーンです。あのときは、“今季はこんなシーンが何回見られるだろう”とすごくワクワクしたものです。
さらに、ハーフコートオフェンスでヒバートが早い段階でポストでボールを持ち、他のガードの選手たちが動き回り、ヒバートがフリーになった選手にパスを出し、パスをもらった選手が良い形でシュートを打つというシーンがありました。そんなシーン、今では全く見られないです。


ヒバートはレイカーズに移籍してきた当初、『インディアナでの最終年、インディアナは俺のパス能力を生かしたプレーを作ろうとしなかった』と言っていたそうです。プレシーズンの時期はヒバートもボールにタッチする回数が多く、イキイキとプレーしているように見えましたが、シーズンに入ってからはボールにタッチする機会も、シュートを打つ機会も少なく、プレーが制限されているようです。


これは、ヒバートが悪いのではなく、ヒバートを有効活用できるようなオフェンスを作っていないのが悪いです。それはおそらく、コーチ陣がヒバートにシュートを打たせる為や、ヒバートを起点としたセットプレーを作っていないのだと思います。
オフェンスでヒバートをプレーに絡める術がないから、ヒバートをただの置き物にしていて、オフェンスは他の4人でやっているようなものになります。

また、ヒバートをオフェンスに絡めないということは、他の選手にも影響してきます。ヒバートがハーフコートオフェンスの際に動きまわるのは、ペイント付近がほとんどです。ですが、ヒバートにボールを与えず、ペイント内をウロウロする置き物と化してしまうと、ヒバートがいるので、他の選手たちがペイント内にドライブもできないし、カットインもできないです。わざわざディフェンダーのいるところにカットインする意味がないですよね。

なので、他の選手たちは、インサイドにボールも入れることができず、さらにカットインもできず、外でボールを回すだけとなってしまい、上手くシュートまで持っていくことができないです。これが悪循環を生み、良いオフェンスができていない理由だと考えます。


私はヒバートが不憫でならないです。ヒバートはディフェンスで良いプレーをしたらガッツポーズをして喜びをあらわにし、今のチームの状態の中でできる限りのことを全力でやっています。試合前にも毎回、フィジカルセラピストのジュディ・セトさんと共にゴムバンドと通常よりも重いボールを使ってトレーニングし、しっかり試合の準備をしています。

さらに、ヒバートは今夏FAになります。なので、今季の成績が来季以降の年棒に影響します。こんな成績、プレー内容だと、来季以降の減棒は免れないです。
それを避けるために、良い成績を残そうと自己中心なプレーに走ってもしょうがないですが、ヒバートは一切それをしません。今のチームのために多大な犠牲を払ってくれています。そんなヒバートのことを考えると、不憫でしょうがない気持ちになります。


今日のディフェンスについてですが、ボロボロでした。ポールが出ている時間帯は、ポールにやられすぎです。フリーにしてしまい、シュートは決められる、トランジションでは好き放題パスを出される、いいところなしです。


今日は個人については詳しく書きません。みんなダメです。特にスタート5人のシュートの確率なんて酷いものです。

コービーについてだけちょっと書くと、今日は点差が開いたので、4Q全くプレーせず、たったの22分ちょっとのプレー時間でした。コンディションに関しては、“今シーズンの普通”だったのではないでしょうか(決して良くはないです)。

プレーに関しては、悪い体勢でのシュートは特になく、シュートがただ入らなかっただけのように思えます。多少はコンディションが影響していたかもしれないですが。コービーは1Qから3Qまでシュートがなかなか入らなくても、4Qに突然入り始めるということが以前に多々ありましたが、今日は4Qに全くプレーしなかったので、どうしようもないです。

今日活躍できなかったのは残念でしたが、残り5試合、コービーの活躍が見たいです。


今日は以上です。

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