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#24 ロケッツ戦 【2夜連続のブローアウト負け】 [試合感想]


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ヒューストン戦の感想です。

この試合でもクラークソンは足首のねんざの影響のために欠場しました。

ただ、試合直前まで出場するかできるかどうかを迷っていたようで、次の試合からは復帰できると思います。


まずは試合内容を。


ヒバートがミドルレンジからジャンパーを決めてスタートします。

ヒューストンのドワイト・ハワードにオフェンスリバウンドを取られてシュートを決められ、

さらにレイカーズのTOからハーデンにレイアップを決められます。


ですが、コービーのパスを受けたラッセルが3ポイントを決め返します。


カペラにトランジションでアリウープダンクを決められますが、

ラッセルがジャンパーを決めると、コービーがナンスとのピック&ロールで素晴しいパスを

ナンスJrに出し、ナンスJrがダンクを決めます。

1Qのコービーはアシスト重視で、いいパスを連発します。


ここからは点の取り合いで、レイカーズはラッセルのジャンパーやヒバートのゴール下、

ナンスJrとルーのFT、コービーのアシストからヒバートのダンクなどで得点し、

対してヒューストンはハーデンの3ポイント2本やジャンパー、レイアップ、

ハワードのアリウープにローソンの3ポイントで得点します。


レイカーズはコービーが3ポイントを決めると、さらにゴール下で良いディフェンスをして、

ファストブレイクでコービーからラッセルへパスが通ってラッセルがレイアップを決めます。

コービーは早くも5つ目のアシストを記録します。


この時点で25対21とレイカーズはリードしていました。

ここで、コービーとラッセル達がベンチに下がり、セカンドユニットが試合に出てくるのですが、

ここから悪夢のような時間が始まります。


レイカーズはTOを3連続でしてしまい、そこからヒューストンに連続得点を許してしまいます。

ハーデンのレイアップとローソンのFTであっという間に同点にされると、

またレイカーズはTOが出てしまい、ソーントンにシュートを決められて逆転されると、

やっとの思いでシュートに持ち込んでもブロックされ、トランジションでジョーンズに

ダンクを決められます。さらに1Q終了間際にハーデンにレイアップを決められ、

7点ビハインドとなって1Qを終えます。


レイカーズはコービーやラッセルがベンチに下がってから、得点が1点もありませんでした。

これは昨日のサンアントニオ戦もまったく一緒で、昨日も1点も取れないという体たらくです。


2QはサクレのムービングスクリーンでのTOからの最悪のスタートとなります。

ヒューストンはカペラのFT1本と、ソーントンのジャンパーで得点します。


レイカーズはルーがFTを得て、2本とも決めて、レイカーズはやっと得点に成功します。

ですが、ソーントンに3ポイントを決められると、決められた後のレイカーズのエンドラインからの

スローインの際にランドルのケアレスミスで相手にパスをカットされてしまい、

ソーントンに連続で3ポイントを決められます。

さらに次のオフェンスでもソーントンに3ポイントを決められると、ハワードにもダンクを

決められてしまいます。


なんと、1Qの終盤から2対25というランをヒューストンに成功されてしまいます。


ヤングがジャンパーを決めますが、ハワードにダンクを決められ、ファウルもしてしまい、

3ポイントプレーを成功されます。


レイカーズはオフェンスのリズムも悪く、24秒バイオレーションをしてしまったり、TOで得点ができません。

ヒューストンのモティユナスにフックシュートを決められてしまい、

なんと2Qがまだ7分も残っているのに、29対51と大量のリードを許してしまいます。


ですが、そんな壊れかけた試合を立て直したのはやはりコービーでした。


コービーは3ポイントを打ち、外してしまいますが、リバウンドを取ったハワードのアウトレットパスをスティールし、躊躇いもなく再び3ポイントを打って、これを決めます。

さらにコービーは続けてジャンパーを決めると、ナンスJrもジャンパーを決めます。


そしてさらにコービーはトランジションで3ポイントを決めます。

ヒューストンのオフェンスを抑え、トランジションでコービーがボールを運び、3ポイントを打ちますが、その際にハ―デンがファウルをして、コービーは3本のFTを得て、これを全部決めます。

これで42対51と、まだまだ勝負は分からない状況になりました。


ハワードにオフェンスリバウンドからティップインを決められますが、レイカーズはヒバートが

ショットクロックギリギリで1オン1から、まるでダラスのノビツキーのようなワンフットフェイダウェイを打ち、これを決めます。これには驚きでした。


ハーデンにレイアップを決められると、レイカーズはラッセル→コービー→ヒバートと、

素晴しいボールムーブが出ますが、ヒバートのシュートはブロックされてしまい、

ファストブレイクでジョーンズにダンクを許してしまいます。


ヒバートがオフェンスリバウンドをティップインで押しこみますが、ハワードに連続で得点を許し、

63対47の16点ビハインドで前半を終えます。


3Qが始まると、ヒューストンのカペラのティップインと、ハワードにFT1本を決められますが、

ルーがFTを得て2本とも決めます。


ハーデンにFTと、ビバリーにオフェンスリバウンドからシュートを決められますが、

レイカーズはコービーのジャンパー、ラッセルの3ポイント、さらにルーのトランジションでの

レイアップと、連続得点に成功します。


アリーザに3ポイントを決まられても、ルーが3ポイントを決め返します。

ここからはお互いが交互に得点します。

レイカーズはコービーのフェイダウェイ、コービーからナンスJrにいいパスが通って

ナンスのゴール下、コービーの3ポイント、さらにコービーのジャンパーで得点すると、

ヒューストンはハーデンのFT、ブリュワーとジョーンズの3ポイント、ハーデンの3ポイントプレーで得点します。


ここからはレイカーズの流れになり、ルーがFTを2本中1本決めると、

コービーのスティールからファストブレイクでコービー→ウェルタス→ランドルとパスが通り

ランドルがダンクでフィニッシュします。

さらにトランジションで前を走っていたサクレがボールを受け、スピンターンで相手をかわして

レイアップを決めるという、見たことがないようなプレーを見せ、14点差とします。


その後も、レイカーズはコービーがドライブして、3ポイントラインの外でどフリーになっている

ウェルタスに素晴しいパスを出し、ワイドオープンでウェルタスが3ポイントを打ちますが、

これはリングの手前に跳ね返り、スコアできないうえ、逆にヒューストンのブリュワーに

3ポイントを決められます。


コービーがジャンパー、サクレがFTを2本とも決めますが、3Q終了直前にジョーンズにレイアップを決められ、15点ビハインドで3Qを終えます。


4Qはレイカーズはヤング、ヒューストンはソーントンがジャンパーをお互い決めますが、

ヤングは直後に3ポイントも決めます。


カペラに連続でダンクを決められてしまいますが、サクレのジャンパーと再びヤングの3ポイントで得点します。

ですが、ソーントンに3ポイントを決め返されます。


ランドルとモティユナスがお互いバスケットを交換すると、またもヤングが3ポイントを決めます。

この時点で残り7分で、11点ビハインドと、まだ状況は分からないところまでレイカーズは追い上げます。


ですが、ここからまたレイカーズは苦しみます。

ヒューストンのモティユナスに器用なフックシュートを決められると、アリーザにもFT2本決められます。

ルーがジャンパーを決めますが、ここからモティユナス、ハーデン、ビバリーと連続で3ポイントを許し、あっという間に22点差と差を広げられてしまいます。


残り3分を切ったところでもうこの試合は諦め、メンバーも変わり、ガーベッジタイムとなりました。



この試合の敗因はTOと、ディフェンスと、ベンチメンバーです。

今日のボックススコアへのリンクを張っておくので、目を通してみてください。

特に注目してほしいのは、+/-の部分です。

【レイカーズ対ロケッツ ボックススコア】

+/-の数字がすべてというわけではないのですが、1つの指標として見てみます。

コービーとヒバートとナンスJr以外はみんなマイナスです。

しかも、ランドル、サクレ、ヤングの3人に至っては、ビックリするようなマイナスの数字です。


スタートのコービー、ヒバート、ナンスはプラスで、そのほかのメンバーがマイナスという具合です。

同じスタートのラッセルとルーはベンチメンバーと一緒にプレーしている時間が長いので、

その影響でマイナスになっています。


ここから分かることは、いかにベンチメンバーが悪いプレーをしているかということです。


正直、こんな+/-の数字なんか見なくてもいかにベンチが悪いかなんて試合を見ていれば

痛いほど分かります。


ベンチはオフェンスもディフェンスも良くないです。オフェンスでは意図がまったく感じられないし、

ボールも止まりがちです。


例えばですが、ランドルがボールを持ったとき、周りのプレーヤー達はどうしたらいいのか悩んでいる様子が見られます。

とりあえずスペースを空けてランドルに1オン1をさせようとするのは良いとは思いますが、

そのプレーばかりが多すぎる印象を受けます。なので、プレーが単発です。


また、今日はTOもかなりネックとなっていて、そこからかなりファストブレイクで得点を取られました。

ルーとラッセルが4つずつ、ランドルが3つ、ウェルタスに至っては出場時間が多くないにも関わらずに6つもあります。これは痛いです。


これはセカンドユニットのオフェンスが良くないことにも関係していますが、

ウェルタスはドライブしようとしますが、

ウェルタス自身はフィニッシュまで持っていける能力もなく、絶対的にパスをしようとします。

それが相手にも分かっているので、ウェルタスがドリブルで持ち込もうとしたところで、

誰もヘルプに来ないので、フリーになっている選手がいないです。相手ディフェンスはみんなそれぞれのマークマンについているので、パスをカットされます。


ウェルタス自身が悪い部分が8割くらいですが、他の選手も合わせてボールをもらうような動きが

できていないとい言う面もあります。

ですが、ウェルタスは最近になってようやく試合に出るようになったばかりだし、

ケミストリーがまだできていないという面があるので、少し同情の余地はありかなと思います。


あとはディフェンスですが、ディフェンスが悪いのは今に始まったことではないので・・・


よく相手のランを許し、やられているときにベンチのバイロンの様子がカメラに映るのですが、

いつ見ても、眉間にしわを寄せながら、ただ座っているだけです。

そういう時こそ、立ちあがって選手に指示を出したりするべきなんじゃないかと思うのですが、

どうなっているのでしょう?



続いては選手個人に行きます。


・コービー

コービー個人のプレーだけを見ると、ほぼ満点のプレーだったと言っていいのではないでしょうか。

FGは9/16と今シーズンベストのパフォーマンス、加えて7リバウンド、6アシストです。

この数字でも3Qまでしか出場していないです。


シュートだけでなく、周りを良く見ているのでアシストも素晴しいです。

得点にならなくても、コービーのいいパスがかなり多く見られるようになってきました。

最近レイカーズはコービーの出ている時間帯のオフェンスが良いですが、間違いなくコービーの

調子が上がってきたからだと思います。


昨日も試合があったので、バックトゥバックの2戦目でこのパフォーマンスです。

さらに、この試合はロード8連戦の最後の試合、ロード8連戦の中にバックトゥバックが3回もありました。

もっと言うと、今週7日間の間に5試合という超ハードスケジュールでした。


NBA20年目、37歳の選手が超ハードスケジュールのロード8連戦にすべて出場し、乗り切り、

さらに後半になればなるほど調子を上げてきて、今日はこのパフォーマンスです。

本当に人間でしょうか?素晴しいの一言です。


試合後のインタビューで『やっと脚が戻ってきたと感じている』と言っていました。

ぜひともこのコンディション、この調子をキープしていってほしいと思います。


今日のコービーのハイライトです。




・ナンスJr

コービーとのピック&ロールから2回ほどゴール下でシュートを決めるシーンが見られました。

コービーがディフェンスを引き付けられることに加え、ナンスJrが基本通り、しっかりとボールをもらうように動いているからこそ成功します。

ナンスの基本通りにプレーするところが私は気に入っています。ディフェンスでも良く動いていて、頑張っています。


ナンスJrに関連する記事を別記事で昨日書いたので、まだお読みになられていない方は

ぜひとも読んでみてください。下のリンクから記事に飛べます。

【コービーの存在は若手の成長の邪魔か?ナンスJrの見解】


ロード8連戦は1勝7敗でした。ワシントンに勝ったのは良かったと思いますが、

せめてフィラデルフィアにも勝ってほしかったのが本音です。ちなみに、フィラデルフィアは

未だに1勝しかしていません。ですが、フィラデルフィアについている“1勝”という数字を見るたびに

『これ、レイカーズ相手に勝ったんだよね・・・』と思ってしまい、気が滅入ります。

終わったことばかり気にしてもしょうがないですが。


次の試合はミルウォーキーですが、そのミルウォーキーは今日、今季負けなしだったゴールデンステイトに初めて黒星をつけたそうです。勢いに乗っていそうなので、気をつけたいです。


今日は以上です。

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コメント 2

Fish24

こんばんは、いつもありがとうございます。
悪夢と聞いたので帰ってから1Qしか見てません。。笑

大体察しはつくのでいいですが、序盤のオフェンスが素晴らしいですね。
コービーのアシストがよく目立ちましたが、全員がスクリーンを積極的にかけに行ってましたね。特にスクリーンの奥にもスクリーンがあったので、パスが通しやすく、フリーになりやすかったように感じます。コービーは視野が広く、逆サイドや横方向へのパスを効果的に使えているので、周りが活きます。

コービーが脚が動くようになったというのはうれしいことです。
去年や一昨年あまり映像でみてないので分からないのですが、腱を切るまではジャンパー後の着地の脚が大開になっていることがなかったので、違和感をずっと感じてました。
最初のスリーはどちらかというと重心が下がっている印象を受けましたが、その後のジャンパーなんかは膝下からの力を使っているように見えました。着地時もよく見る奇麗な着地でしたので、コービーだ!と感じることが出来ました。
しっかり脚が動いているので、踏み込みやすく、重心もぶれないのでシュートタッチが良くなるのでしょうね。
今日も数本のスリー以外は、フリーではないショットばかりでしたが、バスバス決めていたので流石です。昔ならダブルチームが普通でしたから決まってもおかしくないのですが。
あまり終盤で起用しない、というよりは4Qに出なくなったことでミニッツが少し減ったので疲労が減っているのもありそうです。

ここ4~5試合、コービーは本当に素晴らしい動きをみせてますよね。最初の状態がずっと続いてしまうのかと、少しひやひやしていましたが、この状態ならチームにとってプラスしかないでしょう。
もっともヒデさんがいうように、悪夢となっているのは、コービーしかゲームメイクが出来ない証拠でもあるので、やはりオフェンスシステムがないのは結構な問題です。
今年いっぱいは多分こうなりそうなので、コービーのゲームメイクとプレー姿をしっかり焼き付けておきたいですね。
by Fish24 (2015-12-14 01:24) 

ひで@ダンク&ラキの飼い主

Fish24さん、いつもコメントありがとうございます。

私もコービーが3ポイントの打った後に足をかなり開いて着地しているのは気になっていました。これはシュートの打ち方を今シーズンから少し変えた部分があるからだと思います。
以前までのコービーは3ポイントも2ポイントのジャンパーと同じようにかなり高くジャンプしてシュートを打っていましたが、今年はあまりジャンプせず、腕主体で3ポイントを打っていると思います。おそらくですが、脚がない時でもシュートが入るように手で調整した結果だと思います。特にシーズン序盤はこの打ち方が多かったです。
ですが、ここ5試合ほどは以前に近い打ち方で3ポイントを打っているように見えます。仰る通り、脚が戻ってきているので、しっかりとシュートが打てているのだと思います。だからシュートが入りますよね。

コービーのゲームメイクは今現在でいえばチームで1番です。けど、コービーがやりすぎたら、ラッセルが育たないから、コービーはゲームメイクはせずにラッセルに譲っていましたよね。ラッセルがベンチになったり、コービーと一緒にプレーする時間が減ったので、徐々にコービーがゲームメイクする時間が増えてきました。コービーが出ている時間のオフェンスは良いですよね。
by ひで@ダンク&ラキの飼い主 (2015-12-17 22:34) 

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