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78試合目 クリッパーズ戦【コービーが示した、レイカーズに欠けているもの】 [試合感想]


クリッパーズとの連戦の感想です。今日はレイカーズのホームコートとしての試合でした。


試合の内容は簡単に。

1Qは序盤からコービーが積極的にシュートを打ち、決めてリードします。1Q終盤にクリッパーズに逆転を許しますが、レイカーズも離されずについていきます。
昨日の試合では、なんと2対20という最低なスタートで始まった1Qでしたが、今日はまだ良いスタートを切ることができました。
1Qを4点ビハインドで終えます。コービーは1Qだけで10得点していました。


2Qも中盤まで競り、40対40の同点だったのですが、中盤から終盤にかけ、クリッパーズに連続得点を許してしまい、点差が2ケタに開いてしまいます。レイカーズはシュートがなかなか決まりませんでした。
終了間際にレディックに3ポイントを決められ、12点ビハインドで前半を終えます。
レイカーズの前半のFG%は37%でした。クリッパーズは47.7%でした。


3Qは序盤はコービー、後半はブラックが活躍します。ですが、レイカーズが得点しても、クリッパーズに得点を決められてしまうので、差は全然縮まりません。
3Qも前半終了時と変わらず、12点ビハインドで終えます。


4Qは序盤からクリッパーズに得点され、一時17点差にまで開いてしまいます。
その後、レイカーズはナンスのレイアップやラッセルの得点で少し差を詰めるのですが、クリッパーズに追加点を許し、今日も敗戦となってしまいました。


オフェンスに関しては、シュートがなかなか決まりませんでした。フリーで打ったシュートも決まらなかったです。連戦の疲れの影響があったかもしれません。スタートでは、誰もFG%が40%以上の人はいませんでした。

ディフェンスに関しては、グリフィン→ジョーダンのハイ・ローポストの連携や、ジョーダンを絡めたピック&ロールのプレーに対応できず、ジョーダンにたくさんダンクでフィニッシュされました。
ディフェンスの悪さは相変わらずですが、もうこの時期なので、何も言うことはないです(笑)


続いて個人を。

まずランドルですが、キャリアハイの20リバウンドです。26分台の出場時間で20リバウンドと言うのは素晴しいです。1Qの開始からチームの8リバウンドをすべて一人で取っていました。

オフェンスに関しては打ったシュートの多くがミドルレンジからのジャンパーで、ドライブや、ゴール下でのプレーが少なかったように感じます。そのせいもあり、シュートの確率が悪かったです。


続いてラッセルですが、4Qに今日1本目の3ポイントを決め、今シーズンに決めた3ポイント数が124本となり、ニック・バン・エクセルを抜いて、レイカーズのルーキー史上、最も多くの3ポイントを決めた選手となりました。(今日2本決めたので、現在は125本成功)
3ポイントがこれだけ決まっているということは、アウトサイドのシュート力が現時点でかなりあるということなので、来シーズン以降も期待ができます。

ただ、これはランドルにも言えることなのですが、プレーにどこか覇気が感じられないです。“ただプレーしているだけ”と言う風に見えるし、目標も目的もないように感じます。
ランドルはリバウンドは良く取っていましたが、オフェンスではジャンパーをただ打つことが多かったし、ゴール下でゴリゴリ行くようなシーンもほとんど見られませんでした。

点差も2桁以上つき、試合の行方もほぼ決まりかけた4Qにラッセルは得点を取って最終的には13点ですが、競っていた3QまではFG2/8の4得点しか取っていませんでした。もう少し競った時間帯でハードにプレーしてほしいのが本音です。シーズンのこんな時期、チームもこんな状況だと、やる気を出してプレーするのは難しいのでしょうか?ラッセルに関しては、ヤングとの問題もありますし・・・


クラークソンですが、昨日の試合中に右足腓骨を打撲してしまい、その後はプレーしませんでしたが、今日は元気に出場しました。

ハードにプレーしているのは見ていて分かります。ですが、シュートが入りませんでした。フリーで打った3ポイントもアーチがフラットで、打ってすぐ外れると分かりました。短いものばかりだったので、脚の打撲の影響もあっただろうし、連戦の疲れもあったかもしれないです。

さらにディフェンスではレディックにマッチアップしていましたが、レディックのボールをもらうための動きについていけず、レディックをオープンにしてしまい、シュートを決められてしまっていました。
クラークソンはスクリーンに引っかかってしまうことがよくあるので、そこは注意しないといけないです。SGなので、レディックのようなプレーヤーにマッチアップする機会がこれから先のキャリアでも多いはずです。


今日良くやっていたと感じたのはブラックでした。オフェンスリバウンドに良く絡んでいたし、ポストからフックシュートを決める場面もありました。この調子なら、バックアップセンター、もしくはバックアップPFとしてやっていけるかもしれません。

今日の3Qに、トランジションでクリッパーズのディアンドレ・ジョーダンとひと悶着ある場面がありました。その際のリプレーを見ると、トランジションの際にジョーダンに手で押しのけられたブラックが、カチンと来たのか、ジョーダンに向き合って立ち向かうというシーンでした。

ですが、ブラックはジョーダンと向き合い、顔を見ているだけで、何も言ってはいなかったし、もちろん手も出していないです。
仮にですが、ブラックがジョーダンの胸を押したりなどして、乱闘気味になれば、ジョーダンはそのひと悶着以前のプレーでにテクニカルファウルをもらっていたので、2つ目となり、退場に押しやることもできたかもしれないです。ヒバートだったらそういうことをしたかもしれませんが、ブラックにはそういう“いやらしさ”がないです。

ヒバートという“いやらしさ”満載の良い見本が近くにいるので(笑)できればそういうところも身につけてほしいところです。ブラックは首までタトゥーまみれなのに、優しすぎる面がありますからね。


サクレですが、もしかしたら、今シーズン残りは出番がないかもしれないので(笑)せっかく今日出場したので、書いておきます。

ガーベッジタイムでなく、2Qの途中から出場しました。意外と良くやっているように見えました。オフェンスリバウンドを取り、そこからシュートを決めるなど、感心しました(笑)
サクレが来シーズン以降もNBAでのキャリアを積めることを願っています。所属はレイカーズではないかもしれないですが。ただ、“サクレダンス”は忘れません(笑)


最後にコービーについてです。

1Qから積極的にシュートを打ち、10得点、FGは4/8でした。その後はシュートがあまり入りませんでしたが、1オン1でベースラインから相手のブロックをかわすハイアーチシュートを打って決めるなど、コービーらしいプレーが見られました。

今日のコービーのハイライトです。



オフェンス面に限らず、“これがコービーなんだな”と思わせてくれるプレーが終盤、しかもディフェンス面で見られました。

4Qの終盤、点差は2ケタ以上ついていて、クリッパーズはスタートは誰もプレーしていませんでした。ですが、コービーは相手PGのパブロ・プリジオーニに対して、プリジオーニがボール運びをする段階から、フルコートでディフェンスし、プレッシャーをかけ始めたのでした。
プリジオーニはコービーに激しくディフェンスされながらも、ゴール下にドライブし、最終的にコービーのマークをかいくぐり、レイアップを決めたのですが、コービーが激しくディフェンスについたシーンこそが、コービーの闘争心を表す場面だったと思います。


クリッパーズの選手達も、そのシーンに感銘を受けたようで、試合後に言及していた選手が多かったそうです。中でもクリス・ポールは『(点差が2ケタ以上付いている終盤で)あんなことをする人は誰もいない。おそらく自分の仕事を理解している、ごく一部の人しかしない。20シーズンプレーして、コービーはパブロのドリブルをショットクロクロック切れにすることができたかもしれない。でも、あれがコービーがどれほど競争を愛しているかということなんだ。』とコービーを称賛していました。


ある種、レイカーズに欠けているのは、コービーの持っているような“闘争心”かもしれません。確かにコービーはNBA中の多くの人が認める、猛烈な闘争心の持ち主で、それと同じような闘争心を持てとは言いませんが、レイカーズの選手たちの多くには、根本的に闘争心がないような気がします。
上述したように、ラッセルやランドルはどこか覇気が見られないし、若いのに、落ち着きすぎている印象もあります。

若手が闘争心がないのは、ある種、しょうがないかもしれません。なぜなら、プレーオフを経験していないからです。プレーオフでは闘争心を持ってプレーしないと、すぐに負けて終わりです。レギュラーシーズンとは違った戦いがあります。
そのような“本当の戦いの場”を経験していないので、闘争心がないのはしょうがない面もありますが、それを差し引いてもレイカーズの若い選手たちは、闘争心がないような気がします。

もっと、【死に物狂いでプレーする】シーンが見られたらいいな、と思います。もう来シーズン以降になると思いますが。
闘争心を持つことこそが、勝てるチーム、優勝を目指すチームになるために必要なことで、レイカーズに欠けている部分の一つだと、今日のコービーのディフェンスを見て感じました。


今日は以上です。

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