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60試合目 メンフィス戦【見に来たお客が気の毒】 [試合感想]


メンフィス戦の感想です。
この試合ではコービーが右肩の痛みのために欠場となりました。代わりにブラウンがスタートしました。


この試合の内容は簡単です。
1Qは7点ビハインドとまだマシでしたが、随所にレイカーズの悪いディフェンスが出ます。せっかく得点しても、レイカーズのディフェンスへの切り替えが遅く、直後に前を入っていたへアストンにパスを通されて、あっという間にダンクを決められたり、Q終了間際にディフェンスのコミュニケーションミスから、ザック・ランドルフをどフリーにしてしまい、ブザービーターを決められるなど、お粗末なところが出ます。

2Qはメンフィスのカーターに爆発されます。カーターは2Qだけで打った4本の3ポイントをすべて決めます。1Qにカーターは1本3ポイントを決めていたので、前半のFGが5/5(すべて3ポイント)でした。レイカーズもルーやランドルの活躍でそれなりに点数は取るのですが、それ以上にメンフィスにやられました。前半を50対67の17点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は46.2%でした。メンフィスは58.7%とすごい確率でした。


3Qの出だしからメンフィスに連続得点を許し、あっという間に28点ビハインドと、見るに堪えない状況になります。その後、ラッセルの頑張りや、ルーのFTで少し差を詰めますが、追いつくには程遠く、19点ビハインドで4Qに向かいます。

4Qは初めからもう諦めているようなものでしたが、序盤からさらに追い打ちをかけられるかのように、メンフィスに連続得点を許します。メンフィスの“バードマン”ことクリス・アンダーセンにシュートをブロックされ、前を走っていたスティーブンソンにワンパスでボールを渡され、レイアップを決められたと思えば、直後にレイカーズの外したシュートのリバウンドを取られ、またワンパスで前を走っていたスティーブンソンにボールが渡り、レイアップを決められるという、小学生のバスケットボールの試合かと思うようなプレーをされてしまいます。情けない・・・

4Qの最初からガーベッジタイムのようなものでしたが、中盤にウェルタス、ケリー、サクレが出てきて正式なガーベッジタイムとなり、無残な試合が終わりを迎えました。


ディフェンスについては、“悪い”の一言で説明がつきます。

オフェンスについてですが、昨日の練習から、新しいことに取り組んでいるという情報があります。具体的にはこうだそうです。





これについてはいいことだと思います。レイカーズは片側サイドだけでプレーして、シュートまで行ってプレーが完結してしまうことが多く、反対側サイド(ウィークサイド)を上手く使えていないことが多いです。それをオフェンスのシステムとして、反対側サイドの動きを取り入れ、コート全体のオフェンスの動きを活性化させることでプレーしやすくなるかもしれません。
それに、これまではボールサイドに人が集まりすぎて、スペースがなくて1オン1がしにくい状況がありましたが、ボールサイド側にスペースができやすく、1オン1もしやすくなるという利点も考えられます。

ただ、試合後のインタビューでもラッセルが言っていますが、この新しいオフェンスを取り入れるのが遅すぎです。シーズンはもう1/4しかありません。せめて半分くらいの時に取り入れてほしかったというのが本音です。


続いて個人のプレーに関してです。
ラッセルですが、得点面は良かったと思います。シュートも確率が良かったし、今日はFTも12本もらっています。ラッセルはアスレチックなプレーヤーではないのは明らかですが、その分緩急やスペースを上手く利用していて、緩急をつけたドライブで相手を抜いてシュートを決めたり、スクリーンを利用してハイポスト付近まで入っていき、一旦動きを止めて、ディフェンダーが寄ってきたところで、接触してファウルをもらうようにシュートを打つなど、相手ディフェンダーの状況をよく見ながら攻めていると思います。非常に落ち着いていて、賢くプレーしている印象です。
アスレティックなプレーヤーだと、トップスピードに乗ってガンガンドライブしてシュートに持っていくなど、そちらの方が見ていてエキサイティングに感じるかもしれませんが、ラッセルにはラッセルなりのプレーの魅力があると思います。
アシストに関してはさほど多くなかったですが、いいパスも随所に見られました。


クラークソンですが、クラークソンにしては珍しく悪かったです。2月に50%を優に越えているはずの3ポイントも、今日は0/7でした。
ただ単に調子が悪かったのか、それともコービーがいないからプレーしにくかったのか、新しいオフェンスシステムに戸惑っているのか、理由はこの試合を見ただけでは判断できませんが、今日に限ればいい活躍ではなかったです。


ランドルですが、オフェンスは良かったです。得点はゴール下でのものが多く、ハイポストからドライブしてシュートを決めたり、ゴール下でオフェンスリバウンドを取ってシュートを決めるなど、ランドルらしさが出ていました。


久々にプレーしたブラウンですが、あまり存在感がありませんでした。前半はシュートを1本も打てませんでした。後半に良いスティールからボールを奪っても、フリーのレイアップを外してしまうシーンも見られました。
ですが、これはブラウンの責任でなく(レイアップは決めてほしいですが)、ブラウンがプレーしたのは久々で、欠場のコービーに代わっていきなりスタートです。“良くプレーしろ”と言う方が無理があります。コンスタントにミニッツをもらっていないのに、いきなりスタートだなんて、逆に気の毒です。プレーで戸惑うのも無理もありません。
正直、ブラウンは来期以降の活躍を期待した方が良いと思います。


最後にご紹介しておきたいものがあります。
これはツイッターアカウント@lallal24さんが先日作られたまとめ記事で、
【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】という内容です。

オーナーであり、バスケットボール部門の最高責任者であるジム・バスの今後のビジョン、ジムが人事の責任者になってからの今までの動き、ジムの人事に対しての考え方などが分かりやすくまとめてあります。
もう読まれた方もおられるかもしれませんが、リンクを張っておきますので、まだ読まれていない方はぜひ読まれてください。

【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】


実のところ、私はこういうオーナーシップの動きや、人事についてなど、いわゆる“フロントの動き”についてはあまり詳しくないです。
ただ単に試合を見て、感想を書くことや、コービーについてなど、ちょっとした英語の記事やツイッターの文を訳すことくらいしかできないのが事実です。
なかなか日本にいて試合を見るだけでは、そのようなフロントの情報も入ってこないですよね。

レイカーズのフロントについて書いた記事も探せば見つかるかもしれませんが、ああいうのは結構難しいことが書いてあるし、私の英語のレベルでは訳すのが大変です(苦笑)
ですが、今夏は大きな決断・変化を迫られる時期になるのは間違いなく、フロントの動きや、考え方についても無視できないというのが本音です。

そんな中で@lallal24さんがこんなまとめを作ってくださり、フロントのことについて知れる良い機会だと思い、ご紹介させていただきました。
@lallal24さん、ありがとうございます。


今日は以上です。

↓よければクリックお願いします。

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60試合目 メンフィス戦【見に来たお客が気の毒】 [試合感想]


メンフィス戦の感想です。
この試合ではコービーが右肩の痛みのために欠場となりました。代わりにブラウンがスタートしました。


この試合の内容は簡単です。
1Qは7点ビハインドとまだマシでしたが、随所にレイカーズの悪いディフェンスが出ます。せっかく得点しても、レイカーズのディフェンスへの切り替えが遅く、直後に前を入っていたへアストンにパスを通されて、あっという間にダンクを決められたり、Q終了間際にディフェンスのコミュニケーションミスから、ザック・ランドルフをどフリーにしてしまい、ブザービーターを決められるなど、お粗末なところが出ます。

2Qはメンフィスのカーターに爆発されます。カーターは2Qだけで打った4本の3ポイントをすべて決めます。1Qにカーターは1本3ポイントを決めていたので、前半のFGが5/5(すべて3ポイント)でした。レイカーズもルーやランドルの活躍でそれなりに点数は取るのですが、それ以上にメンフィスにやられました。前半を50対67の17点ビハインドで終えます。

レイカーズの前半のFG%は46.2%でした。メンフィスは58.7%とすごい確率でした。


3Qの出だしからメンフィスに連続得点を許し、あっという間に28点ビハインドと、見るに堪えない状況になります。その後、ラッセルの頑張りや、ルーのFTで少し差を詰めますが、追いつくには程遠く、19点ビハインドで4Qに向かいます。

4Qは初めからもう諦めているようなものでしたが、序盤からさらに追い打ちをかけられるかのように、メンフィスに連続得点を許します。メンフィスの“バードマン”ことクリス・アンダーセンにシュートをブロックされ、前を走っていたスティーブンソンにワンパスでボールを渡され、レイアップを決められたと思えば、直後にレイカーズの外したシュートのリバウンドを取られ、またワンパスで前を走っていたスティーブンソンにボールが渡り、レイアップを決められるという、小学生のバスケットボールの試合かと思うようなプレーをされてしまいます。情けない・・・

4Qの最初からガーベッジタイムのようなものでしたが、中盤にウェルタス、ケリー、サクレが出てきて正式なガーベッジタイムとなり、無残な試合が終わりを迎えました。


ディフェンスについては、“悪い”の一言で説明がつきます。

オフェンスについてですが、昨日の練習から、新しいことに取り組んでいるという情報があります。具体的にはこうだそうです。







これについてはいいことだと思います。レイカーズは片側サイドだけでプレーして、シュートまで行ってプレーが完結してしまうことが多く、反対側サイド(ウィークサイド)を上手く使えていないことが多いです。それをオフェンスのシステムとして、反対側サイドの動きを取り入れ、コート全体のオフェンスの動きを活性化させることでプレーしやすくなるかもしれません。
それに、これまではボールサイドに人が集まりすぎて、スペースがなくて1オン1がしにくい状況がありましたが、ボールサイド側にスペースができやすく、1オン1もしやすくなるという利点も考えられます。

ただ、試合後のインタビューでもラッセルが言っていますが、この新しいオフェンスを取り入れるのが遅すぎです。シーズンはもう1/4しかありません。せめて半分くらいの時に取り入れてほしかったというのが本音です。


続いて個人のプレーに関してです。
ラッセルですが、得点面は良かったと思います。シュートも確率が良かったし、今日はFTも12本もらっています。ラッセルはアスレチックなプレーヤーではないのは明らかですが、その分緩急やスペースを上手く利用していて、緩急をつけたドライブで相手を抜いてシュートを決めたり、スクリーンを利用してハイポスト付近まで入っていき、一旦動きを止めて、ディフェンダーが寄ってきたところで、接触してファウルをもらうようにシュートを打つなど、相手ディフェンダーの状況をよく見ながら攻めていると思います。非常に落ち着いていて、賢くプレーしている印象です。
アスレティックなプレーヤーだと、トップスピードに乗ってガンガンドライブしてシュートに持っていくなど、そちらの方が見ていてエキサイティングに感じるかもしれませんが、ラッセルにはラッセルなりのプレーの魅力があると思います。
アシストに関してはさほど多くなかったですが、いいパスも随所に見られました。


クラークソンですが、クラークソンにしては珍しく悪かったです。2月に50%を優に越えているはずの3ポイントも、今日は0/7でした。
ただ単に調子が悪かったのか、それともコービーがいないからプレーしにくかったのか、新しいオフェンスシステムに戸惑っているのか、理由はこの試合を見ただけでは判断できませんが、今日に限ればいい活躍ではなかったです。


ランドルですが、オフェンスは良かったです。得点はゴール下でのものが多く、ハイポストからドライブしてシュートを決めたり、ゴール下でオフェンスリバウンドを取ってシュートを決めるなど、ランドルらしさが出ていました。


久々にプレーしたブラウンですが、あまり存在感がありませんでした。前半はシュートを1本も打てませんでした。後半に良いスティールからボールを奪っても、フリーのレイアップを外してしまうシーンも見られました。
ですが、これはブラウンの責任でなく(レイアップは決めてほしいですが)、ブラウンがプレーしたのは久々で、欠場のコービーに代わっていきなりスタートです。“良くプレーしろ”と言う方が無理があります。コンスタントにミニッツをもらっていないのに、いきなりスタートだなんて、逆に気の毒です。プレーで戸惑うのも無理もありません。
正直、ブラウンは来期以降の活躍を期待した方が良いと思います。


最後にご紹介しておきたいものがあります。
これはツイッターアカウント@lallal24さんが先日作られたまとめ記事で、
【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】という内容です。

オーナーであり、バスケットボール部門の最高責任者であるジム・バスの今後のビジョン、ジムが人事の責任者になってからの今までの動き、ジムの人事に対しての考え方などが分かりやすくまとめてあります。
もう読まれた方もおられるかもしれませんが、リンクを張っておきますので、まだ読まれていない方はぜひ読まれてください。

【ジム・バスを夏にレイカーズは解任すべきか。】


実のところ、私はこういうオーナーシップの動きや、人事についてなど、いわゆる“フロントの動き”についてはあまり詳しくないです。
ただ単に試合を見て、感想を書くことや、コービーについてなど、ちょっとした英語の記事やツイッターの文を訳すことくらいしかできないのが事実です。
なかなか日本にいて試合を見るだけでは、そのようなフロントの情報も入ってこないですよね。

レイカーズのフロントについて書いた記事も探せば見つかるかもしれませんが、ああいうのは結構難しいことが書いてあるし、私の英語のレベルでは訳すのが大変です(苦笑)
ですが、今夏は大きな決断・変化を迫られる時期になるのは間違いなく、フロントの動きや、考え方についても無視できないというのが本音です。

そんな中で@lallal24さんがこんなまとめを作ってくださり、フロントのことについて知れる良い機会だと思い、ご紹介させていただきました。
@lallal24さん、ありがとうございます。


今日は以上です。

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