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58試合目 バックス戦【やられ放題】 [試合感想]


ミルウォーキー戦の感想です。
この試合も前の試合と同じように、試合の内容は要点は抑えつつ、簡略化して書いていきます。
その分、個人の感想を充実させていきたいと思っています。後半戦はこのパターンで記事を書いていきます。


1Qはレイカーズは連戦の疲れからか、シュートがあまり入りません。それに、プレーヤーの動きがなく、いい形で打ったシュートが少なかったです。

序盤はほぼ互角でしたが、中盤にトランジションでアテトクンポのダンク、ミドルトンの連続得点、アテトクンポのFTと、ミルウォーキーに連続得点を許し、差が開いてしまいます。
これが響き、1Qを10点ビハインドで終えます。


2Qは中盤にクラークソンが大当たりし、3ポイントを4連続、しかも4本目は4ポイントプレーにして、10点近くあった差を一気に2点差まで詰めます。
その後はコービーがジャンパー、ステップバックからの3ポイント、さらにFTと、得点を重ねます。ですがその間にミドルトンに連続得点を許すと、2Qの終盤はプラムリーにアリウープダンクやゴール下での得点、さらにまたダンクと、ペイント内での得点を許してしまいます。
2Q終了間際にラッセルが3ポイントを決め、6点ビハインドで前半を終えます。

レイカーズは前半のFG%が37.5%とよくありませんでした。対してミルウォーキーは53.5%と非常に良い数字でした。


3Qが最悪でした。
まず、レイカーズはシュートが全くと言っていいほど入りません。
さらに、ミルウォーキーにレイカーズが外したシュートのリバウンドを取られ、トランジションで連続でシュートを決められたり、メイヨに3ポイントを2連続で決められるなど、一気に17点差がついてしまいます。

その後もプラムリーやアテトクンポにダンクを決められます。レイカーズはFTでしか得点できないうえ、FTを得たランドルが2本のうち1本は外すなどで、差は広がる一方でした。

3Qの終盤はまさにやられたい放題で、モンロー、アテトクンポにゴール下でシュートを決められると、さらにアテトクンポにダンクを決められ、加えてミルウォーキーの速攻でミドルトンがバックボードにあてて跳ね返らせたパスをアテトクンポにアリウープダンクで決められるなど、まるでおちょくられているかのようなプレーをされてしまいます。
終了間際にもモンローにダンクを決められ、なんと65対90と大差をつけられて3Qを終えます。


レイカーズの3Qのオフェンスは本当に悲惨で、この12分間で決めたFGは、3Q最初の方のランドルのゴール下の得点と、3Q終盤近くのバスのジャンパー、さらに3Qの残り2.9秒で決めたラッセルの3ポイントのたった3本だけです。その他の得点はすべてFTでした。


4Qは開始からレイカーズはウェルタス、ブラックを出して、完全にガーベッジタイムのようなものでした。

ミルウォーキーはシュートがなかなか入りませんが、レイカーズは4Q途中までFGが0/9だったルーがFTやレイアップを決めると、さらにFTを多く得て得点したり、スティールからレイアップを決めるなど、少々点差を詰めます。

すると今度はヤングが当たりはじめ、ヤングはジャンパー、2連続で3ポイントを決めるなど、点差を詰めます。

ですが、時すでに遅しで、3Q終了時の25点差はあまりにも多すぎで、勝負はもうついていました。
最終的な点差は7点差と、数字だけみると健闘したかに見えるかもしれませんが、実際は圧倒されていました。内容が悪すぎです。


この試合は、レイカーズの悪いところがたくさん出たようなものです。
前半は内容が悪いなりに健闘しましたが、3Qが最悪の内容でした。オフェンス、ディフェンスともにです。

特に酷いのはトランジションディフェンスです。これはシーズンを通してですが。今日は特に酷かったです。
これは3Q途中のデータですが、ペイント内の得点がレイカーズ10点に対して、ミルウォーキーは44点、ファストブレイクポイントはレイカーズ7点に対して、ミルウォーキー24点でした。
ミルウォーキーのペイント内での得点は3Q終了時には、なんと56点にまで増えていました。

こんなにペイント内で得点を取られてしまうのも、レイカーズのトランジションディフェンスが悪く、簡単にダンクやレイアップを決められるからです。さらに今日はハーフコートオフェンスで、相手のピック&ロールに対してのディフェンスが悪く、プラムリーに何本もダンクを許してしまったのでこんな数字になっています。


レイカーズは昨日も試合があったので、疲れているのは分かります。ですが、昨日も3Q終了時ですでに97点取られていて、今日も90点です。
疲労関係なく、ディフェンスが悪いとしか言いようがないです。


オフェンスに関してですが、今日はペイント内での得点が少なかったです。
もともと、レイカーズはエイント内での得点が多い方ではないという印象ですが(データ的にどうかは分かりません。ご存知の方、教えていただければ嬉しいです)、ペイント内の得点の主力のランドルが今日は存在感がなく、得点が取れなかったので、ペイント内の得点が少なかったです。それにガードの選手のドライブも少なかったです。やはりこれは連戦の疲れが影響していたのかもしれないです。

ペイント内で点が取れない分、アウトサイドからのシュートが多かったですが、そのシュートも入りませんでした。それが如実に表れたのが3Qで、オフェンスもダメ、ディフェンスもダメなら大差がついてもしょうがないです。

オフェンスで外からシュートもなかなか入らない、インサイドでも得点が取れず、ドライブする脚もないとなると、セットプレーなどを使い、できるだけ得点が取れる可能性の高い人がシュートを打つしかないです。ですが、レイカーズにはオフェンスシステムもないうえ、セットプレーのバリエーションも少ないので、アイソレーションばかりになってしまうのが現実です。
こういう点に、システムオフェンスの構築がされていない点が響いてきます。


続いて個人についてで、今日から詳しめに書いていこうと思っていたのですが、今日の内容では、あまり書くことがないです。
ラッセルとランドルですが、2人とも今日は存在感が全然なかったです。ラッセルはまだスタートになったばかりで、自分の役割がどんなものかを模索中みたいな感じでプレーしていて、積極的に自分で攻めるシーンが見られませんでした。ただ、打った本数は少ないですが確率良くシュートを決めました。

ランドルはラッセルとは別の理由で存在感がなく、こちらはミルウォーキーのインサイド陣に対して攻めあぐねているような感じで、なかなかシュートも打てなかったです。3Qはパスをもらってドライブして、ダンクをしようとしたところでファウルをもらうというプレーがあり、それはよかったのですが、せっかく得たFTも半分しか入りませんでした。サイズがあるインサイド陣相手だと、少々攻めあぐねてしまいます。

クラークソンは良かったのは2Qの4連続3ポイントくらいでした。3Qの真ん中ぐらいにルーと交代で下がってしまったので、そこから今日はプレーしませんでした。出場時間が少なかったです。


・コービー

シュートがあまり入りませんでした。ショットクロックが少なくなってきて、仕方なくロングレンジのシュートを打ったものがいくつもあるので、なかなか自分の打ちたいタイミングでシュートが打てなかったと思います。

とはいえ、2Qに相手をかわし、ステップバックで3ポイントラインの外まで下がってシュートを決めたシーンがあり、それは素晴しかったです。あと、今日はファウルを得て、FTでの得点も多かったです。


3Qまでの出場だったので、4Qはまるまるベンチにいましたが、右肩、両膝をアイシングしていて、満身創痍と言った感じです。さらに指のケガまであります。
あと24試合、頑張ってほしいです。コービーのプレーを見れるのも、あと『たった24試合』です。

今日のコービーのハイライト動画です。



良くない情報ですが、ナンスJrがまた右膝に痛みを感じているとの情報があります。
本人は試合後に次のメンフィス戦に出る気ですが、チームとしては残りシーズンを全休も検討しているとの情報もあります。
最近復帰したばかりだったのですが、少し心配な情報です。


今日は以上です。

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コメント 2

しんげん

個人の内容など盛り込んでいただきありがとうございます。

以前誰か(シャックかな?)が言っていたと思うのですが、ラッセル、クラークソン、ナンスJr.を2-3年プレーさせろみたいなことを言ってたと思います。

それにはすごく賛成でその3人がBIG3と呼ばれる段階まで来た時に優勝を狙えるメンバーを揃えられればとすごく思うのです。
そして、その時期でもヒバートは使い物になると思うし、コービー引退後にリーダーシップを取ることができる選手だと思うので必要性があると思うのですが…最近数字もあまりにひどいしプレータイムが短くないかと。
今年は無理して怪我する年でもないし
トレード価値が上がるのも困るし…
みたいな思惑があっていわゆるタンクの一環であるとヒバートも合意の上ならまあ納得できますが。
コービーはタンク嫌いだったはずだし、今までその手の"裏で実は…"みたいなのを期待してかなったこともないので、そのうちオフにでも何にでもFAやよくわからないトレードで出て行かれてしまう気がしてなりません。
だったらしっかり使ってトレード価値を上げて大物選手の獲得に使えば?と思うのですが。
それとも、ヒバートはこの程度なのでしょうか…

どう考えますか?ご意見聞きたいです。
by しんげん (2016-02-23 17:51) 

ひで@ダンク&ラキの飼い主

しんげんさん、今日もコメントありがとうございます。

ヒバートに関してですよね。正直、今季中にヒバートが良い活躍を見せるのは難しいと思います。ですが、これはヒバートの責任ではないです。

まず、ヒバートは現在、役割が与えられていません。特にオフェンスにおいてです。ヒバートにポストでボールを入れることもほとんどないですし、ヒバート起点に攻撃するなんてことは全くないです。これはオフェンスのシステムがなく、ヒバートを有効活用できていないこともありますし、ランドルが1オン1しやすいように、オフェンスの機会を譲ったり、スペースを空けていることも要因です。

ディフェンス面ですが、ヒバートはファウルトラブルに陥ってしまうことが多いのですが、これはヒバートの責任だけでなく、チームのディフェンスが悪いことが理由です。ガードの選手が簡単に抜かれたり、レイカーズのディフェンスが後手後手になって、相手にインサイドに来られてしまうと、最後の砦のヒバートがなんとか止めるしかないですよね。ヒバートからしたらいい迷惑だと思いますよ。尻拭いをさせられているのですからね(笑)

以上のように、ヒバートが活躍できるチャンスを与えられていないというのが今の状況です。上手く使ってあげることで、まだ全然活躍できると思いますよ。元オールスター選手ですし。

ただ、ヒバート自身もそんなチーム状況は理解しているだろうし、若手のために自分を犠牲にしてくれています。人間的に素晴しいと思います。もちろんリーダシップもありますしね。ヒバートは今夏にFAになりますが、普通FAになるのだったら自分の価値を高めておきたいはずなので、少々セルフィッシュにプレーしてもおかしくないです。ですが、チームのために犠牲を払って、自己中心でないあたりがヒバートの人間性を表していますよね。

仰る通り、コービーがいなくなると、さまざまな面で影響が出てきますが、その一つがリーダーシップです。
ヒバートにはぜひ再契約して、来季以降リーダーシップを取ってほしいのですが、フロントがどう考えているかですね。そこが心配です。
by ひで@ダンク&ラキの飼い主 (2016-02-23 23:02) 

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