SSブログ

#17 フィラデルフィア戦 【恥をかくとはこのこと】 [試合感想]


人気ブログランキングへ

フィラデルフィア戦の感想です。

この試合はロード8連戦の初戦、そしてコービーの故郷での最後の試合となりました。


通常、アウェイチームの選手紹介は淡々と名前を読み上げるだけなのですが、

コービーに対してはかなり大きい声で、しかも今まで獲得したタイトルもわざわざ読み上げ、

紹介していました。フィラデルフィアの場内アナウンサーの粋な計らいだと思います。ありがたいです。


加えて、試合前に“ドクターJ”ことジュリアス・アーヴィング氏とコービーの出身校の

ローワ―・メリオン高校のコーチから背番号24番のローワ―メリオン高校のジャージーの贈呈がありました。

コービーに対してのお別れムード一色で試合が始まります。


試合が開始すると、そのコービーがいきなり3ポイントを決めると、その次のポゼッションでも

また3ポイントを決めます。

さらにコービーはまた3ポイントをまた決め、会場は大騒ぎになります。


その間にフィラデルフィア(以下フィリーと書きます)はコビントンとキャナンの3ポイント、

オカフォーのレイアップでしっかりついてきます。


さらにコービーはクロスオーバーからのジャンパーを決め、レイカーズの最初の11点をすべて取ります。

その後、ランドルがレイアップを決めます。


フィリーもキャナンの3ポイント、グラントのジャンパーなどで、ついてきます。
序盤は互角でした。

その後はポストのヒバートから、ゴール下にカットしてきたランドルにいいパスが通り、

ランドルがファウルをもらいつつシュートを決めます。しかしFTは外します。

さらにランドルはレイアップを決め、コービーもオフェンスリバウンドを取って、

落ち着いてシュートを決めます。序盤はすべてコービーとランドルの得点でした。


レイカーズは続いて、2試合身内の不幸があった影響で欠場していたルーがジャンパーを決めると、

ファウルももらってFTを2本とも決めます。

フィリーにもゴール下でシュートを決められたり、ノエルにダンクを決められます。


ここまでは互角の展開でしたが、ここからレイカーズは差を広げにかかります。

クラークソンのフローターや、ルーの3ポイント、バスのジャンパーで得点し、

ディフェンスでも頑張って相手に得点を許しません。

7点リードで1Qを終えます。1Qをリードで終えたのは久々な気がします。


2Qが始まると、フィリーはノエルのレイアップ、サンプソンのレイアップなどで差を縮めます。

レイカーズはヤングが3ポイントを決めますが、フィリーのサンプソンのFT時に、せっかくFTを

外してくれているのにヤングがボックスアウトを忘れてしまい、サンプソンにリバウンドを取られ、

またファウルをしてFTにしてしまうというボーンヘッドがありました。

幸いにもサンプソンはFTを1本しか入れれなかったので、助かりました。


ラッセルがジャンパーを決め、さらにコービーがディフェンスを引き付け、

ゴール下のヒバートに素晴らしいパスを出し、ヒバートがダンクを決めます。

そしてラッセルがゴール下にいるランドルに矢のようなパスを通し、ランドルがファウルを得て

FTを2本とも決めます。


この後もレイカーズはラッセルがドライブをして、ディフェンスを引き付けてランドルにパスを通し、

ランドルがダンクを決めたり、クラークソンがジャンパー、さらにクラークソンがゴール下にカットしてきてヒバートからパスを受け、すぐにヒバートにパスを返してヒバートがダンクを決めるといういい連携も出ます。


対して、フィリーはコビントンが3ポイントを決めますが、コビントンやノエルが

レイカーズのファウルで得たFTを2本中1本は落とすうえに、チームとしてミスが多く、

レイカーズが差を広げます。


そして、コービーが3ポイントを決め、2ケタ以上のリードをします。


ところが、ここから雲行きが怪しくなり始めます。


レイカーズはシュートがここから入らなくなるうえに

2Q終盤にはラッセルのTOからフィリーのスタウスカスに速攻で3ポイントを入れられるうえ、

その後のレイカーズのオフェンスでメタが得たFTを1本しか入れることができません。


さらにQ最後のフィリーのオフェンスでFTを与えてしまい、せっかく2ケタ以上あったリードを

8点まで減らしてしまい、前半を終えます。


3Q開始すると、すぐにオカフォーにレイアップを決められると、

レイカーズはラッセルがTOをしたり、シュートが入らないわでどんどんリードがなくなっていきます。


ついにコビントンのレイアップとFTと3ポイントで同点にされてしまいます。

やっとのことでクラークソンがジャンパーを決めますが、レイカーズは3Qに入って3分半も

得点がありませんでした。


クラークソンはレイアップ、ジャンパーと連続得点しますが、フィリーもグラントのレイアップや

コビントンの3ポイント、キャナンの3ポイントでリードを奪われます。


ここで、ゴール下でキャナンにマークされたヒバートがパスをもらう際、ファウルを得ますが、

キャナンがなかなかヒバートの腕を離さなかったので、揉み合いになります。

するとエキサイトしたヒバートとフィリーのサンプソン、グラントが危うく殴り合い寸前の

乱闘騒ぎとなってしまいます。


幸い、事態は収まり、ヒバートも退場にならなくて済みますが、ヒバート、サンプソン、グラントの3人はテクニカルファウルを受けます。

フィリーのテクニカルの数が1つ多いので、その分のFTをコービーがしっかりと決めます。


フィリーはキャナンが3ポイントを決めますが、レイカーズもラッセルがギブ&ゴーでランドルから

パスを受けてレイアップを決め、さらにクラークソンのジャンパー、フローターで同点とします。


その後、レイカーズはバスのジャンパーやクラークソンのレイアップでスコアしますが、

フィリーもスタウスカスの3ポイント、ノエルのFTで付いてきます。


レイカーズはまたしても3Qの終盤の締めが悪く、ノエルにダンクを決められると、

その後のレイカーズの外したシュートから速攻で走られ、グラントにダンクを決められ、

5点ビハインドとなって4Qに入ります。



4Qに入ると、フィリーのマッコネルにジャンパーを決められますが、

コービーがドライブから若き日を思い出させてくれるかのような美しいリバースレイアップを決めます。


フィリーのグラントにダンクを決められますが、ラッセルのFTで付いていきます。

しかし、今度はノエルにダンクを決められます。

すると今度はラッセルがコービーのスクリーンを使って、ベースライン沿いをドライブし、

なんと左手でのダンクを叩きこみます。ラッセルのダンクは今季初です。これには驚きました。


ですが、ここからレイカーズはシュートが入りません。コービーも、他の誰も、です。

その間にフィリーはトンプソン、コビントンの3ポイント、レイカーズのTOから速攻でオカフォーに

レイアップを決められ、14点差となってしまいます。たまらずレイカーズはタイムアウトを取ります。


その後、やっとのことでクラークソンが3ポイントを決めますが、オカフォーにフックシュートを決められます。

レイカーズはラッセルが3ポイントを決め、なんとか追いすがります。


残り4分でコービーがコートに戻ると、コービーのいいパスからランドルがダンクを決めます。


ですが、トンプソンに3ポイントを決められてしまうと、ラッセルがシュートを決めますが、

残り1分半でオカフォーにレイアップを決められ、11点差とされると、その後もレイカーズは

シュートが入らずに得点に苦労し、追いつくことができず、敗戦となり、

フィリーの今季初勝利を献上してしまいました。



フィラデルフィアのファンの方には申し訳ないですが、はっきり言ってこの試合に負けたのは

恥と言って過言ではないです。


今日はすべての面でフィリー以下です。

そもそも、勝ちたいという気持ちが違いました。

フィリーの選手たちはルーズボールに体を張って飛び込み、5分5分のルーズボールはすべて

フィラデルフィアが取りました。

レイカーズの選手達からはルーズボールに飛び込むような気迫は全くなかったです。


オフェンスでも、今日は自滅です。レイカーズは1Qに33点取っていますが、

後半は合計でわずか33点しか取っていないです。


そもそも、前の試合にも書きましたが、レイカーズの選手たちはコービーに頼りすぎです。

クラークソン以外の選手たちは、『助けて、コービー!』とばかりにコービーを探し始めます。

状況が悪くなれば悪くなるほど、です。

どうして『体が別れを告げる時が来たと悟った』といって引退の声明を出した人に頼り続けるのでしょうか?

どうして、そんなに体がボロボロな人が26本もFGを打たないといけない状況になるのか?

レイカーズの選手たちは、恥を知るべきです。


前半のオフェンスはまだマシですが、後半のオフェンスはボールムーブもよくないうえに、

一人の選手がボールを保持する時間が長すぎの完全に『壊れたオフェンス』でした。

コービーがボールを持ったら、後の人は突っ立っているだけで、動きがなく、コービーがシュートまで

行かなくてはいけないオフェンスや、クラークソンがボールを運んで、パスの出しどころもなく、

クラークソン一人で攻めてシュートまでいくというオフェンスなど、目を疑うような

オフェンスが多く見られました。


1ポゼッションで1人しかボールに触らないオフェンスなんて、あり得ないです。

Qの締めのオフェンスでもないのに。



ディフェンスについてですが、正直、フィリーの選手たちがどんなタイミングでシュートを打ってくるのかがよく分かっていないのか、外からのシュートに対してはチェックが甘かったように感じました。

前半はオカフォーにプレッシャーをかけてミスを誘うなど、良いところも見られたのですが。



続いては個人ですが、今日はコービーに関してしか書きません。


・コービー

1Qは素晴しいスタートを切ったのですが、あとはシュートが入りませんでした。

試合後のインタビューで、『早い時間帯から脚がなくなってくる』と言っていました。

あれだけオフェンスでの負担が大きければ、しょうがない面もあります。

そして体の衰えも当然あります。


コービーのミニッツは平均して31分ほどですが、2Q、4Qは頭からプレーして、途中でベンチに下がり、また残り4分ほどになると出てくるというローテーションですが、私はこれには反対です。

短くプレーして、休み、またプレーするというのは、1度温まりかけた体がベンチに1回下がることで

冷えてしまうので、パフォーマンスに影響すると思います。

それがシュートが入らなくなってしまう一因ではないかと考えています。


正直、大ベテランで若くないので、1度冷えかけた体をまた温めなければいけないのは大変だと思います。

それなら、1Qに8分プレーして、休み、2Qは残り6分くらいから登場して最後までプレーし、

3、4Qも1、2Qと同様のローテーションで行けば、8分・6分・8分・6分の合計28分となります。

これくらいがちょうどいいのではないでしょうか?

コービーを長い時間見られるのはファンとして嬉しいことなのですが、それよりも今は

パフォーマンスの向上を願わずにはいられないです。



今日の負けは本当に恥ずかしくて、日本のネット記事でも『シクサーズが連敗ストップ』という

記事が出ています。その相手がレイカーズなので、ファンとしてこんなに恥ずかしいことはないです。


逆に言えば、この先、もうどのチームに負けたとしても、これ以上の恥はないので気が楽にはなりましたが(苦笑)

今日は本当にしんどいです。


今日は以上になります。

↓よければクリックお願いします。

人気ブログランキングへ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。