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16試合目 インディアナ戦 試合内容&感想 [試合感想]

インディアナ戦の感想です。

正直、この試合の前半は心ここにあらずでした(笑)

理由は皆さん分かると思いますし、今日はそんな人が多かったのではないでしょうか?


まずは試合内容から。


レイカーズは最低のスタートを切ります。

まず、シュートを打てども打てども入りません。

インディアナもスロースタートでシュートに苦しんでいたのですが、エリスのレイアップや、

ジョージの3ポイントなどで得点します。


レイカーズはFGが全く入らず、ランドルやクラークソンのFTでしか得点できません。

その間にインディアナは徐々に調子を上げ、エリスとジョージ・ヒルの3ポイントや

マイルズのレイアップで得点します。


レイカーズはコービーのパスを受けたクラークソンが3ポイントを決め、やっとこの試合初めてFGを決めます。

ヒバートのFTをはさんで、コービーがポストから上手いフットワークで相手をかわし、レイアップを決めます。


それで波に乗れるかと思ったのですが、それ以降、レイカーズはシュートが入らず、全く得点できません。

その間にインディアナはエリスがジャンパー、スタッキーのジャンパー、ジョージの3ポイントなどで

どんどんレイカーズを突き放します。


なんと、レイカーズが1Qに決めたFGは上記したクラークソンの3ポイントと、コービーのレイアップだけでした。

FGはなんと2/20の10%です。この数字には眩暈がします。

いきなり大量ビハインドで2Qに入ります。


2Qのはじめも、ナンスJrがスティールしてノーマークでダンクにいこうとするのですが、

ボールが手からすっぽ抜け、得点できないという1Qを引きずったかのようなプレーから始ります。


その間にインディアナのラボイ・アレンがオフェンスリバウンドからシュートを決めたり、

昨季までレイカーズにいたジョーダン・ヒルにオフェンスリバウンドをティップインされるなど、

インディアナに簡単に得点されます。


ですが、ラッセルがベースライン沿いをドライブして、カットしてきたナンスJrにパスを出して

ナンスJrが落ち着いてレイアップを決めると、バスがオフェンスリバウンドを取ってダンクを決めます。

さらにバスはジャンパーも決めると、ラッセルもジャンパーで続きます。

さらにコービーもFTを落ち着いて2本とも決めます。


インディアナもその間にラボイ・アレンのレイアップや、バディンガーやスタッキーのジャンパーで得点し、なかなか差が縮まりません。


ですが、ここからレイカーズはディフェンスを頑張り、インディアナの得点を抑えます。

クラークソンがFT2本、さらにジャンパーを決めると、ラッセルが自分の外したシュートをティップして押しこみます。

さらにラッセルのいいパスを受けたクラークソンがコーナーから3ポイントを決め、

いい形のオフェンスが出るとコービーもジャンパーを決めます。

エリスにジャンパーを決められますが、レイカーズはコービーが外したシュートをヒバートが直接

ダンクで豪快に押しこみます。


いい形でQを終えたかったのですが、ラッセルがトロトロとボールを運んでいて、フロントコートにボールを運ぶまでに8秒以上かかってしまいバイオレーションにする珍しい(ありえない)ミスでTOをしてしまうと、

Qの最後のオフェンスでインディアナのジョージにゴール下でシュートを入れられるという

残念な終わり方になってしまいます。

レイカーズの前半のFG%は22%でした。


3Qに入ると、すぐにインディアナのマヒンミにダンクを決められますが、

レイカーズはランドルが連続でシュートを決めます。余談ですが、ランドルは今日21歳の誕生日だったようです。


さらに速攻でコービーからヒバートに矢のようなパスが通り、ヒバートがダンクを決めます。


ですが、インディアナがシュートが当たり始めます。

マイルズの3ポイント、ポール・ジョージのシュートをはさみ、再びマイルズの3ポイント、

さらにポール・ジョージの3ポイントと、差が広がります。

レイカーズはクラークソンやラッセルのジャンパーで返しますが、何しろ3ポイントと2ポイントの入れ合いなので差が広がる一方です。

エリスのFTをはさんで、ランドルのケアレスミスからボールをスティールされ、ノーマークで

ポール・ジョージに3ポイントを入れられ、3Q残り6分を残して21点差となってしまいます。

正直、今日ももう試合の行方は決定づいたかと思いました。


ところが、ここから状況は好転します。


ヤングが当たり始め、ヤングはここから3ポイントを3本連続で決めます。

クラークソンもジャンパーを決めますが、ポールジョージにジャンパーを決められると、

今度はヤングがまた3ポイントを決めます。

ですが逆にポール・ジョージに3ポイントを入れられます。


少し点差を詰め、15点ビハインドで4Qを迎えます。


4Qに入ってもヤングは好調で、ジャンパーを決め、ラッセルもレイアップで続きます。


インディアナもアレンのシュートやジョーダン・ヒルのダンクで得点しますが、

ヤングがまたジャンパーを決めます。そしてコービーがFT2本中1本決めると、

ヤングがまた3ポイントを決めます。これで11点差とすると、

バスがジャンパー、クラークソンのフローター、そしてランドルのリバウンドを取ってからの

コースト・トゥ・コーストでのダンクで、一気に6点差にします。

その間はディフェンスでよく頑張っていて、相手に良いシュートを打たせていませんでした。


レイカーズは勢いが止まらず、バスがダンクを決めると、ここでレイカーズはインディアナのオフェンスになったら

すぐにマヒンミにファウルをしてFTを打たせるという、いわゆるハッカ・マヒンミ作戦を取ります。

これが1回目は功を奏し、マヒンミは2本ともFTを外します。

そのすぐ後のレイカーズのオフェンスでクラークソンがジャンパーを決め、4点差とし、

またすぐにマヒンミにファウルをします。

しかし、今度はFTを2本とも入れられてしまいます。


レイカーズは次のオフェンスではランドルがオフェンスリバウンドを力強くもぎ取り、シュートを決めます。

そしてまたマヒンミにファウルをしますが、今度も2本ともFTを決められます。

マヒンミに対しては3回ハッカしますが、4/6でした。ですが、他の選手に3ポイントを入れられるよりはマシですし、差を詰めることができたので作戦は成功と言っていいでしょう。

マヒンミはこの後にベンチに下がったので、ハッカ作戦はこれで終わりでした。


エリスにレイアップを決められ、ジョージにもFTを1本入れられますが、メタがゴール下までドライブしてレイアップを決めます。

対してポール・ジョージがジャンパーを決めますが、レイカーズはコービーが3ポイントを決め、

6点差とします。


インディアナはポール・ジョージがFTを2本決めますが、レイカーズは大当たりヤングが

3ポイントを決めて5点差とします。

そして、レイカーズはポール・ジョージに良いディフェンスをしてTOを誘います。


レイカーズは次のオフェンスでコービーが3人引きつけてポストのランドルにパスを出し、

ランドルが3ポイントラインの外でノーマークになって待っているメタにパスを出して、

メタが3ポイントを決めます。これで残り23秒、2点差とします。


時間がないのでファウルゲームをするしかなく、ポール・ジョージにファウルをしますが、

ジョージはFTを外しません。4点差とされます。


タイムアウト後のレイカーズのオフェンスで、コービーがボールを持ち、ゴール下にカットしていった

クラークソンにいいパスを出してクラークソンがフローターを決めます。残り14秒です。


レイカーズはジョージにまたファウルをしますが、ジョージはFTを2本とも決めます。


タイムアウト後のオフェンスで、レイカーズはコービーがボールをもらって、振り向きざまに

遠い位置から3ポイントを打ち、これが入って1点差とします。

ここはすごい盛り上がりでした。


すぐにジョージにファウルをしますが、FTを2本とも決められ、3点差となります。

タイムアウト後に、コービーがボールをもらい、3ポイントを打ちますが、

これは無情にもエアボールとなってしまいます。

私は立って見ていたのですが、外れた瞬間、膝から崩れ落ちました。


ジョージにFTを2本中1本決められ4点差とされると、レイカーズは得点できず、時間もなくなって

惜しい試合を落としました。



今日の試合は惜しかったです。というよりも、よく20点以上のビハインドから試合を立て直しました。

前半など、早い段階のビハインドでなく、3Qの中盤の時点からなので、底力を感じました。


前半、特に1Qと後半のオフェンスは全然違いました。

まず、1Qは最低でした。

シュートは単発に打っているのものばかり、コービーにボールを渡した後は突っ立って見ているだけです。

こんな最低なオフェンスはないです。ボールムーブなし、選手の動きなしでどうしろと?という感じでした。


前半はコービーに頼りすぎです。そもそも、

『身体が別れを告げるときが来たと悟っている』と声明を出したコービーにどこまで頼りたいのでしょうか?

ショットクロック残り3秒でコービーにボールを渡すなんて、恥ずべきことです。

レイカーズの選手はコービーのプレーを見に来ている“観客”ではないです。

コービーにボールを渡すのは良いですが、そのあと、しっかりと動かないといけません。基本中の基本です。


後半は、コービーに頼りすぎないことでオフェンスが良くなりました。

それぞれの選手がボールを持ったときにコービーを探すのではなく、自分でどうにかしようという

意思を感じましたし、プレーができました。それが良かったです。

前半のコービーのシュートアテンプトは15本ですが、後半は5本だけです。

コービーに頼らず、自分でシュートを打つようになったことでコービーの負担が減りました。


ディフェンスについてですが、前半はなにか地に足がついていないような感じでしたが、

後半は頑張りました。


リバウンドでも今日は相手を上回りました。インディアナはジョージをPFとして起用するという

スモールラインナップなので、そこに付け込み、レイカーズのオフェンスリバウンドの数も多かったです。

ナンスJrやバスなどのベンチプレーヤーも積極的にリバウンドに絡もうとしていました。



続いては個人を。今日はこの試合のキーになった2人を先に。


・ヤング

間違いなく、ボロ負けになりかけたゲームを立て直すきっかけになったがヤングです。

ヤングが当たっていなかったら、今日は全然ダメだったと思います。


やはり、当たり始めたら止まらない爆発力があります。

レイカーズはオフェンスシステムがないので、そんな中でヤングの1オン1能力、爆発力というのは

期待できますし、もう少し毎試合ヤングにボールを渡す機会を増やして、シュートを打たせるべきだと思います。

今日の試合ではルーがいなかったので、ルーがいない分ヤングが頑張った、というのもあると思いますが。

ルーがいても、ヤングが毎試合10~13本ほどは打っても良いのではないでしょうか。

シュートを良く打つ日と、打たない日の波が結構あるので。

まぁ、シュートを打つべき人にしっかり打たせるシステムがなく、自由にプレーするシステムしかないので、シュート本数に波がどうしても出てしまうのですが。

それは選手の問題でなく、オフェンスシステムの原因です。


・メタ

ディフェンスを立て直した&ディフェンスにエネルギーを持ちこんだ今日のキープレーヤーのひとりです。

ジョージに対してなど、マークマンにプレッシャーをかけ続けました。これは素晴らしかったです。

ファウルになってしまう時もありますが、相手に密着し、抜け目なく手が出ます。

メタのプレッシャーのおかげでインディアナはいくつもミスがありました。


それに、上記した4Q終盤の3ポイントを決めてくれたのもよかったです。

正直、オフェンスでは特に期待はしていなくて、『打たないで!』と思ってしまう場面もありますが、

こういうところがあるからメタは憎めないです。



ヤングとメタ、2人のベテランが壊れかけた試合を立て直しました。

こういうのは若手だけではなかなか難しい面もあります。20点も差がついてしまうと、

集中力も書いてしまいますし、若さからイライラしてしまうこともあるので。

こういうとき、ベテランは頼りになります。


今日のように、若手の活きの良さ、ベテランの落ち着きが上手くミックスされると、

20点差が開いていても試合をひっくり返せるような可能性が出てきます。



そして、このことにも絶対に触れておかなければなりません。


・コービー

試合の約2時間ほど前に、『THE PLAYER TRIBUNE』というサイト上で今シーズン限りでの引退を表明しました。

今まで引退をにおわせてはいましたが、本人から公式に発表されるのはこれが初めてです。


引退することに対して驚きはあまりありませんが、このタイミングでの発表は驚きました。

てっきりシーズン終了後になると思っていたので。

なので、私は朝からてんやわんやでした。別に私があわただしくなる必要はないのですが情報収集が大変で(苦笑)

気持ちの整理が本当に大変で、試合の最初の方は内容が頭になかなか入ってこなくて苦労しました。


やはりコービーが『身体が別れを告げるときが来たと悟っている』と言っているところを考えると、

身体は消耗品なんだなと思います。

そもそも、ガードという運動量が激しいポジションで20年間もプレーできる人はほとんどいないです。

まして、コービーのように若い時に身体能力が非常に高く、アスレチックな選手だと、

身体への負担も大きく、ボロボロになってしまうのもしょうがないかもしれません。


コービーが引退を表明したことで、コービーに関して何か記事にしようかと思ったのですが、

ネットのスポーツニュースでコービーの引退表明の記事はたくさん上がっているし、

コービーの引退表明の文章は他に和訳されていらっしゃる方がおられるし、何を書いたらいいものか。


私が今までコービーを見てきての感想を書いたところで、私の感想なんて皆さん興味ないだろうし(笑)


なので、今はコービーに関しての記事は書かないでおきます。

シーズン終了後になったら書こうかなと考えています。

それまでは普段通り、試合の内容&感想を書いていきます。たまに出る情報は織り交ぜますが。


ちなみに、この試合後にコービーの記者会見があったのですが、その内容は断片的に取り上げて

ツイートしているので、後でブログの記事に張り付けてまとめるかもしれないです。


そして今日のコービーのプレー内容ですが、バックトゥバックの影響もあり、なかなかシュートが

入りません。これは前半のチームオフェンスがゴミみたいだったことも影響ありますが。


後半だけを見るとシュートは2/5と悪くないです。それに、終盤のコービーの3ポイントは

試合全体で最も盛り上がった瞬間でした。あれだけでも見る価値が満載です。



今回については以上ですが、次の試合はフィラデルフィア戦です。

フィラデルフィアは未だ今シーズン勝ちがないです。

ですが、少しでも油断したら間違いなく負けると思います。フィラデルフィアも、

レイカーズには本気で勝ちにくるはずです。


次の試合のポイントは①絶対に勝ちにいくこと②コービーの最後の故郷でのゲーム

という2点です。①はスリリングでハラハラするし、②はどんなふうにコービーを迎えてくれるのかという期待があるので対照的な2つの気分が入り混じっています(笑)


②は黙っていても温かく迎えてくれると思うので、①は絶対に勝って達成してほしいです。

今回は以上です。


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たかぴー

コービーのことは分かってはいましたが正式に発表されるとやはりショックですね。ランドルの誕生日に発表した事に何か意味があるのかなと思ってしまいます。さらにジョーダンがNBAに復帰した試合の相手がペイサーズだったみたいですし。(関係無いかもしれませんが)何にせよコービーのためにも少しでも良い形でシーズンを終えられる事を願ってます。
by たかぴー (2015-11-30 21:57) 

ひで@ダンク&ラキの飼い主

たかぴーさん、コメントありがとうございます。

私が思うに、この時期に引退を発表したのは、ロード8連戦の前だからだと思います。ロード8連戦のうち、最初の5試合はすべてイーストのチームのロード戦、つまりはコービーを見る最後のチャンスとなるところばかりです。敵地のファンに『これが最後だから、楽しんで』という意味もあるのではないでしょうか。
by ひで@ダンク&ラキの飼い主 (2015-12-01 23:07) 

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