“執念” コービーを偉大にさせたもの [コービー関係]
コービーがサイト“The Players' Tribune”に
『Obsession Is Natural』(執念は生まれつきのもの)
というタイトルで記事を寄稿しています。
非常に興味深いうえに、コービーの性格が良く分かる記事だったので、全部和訳しました。
元記事はこちらになります。
それではここからが和訳です。
“執念は生まれつきのもの”
1996年、11月12日、アレン・アイバーソンはガーデンでのニックス戦に勝利した試合で35点を取った。
1996年、11月12日、僕はヒューストンでの勝利した試合で5分間プレーし、2点で終えた。
夜遅くにホテルの部屋にチェックインして、スポーツセンター(現地のスポーツチャンネル)で彼が35点取ったのを見て、私は我を失った。
テーブルをひっくり返し、椅子を投げ、テレビを壊した。
私はこれまでハードに練習していたと思っていた。
5分、2点。
私はもっと練習をハードにする必要がある。
私はやった。
1999年、3月19日、アイバーソンはフィラデルフィアで僕の前で41点、10アシストを記録した。
熱心な練習は十分ではなかった。
私はこの男を取り憑かれた様に勉強する必要があった。
私は見つけれる限りすべてのAIに関しての記事や本を取り憑かれたみたいに読んだ。
私は執拗なまでに彼がプレーした試合を見た。IUPUのオールアメリカンゲームまで遡ってまで。
私はしきりに彼のすべての成功、そして彼の苦労を学んだ。私は異常なまでに、見つけることができる限りの彼の弱点を探した。
私はAIに関して塾考したことを私の中に取り入れるために、黙想の世界を調べた。
(※4/23 追記:この文章では原文に“Musecage”と出てくるところを私は“熟考”と訳しています。
ですが、ここは文脈から考えると、『AIについて実績など、いろいろ調べたこと』と訳す方が分かり易いかもしれません。
そもそも、“Musecage”というのは造語です。辞書で調べても出てきません。
“muse”というのは、ギリシャ神話に出てくる『芸術家にインスピレーションを与える女神』という意味です。これはコービーが掲げる『多くの人々にインスピレーションを与えたい』というコンセプトを表す言葉としてコービーが使っているものです。“cage”は『檻』という意味なので、そのまま“Musecage”を訳すと『museを捕まえておく檻』という意味になります。これでは意味が通じませんよね。
なので私は『神話の世界に入り浸る≠深く考える』と訳し、この文脈で言うと、
『AIについて業績など、いろいろ調べたこと』と訳しました。
このことを知っておかないと、『Musecageってなんだろう?』と感じるかもしれません。私の説明不足でした。
なお、この和訳はツイッターアカウント@MayLAL24 さんからアドバイスをいただき、この修正と追記を入れました。Mayさん、ありがとうございます。)
それは南アフリカ沖でどうやって凶暴な大型サメがアザラシを捕食するのかということを学ぶことにもつながった。
忍耐、タイミング、角度。
2000年2月20日、フィラデルフィアにて。フィル・ジャクソンHCは後半開始から私にAIを守るという
課題を与えてくれた。私にとってこのチャレンジがどのくらいの意味があるかなんて誰も知らない。
私は彼(AI)に私が感じたフラストレーションを感じさせたかった。
私はAIが私の前で41点10アシストした際に私のことを笑ったすべての人を笑いすぎで窒息させてやりたかった。
彼は公に、私たちお互いが他の選手には止められないと言うだろう。
私はそう信じられているのを否定する。
私は50点取る
お前は0点に終わる
これが私の信じたこと。
僕が彼をマークし始めた時、彼は前半で16得点だった。彼は試合を16点で終えた。
(※追記:過去のゲームログを調べてみましたが、この日アイバーソンは本当に16点で試合を終えています。 44分出場してFGは7/25、5TOでした。ちなみにコービーは39分出場で18点、7アシスト、5ブロックを記録しています。FGは7/15です。試合はレイカーズが勝っています)
リベンジは素敵なものだった。
でも、勝った後でも僕は満足していなかった。
そもそも最初に彼が私をあんなふうな気持ち(AIに先に活躍されたり、やられて屈辱的な気持ち)にさせたことに対して僕はイライラしていた。
私はその時点から、すべてのマッチアップに対し、生きるか死ぬかという姿勢で臨むことを誓った。
誰も私のそのような焦点を決してコントロールしようとはしなかった。
私は私がターゲットにして、封じ込めたいプレーヤーを見極めます。
私は来るべきシーズンでのあなたの目標が、私が20年間なりたいと思っていたところ(おそらく優勝のこと)に対して妥協しているかどうかを見極めます。
もし彼らが妥協していないのであれば、あなたにとって天国になるでしょう。だけどもし妥協しているのなら・・・
私はあなたを徹底的にやっつけるだろう。当然だよ。
以上が和訳になります。少し分かりやすいように意訳している部分があります。
あと、和訳で間違っている部分があれば、ツイッターにて私に教えてくださるとうれしいです。 私は常に正確な情報をこのブログや私のツイッターを見てくださっている方に提供したいと思っているし、私のモットーでもあります。ご協力ください。
教えてくだされば、その都度記事を訂正します。
この記事を見ると、“どうしてコービーがNBAの歴史上、最も偉大なプレーヤーの1人”と評価されるか、その理由が窺い知れることができますね。
『異常なまでの執着心』これをコービーが持っていたということがその理由の一つなのではないでしょうか。
また、アイバーソンというライバルがいたこともコービーには良い影響になったことでしょう。
アイバーソンの方がコービーよりも先に活躍し始めたから、また、コービーの目の前で活躍したから。
そのことがコービーをより奮い立たせたのでしょうね。
こういう、コービーの性格が分かる様な記事や、昔のエピソードと言うのは興味深く、見ていて楽しいし、私たちの人生において参考になることかもしれません。
また、コービーのこのような“執念”が、今のレイカーズの選手たちに欠けているものなのかもしれません。
今日の記事は以上です。
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『Obsession Is Natural』(執念は生まれつきのもの)
というタイトルで記事を寄稿しています。
非常に興味深いうえに、コービーの性格が良く分かる記事だったので、全部和訳しました。
元記事はこちらになります。
それではここからが和訳です。
“執念は生まれつきのもの”
1996年、11月12日、アレン・アイバーソンはガーデンでのニックス戦に勝利した試合で35点を取った。
1996年、11月12日、僕はヒューストンでの勝利した試合で5分間プレーし、2点で終えた。
夜遅くにホテルの部屋にチェックインして、スポーツセンター(現地のスポーツチャンネル)で彼が35点取ったのを見て、私は我を失った。
テーブルをひっくり返し、椅子を投げ、テレビを壊した。
私はこれまでハードに練習していたと思っていた。
5分、2点。
私はもっと練習をハードにする必要がある。
私はやった。
1999年、3月19日、アイバーソンはフィラデルフィアで僕の前で41点、10アシストを記録した。
熱心な練習は十分ではなかった。
私はこの男を取り憑かれた様に勉強する必要があった。
私は見つけれる限りすべてのAIに関しての記事や本を取り憑かれたみたいに読んだ。
私は執拗なまでに彼がプレーした試合を見た。IUPUのオールアメリカンゲームまで遡ってまで。
私はしきりに彼のすべての成功、そして彼の苦労を学んだ。私は異常なまでに、見つけることができる限りの彼の弱点を探した。
私はAIに関して塾考したことを私の中に取り入れるために、黙想の世界を調べた。
(※4/23 追記:この文章では原文に“Musecage”と出てくるところを私は“熟考”と訳しています。
ですが、ここは文脈から考えると、『AIについて実績など、いろいろ調べたこと』と訳す方が分かり易いかもしれません。
そもそも、“Musecage”というのは造語です。辞書で調べても出てきません。
“muse”というのは、ギリシャ神話に出てくる『芸術家にインスピレーションを与える女神』という意味です。これはコービーが掲げる『多くの人々にインスピレーションを与えたい』というコンセプトを表す言葉としてコービーが使っているものです。“cage”は『檻』という意味なので、そのまま“Musecage”を訳すと『museを捕まえておく檻』という意味になります。これでは意味が通じませんよね。
なので私は『神話の世界に入り浸る≠深く考える』と訳し、この文脈で言うと、
『AIについて業績など、いろいろ調べたこと』と訳しました。
このことを知っておかないと、『Musecageってなんだろう?』と感じるかもしれません。私の説明不足でした。
なお、この和訳はツイッターアカウント@MayLAL24 さんからアドバイスをいただき、この修正と追記を入れました。Mayさん、ありがとうございます。)
それは南アフリカ沖でどうやって凶暴な大型サメがアザラシを捕食するのかということを学ぶことにもつながった。
忍耐、タイミング、角度。
2000年2月20日、フィラデルフィアにて。フィル・ジャクソンHCは後半開始から私にAIを守るという
課題を与えてくれた。私にとってこのチャレンジがどのくらいの意味があるかなんて誰も知らない。
私は彼(AI)に私が感じたフラストレーションを感じさせたかった。
私はAIが私の前で41点10アシストした際に私のことを笑ったすべての人を笑いすぎで窒息させてやりたかった。
彼は公に、私たちお互いが他の選手には止められないと言うだろう。
私はそう信じられているのを否定する。
私は50点取る
お前は0点に終わる
これが私の信じたこと。
僕が彼をマークし始めた時、彼は前半で16得点だった。彼は試合を16点で終えた。
(※追記:過去のゲームログを調べてみましたが、この日アイバーソンは本当に16点で試合を終えています。 44分出場してFGは7/25、5TOでした。ちなみにコービーは39分出場で18点、7アシスト、5ブロックを記録しています。FGは7/15です。試合はレイカーズが勝っています)
リベンジは素敵なものだった。
でも、勝った後でも僕は満足していなかった。
そもそも最初に彼が私をあんなふうな気持ち(AIに先に活躍されたり、やられて屈辱的な気持ち)にさせたことに対して僕はイライラしていた。
私はその時点から、すべてのマッチアップに対し、生きるか死ぬかという姿勢で臨むことを誓った。
誰も私のそのような焦点を決してコントロールしようとはしなかった。
私は私がターゲットにして、封じ込めたいプレーヤーを見極めます。
私は来るべきシーズンでのあなたの目標が、私が20年間なりたいと思っていたところ(おそらく優勝のこと)に対して妥協しているかどうかを見極めます。
もし彼らが妥協していないのであれば、あなたにとって天国になるでしょう。だけどもし妥協しているのなら・・・
私はあなたを徹底的にやっつけるだろう。当然だよ。
以上が和訳になります。少し分かりやすいように意訳している部分があります。
あと、和訳で間違っている部分があれば、ツイッターにて私に教えてくださるとうれしいです。 私は常に正確な情報をこのブログや私のツイッターを見てくださっている方に提供したいと思っているし、私のモットーでもあります。ご協力ください。
教えてくだされば、その都度記事を訂正します。
この記事を見ると、“どうしてコービーがNBAの歴史上、最も偉大なプレーヤーの1人”と評価されるか、その理由が窺い知れることができますね。
『異常なまでの執着心』これをコービーが持っていたということがその理由の一つなのではないでしょうか。
また、アイバーソンというライバルがいたこともコービーには良い影響になったことでしょう。
アイバーソンの方がコービーよりも先に活躍し始めたから、また、コービーの目の前で活躍したから。
そのことがコービーをより奮い立たせたのでしょうね。
こういう、コービーの性格が分かる様な記事や、昔のエピソードと言うのは興味深く、見ていて楽しいし、私たちの人生において参考になることかもしれません。
また、コービーのこのような“執念”が、今のレイカーズの選手たちに欠けているものなのかもしれません。
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