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77試合目 クリッパーズ戦【クリッパーズって大っ嫌い!!】 [試合感想]


大嫌いなクリッパーズ戦の感想です。

この試合は膝への負担を考慮し、バックトゥバックのどちらか片方の試合を休むことになっているナンスJrがこの試合を欠場となりました。明日は出場予定です。
代わりにヤングがアクティブロスターに入りました。(先に結論を言うと、今日もプレーしませんでしたが)


試合の内容は簡潔に。正直、今日なんて書かなくていいくらいです。

1Qはいきなりクリッパーズにトランジションで得点されまくり、レイカーズはシュートが入りません。いきなり2対20と頭を抱えたくなる状態になります。

その後、コービーとランドルのFTや、メタの得点などで、少々盛り返し、1Qを11点ビハインドで終えます。

レイカーズの1Qの状態は酷いもので、FGを決めたのはラッセル、ケリー、メタの3人だけです。その3人でFG6/10、その他の選手はシュートが0/12という最悪の数字でした。
ラッセルはまだしも、ケリーとメタがFGを決めて、他の選手がFGがないなんてカオスでした。もうこの時点で今日は嫌な予感がしました。


2Q序盤は意外にも、メタとケリーが活躍をします。特にメタはクリッパーズのブレイク・グリフィンからスティールをし、今季初のダンクを見せるというオマケつきでした。まだダンクができたようです。

2Qの中盤以降、スタートのメンバーが多く戻ってきてからは、クリッパーズとお互い交互に得点するような形で、試合が進みます。
前半を8点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は32.6%と良くなかったです。1Qシュートが決まらなかったのが響きました。クリッパーズのFG%は48.8%でした。


2Qの出来を見て、“これは3Qの内容次第では、勝つチャンスはあるぞ”と考えていたのですが、私の希望は5分もたたずに、崩れ去りました。

3Qは1Qに増して最悪でした。3Q開始からクリッパーズにどんどん得点され、3Q残り5分15秒にジョーダンにアリウープダンクを決められ、なんと47対71と大差がついてしまいます。
レイカーズは3Q開始から、残り4分31秒にウェルタスがFTで得点するまでの間に、なんとクラークソンの3ポイントだけの3点しか取ることができませんでした。その間、シュートは全く入らない、何個もTOをするという具合で、最低でした。

その後は今日は好調のケリーやメタが得点しますが、クリッパーズも得点するので差は変わりません。
結局24点ビハインドのまま3Qを終えます。もう試合は決まったようなものでした。


4Qは最初からガーベッジタイムのようなもので、途中からサクレも出てきて、クリッパーズもメンバーを変え、本格的なガーベッジタイムとなり、そのまま試合は終了となりました。


コービーのプレーする試合も残りわずかだというのに、今日のような散々な試合内容になってしまって残念です。競らないとコービーが出ないので、プレーが長く見られないです。

改善点は多々ありますが、この試合から学ぶべきことは何もないです。


シーズンも終わる直前の、こんな時期に踏み込んだ話をしてもしょうがないかもしれないですが、今日はオフェンスについて少し思ったことがあるので、書いてみたいと思います。

今日もですが、レイカーズは“スタートでプレーしている時間帯のオフェンスが悪い”という場面が何度も見られます。今シーズン、スタートはコービーが休養のために欠場したり、ケガ人がちらほら出て、欠場した時があったという点を除けば、大きく変わったのは2回しかないです。その2回というのは、ラッセルとランドルがベンチスタートになった時と、オールスター明けにスタートに戻ってきたという時です。

ですが、“スタートのプレーが悪い”という点はメンバーが変わっても改善はあまり見られませんでした。良くプレーした時もあるけど、全然ダメな日もやはり出る、といった具合がずっと続きました。

ちなみに、私の言う“スタートのプレーが悪い”というのは、“シュートが入らない”ということではないです。得点というのはもちろんシュートが入らないことにはできませんが、シュートが入る、入らないというのはプレーヤーの実力も関係するし、日によっても調子が違うものです。ゴールデンステイトでさえも、シュートが入らない日だってあるし、歴代最高のシューターと名高いカリーでさえ、シュートが入らない日があるはずです。

私が“レイカーズのスタートのオフェンスが悪い”というのは、【シュートに至るまでのボールムーブ、プレーヤーの動きがない】という点です。


ボールムーブがない、プレーヤーの動きがなぜないのか、ということを考えると、思い当たる理由は多々あります。多くありすぎて、今日のこの記事内ではとても書ききれないくらいです(苦笑)
なので、思い当たる中で今日はある1つの理由に絞って考えてみます。
その理由とは、【ヒバート】です。

先に言っておきますが、ヒバートに責任をなすりつけるのではないです。ヒバートを取り巻くオフェンスの環境という点で考えてみるということです。
なのでヒバートが好きな方は、ヒバートを決して批判しているような内容ではないので、安心してお読みください(笑)


今日のクリッパーズ戦のオフェンスを見て、思ったことは“ヒバートが出ている時よりも、ブラックが出ている時の方がオフェンスに動きがある”ということでした。

まず、機動力という面で考えると、ベテランの域に達しつつあり、218センチ、123キロの巨漢のヒバートより、206センチ、113キロで、若く運動能力に優れるブラックの方が動けるのは当然です。
ブラックはその機動力を生かし、ガードの選手にスクリーンを頻回にかけに行き、ピック&ロールから味方がシュートを打つ機会を作り、いい形でオフェンスを終えれていることが多かったです。

ですが、ヒバートが出ている時間を見ると、ヒバートをオフェンスに絡めなさすぎだと思います。要は、“ヒバートをオフェンスで有効活用させれるプレーがレイカーズはできていない”ということです。

現在のヒバートがシュートを打つタイミングは、オフェンスが崩れた場面でボールが回ってきて、仕方がなくミドルシュートを打つ、なんとかローポストでボールをもらいフックシュートを打つ、というのがほとんどで、しかも1試合10本以上シュートを打つことはほぼないです。それどころかオフェンスにボールタッチをする機会すら少ないです。
とてもヒバートをオフェンスで有効活用できているようには思えません。言い方は悪いですが、ヒバートを【ペイント付近をウロウロする置き物】とさせています。もったいないです。


今でも覚えているのが、今季開幕前のプレシーズンの序盤に、コービーとヒバートがピック&ロールをし、コービーがスクリーンを掛けてからゴール下にロールしたヒバートに素晴しいパスを出し、ヒバートが豪快にダンクを決めたというシーンです。あのときは、“今季はこんなシーンが何回見られるだろう”とすごくワクワクしたものです。
さらに、ハーフコートオフェンスでヒバートが早い段階でポストでボールを持ち、他のガードの選手たちが動き回り、ヒバートがフリーになった選手にパスを出し、パスをもらった選手が良い形でシュートを打つというシーンがありました。そんなシーン、今では全く見られないです。


ヒバートはレイカーズに移籍してきた当初、『インディアナでの最終年、インディアナは俺のパス能力を生かしたプレーを作ろうとしなかった』と言っていたそうです。プレシーズンの時期はヒバートもボールにタッチする回数が多く、イキイキとプレーしているように見えましたが、シーズンに入ってからはボールにタッチする機会も、シュートを打つ機会も少なく、プレーが制限されているようです。


これは、ヒバートが悪いのではなく、ヒバートを有効活用できるようなオフェンスを作っていないのが悪いです。それはおそらく、コーチ陣がヒバートにシュートを打たせる為や、ヒバートを起点としたセットプレーを作っていないのだと思います。
オフェンスでヒバートをプレーに絡める術がないから、ヒバートをただの置き物にしていて、オフェンスは他の4人でやっているようなものになります。

また、ヒバートをオフェンスに絡めないということは、他の選手にも影響してきます。ヒバートがハーフコートオフェンスの際に動きまわるのは、ペイント付近がほとんどです。ですが、ヒバートにボールを与えず、ペイント内をウロウロする置き物と化してしまうと、ヒバートがいるので、他の選手たちがペイント内にドライブもできないし、カットインもできないです。わざわざディフェンダーのいるところにカットインする意味がないですよね。

なので、他の選手たちは、インサイドにボールも入れることができず、さらにカットインもできず、外でボールを回すだけとなってしまい、上手くシュートまで持っていくことができないです。これが悪循環を生み、良いオフェンスができていない理由だと考えます。


私はヒバートが不憫でならないです。ヒバートはディフェンスで良いプレーをしたらガッツポーズをして喜びをあらわにし、今のチームの状態の中でできる限りのことを全力でやっています。試合前にも毎回、フィジカルセラピストのジュディ・セトさんと共にゴムバンドと通常よりも重いボールを使ってトレーニングし、しっかり試合の準備をしています。

さらに、ヒバートは今夏FAになります。なので、今季の成績が来季以降の年棒に影響します。こんな成績、プレー内容だと、来季以降の減棒は免れないです。
それを避けるために、良い成績を残そうと自己中心なプレーに走ってもしょうがないですが、ヒバートは一切それをしません。今のチームのために多大な犠牲を払ってくれています。そんなヒバートのことを考えると、不憫でしょうがない気持ちになります。


今日のディフェンスについてですが、ボロボロでした。ポールが出ている時間帯は、ポールにやられすぎです。フリーにしてしまい、シュートは決められる、トランジションでは好き放題パスを出される、いいところなしです。


今日は個人については詳しく書きません。みんなダメです。特にスタート5人のシュートの確率なんて酷いものです。

コービーについてだけちょっと書くと、今日は点差が開いたので、4Q全くプレーせず、たったの22分ちょっとのプレー時間でした。コンディションに関しては、“今シーズンの普通”だったのではないでしょうか(決して良くはないです)。

プレーに関しては、悪い体勢でのシュートは特になく、シュートがただ入らなかっただけのように思えます。多少はコンディションが影響していたかもしれないですが。コービーは1Qから3Qまでシュートがなかなか入らなくても、4Qに突然入り始めるということが以前に多々ありましたが、今日は4Qに全くプレーしなかったので、どうしようもないです。

今日活躍できなかったのは残念でしたが、残り5試合、コービーの活躍が見たいです。


今日は以上です。

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