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57試合目 ブルズ戦【コービー、ガソルと最後の対戦】 [試合感想]

シカゴ戦の感想です。
この試合からラッセルがスタートに、ルーがベンチからの出場となりました。


この試合は結構なハイスコアで、試合の内容すべてを書いていたら大変なので、要点は抑えて、簡略化して書いていきます。今後はこの書き方で行こうかと思っています。


1Qから両チーム点が良く入ります。

レイカーズで良かったのはラッセルとランドルでした。特にランドルはゴールにアグレッシブにアタックし、ペイント内での得点が多かったです。ラッセルもジャンパーやレイアップで得点していました。

対してシカゴはローズ、ガソルを中心に得点を重ねます。ガソルの調子が良かったです。
1Qを30対31の1点ビハインドで終えます。


2Qは序盤、シカゴがブルックス、マグモーダットのジャンパーと、ポーティスの連続3ポイントで得点し、9点差に開いてしまいます。

ですが、コービーがコートに戻ってくると、レイカーズは流れが良くなります。
コービーのスローインからクラークソンの得点、バスの連続得点、コービーのジャンパー、ナンスJrのスティールからのレイアップと、1点差に詰めます。

ここからシカゴはローズの連続得点、ダンリービーの3ポイントなどで得点しますが、レイカーズもランドルがインサイドで得点するなど、点差を離されないようについていきます。
バスが2連続で相手のシュートをブロックして防ぎ、トランジションでラッセルが3ポイントを決めるといういいプレーも出ました。
前半を58対62で終えます。

レイカーズの前半のFG%は48%と、良かったです。ちなみにシカゴは50%でした。
リバウンドの数も22対21、TOの数も両チーム5つずつと、ほぼ互角でした。


3Qが始まるとコービーがスパークし、4本連続でシュートを決めます。フェイダウェイ3連発と、1ドリブルついてからのプルアップジャンパーでした。これで66対66の同点とします。

ここからガソルやムーアの3ポイントなどで少し点差がついてしまいますが、レイカーズもヒバートのダンクやクラークソンのジャンパー、コービーのフェイダウェイ、ルーの3ポイントなどでついていきます。
さらにランドルがオフェンスリバウンドを取って得点すると、さらにランドルはラッセルのパスを受けてゴール下で得点します。

ここまで、80対85だったのですが、ここからが良くありませんでした。
シカゴのムーアに連続で3ポイントを許すと、トランジションでムーアからガソルにパスが渡り、ガソルがゴール下でスコアします。
さらにポーティスにドライブからダンクを決められると、ラッセルのTOからムーアにも速攻でダンクを決められます。
この間、レイカーズは得点がありませんでした。

結局、点差が16点に広がってしまい、4Qに入ります。


4Qはクラークソンが頑張ります。クラークソンはジャンパー、FT1本、3ポイントを連続で決めて差を詰めると、さらにナンスJrのFT1本、ルーのドライブからのレイアップ、クラークソンのFTで8点差とします。

マグモーダットにレイアップを決められますが、バスのゴール下での得点、ルーのFT、ヤングの3ポイントでなんと3点差にまで詰めます。

ガソル、バスがFTをお互い2本ずつ交換し合うと、ローズにジャンパー、ランドルのTOからムーアにダンクを決められてしまい、差が7点に広がってしまいます。

ラッセルがショットクロックギリギリで3ポイントを決めますが、ムーアに3ポイントを決め返されてしまいます。


残り3分8秒で、この試合はもうプレーしないと思っていたコービーがコートに戻ります。
コービーは早速3ポイントアテンプトのファウルを得て、3本中2本のFTを決めます。

シカゴはギブソン、レイカーズはクラークソンがファウルを得て、FTをそれぞれ1本決めます。
レイカーズはコービーがジャンパーを打ち、外しますが、オフェンスリバウンドをランドルが取り、シュートに行きますがブロックされてしまい、ジャンプボールにされてしまいます。

ランドルとガソルのジャンプボールで、シカゴ側にボールがわたると、その後のオフェンスでローズにジャンパーを決められ、9点差とされてしまいます。これが決定打となりました。

その後、レイカーズは得点ができず、わざとファウルをしてゲームを止めると、コービーが交代でベンチに下がります。
コービーは大歓声を浴びながら、ベンチに下がり、その後、ゲームは終了となりました。


敗因はいつものことながらディフェンスです。3Qまでに97点、全体で126点も取られているようでは厳しいです。

私はいつもレイカーズ側の放送局、『TWC』で試合を見ているのですが、試合の始まる前に、“KEY TO THE GAME”といって、その日の試合のポイントのようなものが3つほど画面に出ます。
今日はそのうちの1つに、“他にやられるな”というものがありました。“他”というのは、ローズやガソルなどの中心的プレーヤーではなく、ロールプレーヤー達のことです。

ですが、今日の試合では、ムーアに24点、ポーティスに17点、マグモーダットに16点とかなりやられています。特にムーアに関してはキャリアハイタイの活躍だそうです。

レイカーズは頻繁に相手の当たり始めたプレーヤーをなかなか止められなかったり、ロールプレーヤーにまるでオールスター選手のような活躍を許してしまう時があります。
その原因も、やはりレイカーズのディフェンスが悪いからです。

今日で言えば、ムーアに対しては完全にオープンにしてしまっていたり、まるで“あの選手は放っておいても大丈夫”と言わんばかりに警戒していないです。そのおかげで、今日のような活躍を許してしまいました。


今日からラッセルがスタートになりましたが、私はこれには賛成です。
というのも、以前のクラークソン、ルーというバックコート陣は、2人ともどちらかというとシュートが打ちたいタイプなので、役割が重複してしまっていました。
さらに、ルーはSGにしてはサイズがなく、ディフェンスが良くないので、その部分が穴になっていました。

一方、ラッセル、クラークソンのバックコートコンビだと、ラッセルがゲームメイクができるうえに、バランサーのような役割もできるので、たとえシュートを打たなくても貢献できる部分はあります。さらにディフェンス面での改善も見込まれるのではないかと思います。


そもそも、私の考えですが、単に得点が取れる人、実力のある人をスタートにするだけではチームとして機能しないと思います。
例えば、しっかりとしたオフェンスシステムや、個人の役割があって、そのうえで実力のある人をスタートに並べるのであれば機能するかもしれないですが、現在のレイカーズのように、オフェンスシステムもない、選手の役割もまだ確定でない、というような状態では、いくら実力のある人ばかり並べても機能しないです。
2012~13シーズンがいい例です。


今季で言うと、クラークソン、ルーのバックコートコンビもですが、その2人に加えてコービー、ランドルもいます。
みんな、“シュートを打ってナンボ、得点を取ってナンボ”の人です(コービーはゲームメイク、ランドルはリバウンドと、他にもできることはありますが基本としては)

ですが、ボールは1つしかないです。

オフェンスシステムのない状態で、アイソレーションばかりのオフェンスをしていると、ボールを持った以外の人は貢献できないし、ボールを持っている人がシュートを打ちに行くのを見ているだけとなってしまいます。
それが今まででした。チームとして、合わせのプレーなど、何も進歩が見られなかったのいうのが現状です。

ですが、ラッセルがスタートに入ることで、以前よりもチームとしてのバランスが良くなると思います。ルーはシュート重視のプレースタイルですが、ラッセルはそうではないので。
この視点において、今後、どのようないい影響が出てくるかを見ていきたいと思います。


続いては個人を。

・コービー

脱臼した中指の影響ですが、3ポイント以外には感じられません。2ポイントは7/13とかなり確率が良いし、3Qの序盤は4連続でシュートを決めました。
3ポイントは確率が良くないです。これは前の試合の脱臼するまでも良くなかったですが。指の影響か、または3ポイントだけスランプなのかという可能性もあります。

もともとコービーは3ポイントを多用するような選手ではなく、主戦場はミッドレンジやミッドポストです。今日はそのあたりを上手く使って得点していました。
この試合が始まる前、指の調子は良いけど、中指の感覚がまだなかったみたいで、そのことを考えると今日の活躍も素晴しいものがあったのではないでしょうか。

今日のコービーのハイライトですが、今のところ見当たらないので、見つければ後ほど追加します。
今日のコービーのハイライトです。特筆すべきは3Q開始直後のベースライン沿いのフェイダウェイで、明らかにバックボード裏の角度がマイナスのところから打って決めています。これは本当に素晴らしいシュートです。


・ランドル

積極的にゴールにアタックして、インサイドで得点を重ねました。相変わらずリバウンドも良く取ります。このまま頑張ってほしいです。


今日は以上です。

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しんげん

毎試合読ませてもらってます。
以前Mayさんのブログの読者で優勝した頃なんかはちょくちょくコメントもさせてもらってました。
今年は大きな試験などを受ける年なのでNBA.TVの契約を見送っているので内容がわかる記事なので重宝させてもらってます。
今後もよろしくお願いしますm(__)m

そして
今日のラッセルはどうでしたか?
ルーやメタなんかは何ができるのかわかる選手なのでそこまで気にしてませんが、ラッセル、クラークソン、ランドルのような若い選手は数字だとわからないことが多くて、良くなった点悪かった点などあると思うので、個人的な目線でも書いてもらえると嬉しいです。
by しんげん (2016-02-22 19:12) 

ひで@ダンク&ラキの飼い主

>>しんげんさん、コメントありがとうございます。

そう言っていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

まず、ラッセルについてですが、記事内でも書きましたが、オフェンスはバランサーの役割を担うことになるので、以前のようにアイソレーションばかりのオフェンスではなくなりました。それに伴い、味方のオフェンスの動きが良くなった印象も受けました。アシストも良かったです。それに、ラッセルはサイズがあるので、相手の背が低いPG相手にポストアップをして、そこからシュートを決めるシーンもありました。これはいいことだと思います。課題としては、今のところは特に見当たらないです。もちろんルーキーなので、オフェンス、ディフェンスともに上達は必要ですが、今は十分だと感じています。

続いてクラークソンですが、オフェンスはすごく安定してきていて、2月の成績は平均18.1点、FG%52.6%、3ポイントは50%だそうです。オフェンスの成績は申し分ないですが、クラークソンの課題は試合終盤に存在感がなくなってしまうことと、ディフェンスです。特にディフェンスでは相手の選手にやられることが多いので、成長は必須だと思います。今日もローズにやられてしまいました。

ランドルですが、シーズン序盤よりもかなり成長してきていています。特に得点面ですね。リバウンドはもともと良く取っていました。
アイソレーションからの得点が多いのですが、ランドルのようなタイプの選手はある程度自由にプレーさせた方が良いと思います。ランドルも課題としてはリバウンド以外のディフェンスでしょうか。ヘルプディフェンスの向上は必須だと思います。

私の目線としてはこのくらいです。若手の活躍も記事内に書くようにしていきますね。
by ひで@ダンク&ラキの飼い主 (2016-02-22 22:21) 

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