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#6 レイカーズ vs ニックス 試合内容&感想 [試合感想]

ニューヨーク戦の感想です。

まずは試合内容から。


レイカーズはこの試合もスタートに苦しみ、

ヒバートのゴール下で、ようやく得点しますが、

2対10と走られます。


その後、ラッセルがファウルをもらいつつフローターを決め、
(FTは決めれず)

ランドルがジャンパーを決めます。


するとカーメロにマッチアップしているコービーがカーメロからスティールすると、

速攻でクラークソンがレイアップを決め、徐々に追いつきます。


その後、クラークソンがジャンパーを決めると、

コービーがロングのジャンパー、スクリーンを利用してのジャンパー、

さらに3ポイントと、3連続でシュートを決めます。


ディフェンスではレイカーズはいつもの課題である、オフェンスリバウンドを

この試合でも多く取られてしまっていました。

1Qは同点で終えます。


2Qの開始は、前の試合と同じく、コービー+セカンドユニットというメンバーでスタートします。


まず、ルーがゴール下のブラックに良いパスを通し、ブラックがスコアすると、

コービーがスピンターンからこれまたブラックに素晴らしいパスを通し、

ブラックがダンクでフィニッシュします。

さらにコービーは3ポイントも決めます。


その後、ルーのスティールからナンスへのアリウープパスが通り、

ダンクでフィニッシュします。

このあたりのオフェンスの流れはすごく良かったです。


ですが、レイカーズがスコアするとニューヨークもスコアするといった感じで、

なかなか点差が開きません。


その後、ヤングが3ポイントとジャンパーを連続で決めたり、

メタがカーメロに良いディフェンスをします。

それに、メタは意外にも3ポイントを決め、観客を沸かせます。


残り1分55秒で44対45と1点ビハインドだったのですが、

ここからラッセルがジャンパーを決め、さらにクラークソンが

3ポイントを決め、ニューヨークに得点は許さず、良い2Qの終わり方を迎えます。



3Qの出だしは、元レイカーのサーシャに3ポイントを決められますが、

レイカーズはミッドポストのランドルからヒバートにパスが通り、ダンクを決めると、

ラッセルとランドルのP&Pからランドルがジャンパーを決め、

さらにファストブレイクでラッセルからランドルに素晴らしいパスが通り、

ランドルがダンクでフィニッシュし、8点差をつけます。


ですが、その後カーメロのジャンパー2本、ロペスのFT、

カルデロンのジャンパーであっさりと同点に追い付かれてしまいます。

相手を突き放したいときに突き放せないのが今季のレイカーズです。


すると、コーナーからコービーが3ポイントを打とうとし、ディフェンスについていた

ポルジンギスがコービーとわずかに接触し、ファウルの笛が鳴ります。


このコールに腹を立てたニューヨークのヘッドコーチで、元レイカーの

フィッシャーがテクニカルファウル2つを受け、退場となります。


コービーはこれで合計5本のFTを打ち、3本決めます。


その後はやはりつかず離れずでゲームが進みます。


4Qが開始すると、

2Qのはじめと同様、ルーからブラックへパスが通り、ブラックがスコアすると

コービーがジャンパーを決めます。

さらにブラックがジャンパーを決めると、

コービーが連続でジャンパーを決めます。


しかしカルデロンに3ポイントを決められ、78対78の同点となりますが、

ルーが3ポイント、そしてこれ又意外にメタがジャンパーを決めると、

メタは3ポイントまで決めてくれます。

この時点で残り6分、86対80でリードしていました。


しかし、ここからレイカーズオフェンスが全く機能しなくなります。


レイカーズは試合終了間際まで、全くシュートが入らず、FTでしか得点できません。


その間にカーメロの3ポイント、ジャンパー、ポルジンギスのジャンパー、

ロペスのFT、ギャロウェイの3ポイントで逆転されると、

カーメロのFT、ポルジンギスのFTで差を広げられてしまいます。

残り1分を切ってヒバートがゴール下でスコアするまで5分以上もフィールドゴールが

ありませんでした。

終了間際にヤングが3ポイントを決めますが、もう手遅れで敗戦となりました。



敗因を考えると、やはり4Q残り6分を切ってからのオフェンスだと思います。

オフェンスに流れがなく、1オン1に頼らざるを得ないオフェンスや、

外からシュートを打つだけのオフェンスになってしまいました。


前のブルックリン戦はオフェンスの流れが良くなったように感じたのですが、

結局はコービーがよくボールを持つようになったおかげでオフェンスが機能していただけで、

オフェンスシステムがなく、行き当たりばったりでプレーしていることに変わりはないのかな

という印象を受けました。


もっとオフェンスのパス回しや、打たせたい人にシュートを打たせるような組織的な

オフェンスが必要だと思います。


行き当たりばったりのオフェンスをしているだけでは、勝負どころでは点が入らないし、

【逆に点を取られてしまう→追いつかなければと焦り、無理な3ポイントなどが増える →点が入らない】

の悪循環です。これでは勝てないです。



ディフェンスについては、良くやっていた方だと思います。

前半、オフェンスリバウンドを取られていたのが目立ちましたが、

後半はそんなこともなく、逆にオフェンスリバウンドの数字は上回っています。


カーメロに対しても、マッチアップしていたコービーとメタが良いディフェンスをしていて、

タフショットを打たせていました。最終的にカーメロは24点ですが、

そんなにやられたという印象はないです。


試合全体を通して、ニューヨークはジャンパーが多く、チームとしてのFG%も

4割を切っています。


やはり今日だけを言えば、敗因はオフェンスにあったと思います。


続いては個人を。


・コービー

前半、ユニフォームの下に長袖のシャツを着てプレーしていました。

おそらく、NYは西海岸に比べて寒く、体が冷えるのを防ぐためだと思います。

後半は脱いでいましたが。


前半は良い感じでシュートを打って決めていました。

後半に入り、シュートが入らなくなりました。

ですが、後半、特に4Qはみんなシュートが入らなかったので

コービーに限った話ではないのですが。


ローテーションの関係上、2Qと4Qは頭からプレーして、

途中で1回ベンチに下がり、残り4~5分前後でまたコートに戻ってくると言う感じなのですが、

今日でいえば、4Qの開始直後にジャンパーを連続で決め、

シュートタッチが戻ってきたと思ったらベンチに下がり、

再びコートに帰ってきたときには完全にシュートタッチがなかったです。


私は別に、ミニッツばかり気にしないで、シュートタッチがつかめてきたら

そのままプレーを続けさせても良いと思います。これはバイロンの判断ですが。


ガードやフォワードなど、アウトサイドを主戦場とする選手は、

割とシュートを打ち続けないと、リズムがつかめないものです。

なので、数分プレーして、ベンチに戻り、またプレーしに出る・・というローテーションには

懐疑的です。今日みたく、リズムを失ってしまうことにも繋がります。


これはコービーだけでなく、ラッセルやクラークソンに対しても同様で、

せっかくラッセルやクラークソンがシュートを良い感じで決め出したのに、

ローテーションだからという理由でベンチに下げるのはあまりいいことではないと思います。

これは采配の問題です。



・ヒバート

今日18点取っているのですが、レギュラーシーズンに入ってからあまり打っていなかった

ミドルレンジのジャンパーをよく打っていて、入れていました。


私はヒバートはもっとミドルレンジからのジャンパーを打っていいと思います。

打てるだけのシュートレンジを持っていますし、

ハイポストのヒバートにボールを入れても、打たなければ相手ディフェンスは

離れて守っていればいいだけだから怖くないです。それにインサイドにスペースができません。


打つことで、チームとしての攻撃の幅があると言うことも示せるし、

空いたペイント内にガードの選手がカットすることもできます。

なので、ヒバートにはミドルシュートをもっと打ってもらいたいです。



・ランドル

ロペスとポルジンギスのインサイド陣相手に苦戦しました。

2人ともサイズがあるので、攻めあぐねていた感じでした。

サイズがあるインサイド陣相手にどう攻めるかが、今後のポイントになりそうです。

リバウンドは11本と頑張りました。


・メタ

ディフェンスでカーメロを苦しめたのに加え、意外とオフェンスでも貢献してくれました。

3ポイントは2/2です。オフェンスに波があるのは昔からですが、今日は良かったです。


・ルー

現在、すべての注目はコービー1人に集まっているので話題にも何もならないですが、

実はルーもコービーと同じくらい、3ポイントに至ってはコービー以下の17%台と

シュートに苦しんでいます。FTを多くもらい、それで得点するのでシュート確率の悪さが

あまり目立たないというのもありますが。


ルーもチームとしてのオフェンスシステムがない影響を受けていて、どうしても個人技に

頼らざるを得ないプレーをしているのでシュート確率が低いです。


もう少し楽にシュートが打てるようにしてあげたいのが本音です。



試合については以上ですが、この試合前に、バイロンが

『数日前に、コービーが今季限りで引退すると私に言ってきた』

記者たちに言っていたようです。


なぜバイロンが記者にわざわざそんな情報を言うのか理解できないです。


確かにコービーはブルックリン戦後に

『もし今、引退するかどうか訊かれたら、引退すると言う。でも、まだどうなるか分からないけど』

と言っていて、引退に気持ちが傾きつつあるかのようなことを示唆していましたが、

バイロンがわざわざそんなことを公に言って、騒ぎを大きくさせようとするのか

分からないです。


コービーは今季が終わってからどうするか決めると言っているので、

できればシーズンに集中させてあげたいと思うのですが・・・


バイロンは、メディアの使い方が上手くないように思います。

フィルは上手かったようですが。




#5 レイカーズ vs ネッツ 試合内容&感想 [試合感想]

ブルックリン戦の感想です。

まずは試合内容から。


レイカーズはランドルがいきなりスティールして、ダンクを決めて

いいスタートを切ったかに見えますが、

オフェンスで、TOはしてしまうし、オフェンスリバウンドを取られてしまい、

スコアされるなど、スタートに苦しみます。


1Q中盤以降は、ファウルをもらい、FTで着実にスコアしていき、

その間ディフェンスで頑張り、ブルックリンにスコアをさせませんでした。


ですが、1Q終わりにジャックのジャンパーと昨シーズンレイカーズにいた

エリントンに3ポイントを決められ、9点リードされて1Qを終えます。


2Qは頭から、コービーが試合に出ていて、

まずコービーがドライブしてファウルをもらい、FTを2本決めると、

ナンスがジャンパー、さらにコービーがゴール下でスコアします。

ルーのFTをはさみ、コービーが良いスクリーンを利用しての3ポイントを決め、

3点差まで追いつきます。


その後はラッセルが連続でシュートを決め、

スピンターンをしながらゴール下へ切り込んだコービーが

ブラックへ素晴らしいパスを出し、ダンクでフィニッシュし、ついに逆転に成功します。


その後はお互いにスコアをしていきますが、

2Q終盤にコービーのパスからラッセルが3ポイントを決めると、

またラッセルが3ポイントを決めます。

そして最後はコービーのコーナーの難しい位置からのジャンパーが決まり、

5点リードで前半を終えます。


3Qはお互いつかず、離れずで進んでいきますが、ラッセルが2Qに引き続き

好調で、ジャンパーを確率良く決めていました。


3Q残り3分ほどになるとブルックリンに追い付かれ、同点となりますが、

そこからズルズルやられるのではなく、クラークソンの3ポイントプレーや、

ルーのレイアップでスコアし、79対72の7点差で3Qを終えます。


4Qが開始して、コービーのパスからナンスがジャンパーを決めると、

コービーがドライブから華麗なリバースレイアップを決めます。


その後、ヤングが3ポイントを決めると、

いったんベンチに下がったコービーと交代で出場していたメタが

ジョー・ジョンソンからスティールし、速攻でヤングが落ち着いてレイアップを決めます。

このプレーは非常に大きく、これで10点リードとなります。


その後もヤングが3ポイントを決め、リードを保ちますが、

4Qの終盤になってくると徐々に追いつかれ始めます。


TOからスコアされたり、FTを決められたりで、3点差まで追いつかれます。

直後のレイカーズのオフェンスで、レイカーズはなかなか攻めきれず、

ショットクロックギリギリでランドルがトップ位置で、3ポイントラインを

少し踏んだくらいの所からシュートを打つのですが、

ラッキーなことにバンクシュートとなって入り、5点差に戻します。


残り40秒でジャックに3ポイントを決められたかに見えますが、

ジャックも3ポイントラインを踏んでいて、2点シュートで3点差となります。


その後、レイカーズはスローインでボールを入れようとするのですが

これがなかなか入れれません。タイムアウトを取り、

もう一回スローインをしようとするのですが、

これがジャックにスティールされかけ、最後はルーのタッチでアウトオブバウンズとなり、

ブルックリンボールとなってしまいます。


そのお粗末なプレー後、ブルックリンがスローインをしようとしますが、なんとブルックリンも

なかなかボールを入れれず、5秒バイオレーションでレイカーズボールと

なります。


これでコービーがボールを持ち、ファウルで得たFTを落ち着いて2本とも決めて

5点差の安全圏にすると、直後のブルックリンのオフェンスを防ぎ、

再びコービーとヤングがFTをしっかりと決めてゲームを締め、

レイカーズの今季初勝利となりました。



勝因は完全にディフェンスです。


今日の試合は前の4試合とはちがうローテーションで、 1Q中盤でコービーが下がり、いつもはヤングが出てくるところを メタが出てきました。

さらに、ケリーを全く使わず、ナンスJrを使うという変化が見られました。

このローテーション変更には少し驚きでしたが、結果としては成功でした。


というのも、メタがチームに『ディフェンスの意思』をもたらしました。

メタはリピート時代のようにディフェンスに積極的で、

試合を通して頑張りました。


さらに、前半はヒバートがファウルトラブルで出番が限られていたのですが、

ブラックが足を動かして良いディフェンスをしていました。


チーム全体としてディフェンスで相手を抑えてやろうという意思も見られ、

相手のTOを誘うことができました。

相手のドライブにはみんなでヘルプに行き、パスコースを防ぐことで

相手のTOを招きました。


これは前の4試合とは大違いで、結果として今シーズン初めて

相手の得点を100点以下に抑えることができました。


ただし、コービーがシュートを打った後にセフティに誰も帰っておらず、 楽にレイアップを決められるという場面も見られました。


これは、味方、今日の場面でいえばコービーがどのタイミングでシュートを

打つかを他の人がまだ把握しきれていないからです。

把握しきれていないので、トランジションの切り替わりが上手くできませんでした。


これには慣れが必要で、時間が経つにつれて味方がどのタイミングでシュートを打つのかが

分かってきますし、改善できると思います。

とはいっても、大事な4Qにそれが出てしまうとまずいのですが。



今日はチームオフェンスに関しても、改善が見られました。


コービーが前よりも多くボールをもつようになり、

ボールをさばいてパスをもらった人がシュートを打つという良い形が増えましたし、

ランドルやヒバートというインサイドの選手がミッドポスト付近でボールをもったときに

コービーやラッセルがカットしてシュートを決めたりと、

スペースの使い方が良くなり、オフェンスに動き、流れが出てきました。

この進歩にはかなり満足しています。

単にガードの選手がボールを回しているだけというオフェンスではなかったです。


また、セカンドユニットのオフェンスについても、3ポイントの打ちすぎだったものが

なくなりました。

これは今日のローテーションでは、セカンドユニット+コービーというメンバーで

試合に出ているため、コービーというオフェンスの核があるので、

意図のあるオフェンスができたからだと思います。

そのおかげで、この試合では得点が止まってしまう、という時間帯がほとんどなかったです。


今日はケリーが試合に出ていませんが、ケリーを出してしまうとどうしても

オフェンスがストレッチの形になり、アウトサイド主体になってしまいます。

今日はそれがなかったのも良かったです。


続いて、気になった選手について。


・コービー

前の4試合とはプレーが違いました。

コービーがミッドポストで早い段階からボールをもらい、

そこからシュートを打ったり、ドライブしたり、パスを出してオフェンスを展開させるなど、

プレーが良くなったと思います。


それに1番の懸念だった、3ポイントの外で待っているだけということがなくなったので、

3ポイントもあまり打たなくて済みました。


このように、ミッドポスト付近を主戦場として、3ポイントは伝家の宝刀程度に

利用するのが1番良いと思います。


シュートは試合全体を通して見ると5/16ですが、1Qが0/6と悪かった以降は

5割と、リズムを取り戻しました。


試合前にインタビューで、『脚のケガがだいぶ良くなってきて、したい練習が やっと最近できるようになってきた』と言っていました。

それに、レイカーズの若い選手のフィルムを見て、動きの確認をしたそうです。


フィルムを見ることで、その中でコービー自身がどのようにプレーしていったらいいのかということが

分かり、その結果が今日のようなオフェンスの改善につながったのではないでしょうか。



それにしても、今日はアウェイなのにコービーへの声援がすごかったし、

コービーチャントまで起きていました。

良く考えれば、イーストのチーム相手のアウェイでの試合は1年で1試合しかないから、

コービーが今季で引退するならコービーを見れる最後の試合となるかもしれないんですよね。


そう考えれば、今後も他アリーナでコービーに大歓声が起こる可能性は大です。

ホームのチームはやりにくいかもしれませんが、付き合ってもらいましょう(笑)


・メタ

今日の勝利を呼び込んだ人、と言ってもいいのではないでしょうか。

ディフェンスのエナジーをチームにもたらしました。


ジョー・ジョンソンからスティールもあり、ジャレッド・ジャックの

3ポイントをブロックするなど、いいプレーでした。

ジャックのブロックに関しては、ジャックがシュートを打つ前に

メタの手がジャックのシュートリリースの位置に先に出ていて、

ボールをはじくという、“メタらしい”ブロックでした。

(説明が分かりづらいかもしれないのでぜひハイライトでも見てください)


メタのようなベテランロールプレーヤーができることは限られていて、

時に役に立たないこともあれば、時には今日のように全然期待していなくても、

求められている以上のものをチームにもたらしてくれることがあります。


そういう意味で考えると、メタのようなベテランがチームにいるというのは

心強いのではないでしょうか。


・ラッセル

1Qは存在感がなく、今日も少しプレーに悩むかなと思ったのですが、2Q以降シュートが

好調でした。

思いきって3ポイントを打つところも良いです。

ですが、今日はアシストがないです。


私は、ラッセルにはピック&ロールを多用してほしいと思います。

特にランドルとしてほしいです。


スクリーンをかけに行って、自分が空けばシュートを打てばいいし、

ラッセルは判断がいいので、スクリナーに良いパスも出せることもあるだろうし、

オフェンスの幅が広がります。


その相手がランドルだったら、ゴール下でフィニッシュもできるだろうし、

逆にピック&ポップで3ポイントラインよりもちょっと前のあたりでランドルに

ボールを渡し、ランドルが空いたスペースを利用して1オン1をする、というのも

1つの手です。


今現在、ラッセルに良くスクリーンをかけに行っているのはコービーなんですよね。

それはそれで機能しているけど、“将来”のことを考えて、ラッセル&ランドルの

コンビでピック&ロールを多くして、オフェンスをするのも良いと思います。



ようやく勝てたので、これで一安心することができました。

ディフェンスにもオフェンスにも改善したところが見られたのは良かったです。

これで次のニックス戦までは落ち着けます。


今回は以上です。

コービー不振の原因、チームオフェンスの問題とは何か 私的考察 [その他]

今回は前回の記事で書きました、

“レイカーズオフェンスの問題点”

について書きたいと思います。


レイカーズが勝てない原因として主となっているものは

間違いなくディフェンスです。


ですが、私はオフェンスも内容が良くないと思っています。

100点以上取っているから、数字的には問題ないように見えるかもですが、

そうではないです。


そしてコービーがシュートに相当苦しんでいることも

かなり気になっています。



私はコービーの不振の原因が何なのかという点を調べようと思い、

とあるサイトのコメント欄を見ていると(日本のサイトではないです)

的を得たようなコメントを見つけました。


英語で書かれていたのですが、要約すると、


『すべてはバイロンによるノン・オフェンスシステム(オフェンスシステムがない) が原因。オフェンスは混乱し、ケミストリーもない。すべてアイソレーション。 みんな戸惑っている。ラッセルはまだ成長途中。彼らはPGなしでプレーしているようなもの。 ちゃんとしたPGなしでは、“オフザボール・コービー”は機能しない』

というものでした。


このコメントは本当に的を得ていて、このことだけを書いたら

この記事は他に何も書かなくて良いくらいです(笑)


ですがそれだとせっかく書く意味がないので、詳しく書いていこうと思います。

まるで評論家のように(苦笑)


デンバー戦の4Qは、御覧になった方は分かると思いますが、

ほとんどボールを保持していたのはルークラークソンでした。

正確に言えば、ほとんどルーでしたね。


一緒に出ていたメンバーは、ルーのほかクラークソン、コービー、ランドル、

ブラックです。


4Q、コービーとランドルのシュートを打つ回数が少ないどころか、存在感すらなかったと

思いませんでしたか?


そして、せっかくの勝負どころの4Q終盤、レイカーズはなかなかスコアができません。


この理由は明確で、上記のコメント通り、

『オフェンスシステムがないから』です。

すべて行き当たりばったりのオフェンスで、すべてはガードの選手の判断次第です。


その影響をモロに受けたのがこの試合で言うとランドルとコービーで、

コービーに至っては開幕からずっと影響を受けています。


ルーはプレースタイルは完全にSGだし、クラークソンはPGもできるけど、

タイプはSGで、PGのようなゲームメイクはできないです。


そうなると、『誰にシュートを打たせたいのか』という

明確なオフェンスの意図がなく、すべて行き当たりばったり、 その場しのぎのオフェンスです。


ボールムーブがなく、相手のディフェンスを崩すことができません。

ボールを持った人の、1オン1、この試合で言うと、ルーとクラークソンの

1オン1だけということになります。

この試合、クラークソンは絶好調で、ルーはこんなことあるのか?というくらい

FTを得たので何とか接戦になりました。


ガードだけがボールをコントロールしているので、フォワードでプレーしている人は

シュートを打つ機会すらないです。

その裏付けとして、コービーとランドルは存在感がなかったし、

ヤングもシュートアテンプトはたったの3本です。

宝の持ちくされです。

打つべき人がシュートを打てないなんて、オフェンスとして最低ですよね。


コービーに関して言うと、開幕からずっとシュートに苦しんでいるのは

皆さんご存知だと思います。


ですが、2ポイントの確率を見ると、開幕4試合全体で13/28、約5割近い数字なんです。

全然悪くない数字です。

完全に足を引っ張っているのは3ポイントです。


コービーが3ポイントを打つ機会のレイカーズのオフェンスに目を向けると、

コービーはまず、コーナーの3ポイントラインの外で待機をしていて、

大体ボールをもらうのがショットクロック残り8秒あたりのことが多いです。

ボールをもらう位置は45度のあたりの3ポイントラインの外。

ペイント付近にはランドルと、ヒバートがいます。


コービーはどのような選択をしないといけないかは明らかで、3ポイントを打つしかないです。

インサイドは人でいっぱいでドライブするスペースはないし、

ポストプレーに行く時間もない。

打つしかないです。


たまに『コービーは3ポイントを打つな』という人がいますが、

その状況で打たないでどうしろというのか?

ショットクロックバイオレーションをしてしまうか、他の人にパスをして

明らかに無理なシュートを打たせるのでしょうか?


第一、ショットクロック残り8秒ほどの段階で3ポイントラインよりも外にいる コービーにボールを渡す時点でそのオフェンスはバッドオフェンスです。

とりあえずボールを回していて、決めどころが見つからないから

時間がなくなって、最終的にコービーに頼り切っているだけです。

私は個人的にこれを『コービーにボールを捨てている』と呼んでいます。


コービーにシュートを打たせたいという『意図』があるオフェンスなら、

ボールをフロントコートに運んだら即コービーにボールを渡したら良いだけです。

しかも、3ポイントラインの外でなく、ミッドポストでです。


そういったオフェンスの意図がないから、コービーが最後に3ポイントを

打たないといけない状況になります。

ショットクロックが少なくなって、相手ディフェンダーもコービーが打つと分かっているから、

プレッシャーも強くなります。よって、確率は下がります。

それはコービーのタイミングでシュートを打っていないから、入らないです。


逆に、2ポイントはコービーのタイミングで打てているから、

入ります。


このことから言えるのは、コービーはシュートの“確率”に悩んでいるのではなく、

【シュートを打つタイミング】に悩んでいるのです。



この問題を解決するには、『オフェンスシステムを構築』するか、

『コービーをSGに戻す』かです。おそらく、前者の方が効果的だと思います。


他にも、『ゲームメイクのできるPGにゲームメイクさせる』というのがありますが、

冒頭で書いたようにラッセルは成長段階、ルーとクラークソンはSGタイプですので、

あまりゲームメイクに期待はできません。


ウェルタスが経験がある分、良いゲームメイクをする可能性はありますが、

バイロンが勝負どころで使わないでしょう。


そうなると、『意図を持ったオフェンスシステム』を作るしかないです。

例えばですが、トライアングルオフェンスはゲームメイクのできるPGを必要としない

システムでした。


別にトライアングルオフェンスをしろとは思いませんが、必要なのは

“誰に、どのスポットでシュートを打たせるのか”というような

意図を持ったオフェンスをすることです。


ガードばかりがボールを持つ、意図のないオフェンスはやめてほしいです。

勝負所になってコービーですらシュートを打てないオフェンスなんて、

意味がないです。


次にコービーをSGに戻すことですが、コービーがボールをコントロールした方が、

オフェンスに展開が見られます。というのも、コービーがポストでプレーすると、

未だに相手ディフェンスはダブルチームに来ます。


そこからパスをさばき、ノーマークの人がシュートを打つというのが理想です。

入らなかったとしてもオフェンスとしての形は良いです。


デンバー戦で前半に1回、4Qにも1回、コービーがミッドポストでプレーしていて、

ゴール下へカットしてきたプレーヤーにパスを出して、オフェンスの形が良かったときがありました。

他にも、4Qにコービーがドリブルをして、コーナーにいるルーへ良いパスを出し、

空いたスペースに切り込んでルーがレイアップを決めるというプレーがありました。


シュートの確率ばかり気にされるから目立ちませんが、コービーはデンバー戦に5つの

アシストをしています。これはガードのクラークソンとルーのアシストの数を足したよりも

多いです。


あまりボールをもつ機会がないはずなのに、コービーのアシストが多いということは

それだけコービーがオフェンスをクリエイトしているということです。

逆に、外でボールを回しているだけなので、ルーやクラークソンのアシストは増えないです。


2012~13シーズンもそのようなことがあって、1月の真ん中あたりまではナッシュが

ゲームメイクしていたのですが、それまでのチームの勝率は5割を切っていて、

1月の真ん中以降、コービーがPGの役割をし始めてからレイカーズのオフェンスは見違えたように

良くなり、最終的にプレーオフに行くことができました。


よって、コービーがボールを持ち、オフェンスをクリエイトすることで

オフェンスの流れが良くなる可能性があります。


ただし、これには『コービーの役割増加』というリスクが付きます。

それはコービーも、バイロンも望んでないことです。


以前にも紹介しましたが、バイロンは『コービーが試合を支配することは若手のためにならない』

と発言していて、若手の成長を望むバイロンの意思にそぐわないです。

よって、コービーがゲームメイクをするようになる確率は低いです。


そうならないのだったら、前述したとおりオフェンスのシステムを作るしかないです。

それはバイロンを含めたコーチ陣の仕事です。


自由にやらせるのも若手の成長のための1つの方法かもしれませんが、

セットオフェンスの中で、自分の役割を見つけさせるというのももう1つの

方法だと思います。


逆に言えば私はそちらの方が重要だと思っていて、自由にやっていて勝てるようになるほど

甘い世界ではないです。

自由にやっていてチームを勝利に導けるプレーヤーなんて、

NBAの中でもほんの一握りです。



私はレイカーズのディフェンスもですが、今のオフェンスには本当に不満で、

ああしてほしい、こうしてほしいという思いがあって今回この記事を書きました。


別に私なんかがこんなことを書いてレイカーズのオフェンスが改善するわけないのですが、

今の状況は見ていて苦痛です。


本当に、早く改善してほしいと心から望みます。

今回は以上です。

#4 レイカーズ vs ナゲッツ 試合感想 [試合感想]

デンバー戦の感想です。

まずは試合内容から。



レイカーズはコービーとランドルのピック&ロールから

ランドルがファウルをもらいつつレイアップを決め、

再びランドルのレイアップ、さらにコービーとクラークソンの

3ポイントが連続で決まり、スタートダッシュに成功します。

前の3試合はいつも相手チームにスタートダッシュをされていたので、

やっと試合のスタートを良い形で切ることができました。


ディフェンスでもいいプレーが出て、ランドルがブロックをして

24秒バイオレーションを誘ったシーンがありました。


レイカーズはクラークソンが絶好調で、

フローターやランドルの速攻でのパスアウトから3ポイントを決めたり、

ジャンパーを決めるなど絶好調でした。


その後、コービーがポストからドライブして上手いリバースレイアップを

決めると、バスとルーのFTをはさみ、クラークソンのジャンパー、

さらに珍しくケリーがドライブして、ファウルをもらいつつシュートを決めます。


ですが、やはりディフェンスでなかなか相手を止められず、

マイク・ミラーに3ポイント、ネルソンにジャンパーを決められて

1Qを終えます。


2Qはなんと開始から4分近くもスコアできず、その間に

ミラーの連続3ポイントなどであっさり逆転されます。


やっとのことでルーがスティールからレイアップを決めて得点し、

さらにランドルがダンクを決めます。

すると、いつもはヒバートがコートに戻るローテーションのはずが、

ブラックがコートに出てきます。


コービーがジャンパーを決め、その後、ファストブレイクでルーから

ランドルにパスが渡り、ランドルが豪快にダンクを決めます。


その際、ブラックもしっかりと走っていて、相手ディフェンダーを

ブロックして、ランドルが走ってダンクするレーンをしっかりと作っていました。

これには解説者のスチュ・ランツがベタ褒めしていました。


しかしその後、ランドルにアクシデントが起きます。

ポストプレーで攻めていたところ、マッチアップしていた

ガリナリの指がランドルの目に入ってしまい、ランドルは痛そうにして

コートに座り込んでしまいます。

その際、ランドルがディフェンスに戻らないので、完全に5対4の状況に

なってしまい、プレーを止めるために仕方なくコービーがファウルで止めます。


ランドルは治療のため、コービーはそのファウルで3つ目となってしまい、

2人ともベンチに下がってしまいます。


レイカーズはインサイドで連続でスコアされ、点を離されそうになりますが、

本日絶好調のクラークソンが連続で3ポイントを決め、なんとか食らいついて2Qを終えます。



3Qは開始からコービーのアシストでラッセルが3ポイント、

さらにコービーのジャンパー、クラークソンのレイアップ、

さらに速攻でコービーが抜群のタイミングでラッセルにパスを出し、

ラッセルがレイアップを決めると、ランドルもレイアップを決め、

68対65と、逆転に成功します。


さらに速攻の場面で、ラッセルが前を走っていたヒバートに矢のような良いパスを出し、

ヒバートがダンクでフィニッシュします。


さらにクラークソンからのパスをうけてヒバートが再びダンク、

さらにランドルのダンクでスコアをします。


ですが、相変わらずレイカーズのディフェンスは悪いままで、

ファリードなどにインサイドで得点されます。

3Q終盤、デンバーはムディエイの3ポイント、ヒクソンの3ポイントプレー

などでスコアし、レイカーズを離しにかかります。


オフェンスリバウンドを取られてスコアされてしまうという

レイカーズの悪い癖も出ていました。

10点差をつけられ、3Qを終えます。


4Qは開始からFT祭でした。

ヤングが3ポイントを打つ際にファウルをもらうと、

次はルーが3ポイントを打つ際のファウルをもらいます。

さらにまたルーが3ポイントのファウルをもらって、合計9本中8本を決めます。


これだけファウルをもらって、スコアしているにもかかわらず、

レイカーズはディフェンスで相手を止められず、フォイのジャンパーなどで

スコアされ、ちっとも追いつけません。


残り7分の時点で10点差のままで、

ルーのFTなどで少し点差を詰めますが、

パスを回されてディフェンスが崩れたところをバートンにドライブされて

ダンクを決められてしまいます。


その後、コービーがドライブをし、ルーへの良いパスが通ってルーがレイアップを

決めます。

そしてまたルーが3ポイントアテンプトのファウルをもらい、

3点差まで詰めます。


ここでもうひと踏ん張りしたいところだったのですが、

コービーにマッチアップされていたガリナリがシュートを打って、

自分でバランスを崩して転んだものがファウルになり、さらにシュートまで入ってしまうという

神にまで見放されたかのようなプレーと、

直後のレイカーズのオフェンスでランドルがダンクに行こうとしたところを

ファリードとヒクソン2人がかりのブロックにあってしまいスコアできず、

逆にヒクソンのシュートで8点差に戻されてしまいます。この時点で残り3分でした。


その後、レイカーズはスコアしてもスコアを返され、全く追いつくことができず、

敗戦となってしまいました。



直接的な敗因はディフェンスで、3Qまでは毎回30点以上取られているし、

4Qも27点取られているうえに、試合全体を通してインサイドでやられていることに

対して何の対策も取れないようでは勝てるわけがないです。


ファリードは10/13の28点、15リバウンド、そんなに得点を取れるほど成長したのかと思って

ファリードのことを調べたら、前の2試合はどちらもたったの1ケタ得点です。


ファリードは自分で1オン1をして得点を取りに行くタイプではないし、

どちらかというと合わせの動きからの得点や、オフェンスリバウンドからの

得点をするタイプのプレーヤーで、そんな選手に28点も取られるなんて

恥ずかしいです。


また、ヒクソンについても同様で、前の2試合で合計5分しか出ていない人相手に

FG8/9、17点取られています。

(なぜたったの5分しか出ていない人がこの試合スタートだったのかはわかりませんが)


トランジションディフェンスは相変わらずダメで、必ずと言っていいほど

スコアされてしまいます。

そもそも人が戻ってこないです。


本当に、毎試合同じことの繰り返しで、ディフェンスの進歩が見られないです。

バイロンはそういった指示を出しているのでしょう?



上記では“直接的な”原因は、と書きましたが、

実はオフェンスもチームとしては全く機能していないです。


私はこれほどガードの選手ばかりがボールを保持していて、 オフェンスをするのを見るのは初めてです。

ガードの選手のボール保持率が高すぎだと思います。


特に酷いと思ったのが4Qで、極端に言えば4Qはルーとクラークソンだけで

ボールを保持してプレーしていたような感じでした。


コービーですら、ボールを持っている時間は本当に少なかったです。


1Qの出だしと、3Qはオフェンスが良かった時間帯がありましたが、

その時はラッセルやコービーを中心としたボールムーブが良かったです。


4Qを見るとボールムーブはほぼなし。

ボールを持つ時間がないので、コービーも存在感を示せたのはわずかだし、

ランドルに至っては3Qまでは存在感があったのに、

4Qにはいたのかどうか思い出すのが難しいほど存在感がなかったです。


ガードばかりでボールを保持していて、コービーやランドルをオフェンスに

絡めさせれないようようでは、100点以上取っていたとしても

チームオフェンスが機能しているとは言えないです。



私はチームオフェンスに関してはかなり心配していて、

気になる面がいくつかあるので、オフェンスに関しては

後日、別記事という形で書こうと思っています。

(幸い次の試合まで2日空くので)



今日は個人の感想は書かないでおきます。

個人の感想はどうしてもオフェンスの話が多くなるので、

そのあたりも絡ませて別記事に書こうと思います。


今日は以上です。

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#3 レイカーズ vs マーべリックス 試合内容&感想 [試合感想]

ダラス戦の感想です。今日は少し辛口になると思います。


まず、試合内容です。


出だしからレイカーズはダラスに走られます。

ノビツキーやマシューズに連続で3ポイントを決められます。

対照的にレイカーズは誰もシュートが入りません。

なんと0対15というスコアになってしまいますが、

コービーがFTをもらい、3本とも決めてやっとスコアします。


その後はランドルが活躍し、ダンク、ドライブからのシュートを連続で決めます。

さらにランドルはジャンパーも決めます。

この時間帯はランドルがオフェンスをけん引しました。


その後はヤングが3ポイントとFT、

トランジションでクラークソンからバスへ良いパスが通り、

カウント&1にするなど、少し差を縮めて1Qを終えます。


2Qは差を縮めることも、広げられることもなく進みます。


ルーの3ポイントにバスのティップインダンク、

さらにヤングの3ポイントでスコアしていきます。


2Qの中盤以降はコービーの4本のFT、ランドルの3ポイントプレー、

クラークソンの3ポイント、トランジションでランドルのダンクなどで、

スコアし、最後はランドルの外したシュートのリバウンドを

ヒバートが取り、落ち着いてシュートを決めて2Qを終えます。


3Qは前半調子の悪かったラッセルがジャンパーを決めてこの日初得点すると、

こちらも調子の悪いコービーがゴール下のこぼれ球を取ってシュートを決めると、

直後に3ポイントを決めて良い流れになります。


その後、ランドルがシュートを決めた後に、

ラッセルが2連続で3ポイントを決めます。


ですが、ラッセルがせっかく乗ってきたにもかかわらず、

ルーと交代でベンチに下がります。


さらに、ランドルも相手のファウルをもらいつつシュートを決めますが、

その直後にランドルも交代でベンチへ下がります。


するとここからレイカーズはおかしくなります。


まず、ダラスのオフェンスを止めれなくなり、

フェルトンやノビツキーに連続でシュートを決められます、

反対にこちらのシュートはなかなか入らず、点差を広げられ、

3Qを終えます。


4Qに入ると、ルーのフローター、さらに3ポイントでスコアしますが、

なかなか追いつけません。


すると、4Q残り9分以上残したところでコービーとランドルが早めに

戻ってきます。


するとオフェンスが良くなり、

ウェルタスのパスを受けてバスがダンク、

ウェルタスのレイアップ2本、

それに速攻でランドルがボールを運び、バスにパスを出して

バスが豪快にダンクを決めて徐々に追いつきます。

その間は相手のシュートはあまり入りませんでした。


さらに、ルーの3ポイント、ラッセルのジャンパー、

コービーの3ポイントで7点差とし、

ランドルが2本、ルーが2本のFTを決めてついに6点差まで詰めます。


ですが、ここで相手のオフェンスを止めたい時に止めれないのが

レイカーズで、フェルトンとバレアにジャンパーを決められ、10点差に戻され、

そこで勝負ありでした。



今日はディフェンスはいつもよりマシに思えましたが、上述したように

肝心なところで相手のオフェンスを止められないのは相変わらずなので、

その点を考えると悪いと言った方がいいです。


ダラスは今日の試合を見たところ、ジャンプシュート主体のチームです。

『アウトサイドシュートは水もの』とはよく言いますが、

ダラスも例外ではなく、シュートの入る時間帯と、入っていない時間帯がありました。


ではなぜ、肝心な時間帯に相手に得点を許してしまうの?と言われると、

ディフェンスが悪いからです。

特に相手のピック&ロールへの対応が遅く、スクリーンに簡単に引っかかってしまうのと、

その後のヘルプが遅いです。


先ほど書いた、4Qの最後にフェルトンとバレアにジャンパーを決められたプレーですが、

2つとも同じプレーで、トップの位置からのピック&ロールで、FTラインのあたりから

ジャンパーを決められたというプレーでした。

シュートを打った選手は違いますが、同じプレーに全く対応ができていないという証拠です。


あと、ディフェンスで相手を絶対に止めてやるぞ!という意識も見えません。

たまにコービーが、がむしゃらとばかりにディフェンスで動き回る時があり、

マシューズのエアボールを誘った良いディフェンスを見せた時がありましたが、

その時くらいです。



今日はチームのオフェンスにも文句を言います。

レイカーズは3ポイントが多すぎです。

そして打っている割に入りません。

理由はボールムーブがなくて、フリーになっていないのに打ちまくっているからです。


まだ3試合というシーズンが始まった段階で批判はしたくないのですが、

私にはバイロンがどんなバスケットを、オフェンスを展開させたいのかが

全く分かりません。

3ポイントを打ちまくるのがバイロンの目指すオフェンスなのでしょうか?


それに、オフェンスに関して言えば、バイロンがどんな指示を出しているのかも

気になります。


ファーストオプションを誰においているのか? チームとして必殺のセットオフェンスは何なのか?


もう訳が分からないです。


おそらくですが、バイロンはオフェンスに関しては自由にやらせているはずです。

というのも、若手に経験を積ませるために。


『とりあえず若手には自由にプレーさせ、どこまでできるのか見てみよう』

そんな風に考えているのではないでしょうか。


ですが正直に言うと、オフェンスは行き当たりばったりで、

『良いチームオフェンスだ!』と喜べるものはほんのわずかです。

ボールムーブがなく、その証拠にアシストの数が少ないです。


とりあえずやりたいプレーをしてみる→だけど攻めきれない →ボールを3ポイントラインより後ろへ戻す→3ポイントを打つしかない


これの繰り返しです。

それはバッドオフェンスです。


もっとオフェンスを意図を持って組み立てないといけないです。

誰に打たせるのか、スペースをどこに空けるのか、選手の動きはどうするのか、

もっともっとオフェンスを複雑化、動きを活性化させないといけないです。



それと、バイロンの采配に気になる点もあります。

上記しましたが、今日の3Q、ホットになりつつあったラッセルと、

明らかにホットだったランドルをなぜベンチに下げたのか、です。


あのままプレーさせ続けても良かったはずです。若いからミニッツなんて

そこまで気にしなくてもいいし。

ラッセルとランドルをベンチに下げてから、流れをダラスに持っていかれました。


あと、今日の4Q、クラークソンは出場していません。別にケガをしたわけではないです。

なぜかは不明ですが。


若手に経験を積ませるためならクラークソンを出しても良かったと思うのですが、

どうして出さなかったのでしょう?

クラークソンは主力と言っていいと思いますが、4Qにずっとベンチに置いておくのは・・・


今日は疑問だらけです。



続いて選手個人について。

今日は2人しか書きませんが。



・ランドル

本能のままプレーする野獣です。

数年後に経験を積んでバスケットボールIQが備わったらどんな選手になるか

楽しみです。


本当に本能のままプレーしていて、ペリメーターでボールをもらい、

半径2メートル以内にディフェンダーが誰もいないどフリーにも関わらず、

あえてディフェンダーがいるペイント内にアタックしてレイアップを決めるという

野獣ぶりです。


それが良い時もあるし、サクラメント戦のように上手くいかないときもあります。

おそらくシーズン中は波があると思います。


ですがそれはしょうがないことであって、たくさん経験しながらプレーすれば良いです。

いろいろなことを学ぶ時期なので。



・コービー

試合後のインタビューで“I suck right now”と言っていました。

シュートの確率を見ると、コービー自身、そう思ってしまうのは仕方がないことかもしれません。


私にはコービーが悩んでプレーしているように感じます。

というのも、ツイッターでは言いましたが、コービーはサクラメント戦終了後に

『若手の成長のために、1歩引かないといけない。チームが劣勢になった時に それをするのは難しいが、しなくてはいけない』

と言っています。


今日も最初から最後まで劣勢で、コービーには、勝つために自分中心に攻める方がいいかもしれないけど、 若手の成長のために譲らないといけない、というジレンマがあると思います。


そして、シュートが入らないのは自分のシュートタイミングで打てていないからというのが

あると思います。


実際、現状のような行き当たりばったりのオフェンスで、自分にボールが来ても

そのタイミングはコービーのシュートのタイミングではないと思います。

それでも打たざるを得ないのです。

打たないとショットクロックバイオレーションです。

相変わらず、コービーにボールを『捨てている』場面があります。


『ただキャッチ&シュートをする』というのと、『自分のタイミングでシュートを打つ』

のは全く違います。コービーは今現在、自分のタイミングでシュートが打ててません。

それがシュートが入らない理由です。


今日は1つ良いプレーがあって、4Qの終盤に良いボール回しからボールをもらい、

45度の位置から3ポイントを決めたプレーがありました。

あれは『コービーのタイミング』です。

自分のタイミングで打ったシュートは入ります。逆に、そうでなければ入らないです。


若い選手たちや、現在のようなオフェンスの中でプレーしていて、

『自分のシュートタイミング』を見つけるにはしばらく時間がかかるかもしれないです。

ですが、コービーなら今まで通りちゃんと適応して、活躍を見せてくれるのでは

ないかと期待しています。


余談ですが、ダラスにはコービーと同い年のノビツキーがいますが、

チームのメンバーは変わったのかもしれないけど、自分の役割や、

自分のシュートを打つセットオフェンスが相変わらず変わらないノビツキーが

少し羨ましく感じました。


メンバーも、オフェンスも変わって、役割ですら変化を求められるコービーと

あまりにも対照的で・・・



本日は以上です。

今日は不満が多くなってしまい、見ている方を嫌な気持ちにさせてしまったら

申し訳ないです。


早いうちに、良いことばかり書けるようになったら良いのですが。

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