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#6 レイカーズ vs ニックス 試合内容&感想 [試合感想]

ニューヨーク戦の感想です。

まずは試合内容から。


レイカーズはこの試合もスタートに苦しみ、

ヒバートのゴール下で、ようやく得点しますが、

2対10と走られます。


その後、ラッセルがファウルをもらいつつフローターを決め、
(FTは決めれず)

ランドルがジャンパーを決めます。


するとカーメロにマッチアップしているコービーがカーメロからスティールすると、

速攻でクラークソンがレイアップを決め、徐々に追いつきます。


その後、クラークソンがジャンパーを決めると、

コービーがロングのジャンパー、スクリーンを利用してのジャンパー、

さらに3ポイントと、3連続でシュートを決めます。


ディフェンスではレイカーズはいつもの課題である、オフェンスリバウンドを

この試合でも多く取られてしまっていました。

1Qは同点で終えます。


2Qの開始は、前の試合と同じく、コービー+セカンドユニットというメンバーでスタートします。


まず、ルーがゴール下のブラックに良いパスを通し、ブラックがスコアすると、

コービーがスピンターンからこれまたブラックに素晴らしいパスを通し、

ブラックがダンクでフィニッシュします。

さらにコービーは3ポイントも決めます。


その後、ルーのスティールからナンスへのアリウープパスが通り、

ダンクでフィニッシュします。

このあたりのオフェンスの流れはすごく良かったです。


ですが、レイカーズがスコアするとニューヨークもスコアするといった感じで、

なかなか点差が開きません。


その後、ヤングが3ポイントとジャンパーを連続で決めたり、

メタがカーメロに良いディフェンスをします。

それに、メタは意外にも3ポイントを決め、観客を沸かせます。


残り1分55秒で44対45と1点ビハインドだったのですが、

ここからラッセルがジャンパーを決め、さらにクラークソンが

3ポイントを決め、ニューヨークに得点は許さず、良い2Qの終わり方を迎えます。



3Qの出だしは、元レイカーのサーシャに3ポイントを決められますが、

レイカーズはミッドポストのランドルからヒバートにパスが通り、ダンクを決めると、

ラッセルとランドルのP&Pからランドルがジャンパーを決め、

さらにファストブレイクでラッセルからランドルに素晴らしいパスが通り、

ランドルがダンクでフィニッシュし、8点差をつけます。


ですが、その後カーメロのジャンパー2本、ロペスのFT、

カルデロンのジャンパーであっさりと同点に追い付かれてしまいます。

相手を突き放したいときに突き放せないのが今季のレイカーズです。


すると、コーナーからコービーが3ポイントを打とうとし、ディフェンスについていた

ポルジンギスがコービーとわずかに接触し、ファウルの笛が鳴ります。


このコールに腹を立てたニューヨークのヘッドコーチで、元レイカーの

フィッシャーがテクニカルファウル2つを受け、退場となります。


コービーはこれで合計5本のFTを打ち、3本決めます。


その後はやはりつかず離れずでゲームが進みます。


4Qが開始すると、

2Qのはじめと同様、ルーからブラックへパスが通り、ブラックがスコアすると

コービーがジャンパーを決めます。

さらにブラックがジャンパーを決めると、

コービーが連続でジャンパーを決めます。


しかしカルデロンに3ポイントを決められ、78対78の同点となりますが、

ルーが3ポイント、そしてこれ又意外にメタがジャンパーを決めると、

メタは3ポイントまで決めてくれます。

この時点で残り6分、86対80でリードしていました。


しかし、ここからレイカーズオフェンスが全く機能しなくなります。


レイカーズは試合終了間際まで、全くシュートが入らず、FTでしか得点できません。


その間にカーメロの3ポイント、ジャンパー、ポルジンギスのジャンパー、

ロペスのFT、ギャロウェイの3ポイントで逆転されると、

カーメロのFT、ポルジンギスのFTで差を広げられてしまいます。

残り1分を切ってヒバートがゴール下でスコアするまで5分以上もフィールドゴールが

ありませんでした。

終了間際にヤングが3ポイントを決めますが、もう手遅れで敗戦となりました。



敗因を考えると、やはり4Q残り6分を切ってからのオフェンスだと思います。

オフェンスに流れがなく、1オン1に頼らざるを得ないオフェンスや、

外からシュートを打つだけのオフェンスになってしまいました。


前のブルックリン戦はオフェンスの流れが良くなったように感じたのですが、

結局はコービーがよくボールを持つようになったおかげでオフェンスが機能していただけで、

オフェンスシステムがなく、行き当たりばったりでプレーしていることに変わりはないのかな

という印象を受けました。


もっとオフェンスのパス回しや、打たせたい人にシュートを打たせるような組織的な

オフェンスが必要だと思います。


行き当たりばったりのオフェンスをしているだけでは、勝負どころでは点が入らないし、

【逆に点を取られてしまう→追いつかなければと焦り、無理な3ポイントなどが増える →点が入らない】

の悪循環です。これでは勝てないです。



ディフェンスについては、良くやっていた方だと思います。

前半、オフェンスリバウンドを取られていたのが目立ちましたが、

後半はそんなこともなく、逆にオフェンスリバウンドの数字は上回っています。


カーメロに対しても、マッチアップしていたコービーとメタが良いディフェンスをしていて、

タフショットを打たせていました。最終的にカーメロは24点ですが、

そんなにやられたという印象はないです。


試合全体を通して、ニューヨークはジャンパーが多く、チームとしてのFG%も

4割を切っています。


やはり今日だけを言えば、敗因はオフェンスにあったと思います。


続いては個人を。


・コービー

前半、ユニフォームの下に長袖のシャツを着てプレーしていました。

おそらく、NYは西海岸に比べて寒く、体が冷えるのを防ぐためだと思います。

後半は脱いでいましたが。


前半は良い感じでシュートを打って決めていました。

後半に入り、シュートが入らなくなりました。

ですが、後半、特に4Qはみんなシュートが入らなかったので

コービーに限った話ではないのですが。


ローテーションの関係上、2Qと4Qは頭からプレーして、

途中で1回ベンチに下がり、残り4~5分前後でまたコートに戻ってくると言う感じなのですが、

今日でいえば、4Qの開始直後にジャンパーを連続で決め、

シュートタッチが戻ってきたと思ったらベンチに下がり、

再びコートに帰ってきたときには完全にシュートタッチがなかったです。


私は別に、ミニッツばかり気にしないで、シュートタッチがつかめてきたら

そのままプレーを続けさせても良いと思います。これはバイロンの判断ですが。


ガードやフォワードなど、アウトサイドを主戦場とする選手は、

割とシュートを打ち続けないと、リズムがつかめないものです。

なので、数分プレーして、ベンチに戻り、またプレーしに出る・・というローテーションには

懐疑的です。今日みたく、リズムを失ってしまうことにも繋がります。


これはコービーだけでなく、ラッセルやクラークソンに対しても同様で、

せっかくラッセルやクラークソンがシュートを良い感じで決め出したのに、

ローテーションだからという理由でベンチに下げるのはあまりいいことではないと思います。

これは采配の問題です。



・ヒバート

今日18点取っているのですが、レギュラーシーズンに入ってからあまり打っていなかった

ミドルレンジのジャンパーをよく打っていて、入れていました。


私はヒバートはもっとミドルレンジからのジャンパーを打っていいと思います。

打てるだけのシュートレンジを持っていますし、

ハイポストのヒバートにボールを入れても、打たなければ相手ディフェンスは

離れて守っていればいいだけだから怖くないです。それにインサイドにスペースができません。


打つことで、チームとしての攻撃の幅があると言うことも示せるし、

空いたペイント内にガードの選手がカットすることもできます。

なので、ヒバートにはミドルシュートをもっと打ってもらいたいです。



・ランドル

ロペスとポルジンギスのインサイド陣相手に苦戦しました。

2人ともサイズがあるので、攻めあぐねていた感じでした。

サイズがあるインサイド陣相手にどう攻めるかが、今後のポイントになりそうです。

リバウンドは11本と頑張りました。


・メタ

ディフェンスでカーメロを苦しめたのに加え、意外とオフェンスでも貢献してくれました。

3ポイントは2/2です。オフェンスに波があるのは昔からですが、今日は良かったです。


・ルー

現在、すべての注目はコービー1人に集まっているので話題にも何もならないですが、

実はルーもコービーと同じくらい、3ポイントに至ってはコービー以下の17%台と

シュートに苦しんでいます。FTを多くもらい、それで得点するのでシュート確率の悪さが

あまり目立たないというのもありますが。


ルーもチームとしてのオフェンスシステムがない影響を受けていて、どうしても個人技に

頼らざるを得ないプレーをしているのでシュート確率が低いです。


もう少し楽にシュートが打てるようにしてあげたいのが本音です。



試合については以上ですが、この試合前に、バイロンが

『数日前に、コービーが今季限りで引退すると私に言ってきた』

記者たちに言っていたようです。


なぜバイロンが記者にわざわざそんな情報を言うのか理解できないです。


確かにコービーはブルックリン戦後に

『もし今、引退するかどうか訊かれたら、引退すると言う。でも、まだどうなるか分からないけど』

と言っていて、引退に気持ちが傾きつつあるかのようなことを示唆していましたが、

バイロンがわざわざそんなことを公に言って、騒ぎを大きくさせようとするのか

分からないです。


コービーは今季が終わってからどうするか決めると言っているので、

できればシーズンに集中させてあげたいと思うのですが・・・


バイロンは、メディアの使い方が上手くないように思います。

フィルは上手かったようですが。






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