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#32 ホーネッツ戦【4Qの失速はジョーダンの神通力?】 [試合感想]

シャーロット戦の感想です。まずは試合内容から。


ヒバートがフックシュートを決めてスタートします。
シャーロットのゼラ―にフローター、へアストンにトランジションでダンクを決められますが、クラークソンのパスからナンスJrがミドルレンジのジャンパーを決めると、続けてクラークソンのパスを受けたコービーが3ポイントを決めます。

ですが、バテュームのパスからゼラ―がダンクを決めると、バテュームにはジャンパーも決められます。

ルーのいいパスからヒバートがダンクを決めますが、レイカーズはシャーロットのへアストンにやられます。
へアストンはゴール下でシュートを決めると、立て続けに3ポイントも2本決めます。
ルーが3ポイントを決め返しますが、シャーロットのケンバ・ウォーカーにジャンパーを決められます。

レイカーズはコービーとナンスJrのピック&ロールから、コービーがナンスJrに素晴しいパスを出し、ナンスJrがダンクでフィニッシュします。
その後のディフェンスでは、ヒバートが相手のシュートをブロックするという、いいプレーが出ます。

ですが、シャーロットのオフェンスで、オフェンスリバウンドを取られてしまい、最終的にウォーカーに3ポイントを決められると、続けてトランジションでバテュームに楽にダンクを決められます。
その後はクラークソンがTOをしてしまうなど、レイカーズは流れが少し悪いです。


ここから流れを良い方向に持っていったのはベンチから出てきたバスで、良いボールムーブからバスにボールが渡り、ゴール下でシュートを決めると、続けてバスが相手からスティールし、ファストブレイクに繋げ、ランドルがレイアップを決めます。
さらにバスはゴール下でもシュートを決めると、シャーロットのウォーカーにフローターを決められますが、バスがジャンパーを決め返します。

ですが、ウォーカーにジャンパーを決められると、Qの最後でラムにシュートを決められ、1Qを5点ビハインドで終えます。


2Qは良いスタートを切り、バスがFTを2本しっかり決めると、ルーのスティールからランドルがレイアップを決めます。

昨シーズンレイカーズにいて、モヒカンみたいな髪型になっているリンにジャンパーを決められますが、ヤングが3ポイントアテンプトのファウルを得て、3本中2本のFTを決めます。

レイカーズはランドルのFT、ルーのパスからゴール下でラッセルがシュートを決めてこれで逆転に成功します。


へアストンに3ポイントプレーを決められますが、バスがゴール下でリバースダンク気味にシュートを決めます。


シャーロットのリンとカミンスキーにレイアップを決められますが、ルーがレイアップを決め返し、へアストンにジャンパーを決められてもコービーがFTを得て2本とも決め、接戦の展開が続きます。

タイムアウトが明けにバテュームとウォーカーに連続でジャンパーを決められますが、レイカーズはこのあたりからコービーがボールハンドリングをし、オフェンスを組み立て始めるとオフェンスにリズムが出てきます。

まずコービーはスルスルとドライブして左手でレイアップを決めます。
ゼラ―にダンクを決められますが、コービーがFTをもらってしっかり2本決めます。

ウォーカーにFTを決められますが、ルーのいいパスからヒバートがダンクを決めると、続けてコービーがドライブし、目の前に相手ビッグマンのゼラ―がいながらもタフなレイアップを決めます。

ゼラ―にレイアップを決められますが、ナンスJrがリバースレイアップを決めると、シャーロットのオフェンスを防ぎ、トランジションでクラークソンからルーにパスが渡ってルーが落ち着いてジャンパーを決めます。

好調ゼラ―にジャンパーを決められますが、コービーが3ポイントを決め返します。

この後はシャーロットがバテュームのジャンパーとリンのFT1本、レイカーズはクラークソンのFT1本で得点し、58対58の同点で前半を終えます。


後半は両チームシュートが決まらず重い立ち上がりになりますが、ナンスJrがオフェンスリバウンドをもぎ取ってシュートを決めます。

ゼラ―にジャンパー、ウォーカーに3ポイントを決められますが、コービーのパスからクラークソンが3ポイントを決めると、コービーはファウルを得て、FTを2本中1本決めます。
さらにナンスJrがミドルレンジからのジャンパーを決めます。

ここからは両チーム点差があまり離れず、平行線をたどります。

シャーロットはリンの連続得点やバテュームのダンク、ウォーカーのパスからゼラ―のゴール下など、レイカーズはヒバートのタフショットや、クラークソンとヒバートのギブ&ゴーからクラークソンが豪快にダンクを決めたり、ラッセルのFT1本で得点します。

オフェンスリバウンドを取られてしまい、リンに3ポイントを決められて嫌な雰囲気になりますが、ヤングが3ポイントを決めて嫌な雰囲気をかき消します。
さらにクラークソンもFTを2本ともしっかりと決めます。

ゼラ―にゴール下で決められると、トランジションでバテュームにレイアップを決められてしまいますが、レイカーズはヤングがまた3ポイントを決めます。

シャーロットはカミンスキーがFTを決め、レイカーズはヤングのパスからバスがゴール下で決めて、ここまで81対81の同点でしたが、Qの終盤にウォーカーに連続得点を許して、4点ビハインドで3Qを終えます。


4Qに入るとラッセルがTOをしてしまい、そこからウォーカーにレイアップを決められてしまいます。
逆にレイカーズはランドルが3ポイント、レイアップと立て続けに得点します。

ですが、レイカーズはシャーロットのウォーカーを止めれません。

ウォーカーにジャンパー、レイアップと連続で得点を許してしまいます。

ルーがFTを得て2本ともしっかり決めますが、シャーロットのアル・ジェファーソンにフックシュートを決められてしまいます。
レイカーズはこれまたルーがジャンパーを決めますが、ウォーカーがルーのファウルを得つつもシュートを決めて3ポイントプレーを完成させます。
これで6点差が付きます。

ラッセルが難しいレイアップを決めますがここからレイカーズはどんどん状況がまずくなります。

まず、相手をディフェンスで止めれません。ウォーカーにジャンパーを決められると、トランジションでバテュームにダンクを決められます。
さらにウォーカーにFTを決められてしまい、10点差がついてしまいます。

反対にレイカーズのオフェンスはボールムーブがなく、選手たちの足が止まってしまい、タフなシュートを打たざるを得なくなります。
なんとかコービーがシュートを打ちますが、決まりません。ファウルっぽいものもコールされません。

レイカーズは残り1分38秒にコービーが3ポイントを決めてやっと得点しますが、すぐにウォーカーに3ポイントを決められて10点差にされてしまいます。

結局はそれが決め手となって、時間も減り、レイカーズはコービーをベンチに下げて試合を諦め、勝負がつきました。


3Q終了時までは接戦だったので、4Qに失速したのが残念でした。
敗因は4Qの出来です。


まず、オフェンスについてですが、試合後にナンスJrが『4Qはボールムーブが止まってしまった』と言っています。
その通りだと思います。

レイカーズは1Qは良くボールが回っていて、11個のバスケットのうち、9つにアシストがつくというバランスの良さでした。
前半のFG%も56.8%と非常に良かったです。これはボールが良く回って、いい形でインサイドにボールが入れることができ、ナンスJrやバス、ランドルがシュートを確率良く決めていたので数字が良かったです。


ですが、肝心の4Qにそれができませんでした。
試合が進むにつれて、特に4Qはディフェンスのプレッシャーも強くなるので前半と同じようにプレーできないのは分かりますが、それにしても4Qのオフェンスは悪かったです。

上記しました、4Qの得点シーンで、ラッセルがレイアップを決めたのが4Q残り5分12秒で、その次のレイカーズの得点が残り1分38秒のコービーの3ポイントなので、およそ3分半も得点がなかったことになります。
競った試合でこれは非常にまずいです。

この原因ですが、まず1つは“純粋なPGがフロアにいない”ことが要因であると思います。
4Qの終盤にプレーしていたガードの2人はスタートのクラークソンとルーの2人です。
2人とも純粋なPGというタイプでなく、どちらかというとSGタイプです。

言い方は悪いですが、前半は適当にオフェンスを組み立ててやっていても、まだ通用するかもしれないですが、ディフェンスのレベルが上がる終盤に同じようにやっていては今日のようなことになります。
どのようにゲームを作ったらいいか、オフェンスをしたらいいか戸惑っているはずです。
だからショットクロックが少なくなってきたらコービーを探してしまって、良いオフェンスにならないです。


これを解決するのは現状では難しいですが、1つはラッセルを入れてゲームメイクさせるというものがあります。
クラークソン、ルーの2人よりはラッセルの方がPGができるので、1度任せても良いと思います。

もう一つの解決策は“ショットクロックの早い段階からコービーにボールを渡して任せる”です。
これが現時点ではベストだと思います。接戦ではコービーに任せるしかないです。
実際、接戦をものにしたデンバー戦や、今月初めのワシントン戦は、コービーが終盤に大事なシュートをいくつも決めてテイクオーバーした試合です。
“接戦ならコービー”これがベストです。

最初は違う人がボールハンドリングをしていて、ショットクロックが少なくなってからコービーに渡すのはご法度です。
コービーといえどショットクロックギリギリでは打ちたい体勢、状況でシュートが打てるわけないです。

コービーに任せるなら、2Qの中盤のようにボール運びからコービーに任せて、最初から自由にさせることです。
それならコービーの打ちたいようにシュートも打てるし、良いパスが出て得点につながる可能性もあります。
試合の終盤で1番頼りになるのはコービーです。


続いてディフェンスについてですが、ケンバ・ウォーカーを止めれないの一言に尽きます。
こんなに良いプレーヤーだったのか?と思うレベルにやられ、ウォーカーがアレン・アイバーソンに見えました。

PGに対してのディフェンスが悪いのは今まで散々言ってきましたが、相変わらず改善の気配もないです。

あと、レイカーズはたびたびシュートを打った後に戻りが遅く、楽にバスケットを決められることが1試合に1回はあり、今日も散々やられていますが、こんなお粗末なプレーが出るのは理由があります。
これはレイカーズはオフェンスの終わり方が悪いからです。

レイカーズのオフェンスは自由なため、シュートをいつでも打ちたいときに打っていいし、誰でも打っていいようなものです。
逆にいえば、誰がいつシュートを打つのかが決まっていないから、シュートを打つ人以外が戸惑ってしまい、戻りが遅くなる時があります。
レイカーズの選手が誰も戻っていなくて、トランジションで楽に得点されるのはそのためだと思います。

例えば、オフェンスのシステムがあれば、誰がシュートを打つのかなど、大体分かりますが、レイカーズはそれがないので、味方がいつシュートを打つのかが把握できていません。
なのでオフェンスからディフェンスへの意識の切り替えが遅いので、戻るのも遅いです。レイカーズのトランジションディフェンスが悪いのはそのような面もあると思います。


続いて個人です。

・コービー

前半のシュートは4/10、後半に失速し、1/10です。最後の2本のシュートは追いつくために無理やり打ったものですが。

昨日と同じく、後半にシュートが入らなくなっています。
昨日は膝の調子が悪いからなのかと思っていたのですが、膝の状態より、肩の調子の方が悪いような気がします。

コービーは3Qにベンチに下がってから4Qにゲームに戻ってくるまで肩をアイシングしていました。
ゲームが終わってからならまだしも、ゲーム中にもアイシングしないといけないというのは結構痛みがあるのではないでしょうか。
試合中にも肩を気にしたり、ぐるぐる回してストレッチをしている場面も見られました。
少し心配です。


選手紹介の前にマイケル・ジョーダンからのトリビュート・ビデオを流され、嬉しそうにしていました。
マイケル・ジョーダンからメッセージ付きのビデオを流してもらえる人なんてそうそういないですよね。
改めてコービーの偉大さが分かります。

今日のマイケル・ジョーダンからコービーへのメッセージをツイッターアカウント:@MayLAL24さんがブログにて和訳されています。
リンク先を張っておきますので、ぜひご覧になられてください。

リンク先はこちら


余談ですが、私はこの3年間ほどずっとレイカーズの情報集めのためにツイッターで英語を見続けてきたので、文字として起こしてある英語は少し理解できるようになりましたが、リスニングは未だに苦手というか、ほとんどできないです。
なので、ジョーダンのメッセージの内容が少ししか分からなかったので、訳してくださって@MayLAL24さんには感謝です。ありがとうございます。

今日のコービーのハイライトです。ハイライトの最初にマイケルジョーダンからのメッセージが映っています。


※追加
コービーのハイライトの実況がレイカーズ側のものを発見したのでそちらも貼っておきます。
やはり聴きなれた実況の方がしっくりきます。


・ナンスJr&バス&ランドル

3人とも確率良くシュートを決めていました。ランドルが4Qに入ってシュートを初めて落とすまで、この3人合わせてFGが13/13のパーフェクトでした。これはすごいです。

ナンスJrはここ最近ミドルシュートが本当に良く入りますし、自信を持って打つようになっています。リバウンドも頑張っています。

バスもここ最近いいです。オフェンスでもディフェンスでもかなり存在感を示せるようになってきています。
チームとしても、だいぶバスの使い方が分かってきたのかな、と思います。

ランドルはベンチから出てきて、アグレッシブにプレーします。ゴール下は良いですが、ミドルシュートが最近入らないのが気になります。
リバウンドは毎試合良くやっているので良いと思いますが。


・クラークソン&ルー

上記したPFの3人は良かったのですが、悪かったのがこの2人です。2人合わせてFGが6/27です。

2人とも、ケガの影響が考えられます。まずクラークソンですが、試合後に『良くない両脚でプレーしている』と言っていて、足首のケガが影響しているのではないでしょうか。
片足を捻挫していましたが、もう片方の足も痛めている可能性があります。
足首を痛めている影響からか、最近3ポイントの確率が悪く、12月の上旬に43%ほどだった確率が下b現在は30%台前半まで落ちてきてしまっています。

ルーも左肩を痛めているようで、昨日今日と良くないです。影響があるのだと思います。


レイカーズの12月のスケジュールは30チーム中1番きついスケジュールらしく、かなり疲れがたまっていると思います。
コービー、クラークソン、ルーと、少しケガの影響も出始めているので、ここは1つの踏ん張りどころかもしれないです。


さて、次の試合ですがいよいよ敵地でのボストンです。これは見れる人は絶対に見るべき試合だと思います。
コービーの最後のボストンでのプレーです。
何が起こるのか、どうなるのか、しっかりと見届けたいと思います。
日本時間では大晦日にあるので、ボストンでのコービーの最後のプレーを見て、2015年を締めくくりたいと思います。

今日は以上です。

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