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#5 レイカーズ vs ネッツ 試合内容&感想 [試合感想]

ブルックリン戦の感想です。

まずは試合内容から。


レイカーズはランドルがいきなりスティールして、ダンクを決めて

いいスタートを切ったかに見えますが、

オフェンスで、TOはしてしまうし、オフェンスリバウンドを取られてしまい、

スコアされるなど、スタートに苦しみます。


1Q中盤以降は、ファウルをもらい、FTで着実にスコアしていき、

その間ディフェンスで頑張り、ブルックリンにスコアをさせませんでした。


ですが、1Q終わりにジャックのジャンパーと昨シーズンレイカーズにいた

エリントンに3ポイントを決められ、9点リードされて1Qを終えます。


2Qは頭から、コービーが試合に出ていて、

まずコービーがドライブしてファウルをもらい、FTを2本決めると、

ナンスがジャンパー、さらにコービーがゴール下でスコアします。

ルーのFTをはさみ、コービーが良いスクリーンを利用しての3ポイントを決め、

3点差まで追いつきます。


その後はラッセルが連続でシュートを決め、

スピンターンをしながらゴール下へ切り込んだコービーが

ブラックへ素晴らしいパスを出し、ダンクでフィニッシュし、ついに逆転に成功します。


その後はお互いにスコアをしていきますが、

2Q終盤にコービーのパスからラッセルが3ポイントを決めると、

またラッセルが3ポイントを決めます。

そして最後はコービーのコーナーの難しい位置からのジャンパーが決まり、

5点リードで前半を終えます。


3Qはお互いつかず、離れずで進んでいきますが、ラッセルが2Qに引き続き

好調で、ジャンパーを確率良く決めていました。


3Q残り3分ほどになるとブルックリンに追い付かれ、同点となりますが、

そこからズルズルやられるのではなく、クラークソンの3ポイントプレーや、

ルーのレイアップでスコアし、79対72の7点差で3Qを終えます。


4Qが開始して、コービーのパスからナンスがジャンパーを決めると、

コービーがドライブから華麗なリバースレイアップを決めます。


その後、ヤングが3ポイントを決めると、

いったんベンチに下がったコービーと交代で出場していたメタが

ジョー・ジョンソンからスティールし、速攻でヤングが落ち着いてレイアップを決めます。

このプレーは非常に大きく、これで10点リードとなります。


その後もヤングが3ポイントを決め、リードを保ちますが、

4Qの終盤になってくると徐々に追いつかれ始めます。


TOからスコアされたり、FTを決められたりで、3点差まで追いつかれます。

直後のレイカーズのオフェンスで、レイカーズはなかなか攻めきれず、

ショットクロックギリギリでランドルがトップ位置で、3ポイントラインを

少し踏んだくらいの所からシュートを打つのですが、

ラッキーなことにバンクシュートとなって入り、5点差に戻します。


残り40秒でジャックに3ポイントを決められたかに見えますが、

ジャックも3ポイントラインを踏んでいて、2点シュートで3点差となります。


その後、レイカーズはスローインでボールを入れようとするのですが

これがなかなか入れれません。タイムアウトを取り、

もう一回スローインをしようとするのですが、

これがジャックにスティールされかけ、最後はルーのタッチでアウトオブバウンズとなり、

ブルックリンボールとなってしまいます。


そのお粗末なプレー後、ブルックリンがスローインをしようとしますが、なんとブルックリンも

なかなかボールを入れれず、5秒バイオレーションでレイカーズボールと

なります。


これでコービーがボールを持ち、ファウルで得たFTを落ち着いて2本とも決めて

5点差の安全圏にすると、直後のブルックリンのオフェンスを防ぎ、

再びコービーとヤングがFTをしっかりと決めてゲームを締め、

レイカーズの今季初勝利となりました。



勝因は完全にディフェンスです。


今日の試合は前の4試合とはちがうローテーションで、 1Q中盤でコービーが下がり、いつもはヤングが出てくるところを メタが出てきました。

さらに、ケリーを全く使わず、ナンスJrを使うという変化が見られました。

このローテーション変更には少し驚きでしたが、結果としては成功でした。


というのも、メタがチームに『ディフェンスの意思』をもたらしました。

メタはリピート時代のようにディフェンスに積極的で、

試合を通して頑張りました。


さらに、前半はヒバートがファウルトラブルで出番が限られていたのですが、

ブラックが足を動かして良いディフェンスをしていました。


チーム全体としてディフェンスで相手を抑えてやろうという意思も見られ、

相手のTOを誘うことができました。

相手のドライブにはみんなでヘルプに行き、パスコースを防ぐことで

相手のTOを招きました。


これは前の4試合とは大違いで、結果として今シーズン初めて

相手の得点を100点以下に抑えることができました。


ただし、コービーがシュートを打った後にセフティに誰も帰っておらず、 楽にレイアップを決められるという場面も見られました。


これは、味方、今日の場面でいえばコービーがどのタイミングでシュートを

打つかを他の人がまだ把握しきれていないからです。

把握しきれていないので、トランジションの切り替わりが上手くできませんでした。


これには慣れが必要で、時間が経つにつれて味方がどのタイミングでシュートを打つのかが

分かってきますし、改善できると思います。

とはいっても、大事な4Qにそれが出てしまうとまずいのですが。



今日はチームオフェンスに関しても、改善が見られました。


コービーが前よりも多くボールをもつようになり、

ボールをさばいてパスをもらった人がシュートを打つという良い形が増えましたし、

ランドルやヒバートというインサイドの選手がミッドポスト付近でボールをもったときに

コービーやラッセルがカットしてシュートを決めたりと、

スペースの使い方が良くなり、オフェンスに動き、流れが出てきました。

この進歩にはかなり満足しています。

単にガードの選手がボールを回しているだけというオフェンスではなかったです。


また、セカンドユニットのオフェンスについても、3ポイントの打ちすぎだったものが

なくなりました。

これは今日のローテーションでは、セカンドユニット+コービーというメンバーで

試合に出ているため、コービーというオフェンスの核があるので、

意図のあるオフェンスができたからだと思います。

そのおかげで、この試合では得点が止まってしまう、という時間帯がほとんどなかったです。


今日はケリーが試合に出ていませんが、ケリーを出してしまうとどうしても

オフェンスがストレッチの形になり、アウトサイド主体になってしまいます。

今日はそれがなかったのも良かったです。


続いて、気になった選手について。


・コービー

前の4試合とはプレーが違いました。

コービーがミッドポストで早い段階からボールをもらい、

そこからシュートを打ったり、ドライブしたり、パスを出してオフェンスを展開させるなど、

プレーが良くなったと思います。


それに1番の懸念だった、3ポイントの外で待っているだけということがなくなったので、

3ポイントもあまり打たなくて済みました。


このように、ミッドポスト付近を主戦場として、3ポイントは伝家の宝刀程度に

利用するのが1番良いと思います。


シュートは試合全体を通して見ると5/16ですが、1Qが0/6と悪かった以降は

5割と、リズムを取り戻しました。


試合前にインタビューで、『脚のケガがだいぶ良くなってきて、したい練習が やっと最近できるようになってきた』と言っていました。

それに、レイカーズの若い選手のフィルムを見て、動きの確認をしたそうです。


フィルムを見ることで、その中でコービー自身がどのようにプレーしていったらいいのかということが

分かり、その結果が今日のようなオフェンスの改善につながったのではないでしょうか。



それにしても、今日はアウェイなのにコービーへの声援がすごかったし、

コービーチャントまで起きていました。

良く考えれば、イーストのチーム相手のアウェイでの試合は1年で1試合しかないから、

コービーが今季で引退するならコービーを見れる最後の試合となるかもしれないんですよね。


そう考えれば、今後も他アリーナでコービーに大歓声が起こる可能性は大です。

ホームのチームはやりにくいかもしれませんが、付き合ってもらいましょう(笑)


・メタ

今日の勝利を呼び込んだ人、と言ってもいいのではないでしょうか。

ディフェンスのエナジーをチームにもたらしました。


ジョー・ジョンソンからスティールもあり、ジャレッド・ジャックの

3ポイントをブロックするなど、いいプレーでした。

ジャックのブロックに関しては、ジャックがシュートを打つ前に

メタの手がジャックのシュートリリースの位置に先に出ていて、

ボールをはじくという、“メタらしい”ブロックでした。

(説明が分かりづらいかもしれないのでぜひハイライトでも見てください)


メタのようなベテランロールプレーヤーができることは限られていて、

時に役に立たないこともあれば、時には今日のように全然期待していなくても、

求められている以上のものをチームにもたらしてくれることがあります。


そういう意味で考えると、メタのようなベテランがチームにいるというのは

心強いのではないでしょうか。


・ラッセル

1Qは存在感がなく、今日も少しプレーに悩むかなと思ったのですが、2Q以降シュートが

好調でした。

思いきって3ポイントを打つところも良いです。

ですが、今日はアシストがないです。


私は、ラッセルにはピック&ロールを多用してほしいと思います。

特にランドルとしてほしいです。


スクリーンをかけに行って、自分が空けばシュートを打てばいいし、

ラッセルは判断がいいので、スクリナーに良いパスも出せることもあるだろうし、

オフェンスの幅が広がります。


その相手がランドルだったら、ゴール下でフィニッシュもできるだろうし、

逆にピック&ポップで3ポイントラインよりもちょっと前のあたりでランドルに

ボールを渡し、ランドルが空いたスペースを利用して1オン1をする、というのも

1つの手です。


今現在、ラッセルに良くスクリーンをかけに行っているのはコービーなんですよね。

それはそれで機能しているけど、“将来”のことを考えて、ラッセル&ランドルの

コンビでピック&ロールを多くして、オフェンスをするのも良いと思います。



ようやく勝てたので、これで一安心することができました。

ディフェンスにもオフェンスにも改善したところが見られたのは良かったです。

これで次のニックス戦までは落ち着けます。


今回は以上です。


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