47試合目 マーべリックス戦【最後まで接戦に】 [試合感想]
ダラス戦の感想です。
この試合はコービーが右肩の痛みのために欠場しました。
ナンスJrは復帰し、ベンチからの登場となりました。
この試合は1Qから3Qまでは簡単に書き、4Qは詳しく書いていきます。
1Qは出だしからダラスにアウトサイドからのシュートを決められます。特にパーソンズが好調でした。
レイカーズは1Qの中盤からクラークソンの自分で外したシュートのリバウンドを自ら取ってからのシュート、ランドルのFT1本、ラッセル→ヒバート→クラークソンとパスが回ってからのクラークソンの3ポイント、ラッセルのジャンパー、クラークソンのFT1本とランを展開し、逆転します。
ですが、今度は逆にダラスにランを許てしまいます。レイカーズは最後に得点してから1Qが終わるまでの3分37秒間、得点がありませんでした。
1Qを7点ビハインドで終えます。
2Qはダラスはバレアがチームを引っ張ります。レイカーズはルーが得点を重ね、2Q中盤にヤングが2連続で3ポイントを決めて差を縮めます。ランドルのパスからヒバートがジャンパーを決め、さらにトランジションでランドルが外したシュートのリバウンドをヒバートがプットバックダンクで押しこみ、逆転に成功します。
その後はお互い同じくらい得点し、58対56と、レイカーズ2点リードで前半を終了します。
レイカーズの前半のFG%は45%、ダラスは51.3%でした。
レイカーズはダラスにオフェンスリバウンドを2本しか許しませんでした。対してダラスは前半のTOがなんと1個しかありませんでした。
3Qは序盤からクラークソンのフローターやヒバートの3ポイントプレー、ランドルの3ポイントプレーで得点し、6点リードする場面もあったのですが、レイカーズのTOからデロン・ウィリアムスに3ポイントを決められたり、さらにトランジションでまたデロンに3ポイントを決められるなど、すぐに追いつかれてしまいます。
その後はダラスに常に先手を取られますが、終盤にラッセルの3ポイント、FTで1点リードとし、4Qに向かいます。
4Qは出だしからお互いファウルが混みます。
バレアがラッセルにファウルをすると、今度はラッセルにスクリーンをかけに行ったナンスJrがバレアと接触してイリーガルスクリーンを取られてしまいます。その後、ノビツキーにジャンパーを決められますが、今度のレイカーズのオフェンスで、ラッセルが再びバレアからファウルを得ます。ですが、その直後、今度はブラックがイリーガルスクリーンを取られてしまいます。短い時間にファウルがいくつも飛び交います。
バレアにFTを与え、2本を決められますが、ラッセルがジャンパーを決めます。さらにブラックがFTを得て2本中1本決めます。
これで同点となりますが、ここからがなかなか点数が入らず、重い展開が続きます。
お互いシュートが入りませんが、やっとのことでナンスJrのパスからブラックがゴール下でダンクを決めます。
ダラスのフェルトンに3ポイントを決められますが、レイカーズはルーがフローター、さらにラッセルがレイアップを決めます。
ですが、追加点のチャンスでランドルがTOをしてしまうと、レイカーズはオフェンスで悩み始めます。なかなかいい形でのシュートが打てません。
その間にパーソンズのFTと、バレアのパスからノビツキーがゴール下でシュートを決め、1点リードされてしまいます。ですが、ラッセルがファウルを得て、FTを2本中1本決めます。これで88対88とまた同点になります。
試合も残り3分を切りますが、このあたりからダラスはゾーンディフェンスをしかけます。すると、レイカーズは明らかにオフェンスで混乱します。インサイドにもボールが入らず、ただ外でボールを回している形が多く、時間もなくなってくるのでラッセルやルーがアウトサイドからシュートを打ちます。ですが入りません。
その間にノビツキーにジャンパーを決められ、2点リードされてしまいます。
残り1分36秒で、クラークソンがゾーンディフェンスの間をドライブして、レイアップを決めます。これで同点とすると、直後のダラスのオフェンスでバレアがドライブからシュートを打とうとしますが、ルーがシュートをブロックします。こぼれたボールをダラスに取られ、ノビツキーにジャンパーを打たれますが、これが外れ、レイカーズがリバウンドを取ります。良いディフェンスでした。
その後、お互いシュートを打ちますが決めることができません。
残り30秒を切ったところで、レイカーズはルーがボールを持ち、ドライブからフローターを打ち、ファウルの笛が鳴り、さらにシュートも決まります。ですが、このコールはなんとルーのオフェンスファウルのコールでした。
リプレーを見ると、ディフェンスしていたのはバレアで、確かにルーはバレアを手で押しているようにも見えますが、ファウルをコールされるほどのことでもないような・・・微妙なコールでした。バレアが上手くやった、ということかもしれません。
残り13秒でダラスのオフェンスになり、ダラスは今日あまり調子が良くないノビツキーにボールを渡します。
ランドルがハードにディフェンスしますが、残り2.1秒でノビツキーはレイカーズベンチ前からジャンパーを打ち、これを決めます。
シュートを決めた後、ノビツキーが振り返ると今日お休みのコービーがいて、コービーはノビツキーの腰をポンポンと叩いてあげていました。『良く決めたな』と言った感じでしょうか。ノビツキーもそれに応え、コービーの胸をポンと叩いていました。
この動画の10秒のところです。
まだ試合は終わっていません。レイカーズは残り2.1秒で、クラークソンがスローインしようとし、なかなかボールが入りませんが、ランドルに3ポイントラインの外でボールを渡します。
ランドルはワンドリブルつくと、3ポイントを打ちますが、これが外れてしまいます。
レイカーズはタフな試合を落としてしまいました。
まず、今日の試合は選手たちを褒めてあげたいと思います。勝ち負け、の問題ではなく、“試合に臨む姿勢として”です。
前の試合までレイカーズは酷いゲームをしていて、試合中に集中力がなくなったりする場面が見られました。ポートランド戦の後に、コービーがチームメイトを鼓舞するスピーチをしなければならなかったほどです。
ですが、今日の試合は集中力を48分間維持していたと思います。特に接戦となった4Qです。4Qの前半はお互いファウルが混み、イライラしていたと思うし、シュートも入らないので集中力を欠いてもおかしくはなかったです。特にレイカーズは若い人が多いですし。
しかし、選手たちはそれを乗り越え、集中を切らしませんでした。これは良かったことだと思います。このような姿勢を続けてほしいです。
今日の試合は勝つチャンスはいくらでもありました。ただ、そのチャンスを上手く活かすことができなかったです。
例えば、レイカーズの4Qのオフェンスです。中盤からボールが外でしか回らない場面が多くなり始めて、嫌な感じでしたが、ダラスがゾーンディフェンスをし始めてからは、明らかにオフェンスに困っていました。ボールムーブがなくなって、最終的に3ポイントを打ち、外していました。よくなかったです。
こういう場合、オフェンスの“核”になる人が必要です。コービーがいればコービーがオフェンスを仕切れば良かったですが、今日はお休みだったのでしょうがないです。ラッセルはプレーしていましたが、上手くオフェンスを仕切れませんでした。これは経験不足が影響していたと思います。ラッセルはその後、交代でベンチに下がってしまいました。
レイカーズには“核”となる人がいなくて、ダラスにはノビツキーがいた。そこが今日の勝負を分けてしまったと思います。
ですが、もう少し良いオフェンスをして、シュートを後1本2本決めていれば、レイカーズは勝っていた可能性は十分あります。そのくらい最後まで分からなかったのが今日の試合でした。
続いては個人を。と言ってもランドルだけですが。後はコービーの情報をちょっとだけ。
・ランドル
今日決めた6本のFGのうち、4本がジャンパーです。それも3本は1Qに決めました。
ランドルがジャンパーを打って決めると、相手ディフェンスはジャンパーにも気をつけないといけないので、距離を縮めて守るようになります。そうなると、ドライブが活きてきます。後半はドライブからレイアップを決める場面がありました。
こうやってオフェンスの幅を広げることで、プレーがしやすくなると思います。
・コービー
右足のアキレス腱は大丈夫だそうですが、右肩に痛みがあるようで、欠場となりました。
今日の試合はコービーとノビツキーが対戦する最後の試合となるはずだったので、コービー欠場を残念がった人も多いのではないでしょうか?私もその一人ですが。
ノビツキーは試合後にコービーについてこう語っています。
ダーク・ノビツキーがコービーについて:『コービーは私たちの世代のマイケル・ジョーダン。彼は私たちの世代を引っ張った最高の選手の一人で、彼と競うことができて光栄に思う』 https://t.co/9VzdsZ6oak
— ひで@ダンク&ラキの飼い主 (@24hide200cr) 2016, 1月 27
ところで、ノビツキーも相当息の長い選手ですよね。ケガをせずにプレーしている分、キャリアの終盤の評価はコービーよりも上かもしれないです。特にここ3年は。
実績ならコービーの方が上ですが。2人とも素晴しいプレーヤーに間違いないです。
次の試合はホームでのシカゴ戦です。ガソルが帰ってきます。
ぜひともコービーに試合に出てほしいですが、どうなるでしょうか。
今日は以上です。
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