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コービーがSFでプレーするために必要なこととは?考察 [コービー関係]

今回は『コービーがSFでプレーするために必要なこととは』

というテーマで記事を書いていきたいと思います。


なお、こちらの記事は『コービーのSF起用はグッドアイデアなのか考えてみた』

の続きの記事になっていますので、読んだことがない方は

そちらを先に読んでいただいた方が話が分かりやすいと思います。



本当ならこの記事はプレシーズンが始まる前に書きたかったのですが、

いつの間にかプレシーズンが始まってしまい、

あれよあれよと言う間にもうプレシーズンも佳境に・・・


なので、ここまでプレシーズンでのコービーのプレーの感想も踏まえて

考察していきたいと思います。



さて、コービーがSFでプレーするために必要なことというタイトルをつけておいて

なんですが、コービーにとってポジションはさほど重要なファクターではないと思っています。


では何が必要か考えますと、ズバリ

“役割の軽減”“楽にシュートが打てるシステム”です。


まず、役割の軽減についてですが、これはかなり多くの方が

同じことを思っているのではないでしょうか。


昨シーズンのコービーがやっていたことは、

自分でボールを運び、オフェンスを組み立て、ディフェンスを振り切るために 激しく動き回り、ボールをもらい、1オン1を仕掛け、シュートを打つ

です。

これだけのことを当時36歳のNBA19年目のベテランがやっていました。

正直、あり得ないです。役割が多すぎます。


ですが、これだけのことをコービーがしなくてはいけない状況

というのが昨年のレイカーズというチームだったのです。

簡単に言えば、チームの実力がないからです。


実力がないチームの中で、コービーがエースとして、

またチームを勝利に導くためにやらなくてはいけなかったことが

上記の役割でした。


ですが、これだけの役割を36歳の超ベテランがやるには大変すぎます。

現在30歳のレブロン・ジェームズでも厳しいでしょう。


これは後述するオフェンスのシステムとも関連した話になりますが、

2012年ほどから、コービーの役割は年ごとに増えている気がします。


2012年というのは、前シーズン限りでフィル・ジャクソンがヘッドコーチを引退し、

ヘッドコーチが変わり、トライアングルオフェンス主体だったシステムが

変わり、オフェンスシステムが一新した時期です。


2013年もコービーがボール運びやスコアリングなど、なんでもやっていたし、

昨シーズンは上述した通りだし。


普通に考えれば、年をとるに従って役割が増えていくのはおかしいですよね。


リピートのときでさえ、コービーの役割はここまで多くありませんでした。


役割が増える=疲労の蓄積になります。

疲労がたまり、脚が動かなくなり、影響が出てくる。


コービーのプレースタイルの生命線として、フットワークが挙げられると思います。

疲労の影響で脚がなくなってしまうと、せっかくのフットワークも半減してしまいます。


実際、昨年のコービーのFG%は37%台とキャリア最低でしたが、

間違いなく役割が多すぎることによる疲労の影響だと思います。


昨シーズン、疲労回復のために何試合か休んだ時期がありましたが、

復帰してからはFG%は上がりましたからね。


なので、役割の軽減というのがハイレベルでプレーするために もっとも重要なことではないでしょうか。



続いては“楽にシュートが打てるシステム”についてですが、

ある種、これも“役割の軽減”とリンクしてますね。


コービーが楽にボールをもらい、シュートを打てるシステムがあれば、

活動量が少なくて済むので、疲労が少なくなります。


昨シーズンの試合では、コービーがフリーでボールをもらい、

キャッチ&シュートができた機会が本当に少なかったです。


なので、コービーが楽にボールをもらって、シュートが打てるような

機会を増やすこと、またはオフェンスシステムを作ることが

ポイントになってくるのではないでしょうか。



今回のプレシーズンゲームでは、

上記したように、“役割の軽減”や“楽にシュートが打てるシステム”

という点に注目しながらコービーのプレーを見てきたのですが、

今のところ、“役割の軽減”という点については満足できるレベルにあると

感じています。


コービーが1オン1をしすぎることもないし、昨シーズンよりも

楽にプレーできていると思います。


もちろん“役割の軽減”=活躍が減る、というわけではなく、

スコアリングにおいては能力は衰えていませんし、

時には良いパスを出してオフェンスを組み立てる時もあります。


役割が減った分、シュートの確率が上がり、質の高いプレーができていると思います。


あと、“楽にシュートが打てるシステム”についてですが、

今はメンバーも固定されていないし、オフェンスなどの完成度が上がってくるのは

これからなので今の段階では評価は難しいですが、

キャッチ&シュートの回数はかなり多いと思います。

それに、ミドルシュートが減り、3ポイントを打つ回数が増えたかなと思います。


あと、個人技でなく、オフェンスの流れの中でシュートを打ち、スコアできていると

いう印象です。


なので、今のところのコービーのプレーにはすごく満足しています。



これは個人的な考えなのですが、役割の軽減ができているなら、

そこまでミニッツ管理にこだわらなくてもいいのではないでしょうか。

昨シーズン序盤は平均で36分くらい出ていて、

12月の終盤に休養のために欠場して、肩のケガでシーズンエンドになるまでの

期間が32分までに抑えるというミニッツ管理でした。


そして今年のミニッツについて、バイロンはまだ決めていないようですが、

30分以上出る試合があっても大丈夫だと思います。

もちろん、毎試合ではなく、“試合の状況によってそんなときがあっても”です。

大体、平均で28分くらいがベストなのかなと思います。


仮に去年と同じくらい出たとしても、

活動量が少なくなれば、その分、疲労は少なくて済みますよね。


ヤフーのニュースの記事で、どこの情報か忘れましたが、

『来季のコービーの出場時間は20分くらい』という記事がありました。

アホかって感じです。


20分なんてベンチ出場のロールプレーヤーのミニッツです。

スタートで出る人のミニッツではないです。


20分は少なすぎですが、26~32分くらいの間で試合ごとに調整していくと

シーズン全体を通して十分に活躍できると思います。



若手が多いチームの中で、もしかしたらラストシーズンになるかもしれない

コービーが、どのようなプレーを見せてくれるのかが楽しみです。


ケガをせずに、活躍してほしいと思います。



なお、コービーに関しての記事として、

“コービーは今シーズン限りで引退するのか?”というテーマでも

考察して記事を書きたいと思っています。


シーズン開幕までに書ければ良いのですが・・・

頑張ってみます。

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