54試合目 ペイサーズ戦【生きるも死ぬもコービー次第】 [試合感想]
インディアナ戦の感想です。
この試合は前のサンアントニオ戦で右足を捻挫したヒバートが欠場し、サクレがスタートしました。
ランドルと、前の試合の後から鼠径部に痛みを感じていたラッセルは出場しました。
1Qが開始してすぐに、ルーとインディアナのマヒンミが接触し、マヒンミが頭から血を流してコートに倒れます(ファウルコールはなし)。
マヒンミはロッカールームへ下がっていきました。マヒンミはこの後に試合に戻ってきますが、おでこの部分を8針縫ったそうです。
インディアナのターナーがエリスからパスを受けてアリウープダンクを決めて両チーム初得点となります。さらにジョージ・ヒルがFT1本を決めます。
ランドルがジャンパーを決めてレイカーズは初得点すると、インディアナはジョーダン・ヒルがゴール下でシュートを決めます。ですが、ランドルがまたジャンパーを決めます。
クラークソンがシュートに向かいますが、ブロックされ、トランジションでポール・ジョージにダンクを決められてしまいます。ですが、ルーが3ポイントを決めます。
エリスとジョーダン・ヒルにジャンパーを決められますが、レイカーズはクラークソンがジャンパー、さらにランドルがFTを2本中1本を決めます。
エリスにジャンパーを決められますが、コービーがFTをもらい、2本中1本を決めます。
ですが、ターナーにFTを与え、1本目を決められ、2本目を外しているにもかかわらず、オフェンスリバウンドを取られてしまいます。セカンドチャンスからジョージに3ポイントを決められるという、もったいない場面が出てしまいます。
ランドルがポストから右手でシュートを決めると、ラッセルがインディアナのパスをスティールし、ラッセル→バス→ラッセルとパスが行きわたり、ラッセルがジャンパーを決めます。
ジョージにレイアップを決められますが、コービーがFTを得て、2本とも決めます。ジョーダン・ヒルにFT1本を決められますが、レイカーズはラッセルからバスにいいパスが通り、バスがダンクを決めます。さらに良いディフェンスでインディアナのオフェンスを防ぐと、トランジションでブラウンが3ポイントを決めます。いい流れでした。
ジョーダン・ヒルにオフェンスリバウンドをティップインで押しこまれ、1点ビハインドで1Qを終えます。
2Qは開始からお互い全然シュートが入りません。実況を聞いていると、おそらく1Qの終盤からだとは思いますが、レイカーズは10本連続でシュートが決まっていなくて、ペイサーズも8本連続でシュートが決まっていないと言っていました。
インディアナはマヒンミがFT1本、レイカーズはルーが3ポイントアテンプトのファウルを得てFT3本を決めて得点します。インディアナはさらにラボイ・アレンとマヒンミのFTで得点します。
レイカーズはリバウンドを取ったラッセルが、前を走っていたコービーに長いパスを出し、コービーがやんわりとダンクのような感じで得点します。さらにランドルがジャンパーを決めます。
ですが、ここからレイカーズは得点が難しくなり、逆にインディアナに得点を許します。
マヒンミにオフェンスリバウンドを取られ、シュートを決められると、ルーがTOをしてしまいます。そして、ジョージに3ポイントプレーを決められてしまいます。さらにまたルーがTOをすると、そこからロビンソン3世に楽にダンクを決められてしまいます。
ラッセルがフローターを決めますが、インディアナの流れは止まりません。
ジョージに3ポイントを決められると、トランジションでジョージ・ヒルにレイアップを決められます。さらにランドルのTOからまたもジョージ・ヒルにレイアップを決められてしまいます。これで10点差とされると、さらにターナーにシュートを決められてしまいます。
クラークソンがフローターを決めてやっと得点しますが、ジョージ・ヒルにFTを決められます。
レイカーズはランドルとバスがFTをそれぞれ1本ずつ決めると、インディアナのマヒンミにもFTを1本決められます。
ですが、コービーがフェイントで相手をかわし、落ち着いて3ポイントを打って決めます。
レイカーズは8点ビハインドで前半を終えます。
レイカーズは前半シュートが全然入りませんでした。FGはたったの29.5%でした。コービーが2/9、ラッセルが2/11、ルーが1/6と、良くシュートを打つ人たちが入りません。良かったのはランドル(4/5)くらいでした。ちなみにクラークソンはファウルトラブルもあって、出場時間が限られてしまいました。
3Qはインディアナのジョージのパスからターナーがアリウープを決めてスタートします。
レイカーズはルーが自分の外したシュートのオフェンスリバウンドを自らティップインで押し込み、得点します。
ですが、ランドルのTOからエリスにレイアップを楽に決められると、マヒンミにFT2本を与え、決められます。さらにルーのパスミスのTOからジョージ・ヒルにレイアップを決められてしまいます。
ルーが3ポイントプレーを決めますが、ジョージ・ヒルに3ポイントを決め返されます。さらにその後のエンドラインからのスローインで、ランドルが軽率なパスを出してジョージ・ヒルにスティールされると、そのまま3ポイントを打たれ、決められてしまいます。これはよくなかったです。
クラークソンがフローター、ルーがFT2本を決めて得点しますが、マヒンミに連続得点を許してしまいます。これでなんと17点差となってしまいます。
ですが、ルーとサクレが交代でベンチに行き、ラッセルとバスが出てきたこのあたりからレイカーズは巻き返します。
クラークソンがFTを2本決めると、ラッセルも続いて3ポイントを決めます。さらにランドルがFTを2本決めると、相手の攻撃を防ぎ、リバウンドを取ったコービーが前を走っていたラッセルにプッシュし、ラッセルが持ち込んでファウルをもらいつつレイアップを決め、3ポイントプレーにします。これはいいプレーでした。
そしてクラークソンがジャンパーを決めて、5点ビハインドまで迫り、4Qへ向かいます。
レイカーズはインディアナの得点を約4分間も無得点に抑えることに成功し、追い上げに繋げました。
ですが3Qの終盤に連続得点で追い上げましたが、それまでがシュートが全く入らなかったので、FG%は3Qを終えた段階で28.4%でした。
4Qはインディアナのヤングにシュートを決められますが、レイカーズもバスがシュートを決めます。さらにブラックが相手のシュートを豪快にブロックし、トランジションでラッセルがファウルを得てFT2本中1本を決めます。
オフェンスリバウンドを取られ、ロビンソン3世にシュートを決められ、マイルズにもFT1本を決められます。
ここからはお互い交互に得点し、レイカーズはヤングのジャンパー、バスのFT、ラッセルのジャンパー、さらにラッセルがポストからファウルをもらいつつシュートを決めて3ポイントプレーを完成させます。インディアナはジョーダン・ヒルのフックシュート、さらにオフェンスリバウンドを取られてのシュート、ターナーの連続得点で得点します。
残り4分44秒でコービーがコートに戻ってきます。この時点でレイカーズは71対77の6点ビハインドでした。
そしてコービーは前の3試合のように、またもやスパークします。
コービーはドライブからフローターを打ち、外しますが、外したシュートのリバウンドを自ら取り、落ち着いてジャンパーを決めます。さらに次のレイカーズのオフェンスではランドル→ラッセル→コービーとパスが渡り、コービーが3ポイントを決めます。
これで1点差とすると、インディアナのターナーにオフェンスリバウンドを取られてシュートを決められますが、次のレイカーズのオフェンスで、コービーがコーナーの位置からまた3ポイントを決めます。これで同点になります。
タイムアウト明けにコービーはボールをもらうと、ドリブルでトップの位置まで行き、3ポイントを打ってこれも決めます。これで逆に3点リードとなります。
ターナーにFT1本を決められますが、コービーのフックシュートがエアボールとなったリバウンド(もしくはパスかも)をバスが取ると、バスがダンクを決めます。これで84対80の4点リードとなります。
ですが、この後がよくありませんでした。
ポール・ジョージの3ポイントに対し、クラークソンがファウルをしてしまい、FT3本を決められてしまいます。これで1点差とされます。
レイカーズはコービーにボールを託し、コービーがジャンパーを打ちますが外れ、追加点を挙げることができません。
逆にインディアナのオフェンスで、ジョージにドライブインからシュートを決められ、さらにファウルをしてしまい、3ポイントプレーにされてしまいます。逆にレイカーズは2点ビハインドとなってしまいます。
レイカーズのオフェンスではコービーが3ポイントを打ちますが、これも決まらず、リバウンドを取られてしまいます。時間がなくなってしまうので、ファウルでゲームを止めます。ファウルを得たエリスは落ち着いてFTを決めます。
その後、コービーとヤングが追いつくために3ポイントを連続で打ちますが入らず、インディアナに逃げ切られてしまい、敗戦となってしまいました。
レイカーズは今日、オフェンスが良くなかったですが、直接的な敗因は、終盤のディフェンスです。前のサンアントニオ戦と一緒です。
まず、ジョージに対するクラークソンのファウルは明らかに不必要でした。クラークソン自身すごく悔しがっていたので、『やっちまった!』という感じだったと思います。
さらにそのあとのジョージの3ポイントプレーに対してです。
この場面ではコービーがマッチアップしていました。コービーはこのプレーについて試合後に振り返っていて、『ジョージをドライブさせ、ヘルプが来たところでパスを出させるつもりだった』と言っていました。
リプレーを見ると、コービーは確かにジョージから見て左側に行かせるようなディフェンスを見せていて、ジョージはコービーの思惑通りにドライブしたのですが、ヘルプが来ませんでした。結局、バスがなんとか止めようとしたのですが一足遅く、3ポイントプレーという最悪の結果になってしまいました。
これを考えると、ディフェンスでしっかりヘルプに来るという意思確認ができていなかったかもしれないです。この2つのディフェンスが勝敗を分けてしまったと思います。
オフェンスについてですが、今日は特にスタートがやりにくかったと思います。なぜなら、サクレがヒバートの替わりに入っていたからです。
ヒバートにはポストにボールを入れることができるのに加え、賢いのでスペーシングが良いです。例えば、ランドルがハイポストでボールを持ったときはスペースを空けていますし、Gの選手やコービーがドライブする時も同様です。
ですが、サクレだとそうはいかないです。サクレにポストでボールなんか入れることはできないうえに、スペーシングも良くありませんでした。結果、アウトサイドでボールを回すだけでシュートに行くことも多かったし、ペイント内での得点では22対44と倍取られてしまっています。
アウトサイドからばかりのオフェンスで、さらにそのシュートも入らないので、オフェンスには本当に苦しみました。
さらにオフェンスの核の一人で、ドライブからの得点が見込まれるクラークソンが前半ファウルトラブルに陥ったことも痛かったです。
ですが、3Qの中盤に17点差がついてしまったところからよく追いつけたと思います。4Qはコービーの力が大きかったですが、3Qのランはコービー以外の選手も頑張りました。ディフェンスで相手を抑えていたのも良かったです。
ランドルの19リバウンドはキャリアハイタイです。ラッセルも前半はよくありませんでしたが、後半良くプレーしたと思います。
チームとしての今後の課題は、【試合の終盤、接戦でどうプレーするか】です。
今は明らかにコービー頼みです。ブログのタイトルにも書きましたが、生きるも死ぬもコービー次第。終盤にコービーがシュートを打ち、入れば勝てるし、入らなければ負けます。これが現状です。
コービーがシュートを打つのは賛成です。ただ、もう少し良いオフェンスをセットしてあげれないものでしょうか?ミネソタ戦からですが、終盤はコービーのアイソレーション頼みになってしまっています。他の選手は見ているだけということが多いので、もう少し動きが欲しいところです。他にフリーになっている人がいれば、コービーはパスを出しますし、そこからの得点も見込めます。もう少しいい形のオフェンスが欲しいです。
続いては今日のコービーについてです。
・コービー
シュートの本数について多いと思う方がいるかもしれませんが、追いつくために打ったものが多いので増えてしまうのは仕方ないです。
ですが、今日はシュートの確率が良くなかったです。いつもなら入りそうなシュートも今日は入りませんでした。
それでも、4Qの連続得点はすごかったです。あれで一気に追いつくことができ、さらに一時逆転にも至りました。
その後はまたシュートが入らなくなってしまいましたが、終盤に後1本でもシュートが入っていれば、勝敗は逆だったかもしれません。そう考えると残念ですが。
コービー自身も、今シーズンのプレーは“良いか悪いかのどちらか”という内容のことを言っていて、実際に今日も試合の中でシューティングが良い場面、悪い場面のどちらも見られました。
試合後にこんなことを言っていました。
コービーが終盤のシュートについて:『私はシュートを決めて、その後クソみたいなシューティングになってしまった。まるで手品のように出てきて、去っていってしまった』
— ひで@ダンク&ラキの飼い主 (@24hide200cr) 2016, 2月 9
これもコービーらしい独特の表現。 https://t.co/xjeE4VzZz9
試合後のコンディションついて『酷い状態』と言っていて、次の試合までにストレッチと治療に望むと言っていました。
今日のコービーのハイライトです。
一応ですが、コービーとジョージ2人のハイライトも貼っておきます。このハイライトの中に終盤のジョージが得点したシーンが映っていて、いかにレイカーズが良くないディフェンスをしているかもわかります。イライラしない程度に見てみるのも良いと思います(苦笑)
次の試合は多くの人が注目するであろうクリーブランド戦です。否でも応でも盛り上がると思います。
今日は以上です。
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