#25 バックス戦 【今季ベストゲームで大勝利!】 [試合感想]
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ミルウォーキー戦の感想です。
前の2試合を捻挫のために欠場していたクラークソンがこの試合で復帰し、スターターに戻りました。
ミルウォーキーはセンターのモンローが欠場しました。
まずは試合内容から。
1Qは序盤からお互い交互に得点します。
ミルウォーキーはパーカーのゴール下やアテトクンポのジャンパー、パーカーのプットバックダンク、
ミドルトンのゴール下や、メイヨのジャンパー、
対してレイカーズはクラークソンのトランジションでのレイアップ、ヒバートのオフェンスリバウンドティップイン、クラークソンのジャンパーに、コービーのパスを受けてルーの3ポイント、さらにルーのジャンパーで得点します。
ミルウォーキーのヘンソンとパーカーに連続で得点されますが、ヒバートが自分で外したシュートのリバウンドを自分で取ってファウルをもらいつつシュートを決めて3ポイントプレーを成功させます。
ここからもレイカーズとミルウォーキーはお互いバスケットを交換し合い、
ミルウォーキーはミドルトンの3ポイント、ジャンパー、ヘンソンのゴール下、
レイカーズはコービーのいいパスからヒバートがダンク、コービーのジャンパー、さらに3ポイント、
そしてラッセルが相手のパスをカットして、ゴール下でシュートを決めます。
ミルウォーキーはヘンソンのゴール下での得点と、ジョニー・オブライアントのティップインで
得点しますが、ここからレイカーズはコービーが3ポイント、さらにジャンパーと連続でシュートを
決めると、サクレがマイケル・カーター・ウイリアムス(長いので以下MCWと記載)のダンクをブロック
(実はリプレーで見ると思いっきりMCWの腕を叩いていた(笑))
し、ランドルがトランジションでレイアップを決め、1Qを30対25のリードで終えます。
2Qはラッセルからゴール下のサクレに素晴らしいパスが通り、サクレがダンクを決めてのスタートとなります。
アテトクンポにFT2本とジャンパーを決められますが、ヤングが3ポイントをお返しします。
ミルウォーキーのプラムリーがゴール下で決めると、ラッセルがドライブからのレイアップで
入れ返すと、MCWにレイアップを決められますが、スクランブル状態からボールを保持した
ラッセルがゴール下にいるランドルに素晴しいパスを出し、ランドルがダンクでスコアと、お互いが交互に得点します。
ですが、アテトクンポにジャンパー、メイヨの3ポイント、MCWのダンクで差を縮められてしまいます。
ここからレイカーズはランドルのFT2本と、トランジションでクラークソンが後ろから走ってきたナンスに良いパスを出してナンスがレイアップを決めます。
プラムリーにオフェンスリバウンドからシュートを決められますが、
レイカーズはクラークソンの3ポイント、ヒバートのFT1本、ルーが良いスティールをしてファウルを得てのFT2本、さらにまたルーのFT2本と、連続で得点します。
ミドルトンに3ポイントを決められますが、クラークソンのFT1本とヒバートのいいパスから
ルーがゴール下付近からシュートを決めて差を広げます。
パーカーにFTを1本決められますが、コービーが相手のテクニカルで得たFT1本をしっかりと決め、
前半を9点リードで終えます。
レイカーズは2Qの終わりまで、16対6のランでリードを広げることに成功しました。
3Qが始まると、コービーのパスからヒバートがミッドレンジからジャンパーを決めて早くもリードを2ケタにすると、
ルーのナイスパスからナンスJrがヘンソンの上から豪快なダンクを叩きこみます。
これは今日のトップ10プレーに入っているのではないでしょうか?
アテトクンポにジャンパーを決められますが、ここからコービーショーが開幕となります。
クラークソンがジャンパーを決めたのに続き、ゴール下にカットインしたコービーにヒバートが
絶妙なパスを出し、コービーがディフェンダーをフェイントでうまくかわしてシュートを決めます。
さらにコービーは自分よりもはるかに身長の高いアテトクンポにマッチアップされながら、
巧みなフットワークを使ってかわしつつ、アテトクンポにブロックされないために
高いアーチを描いた“レインボージャンパー”を打ち、これを決めます。
このシュートは本当に美しかったです。
この後、パーカーのFT1本、アテトクンポのジャンパー、パーカーのオフェンスリバウンドティップインと連続で得点されますが、レイカーズは落ち着いていました。
ルーがゴール下まで持ち込んでシュートを決めると、続いてトランジションで、ナンスJrからパスを受けたコービーが素早いリリースから3ポイントを打ち、これを決め、さらにファウルももらいます。
FTをしっかりと決めて4ポイントプレーにすると、次のオフェンスではコービーとヒバートのピック&ロールから、
コービーがヒバートに素晴らしいパスを出し、ヒバートがゴール下でシュートを決めます。
さらに次のオフェンスでもボールを持ちこんだコービーがゴール下にカットインしたラッセルに
針の穴を通すかのような素晴しいパスを出し、ラッセルがゴール下でシュートを楽に決めます。
これでなんとレイカーズは75対53と、今季開幕して以来最大のリードを取ります。
コービーショーが始まってからは完全にレイカーズの流れになっていました。
MCWにフローター、ミドルトンにFT2本を決められますが、ランドルがゴール下でシュートを決めると、コービーがサクレにパスを出し、サクレがジャンパーを決めます。
その後はバックスにシュートを決められても、クラークソンがドライブからレイアップを決めたり、
コービーが3ポイントアテンプトのファウルを得てFT3本をきっちり決めるなど、リードを縮めさせません。
3Qをなんと20点リードで終えます。
4Qが開始すると、MCWのフローターと、ランドルのTOからミドルトンにダンクを決められてしまい、多少嫌なムードになるのですが、この流れをヤングが3ポイントを決めて断ち切ります。
ミドルトンにシュートを決められますが、ラッセルも3ポイントを決め、ミルウォーキーの反撃を断ち切ると、ラッセルは次のオフェンスでも3ポイントを決めます。
その後、ミルウォーキーのオブライアントのゴール下での得点や、プラムリーのアリウープダンク、ミドルトンに3ポイントを決められますが、ランドルがゴール下でシュートを決めると、続いてラッセルがスティールからコーストトゥコーストでレイアップを決めてリードを保ちます。
その後もミルウォーキーにシュートを決められても、ヤングの3ポイントやランドルのゴール下、
ルーのFT、ルーのパスからラッセルのゴール下でのシュートなどで20点近くのリードを保ち、
残り2分を切って勝負がつき、ガーベッジタイムとなりました。
いつもは負けていてガーベッジタイムとなりますが、今日は勝っていてのガーベッジタイムです(^^)
今日はすべてがうまくいったゲームでした。
まず、レイカーズのチームのアシスト数は26と、今シーズン最高の数字です。
ボールが良く回り、良い形でシュートが打てました。
これはチームのケミストリーがだんだんとできつつあるからだと思います。
それにこのような要素もあると思います。
ラッセルとランドルがベンチに行ったら、コービーとヒバートの2マンゲームが増えた。恐らくコービーは、ヒバートとこうやってプレーしたかったのだと思う。でも、若手を育てないといけないから、ボールハンドルはラッセルに任せて、ポストにボールを入れるならランドルに入れていた。
— May (@MayLAL24) 2015, 12月 16
ヒバートも、ラッセルとランドルがいた時は、2人に譲っていたけれど、いなくなって自分のリズムでプレーできるようになった気がする。コービーが若手育成を優先するのは分かるけれど、来たばかりで契約最終年のヒバートが自分のスタッツを犠牲にして若手育成を優先してくれるのは有難い。
— May (@MayLAL24) 2015, 12月 16
ラッセルとランドルがベンチの方がチームとして機能する。2人がスターターだとボールハンドルできて得点できる人が1-4まで4人もいる。「船頭多くして船山に上る」の典型的なパターン。その上ベンチが弱い。ベンチに「左遷」ではなくてベンチ強化になる。但しミニッツは多くしてもらいたい。
— May (@MayLAL24) 2015, 12月 16
これは本当に仰る通りだと思います。
ラッセルとランドルがベンチにいくことで、コービーとヒバートもプレーしやすくなるし、
ラッセルとランドルもプレーしやすくなるのは事実だと思います。
前の2試合はベンチのプレーが酷かったですが、その時はクラークソンが欠場の影響でラッセルがスタートでした。
ラッセルがベンチから出てくることでベンチの実力は上がります。
実際、ベンチメンバーでプレーしているときもボールムーブが良かったです。
今日はディフェンスでも頑張りました。
まず、リバウンドでは52対38と圧倒していて、オフェンスリバウンドの数字も18対12と上回っています。
インサイドのディフェンスについても今日はかなり良かったと思います。ダブルチームで相手を囲んだり、相手に楽な体制でのシュートを打たせませんでした。
例えばですが、コービーは今日、自分よりも13センチほど身長が高いアテトクンポとのマッチアップでした。
アテトクンポは、身長のアドバンテージを生かそうと、コービー相手にポストプレーを仕掛けていましたが、コービーのディフェンスもよかったうえに、アテトクンポがペイント内まで押しこんできたら、
ヒバートやナンスJrがアテトクンポに寄ってきていて、アテトクンポはシュートも満足な体勢で打てないし、他の選手にパスアウトをしていることが多かったです。
このように“チームのみんなで守る”ということが今日はできていて、大勝に繋がったと思います。
続いては個人を。
・コービー
まずはハイライトを見てください。
今日も100点満点のプレーぶりと言って良いと思います。
注目すべきは、フットワークです。これは脚がないとできないです。
今日のようなプレーができるということは、脚があるということで間違いないと思います。
【@lakersnation】のツイッターアカウントが試合中に
『コービーはただ脚さえ戻ってくれば、こんなにできるのかもしれない』
とツイートしていました。
私も同意見で、コービーの生命線は間違いなく脚とフットワークです。脚がないとジャンパーが入りません。これはすべてのプレーヤーにも言えることですが。
もともとコービーは素晴しいフットワークを持っているので、脚があるからこそフットワークが生きます。
逆に脚がないと、フットワークも生きないので、相手をかわすことができないです。
なので、満足な体勢でシュートが打てず、シュートも入らないです。
それにコービーは昨シーズンの1月のケガ以降、プレシーズンの時期まで実戦からは遠ざかっていました。
プレシーズンも脛のケガの影響で後半半分は出ていないです。
なので、体が錆びついているのはさすがのコービーといえどもしょうがないです。
シーズンが進むにつれて、体の錆つきが取れてきたのと、ラッセルやランドルがベンチからの出場となり、コービーがプレーしやすくなったことが復調の要因ではないでしょうか。
・クラークソン
足首のケガから戻ってきました。シュートは確率はイマイチでしたが、ケガする前と同じようにプレーしました。
切れ味鋭いドライブも見せていたので、大丈夫だと思います。
余談ですが、コービーがシュートを決めると1番喜んでいるのがクラークソンのように感じます。
今日もコービーが4ポイントプレーを決めた時にガッツポーズをしていました。
上のコービーのハイライトの動画に映っています。
・ラッセル&ランドル
ベンチから出てきて頑張りました。
ラッセルは今日はベンチからでしたが、ベンチ、スタート関係なく自信を持ってプレーしています。
ベンチのボールムーブが良かった理由の一つはラッセルで、ラッセルが良いパスを何回も出していました。
ラッセルがベンチにいったことでベンチの層が厚くなるのは間違いないです。
ランドルは今日オフェンスリバウンドが6つもあります。それに25分強の出場で14リバウンドは立派です。
最近ミドルシュートがあまり入らないのですが、ゴール下でのシュートは確率が良いです。
・ルー
私はなぜこんなにルーがファウルをよくもらえて、FTで得点できるのかずっと疑問だったのですが、
最近やっと分かったような気がします。
ルーのプレーは『流動的』です。例えば、シュートにいく際も体が動きつつ、悪い言い方をすれば体が流れつつシュートを打っています。前の方に飛びながら、横に飛びながら、などです。
例えばコービーと比べますが、コービーとルーは正反対です。コービーは“動”と“静”がはっきりしています。
急激な動きからストップし、ジャンプしてシュートを打つ、というような感じです。
ですが、ルーのプレーは“常に動”というような感じです。もちろん動きに緩急はありますが、シュートにいく際も体は流れながら、ディフェンダーの方に寄りながらシュートを打っているので、ディフェンダーと接触する機会が多く、ファウルを得られやすいです。
たまにディフェンダーと接触しているのにファウルの笛がもらえず、あわててパスに切り替える時すらあります。
このような『流動的』なプレースタイルがファウルをもらえやすい要因なのかな、と思いました。
分かりづらい説明で申し訳ないです。
今日の試合は今季のベストゲームだったと思います。
ミルウォーキーは前の試合でゴールデンステイトの連勝をストップさせていて、
決して弱い相手ではないです。今日はモンローの欠場の影響はあったかもしれないですが。
ロード8連戦というのも、チームを成長させたと思います。
ロードでは1勝しかできませんでしたが、コービーの復調、ラッセルの自信を持ったプレーなど、
1勝以上に得られたものは大きいのではないでしょうか。
今後も今日のような試合が見たいと思います。今日は以上です。
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