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15試合目 ブレイザーズ戦 試合内容&感想 [試合感想]


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ポートランド戦の感想です。まずは試合内容から。


レイカーズはクラークソンがスティールし、速攻でランドルがダンクを決めていいスタートを切ったかに思います。

ですが、ポートランドのマッカラムが開始直後から大当たりで、ジャンパーを3本連続、さらに3ポイントも決められます。

レイカーズはコービーのパスからランドルがゴール下で決めたり、クラークソンのパスから

ランドルが3ポイントラインから1歩入ったあたりからのジャンパーを決めるなどでスコアしますが、

ポートランドは止まらず、リラードのレイアップ、ボンリーのダンクやレイアップでどんどんスコアします。


対してレイカーズはコービーが2連続でジャンパーを決め、さらにファストブレイクで

コービーのパスを受けたクラークソンがコーストトゥコーストでレイアップを決めます。


ですが、ディフェンスでポートランドを止めることができません。

大当たりのマッカラムにジャンパー、3ポイントを決められると、リラードに連続で3ポイントを決められます。


まるで前のゴールデンステイト戦のようでした。

ただ、ゴールデンステイト戦のようにディフェンスをかき回されて、どフリーを作られてシュートを決められるのではなく、

レイカーズの選手がディフェンスにはついているのですが、チェックが甘く、目の前でシュートを

打たれて入れられるというのが多かったです。


どちらかというとゴールデンステイト戦の方が見ていて精神的にもダメージは大きかったです。

もう見ている私の感覚も麻痺しているのかもしれないですが(苦笑)


そんなこんなで1Qは13点ビハインドで終えます。

ポートランドの1QのFG%はなんと72%でした。ジャンパーが多かったにもかかわらず、です。

この13点ビハインドが試合の最後までネックでした。


2Qはコービーが上手いポンプフェイクで相手のファウルを誘い、FTを2本決めてのスタートとなります。

コービーは3ポイントを打とうとする際にもファウルをもらい、FTを3本中2本決めます。

さらに続けてコービーはジャンパーも決めます。

ポートランドもクラブの3ポイント、レナードのシュートや、レイカーズのTOからダンクを決めるなどでリードを保ちます。


中盤になると、ランドルのジャンパー、ラッセルのジャンパー、さらにクラークソンのレイアップなど、若手が活躍し始めます。

さらに、ランドルがリバウンドをとってボールを運び、クラークソンにいいパスを出して

クラークソンが3ポイントを決めるといういいプレーもありました。

ランドルは直後にジャンパーを決め、これで7点差とします。

この間、レイカーズはディフェンスとリバウンドを頑張り、ポートランドにほとんど得点をさせませんでした。


その後、コービーがドライブをしてレイアップを決めるのですが、シュートを放った後に

ディフェンダーと接触して、脇腹を打ってしまい、コートにしばらく倒れこみます。

心配しましたが、タイムアウト後に何事もなかったかのようにコートに残り、プレーしていました。


2Qの終盤が少し悪く、オフェンスリバウンドからシュートを決められたり、マッカラムに3ポイントを決められたりで

せっかく7点差まで詰めたのに、14点差に広げられてしまい、前半を終えます。


3Qはコービーの3ポイントでスタートしますが、リラードに3ポイントを入れ返されます。

ですが、レイカーズはラッセル、クラークソンが連続で3ポイントを決め、点差を縮めます。


ところが、ここでもリラードに3ポイントを決められます。

良いプレーヤーは相手が追いついてきたときに

点差を突き放すような得点ができるプレーヤーとはよく言いますが、まさにリラードはそれです。


コービーとヒバートがファウルをもらい、FTをそれぞれ2本づつ決めると、

ポートランドはリラード→レナードのアリウープ、さらにアミヌにオフェンスリバウンドをとられ、

スコアされてしまいます。


ですが、コービーがジャンパーを決めるとここから再びレイカーズの流れになり、

ランドルがディフェンスで良いブロックをし、速攻でクラークソンがレイアップを決めます。

さらにラッセルがFTを2本とも決めて5点差まで追いつきますが、

ここから逆にポートランドのランを許してしまいます。


プラムリーがオフェンスリバウンドからシュートを決めると、リラードのレイアップ、さらに

リラードの3ポイント、リラードのFTなどで点差をまた広げられます。


流れが悪いのを救ったのがヤングで、ヤングは3ポイントを決めると、

3Q終了間際、クラークソンがドライブして、コーナーで待っていたヤングにパスを出し、

ヤングがブザービーターを決めます。ヤングは本当にQの終わりに強いです。

8点ビハインドで4Qに入ります。


4QはバスのFTでスタートしますが、すぐにハークレスのレイアップ、レナードにゴール下でスコアされます。

コービーが良いスクリーンを使ってコーナーから上がってきて、フリーになってボールをもらい、

シュートを打って決めます。この形はすごく良かったです。


ですが、マッカラムにジャンパーを決め返されます。


その後も点の取り合いになり、クラークソンがファストブレイクでレイアップを決めたり、

ラッセルがジャンパーを決めますが、

ポートランドはマッカラムにゴール下にカットし、ボールをもらってシュートを決めるという

プレーを2回連続でやられてしまってレイカーズはなかなか追いつけません。


ランドルがシュートを決めたり、オフェンスリバウンドをティップして押しこむなどでスコアしますが、

リラードにレイアップを決められるわ、マッカラムに3ポイントを決められるわで全然ダメです。

挙句の果てに、リラードに3ポイントプレーを決められ、点差は2ケタ、時間もなくなり、

試合の行方が決まってしまいました。



先ほども書きましたが、やはり1Qに点差をつけられた分が最後までネックになりました。

2Q以降はいい勝負です。だからこそ、1Qが悔やまれます。


ディフェンス面で言いますと、結局のところガードの2人、リラードとマッカラムを止められていません。

逆に、ポートランドはその2人以外はみんな1ケタ得点です。

その2人がオフェンスの中心なんて火を見るよりも明らかなのに、シュートに対してのチェックが甘いうえ、

ディフェンスのプレッシャーも強くないです。


リラードにはクラークソン、マッカラムにはラッセルがついていて、2人は経験がない分ある程度やられるのは

しょうがない部分もありますが、試合を通してやられ続けるのは感心できないです。


前回のポートランド戦でもリラードには30点13アシスト、マッカラムにもかなりやられていたので、

2戦続けてやられた形になります。

なので、今日はもう少しディフェンスで頑張ってほしかったというのが本音です。


リバウンドでマイナス13というのも少し痛いです。

そこまでオフェンスリバウンドをとられまくった印象はないですが、

取った分はほとんど得点に繋げられるという印象はあります。

これもヒバートがいなかった時間帯に多かったように思えます。



オフェンスについてですが、正直判断が難しいところです。というのも、シュート確率的には

悪くないし、ラッセル、クラークソン、ランドルの若手3人はみんな5割以上の成功率です。

残りのメンバーが悪いので、チームとしては44%ほどという数字なのですが、シュートを多く打つ人が

5割以上という数字なので、悪くは感じません。



ですが、オフェンス自体の流れはあまり変わってはいないのでは・・・というのが本音です。

ボールムーブが良くなった!という印象もさほど受けません。


先に悪いことから言うと、ハーフコートオフェンスはいわゆる『エルボー』の形を多用しすぎです。

(ガードがボールを運んで、片方サイドのポストのプレーヤーにボールを入れる→ガードの選手はコーナーにいるウイングのプレーヤー〈コービーの場合が多い〉にスクリーンをかけに行く→ コービーが上がっていて、ポストの選手からボールをもらい、45度の位置から1オン1スタートor コービーがボールをもらわずに逆サイドにカットしていき、先ほどスクリーンをかけたガードの選手が ポストの選手からボールをもらって1オン1スタートというセットオフェンス)


何回も同じことをやっていますが、そこでコービーに上手くシュートを打たせることができなかった場合、

あとは行き当たりばったりです。その次のオフェンスのオプションがないです。

それに、コービーにボールが上手く渡ったとしても、他の人はもう仕事は終わったと言わんばかりに、
ただ立って見ているだけの人が多いです。

オフェンスに動きがないので、次がないですよね。よって、コービーがなんとかシュートを打たないと

いけない羽目になります。


ただ、この試合ではコービーがシュートを打てなさそうと判断するや、すぐにトップにボールを 返していたので、行き当たりばったりだったとしても、オフェンスが停滞してしまうことが少なかったです。

これはコービーの良い判断だったと思います。それができず、ボールが停滞してしまったのが

前のゴールデンステイト戦です。あれが最悪の形です。


ボールを返されたオフェンスで、クラークソンやラッセルがよくシュートを決めました。

それに、ランドルもミドルレンジからのジャンパーがかなり入るようになってきたので、

オフェンスのバリエーションが増えたように感じます。ここは良い点です。


あと良い点だったと感じたのは、上記しました、2Qにランドルがトランジションでボールを運んで、

クラークソンが3ポイントを決めたシーンや、4Qにコービーが上手くスクリーンを使ってボールを受け取り、

フリーでシュートを打って決めたシーンなど、『これは良い形だな!』と感じるようなオフェンスが

随所に出てきたところです。こういうところは今後も続けてほしいですし、どんどん良い形のオフェンスが出てきたらいいと思います。


なので判断が難しいというのは『過程はイマイチだけど、シュート自体はまずまず入った』という感じだったからです。

『終わりよければそれでよし』という考え方の人なら、文句はないのかもしれないですね(苦笑)



続いては個人を。


・コービー

私は今日の試合のコービーを見て少し安心しました。というのも、いい形で打ったシュートは入るし、

ドライブもしましたし、さらに、ポンプフェイクで相手ディフェンダーが引っ掛かってしまい、

ファウルを得ることができていたからです。


この点は重要で、まず、ドライブができるということは脚があったということです。さらに、

ポンプフェイクで相手が引っ掛かるというのも『引っかかるほどのキレがあった』ということだからです。


前の試合までは、ドライブする回数が少なかったし、ポンプフェイクに相手が引っかかりませんでした。

なので、脚も、体のキレもないのかと心配していました。

ですが、今日の動きを見ていると、よかったように感じます。問題は、これが維持できるかどうかという点です。


それにしても、ご覧になった方は分かると思いますが、今日のレフェリーは酷かったと思いませんか?

ツイートしましたが、レフェリーはコービーに対してのファウルを見逃しすぎです。




明らかにファウルされているシュートが3本、2Qのレイアップ後に相手と接触して、
脇腹を打ったシーンなんて

あれがファウルじゃないのなら何がファウルなのでしょうか?


レフェリーのコールもゲームの一部だと思っているので、あまりレフェリー批判はしたくないのですが、今日は酷かったです。

ファウルなのにコールされなくて外したシュートが3本、あと、2Q終了間際に遠くから打ったシュートがあるので、

その分差し引いたらシュート確率は7/16くらいです。そう考えると、悪くないですよね。

少しポジティブに考えてみました(笑)



コービーが試合終了後のインタビューで、『3Qまでは脚があったけど、4Qは死んでいた』

と言っています。今日は34分の出場です。せめて32分くらいがいいのかな?と思うのですが。

そこはバイロンの判断ですが。



・若手3人衆(ラッセル・クラークソン・ランドル)

今日は3人ともよくやりました。

まずラッセルですが、最近ジャンパーが決まり始めています。少しづつNBAに慣れてきて、

どのタイミングでシュートを打つべきなのか、どのタイミングが自分にとっていいのかが分かってきたのではないでしょうか。

開幕時よりも明らかにプレーの質が上がってきているのが分かります。


クラークソンですが、ドライブ、アウトサイドシュートを上手く織り交ぜてプレーできています。

クラークソンを見ていると、若くて、ドライブできる人はいいなと思います(笑)

クラークソンについては、安定しているし、シュートの確率も高いので特に心配はしていないです。


1つだけ言うなら、トランジションでの判断が少しまずいところがあるくらいでしょうか。

例えば、全然1人でレイアップまで持ちこめるのに、パスを考えてしまってTOになってしまうところや、

普通にレイアップにいったらいいのに少し難しいフェイントをかけてしまい、シュートを外してしまうところ

などです。

まぁ、ここも経験なので、クラークソンなら上手く対処してくるだろうと思っていますが。


ランドルですが、ミドルレンジのジャンパーが入り出しました。これは大きくて、オフェンスのバリエーションが増えるので相手が守りにくくなります。


ジャンパーがあることが分かると、ディフェンダーは距離を詰めてランドルにマッチアップします。

そうなると、今度は持ち前のクイックネスを活かしたドライブが有効になるという良い循環です。

それに、最近FTの確率が素晴しいです。それまでは50%をほんの少し上回るくらいだったのですが、

ここ4試合で1本くらいしか外していないのではないでしょうか。くわしい数字は忘れましたが。


そのように、だんだんとプレーの質が上がってきているのもいいことです。



この試合については以上ですが、この前のゴールデンステイト戦の翌日にあったダラス対サンアントニオの試合を見ました。

普段は他のチーム同士の試合なんてめったに見ないのですが、レイカーズのオフェンスとどんなところが違うのかなと思って見てみました。


結構違いがあって、参考になったので書こうかなと思ったのですが、

明日も試合があって記事を書くし、今回にまとめて書くと大変なのでまた別の機会にします。

今回は以上です。

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