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孤独を好むコービーと、ルーティーン [コービー関係]

いよいよ、コービーのキャリアも、明日のユタ戦で終わりを迎えます。

コービーが今まで成し遂げてきたこと、達成した記録、積み重ねてきたものは、本当に偉大で、多くあります。


積み重ねてきた、と言えば、コービーは猛烈な練習熱心さで知られ、これまでの多くの時間を練習に費やし、積み重ねてきました。


選手には、それぞれ決まった練習のルーティーンを持っている人が多いです。有名なところでは、ゴールデンステイトのステフ・カリーでしょうか。両手にボールを持ってドリブルをしたり、選手がコートに出てくる通路からシュートを打って決めてから練習を引き上げる、と言ったルーティーンをしているようですね。

中には変わった人もいて、コービーと仲良しで、現在サクラメントにいるカロン・バトラーは練習ではないですが、試合中に、マクドナルドのストローを口の中に折り曲げて入れ、噛みながらプレーしたり、試合前にカフェイン入りの炭酸ジュースを3本ほど飲み干してからプレーするなど、奇行で知られていました(笑)


そんな中、コービーの練習でのルーティーンの詳細をESPNのライターのBaxter Holmes氏が紹介してくれています。今回はこの記事を和訳してみました。

なお、私の英語力は高くないので、間違っている部分もあるかもしれないです。さらに、噛み砕いて訳している部分もあるので、逆に分かり辛いかもしれません。ご了承ください。
なお、元記事はこちらのリンクになります。

【Kobe Bryant's shooting is part perspiration, all preparation】


〈ここからが記事の和訳〉

コービーは長年にわたり、すべてのアリーナで、試合開始の約4時間前にルーティーンを開始してきた。

『アリーナについたら、まず初めにこのルーティーンをするんだ。』ブライアントは言った。

警備員や、ゲームの準備をする人を除けば、客席は空っぽ。しかし、主にコートはコービーのためにあり、コービーはコートに立ちます。
主にスタジアムは観客の場所ですが、NBAの有名な一匹狼は、一人でその場所にいます。


『これは、試合の前の静けさ』

ロサンゼルス・レイカーズの象徴は言います。

『すごく平和で、すごく静かだ。そして、自分の場所と、要素、ボールの弾む音や、ネットやリムの音を聞く機会を得ることができる。』


この時点で、ブライアントは歴史的な20年のキャリアの中で、残り2試合を残すのみとなりました(この記事は、OKC戦の前に書かれたもの)。シューティングに始まり、努力を開始し、秩序的で、効果的なセッションが、NBA中に一定の神秘性をもたらします。


『プレーヤーが通常の時間にコートにシューティングに行ったなら、絶対にコービーは見かけないよ。』

元NBAプレーヤーで、フェニックス・サンズの臨時ヘッドコーチ、アールワトソンは言います。


『だから、いくつかのゲームや、たくさんのゲームで、彼は決してミスをしない。それでプレーヤーはこんな風に混乱する。“コービーは試合に出ているだけなのに、好調だ”』(コービーが練習しているところを見ていないので、練習をせず、試合にだけプレーに来ていると思い込んでいる)

『でも、彼らはコービーがおそらく午後1時くらいにアリーナに来て、シューティングをしていることを知らないんだ。だから彼は唯一無二で、味方のお膳立てや、プレーの組み立てだって素晴しい。すべてを彼はやる。彼は遂行するんだ。』


ブライアントは決まって、リムの下からシューティングをはじめ、左右それぞれの手で、ゆったりとシュートを15~20本決めます。そしてリズムと、ボールがネットを通り過ぎる感覚をつかみます。

そして彼はミッドレンジに移動し、15フィートほどの位置から、左右のベースライン、左右のウイング、FTラインのエリアからシュートを打ち、それぞれの位置で、15~20本シュートを決めます。

そして、FTをいくつか決めます。けれども、これには制限はありません。


『彼が良い感触を得るまでと、彼が次に移りたいと感じるようになるまでだよ』


レイカーズのビデオコーディネーター且つ、プレイヤー育成担当のコーチ、J・Jアウトローは言います。
彼は5年前にチームに加わって以来、ホームとロードで、コービーのそれらのセッション時にリバウンドを取ります。


そして、ブライアントは3ポイントラインの外に移動し、3ポイントを左右のコーナー、左右のウイング、トップの位置から打ち、それぞれの位置から10本~20本決めます。


その後、ブライアントは再び3ポイントラインよりも内側に入り、もっとFTを打ちます。そして、バスケットに近い位置からシューティングを始めます。


『いつもインサイド、アウトサイド、そしてまたインサイドに戻る、だよ』

アウトローはブライアントのルーティーンについて言います。


これらを見ると、ブライアントは幅広くシューティングを行います。


『試合の中で、これと同じ動きをコービーがするのを見るよ。彼が正確な、同じ動きを何回練習しているか、教えれないほどさ。パンプフェイク、ジャブステップ、パンプフェイク、ジャブステップ、クロスオーバー、1ドリブルプルアップ、この5年間で、何千回もしているよ。』


アウトローは付け加えます。

『彼が行うすべてのことは、ゲームの流れに沿って行われます。彼がボールを持ったとき、ワークアウト時と同じ動きが見られます。そして彼の細かい部分へのこだわりです。シュートフェイク、ジャブステップ、ドリブル、脚の広げ方、ディフェンダーの前でのボールの守り方、ボールを持っての移動、試合に出た時にそれらができるように、彼はすべてに重点を置く。まさに第2の天性だよ(第2の天性とは、持って生まれた能力ではなく、あとから身につけた能力、技術のこと)


彼らは1つのボールを使いますが、もし、ブライアントがワークアウトのペースを上げたいときは、2つボールを使うこともあります。大体、ブライアントの試合前のルーティーンは20~30分で終わります。コートから離れるまでの間に、ブライアントは250本ほどシュートを決め、ひと汗かきます。いつものように、ブライアントはひとりきりを好みます。


『彼がシューティングに来るとき、彼はコートでいつもたった一人だ。』アウトローは言います。

『彼はバスケットボールに邪魔が何もない、十分早い時間にコートにやってきます。その時間はメディアの対応も、何もありません。』


その間、アウトローは声を出して、ブライアントが決めた本数を数えません。その代わり、アウトローはブライアントが特定の場所で、シュートを決める本数が2本足りなかったら、“8本”“18本”と言って伝えますが、それ以上は何も言いません。

『その時間に会話はない。』アウトローは言います。

『彼はその方法で集中するんだ。本当に素晴らしいよ。』


ブライアントはオフの日にも、同じルーティーンを続けます。ただ、多くそれを行います。

例えば、ブライアントはそれぞれのスポットから10本から20本シュートを決める代わりに、50本もの数のシュートを決めます。オフシーズンでは、ブライアントは500本から1000本もの数のシュートを決めます。


これらの試合前のセッションにもかかわらず、ブライアントは若い時、その様子を見せようとしなかったのは、ブライアントが心理戦で対抗したかったからだといいました。


『これ(練習の量)は、それほど選手で競争することでもないし、これらは他の要素だよ』

ブライアントは言います。

『なぜなら、私は若い時に見い出したんだ。もし私が他の選手に、私のやっていることを見せたとしても、彼らはそれをしないだろう。だってすごく退屈だし、長い時間同じことの繰り返しだし。』


ワトソンはポートランド・トレイルブレイザーズで迎えた13年目のキャリアで、プレーヤー兼コーチの役割を担っていて、すべてのアリーナに、チームの若手と一緒に早めに到着していました。

彼らはステイプルズセンターに早く到着し、3オン3をする予定でした。そして、アリーナに入った時、コートで1つのボールが弾む音が聞こえました。

『分かったよ』ワトソンは言いました。『あれはコービーだったんだ』


ブライアントにとって、『空っぽのアリーナの平穏さの実際は、美しい』

『自分がここにいて、観客は誰もいなくて、ただ警備員だけがいるなんて、これはとても穏やかな体験だよ』

ブライアントは言います。

『これは美しい、美しいことだ。』


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